エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
バイク故障・バイク整備修理やトラブルに関することに
パッション横浜本店の整備士が簡単にお答えしています
忙しくて暫く放置していたバイクがあるのですがキャブレターのオーバーホールをすれば復活すると軽く考えていました。
ですがキャブのオーバーホールをしても調子がいまいち悪く整備士さんにみてもらった所「タンク内の錆が結構重症で厄介」と言われ困りました。
タンク内が錆びているとなぜ厄介なのでしょうか?教えて下さい。
バイクを暫く放置していたらエンジンがかからなくなることはよくあります。その後キャブレターの洗浄、オーバーホールで復活すると思いきやいまいち調子が悪い・・・
タンク内の錆はフィルターやキャブレター、インジェクターの詰まりを誘発させエンジン不調やエンストの原因にもなります。
タンク内の錆びは放っておくと次第に多量に広範囲となりエンジン系統の不具合を発生させる可能性が高くなっていきます。
また錆びが酷いと買取時の査定価格(リセールバリュー)がマイナスとなることもあります。
タンク内の錆びは錆取り剤を使用して除去する必要があります。
また錆取り作業時にタンクシーラーやタンクライナーでタンク内面をコーティングすると錆びの再発の予防効果が高まります。
そもそも何故タンク内の錆びが出来てしまうのか?その予防法は? そして発生した錆びを除去する方法、再発を予防する方法についてご紹介いたします。
タンク内の錆が酷く発生してしまうとキャブレター車の場合は燃料ラインの詰りやキャブレター内のジェット類の詰りの原因になり、吹け上がりが悪くなったりエンジンが掛からなくなってしまう事があります。
また、インジェクション車の場合も燃料ポンプのフィルターやインジェクターの詰りの原因になり、キャブレター車同様に吹け上がりが悪くなったりエンジンが掛からなくなってしまう事があります。
タンク内の錆びが酷いと買取査定価格(リセールバリュー)がマイナスとなることもあります。
一度錆びが発生してしまったタンクは例え内部の錆を落としても錆びが再発しやすくなってしまう特徴があります。燃料に添加するタイプの錆落としや防錆剤も販売されていますが、 軽度な錆や保管時には効果があるかもしれませんがある程度進んでしまった錆には効果が期待できません。 ある程度の量の錆が出てしまった場合の対処法はタンク内部の錆取りやタンク自体の交換をしなければなりません。
ガソリンタンクが錆びる最大の原因はタンク内に水が混入する事です。
タンクキャップにはゴムパッキンが設けられておりキャップを閉めた状態は外側からの水分の侵入を防ぐ構造になっています。ではなぜ水が入り込んでしまうのか?
それは、走行するにつれタンク内のガソリンが減った分だけタンク内に空間が出来ます。その空間にある空気中に含まれる水分こそが錆の原因です。
空気中に含まれる水分は温度差により結露を起こしタンク内の壁に水滴が付着します。発生した水分と酸素が触れる事で酸化し錆が発生します。
使用頻度の高いバイクの場合は走行時にガソリンが揺れ撹拌されるため錆の発生の可能性は低いですが使用頻度の低いバイクや長期にわたり乗らなくなってしまったバイクの場合は 錆が発生する可能性が格段に高くなります。
長期保管の際はなるべくタンク内のガソリンを満タンにしておく事で錆の発生を防ぐ事ができます。しかし給油口付近やタンク内の天井部分はガソリンで満たされない為どうしても錆が発生しやすい 箇所となってしまいます。
また、錆と勘違いをしやすいのが劣化したガソリンです。ガソリンの劣化が進むとタール状のものがタンク内に付着し、水分が抜けカサカサになった状態のものを錆と間違えることが良くあります。 こちらの場合はタンク内部自体は錆びてはいませんが、劣化したガソリンは錆と同様に非常に落としにくいのです。
劣化したガソリンを除去する方法は、下段でご紹介していますタンク内部の錆取り方法が有効です。
錆びてしまったタンクは放っておいても錆が無くなる事はなくどんどん増えてしまいます。気づいた時点でなるべく早く対処するようにしましょう。
ここではタンクの錆取りの方法を紹介します。
尚バイクのタンク内のサビ取り剤は数千円で市販されています。
一度錆取りをしたタンクは再度錆が発生しやすくなります。
防錆効果を含むサビ取り剤や防錆剤がセットで販売されている商品もありますが、タンクシーラーやタンクライナーと呼ばれる商品でタンク内面をコーティングした方が錆の再発を防ぐ効果が高いです。 せっかくタンクの錆取りをしたのであればもうひと手間加え再発を防ぐことをお勧めします。ここではタンクシーラーの施工方法を紹介します。
尚バイクのタンクシーラーやタンクライナーは数千円で市販されています。
タンク内の錆は長期保管、長期放置車両に多く見られます。長期にわたり乗れない環境になってしまう時の錆の予防方法は、まずタンク内のガソリンを全て抜き取ります。
次に少量のエンジンオイルをタンク内に入れタンク回し内側をオイルでコーティングし、湿気の少ない場所で保管することが一番の予防方法になります。
しっかりオイルでコーティングすることで長期保管でもタンク内の錆を防ぐ事が出来ます。
そこまで手を入れる時間もないし面倒だという方はタンク内のガソリンを満タンにし防錆効果やガソリンの 劣化防止効果のある添加剤を入れ外気の温度変化や 天候の影響を受けにくい場所で車両を保管するようにしましょう。
また、普段から乗っているバイクの場合でも防錆効果や水抜き効果、燃料ラインや燃焼室の洗浄効果も狙えますのでフューエルワン等の添加剤を時々使ってあげると良いでしょう。
ガソリンタンク内の錆によるトラブルはフィルター詰まりやキャブレター、インジェクターの詰まりによるエンジン不調の原因にもなります。
一度錆が発生してしまうと自然に消える事はなくサビ取りやコーティング作業をしなければならない他、必要であれば燃料ラインの洗浄やフィルター、燃料ポンプの交換も必要になる場合もあります。
錆の進行や範囲が重度であれば重度であるほど対処作業の難易度が上がり多くの作業時間が必要になってきます。錆の発生に気付いたのであれば見ぬふりをせずに積極的に対処するようにしましょう。
また、普段はタンクキャップが閉まっていて見る事がないタンク内ですが、せめて給油時で良いのでタンク内の確認をする癖をつけましょう。 小さな事ですが錆の早期発見に繋がり対処も比較的簡単で済む場合もあります。 週末や月に数回のレジャー目的の方はガソリンを満タンにする防錆方法や添加剤を使用する事で未然に防ぐ事ができ、次に乗る機会の時に気持ちよく乗り出す事が出来ると思います。 少しの気遣いやメンテナンスがタンクの錆を防げる他にも長い目で見たコストダウンにも繋がる事を覚えておきましょう。
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この記事の執筆監修
バイクパッション整備責任者
2級整備士
玉井 克幸
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修理や整備も常に冷静沈着。若手メンバーのお手本として活躍中。
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