「市街地走行やツーリングなどの常用域で扱いやすい」、「快適で味わい深く燃費性能に優れたミドルクラス」、「求めやすい価格で提供」という3つのコンセプトを複合した「ニューミッドコンセプト」の下、2011年に欧州で発表されたのが「NC700X」を始めとするNCシリーズです。
エンジンやフレームなど、多くの基本構造部分を共用化することにより、開発コストを抑えつつ専用パーツで差別化するというこの手法は、自動車の分野ではありましたがバイクの分野ではこれまでになかった発想でした。
リーズナブルな価格設定、扱いやすくゆとりのある大排気量車らしいパワー感、現代的なデザインを与えられて2012年にデビューしたこのNC700Xは、燃費世界一を目指したホンダの新しい形のバイクとも言える存在です。
今回は、ニューミッドコンセプトシリーズのトップバッター「ホンダ NC700X 2012年式」についてご紹介させて頂きたいと思います。
シート高830mmと高めの数値が気になるNC700Xですが、前後2分割タイプシートのすわり心地は非常に柔軟性があり、様々なロケーションに対応できる万能感があります。
足長でアップライトなスタイルではあるものの、シートの沈み具合と低重心が効いており、跨ってみると小柄な女性でも片足であれば不安なく接地させることができます。
全長2,210mm×全幅830mm×全高1,285mmと大型車らしい体格の持ち主ですが、タンク部はダミータイプでラゲッジスペース化しており、実際の燃料タンクは車体の中心下部にあり、装備重量の重さを感じさせないのが特徴。
この点では兄弟車であるNC700Sよりも足つき・バランス性は高く、大型二輪免許取立ての女性や小柄なライダーであれば、間違いなくこちらの方が乗りやすいマシンと言えます。
車体の大きさで押し引き感覚に不安を感じさせる面があるNC700Xは、ハンドルに手をかけるとその軽さに驚かされるマシンです。
近年のホンダ車全てに言えることですが、このNCシリーズは特にハンドリングの素直さ・軽さが強調されており、乾燥重量214kgという重さを感じさせないほど押し引きしやすい車体の持ち主。
燃料タンクが車体下部にあるのも取り回しのよさに繋がっており、低重心車ならではの安定した取り回しが行えます。
若干腰高に思えるシート高も、実際に腰を下ろしてしまえば不安を覚えることもなく、体力に自信のない方でも軽々と扱える見事な設計力が光るマシンです。
このNC700Xを始めとするNC700シリーズ全てに共通するポイントですが、最高出力50ps/6,250rpmという控えめなパワーであるため、加速力に関してはそれほど高いものではありません。
最高時速160km前後までは頑張れるものの、最大トルク61N・m/4.750rpmという数値からも分かるように低速重視の出力設定となっているためです。
最高速を求めるマシンではない、と割り切ったモデルだけに致し方ないところではありますが、高速道路を多用される方には正直不満点が多い点は否めません。
その一方で街乗り時は時速70kmまでであれば鋭い加速力を見せる一面もあり、使い勝手のよい街乗り用の足としては非常に優秀です。
これをどう評価するかで好みが明確に分かれてしまうマシンですが、エンジンのタフさと燃費性能は天下一品と言えるレベルで、ご自身の好みと使用目的に合わせて検討されることをおすすめいたします。
全長2,210mm、乾燥重量214kgという数値だけを聞けば重そうな印象を受けるNC700Xですが、操縦性は意外にもかなり軽快です。
前述したハンドリングの軽さによる部分もありますが、それ以上に好材料となっているのがハンドルの切れ角の大きさで、極低速時のトルク感も十分にあって思いのままに操ることができます。
低中速重視のセッティングもコーナリング時にはどっしりとした安定感を生み出し、よく粘ってグラつくような危険性はまずありません。
この点に関しては、燃料タンク位置による低重心化が功を奏したとも言え、絶対的な速さこそありませんが、大型バイクにおける基本操作・コーナリング性能の水準値は十分に満たしたものだと言えます。
本機NC700Xは足回りの異なる3つのバリエーションが展開されており、ベーシックモデルの場合はシングルディスクブレーキとなっております。
最高速度を競うタイプのバイクではないこともあり、時速100km前後までであれば不安は全く感じさせませんが、それ以上のスピード域になるとリアの効き具合に若干不安を覚えることもあります。
この点はシングルディスクの弱点であり、タッチを見誤るとフロントが大きく切れ込んでしまう恐れがあるため、十分な注意が必要だと言えます。
大型バイクに対する経験が少ない方であれば、コンバウンドABSを搭載したABS仕様車と乗り比べ、ご自身の求めるフィーリングに適した方を選ばれることをおすすめいたします。
エキゾースト音はビッグバイクを楽しむ上で大きな判断材料のひとつとなる重要ポイントのひとつですが、「燃費性能世界一を目指した」とホンダ自身が公言するだけのことはあり、このNC700Xのエキゾースト音は非常にソフトで控えめです。
これは排出ガス規制・騒音規制など、年々強化されている環境問題に取り組んだ結果とも言えますが、ノーマルマフラーのサウンドは200ccクラスのコンパクトビッグスクーター並みで、迫力あるエキゾースト音をお求めの方には正直難しいマシンです。
その一方で深夜の住宅街など、騒音に敏感なご事情を抱えておられる方にとっては非常に安心できる好材料となり、21リットルの大容量ラゲッジと合わせて考えると、タウンユースに優れた適性を持ったマシンだと言えます。
この辺りは乗り手の好みによって評価がはっきり分かれてしまいますが、「大人の乗り方」でバイクを楽しまれる方であれば、総合的な評価はかなり高めの一台であることは確かです。
2014年には排気量を745ccまで拡大した「NC750シリーズ」へモデルチェンジされたことにより、ホンダによるオプションパーツの販売もすでに終了してしまいました。
修理に必要な純正パーツなどは変わらず販売されていますが、これからパニアケースなどを新品で探される方は、デイトナやキジマなどのカスタムパーツメーカー製品から検討することになりますので、ある程度の割り切りが必要となります。
その一方、カスタムパーツに関してはかなり豊富で、エンデュランスやデビルなどのフルエキゾーストマフラーを始め、非常に多彩なパーツを選ぶことが可能です。
特にマフラーに関しては、フルエキゾースト・スリップオン共に多く、自分好みのサウンドにこだわりたい方にとって嬉しい状況だと言えます。
カスタムパーツの価格もかなりリーズナブルですので、自分好みのツアラーマシンを組み上げたいという方にとって、このNC700Xはトータル的に見ると非常に狙い目なモデルのひとつと言えます。
ホンダが提唱する新しいモーターサイクルの形として、2012年に市販化された「ホンダ NC700シリーズ」。
誰もが扱いやすいパワー感とリーズナブルな販売価格を両立させ、大型バイク入門用としてよく出来たマシンと言えます。
その一方、過激さを求める方には最高速の伸びに対する不満点もあり、2014年には早々と排気量をアップしてのモデルチェンジとなってしまいましたが、大排気量車らしいゆとりのある走りと、疲れを感じさせない絶妙なアップライトポジションの評価は今でも高く、中距離ツーリングには非常に高い適性を見せる守備範囲の広いマシンです。
特に現在のカスタムパーツ流通事情を考えると、カスタムパーツを選んで自分好みのツアラーを仕上げる計画も立てやすく、イジって乗るには最適な大型バイクとも言えます。
大型バイクとしては前代未聞のリッター平均燃費41.5km(※60km/h定地走行テスト値)も優秀で、街乗り重視で日常使いの出来るバイクをお探しの方におすすめです。
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