昨年の「インターモト2016」にて、3年ぶりのモデルチェンジが公表されて話題を呼んだスポーツツアラー「Z1000SX」。
日本では「カワサキ ニンジャ1000ABS」としてブライトが窓口として販売されることが決定しており、ニンジャシリーズ待望のツアラーとして大きな期待が寄せられています。
2017年3月15日より販売開始となっている本機ですが、それに先駆けて「大阪モーターサイクルショー」にて公開された「カワサキ ニンジャ1000ABS」の試乗を通じて感じたインプレッションをお届けさせて頂きます。
(乗車モデル 2017年式)
シート高815mmと高めに設定され、体格に優れた欧州人向けのニンジャ1000ABSですが、シート前部の絞りによって見た目以上に足つき性は良好でした。
165cmの筆者でも無理なく両足をつけることができ、足つき性・静止時のバランス面では不安を感じることはありませんでした。
小柄な女性など向けにオプションでローダウンシート(販売価格16,308円)でリリース予定となっておりますので、気になる方はこちらへの換装も視野に入れておくと間違いはないでしょう。
スポーツ色の強い「Ninja」の名を冠した影響か、若干シートの薄さが気になりましたが、反発性もそれなりにあり、長距離走行時の不安も少なめといった印象。
長時間走行時はバイク用座布団などの対策を講じておけば、大きな不安要素はないように思えます。
全長2,100mm×全幅790mm×全高1,185mmと堂々とした体格のニンジャ1000ABSですが、シートに跨ってしまえば非常にマスバランスが良いことに驚かされました。
この恩恵は想像以上に大きく、車体重量235kgが30kg以上も軽く感じられるほどで、ホイールベース1,440mmという小ささが活きていました。
程よい高さにマウントされたハンドルによって押し引きも軽く、力を必要とするシーンは少ないと予想されます。
シャープなデザインのカウルでスリムに仕上げられていますが、ミラーを含めた幅が意外に広く感じられるため、すり抜けなどの取り回し時には若干の注意が必要と思われますが、それを除けばよく粘る低速トルクと合わせ、街乗り時もこなせる実力派マシンです。
4ストマルチならではの爽快感ある加速が堪能できるのがニンジャ1000ABSのウリですが、それを実現しているのは「IMU(慣性計測装置)」による部分も小さくありません。
加減速時の慣性を計算し、その影響をその他の電子デバイスと併せてコントロールするこのシステムは、これまでのリッターニンジャシリーズとは一線を画す独特の乗り味を演出していました。
あらゆるフリクション効果が緻密に車体へとフィードバックされ、低速で寝かせても不安のない走りが楽しめます。
欧州向けのスピードツアラーは、低速トルクも十分な太さを担保するのが通例ですが、このニンジャ1000ABSもその基本に忠実で、極低速でも粘り強く安定した走りが楽しめます。
スポーティなフォルムは空力効果にも優れ、時速100km程度では全く向かい風の影響を感じないほど胸のすく爽快な走りが楽しめるのは間違いありませんでした。
軽量6本スポークホイールを採用したニンジャ1000ABSは、バネが程よく効いた軽快なハンドリングが大きな特徴となっており、既存のスーパースポーツと大きく異なった性質の路面追従性がありました。
前後サスのハードさで攻める走りがスーパースポーツであるならば、このニンジャ1000ABSは柳のようなしっとり感があり、圧側・伸側減衰力とプリロード調整が可能な41mm径フォークが適応力を大きく底上げ。
乗り手の体格や好みに合わせた自在なセッティングも楽しめ、林道ツーリングすらこなしてしまえそうな懐の深さを感じることができました。
新設計のアルミ製ツインチューブは程よいしなりと剛性があり、旋回性能と柔軟性はカワサキの過去のツアラーモデルの中でも間違いなくトップレベルと言えます。
倒し込むことに微塵も不安を感じさせず、スポーツ走行はライトに楽しみたい、とお考えの方に最適なマシンと言えそうです。
300mm径のペータルディスクと対向4ピストンキャリパーの採用により、安定した制動力を披露してくれました。
特に印象的だったのは、ブレーキング時の初期動作に関する反応のよさで、初動からブレーキング時のタッチが明確で非常に分かりやすく、これが車体コントロール全般に大きく影響しています。
低速走行時はもちろん、高回転域でもアグレッシブなスポーツ走行時まで一貫した制動力の高さを発揮し、ちょっと他の車種では味わえないほど見事なバランスとなっていました。
ABSが標準搭載となっているだけのことはあり、高い安全性が求められるスポーツツアラーとして十分な制動性能を有している一台です。
マッシブに隆起したガソリンタンクとシャープなスタイリングを持つニンジャ1000ABSは、ノーマル時の積載性能は決して高くありません。
これはスピードツアラーというジャンル上、致し方のない弱点でもありますが、それを補うべくカワサキからは豊富なオプションパーツが同時リリースとなっております。
その一例を挙げると、ツアラーの定番アイテムである「パニアケース」や「タンクバッグ」、寒い時期の必須アイテム「グリップヒーター」、カウル左部に実装する「電源ソケット」など多岐に渡るアイテムが予定されています。
もちろん、欧州のスピードツアラーの定番アイテムである「シングルシートカバー」なども同時リリースされ、オーナーの好みに応じてチョイスすることで十分な積載性能があると言えます。
フルモデルチェンジを慣行し、事実上の国内販売解禁となったこともあり、ニンジャ1000ABSは故障時のパーツなどに関しての不安要素は皆無となりました。
カワサキからのオプションパーツに加え、前評判の高さも考慮するとカスタムパーツの販売は想像に難くなく、カスタム派オーナーにとっては十分期待が持てる充実の内容と言えます。
ヨーロッパでの人気の高さもあり、予算が許せば海外メーカー製パーツという選択肢も大いにあり、その他の国内向けツアラーと比べてもカスタマイズの自由度は見劣りしないと言えそうです。
スピードだけを追求するのではなく、街乗り時の乗りやすさとクイックな操縦性、ワインディングをバリバリにこなせる高いコーナリング性能を体感することができたニンジャ1000ABS。
その実力は前評判を裏切らない見事なもので、今後のカワサキツアラーのフラッグシップとなるだけの確かな実力を備えたマシンと言えます。
シャープなニンジャシリーズのデザインも継承し、マッシブでいかつい印象のフロントマスクと乗りやすさは、大型バイク初心者からベテランまで満足のいく完成度。
今年のカラーリングは「キャンディライムグリーン×メタリックカーボングレー」と、「メタリックスパークブラック×メタリックグラファイトグレー」の2色が予定されていますが、どちらも質感は良好で今年の新車種の中では要注目のマシンと言えます。
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