PGM-FIが故障しました。修理相場はどのくらい？

エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
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走行中にガス欠のような症状でエンジンが停止してしまいました。
コクピットではPGM-FI警告灯が点灯していました。
これはPGM-FI自体を修理交換しないといけないのでしょうか？
それともエラーコードに従って該当部分だけの修理で済みますか？

PMG-FI

ガス欠でもないのにバイクの走行中に突然、スピードが失速・停止状態になったということはありませんか？
そんな時はPGM-FI警告灯が点灯していないか見てください。
もしかしたらPGM-FIが故障している可能性があります。
そもそもPGM-FIについて理解していますか？
今回はPGM-FIの説明や修理費用、自分で修理できるかについてまとめていきます。

• PGM-FIとは？
• PGM-FI修理の費用
• PGM-FI採用バイクで転倒した場合

Programmed Fuel Injection System(プログラムド フューエル インジェクションシステム）といわれる、いわゆる電子制御による燃料噴射装置です。
PGM-FIはホンダのFIの呼称で、基本的には一般的なFIと同じです。（参考記事：FI警告灯の点灯の意味と対処法）
外気温や大気の状態やエンジン回転数等から、コンピューターが常に理想的な燃料の供給量をコントロールします。
これにより燃料を最適な量とタイミングで供給するので、エンジンのパフォーマンスを効率よく引き出すことができます。
またガソリンを無駄なく燃やすから、ガソリン代の節約にも貢献します。
さらに燃料を効率的に使うとガソリンが無駄なく燃えるので、余分な排出ガスも抑えられます。
ガソリンを理想的に供給するPGM-FIは、パワフルな走りも実現します。
発進や加速の時などにゆとりあるパワーを発揮し、ソフトなエンジン音でスマートに走行可能です。

PGM-FIそのものが壊れたりすることは非常に珍しいですが、PGM-FI警告灯が点灯する場合があります。
この場合はサービスカプラー等でPGM-FIにアクセスして、エラーコードを解析するのです。
これはバイク店でないと診断する機械がないので難しいです。
しかし自分でエラーコードが解析できた場合は、該当するパーツを点検して修理交換することになります。
PGM-FI自体が故障した場合は、交換となりますが車種によって部品代が異なります。
ズーマーの場合は33000円となるようですが、HONDAの場合は毎年部品代金の改定（値上げ）がありますので、注文してみないと正確な価格は分かりません。
バイク店に修理依頼した場合は部品代にプラスして工賃が20000円程度かかります。
しかしPGM-FI自体の故障は珍しく、エラーコードで検出した不具合箇所の部品交換になる場合が多いです。
その場合は部品代と工賃がかかります。
工賃相場は1時間当たり20000円程度です。

フューエルインジェクションの車輌にはジャイロセンサーという装置が付いています。
転倒時にガソリンによる悪影響をなくす為、フューエルポンプが作動しなくなります。
これはジャイロセンサーが車体の傾きを感知し、フュ－エルポンプの作動を止めるからです。
このため、転倒するとエンジンがかからなくなる場合があります。
転倒後エンジンが即座にかからない場合、エンジンをもう一度始動させるには一度イグニッションスイッチをOFFにする必要があります。
再度イグニッションスイッチをONにすれば、状態がリセットされるのでエンジンを始動する事が出来ます。
エンジンがかからない場合は、冷静になってイグニッションスイッチをOFFにして、もう一度ONにしてください。