フロント2輪&リア1輪というLMWの「ヤマハ TRICITY(トリシティ)」は、125ccの原付2種クラスでデビューした個性派スクーター。
当初はスタイリングありきのバイクと思われていましたが、ピアジオが先鞭をつけていたこの分野に挑戦状を叩きつけだけのことはあり、高い走破性と安定性で欧州を中心に高評価を得ることに成功しました。
その勢いを買って今年2017年、新開発エンジン「BLUE CORE」を155ccまでボアアップした上位グレード「トリシティ155ABS」が1月からリリースされております。
今回は高速道路走行を可能とし、行動範囲を拡大した国産LMWの新星「トリシティ155ABS」のインプレをお届けさせて頂きます。
(乗車モデル 2017年式)
2014年にタイヤマハで開発・販売となった「トリシティ125」をベースに、シート高780mmという収まりのよい設計となった「トリシティ155ABS」。
フロント2&リア1という独特の仕様は、乗る前には先入観の影響で不安を感じさせるものでしたが、リアに130mmのワイドタイヤを採用したことで十分な安定性が確保されていました。
これによって十分なハードさ・スクーターらしい座り心地のよさが体験でき、足元が125ccよりも広めに取られたことで居住性もアップ。
大柄なイタリア人でも寛げるように作られただけのことはあり、狭苦しさは一切感じさせませんでした。
リアサスにはツインチューブ式アブソーバーを採用したこともあり、乗り心地のよさは400ccクラスのビッグスクーター並みと言えます。
フロント2輪という仕様上、最初こそ押し引きに不安を覚える印象のある「トリシティシリーズ」ですが、実際に触れてみると押し引き感覚は通常の2種スクと遜色なく、クイックな操作性を持っていました。
車両重量は165kgとまずまずの重さですが、3点で重量バランスを取る仕様のため押し引き時には力を入れる必要はなく、非力な女性でも安心して扱うことが出来ます。
ホイールベースが1,350mmと意外に小さいため、非常に小回りが利くのは街乗り重視派の方にとって大きな恩恵と言えます。
155cc化によって最高出力11kw(15ps相当)/8,000rpmまで引き上げられ、ゆとりのあるパワーを感じられるようになりました。
125ccクラスでは向かい風の影響で非力さを見せることもありましたが、この出力強化は高速走行時・上り坂でも力強さを発揮するようになり、100km/hクルーズもこなせる頼もしさが備わりました。
新開発のグローバルエコエンジン「BLUE CORE」も燃費に優れ、1リッターあたり43.4km(60km/h走行時)とかなりの高水準。
静粛性も十分で、住宅街での所有を検討されている方にとっては心強いエンジン性能と言えるでしょう。
フロント2輪という一風変わった仕様のため、トリシティシリーズは扱いにくそうなイメージを持たれがちですが、その感覚は従来の2種スクーターと殆ど変わるところがありません。
両者を明確に差別化しているのは接地ポイントの多さによる安定感で、細めのフロントタイヤではあるもののフィット感は高く、地面に吸い付くような粘りのある安定性があります。
これはコーナリング時のみならず、積雪や荒地でも同様で、低速であれば持ち前の軽快なハンドリングと合わさって抜群の走破性を発揮してくれます。
車体サイズも全長1,980mm×全幅750mm×全高1,210mmとそれほど大きすぎず、車体全体のコントロール性も良好で乗りこなすことはかなり易しい部類に入ります。
よりパワフルとなったエンジンへの対応や、高速道路走行時の安全性へ配慮されたABSの採用により、トリシティ155ABSは極めて高い水準の安全性を確保しています。
車体サイズ・重量ともに大きくないこともあり、イメージした形と遜色なくピタリと止まることができ、ソフトタッチで十分な制動力を発揮できる点も好材料。
街乗りから高速巡航時まで安定した制動力を発揮し、いかなる状況でもコントロール性を失わないだけの十分な制動性能を有しています。
シート下のラゲッジスペースが23.5リットルとさほど大きくないため、収納性に関しては「ホンダ PCX」などよりも劣りますが、コンビニフックやヘルメットホルダーの存在が街乗り時の利便性を維持しています。
また、このラゲッジスペースにはLEDライトが照明として採用されているため、夜間でも十分以上の光量で視認性を確保しており、こうした点はスクーター部門で圧倒的なシェア率を誇るヤマハならではの工夫と言えます。
特に注目したいのが、フロントラック内に設置された「DC電源ソケット」の存在で、走行中にスマホ・音楽プレイヤーの充電を可能とし、ナビなどの設置もしやすい仕様となっております。
これに加えてワンタッチで操作可能な「パーキングブレーキ」も忘れてはならない重要ポイント。
トグルレバーを軽く操作するだけで直立不動となり、停車時の利便性は2種スクーターなどと比べてもかなりのものと言えます。
走行性能を底上げするようなカスタムパーツは未定ですが、発売開始と同時にワイズギアからトリシティ155ABS用のオプションパーツが豊富にリリースされており、自分好みに仕上げることは決して難しくありません。
特にユーロヤマハ製のバックレスト一体型トップケースなど、収納性を向上する装備やグリップヒーターなど、定番化しそうな利便性の高いカスタムパーツが多いため、実用性を高める上での不安は皆無と言えます。
コンパクトビッグスクーターとしては、新車販売価格453,600円(税込み)と決して安くはないこと、フロントの特殊性を考えると万が一の際の修理費はそれなりの覚悟をすることになりますが、ABSのブレーキング性能とコントロール性を考えると、そこまで心配される必要はなさそうです。
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