ビモータ DB1/SR【1985~89年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 取引価格帯
- 状態別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
- 買取実例
ビモータ DB1/SR【1985~89年】 に関するこのページの内容
ビモータ DB1/SR【1985~89年】 買取査定に役立つ豆知識
CB750Fourのエンジンを搭載したHB1が評判を呼び、一躍その名を知られることになったbimota(ビモータ)。しかし、1983年に発表されたハブセンター・ステアリング等を採用した余りにも革新的すぎた試作車・TESI(テージ)が起点となり、同車が市販化間近という市場の誤解を生んだ結果、大多数ユーザーの買い控えによってイタリア政府の管理下に置かれるほどの苦境に立たされることに。そんな中、同じイタリアの雄・ドゥカティからエンジン供給を受け1985年に誕生したDB1が世界的に高い評価を得て見事に経営難を乗り越えることに成功しました。
ドゥカティ・750F1のエンジンをビモータ独自の鋼管製パイプトレリスフレームに搭載した本機・DB1は、国内向けには220万円という値段で登場。ちなみに750F1の登場85年モデルの国内販売価格は175万円(翌モデルは138万円に改定)でしたから当時の輸入車としても超高価格帯の立ち位置であったことが分かります。
レーサーレプリカである750F1の乾燥重量が175kg(翌年の限定モデルは160kg/95馬力)であったのに対し、db1のそれは161kg(ワーススレーサーのdb1rは135kg/92kg)とより軽量で鋭い加速力を誇りました。
しかも前後16インチホイールにラジアルタイヤとフルカウルを採用。1985年当時の常識としては斬新なフルカバードボディに加え、タイヤが路面に吸い付いているかと思わせるほど優れたハンドリングが最大の特徴。気難しく扱いづらいと思われていたパンタエンジンも素直な出力特性になり、走り出せば素晴らしい軽さと400ccクラス並のコンパクトさが生み出す旋回性により、当代無双のコーナリングマシンとしての評価を不動のものとしました。ハンドルの切れ角が極端に狭いことから一時停止からの右左折など低速での旋回は大の苦手ではありますが、それもリーンしての高速コーナリングの醍醐味を味わえば愛嬌と言えるでしょう。
このDB1のヒットにより、BMWのK1などに代表されるフルカバード(車体下部までカウルで包まれている)ボディの名車たちが誕生したことも大きなポイントで、現在のレーシングマシンの礎となったモデルと言えるでしょう。
DB1シリーズには85年登場のdb1に対し上位グレードにあたるモデルが2タイプ存在します。
86年にはdb1sが、87年にはdb1srが追加投入されています。88×61.5mmのボアストロークに変更は無いものの吸排気系がチューンされ36mmキャブレターから各40m、41mmへと大口径化されるなど高性能化が図られており、車体ロゴにもs/srが付与されていることから見た目での識別も容易です。エンジン供給を受けている750F1と同様にベースグレードよりも上位グレードの買取相場が高い点は押さえておきたいところです。
国産のナナハンが50~60万円台で販売されていた1985年当時の日本はバブル真っただ中、200~300万円台の価格設定で「走る宝石」とバブル時代らしい形容詞が付いていたbimotaのメイン市場は日本でした。DB1の総生産数はキット販売分5台と加えても453台と非常に少数でありますが、その大部分が日本市場向けとなっていました。そのためイタリア車ながら世界を見渡しても日本で最も流通しているDB1ですが中古市場に出てくるのはごく僅かです。それだけに現在の中古バイク市場では正確な査定評価をすることは非常に難しいとされております。世界中のマニア垂涎の一台であるが故、販売網と査定力が大きく試されるバイクですが、国内のみならず海外市場への独自ルートを持つ弊社バイクパッションであれば国内最高の買取査定価格でお応えさせて頂くことが可能です。一箇所に複数の溶接を施したフレームをはじめ、DB1ならではの車体構造を100%正確に評価し、必ずやオーナー様のご期待にお応えさせて頂くことをお約束いたします!
車名/型式/年式 | ビモータ・DB1/1985年式 |
---|---|
発売年月 | 1985~1986年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長1,960×全幅680×全高1,070mm・重量165 kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高680mm・最低地上高--mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークV型2バルブ2気筒・70hp・--km/l |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 220万円 |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 | レーサーレプリカ |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 ビモータ DB1/SR【1985~89年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 ビモータ DB1/SR【1985~89年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 ビモータ DB1/SR【1985~89年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
206.6万円
174.1万円
6台
平均
最低
取引
130.7万円
130.7万円
1台
不動
平均
最低
取引
69.5万円
69.5万円
1台
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去60ヶ月の買取相場の推移】 ビモータ DB1/SR【1985~89年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去60ヶ月の買取相場の推移】 ビモータ DB1/SR【1985~89年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
ビモータ DB1/SR【1985~89年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ビモータ DB1/SR【1985~89年】 | 252.2万円 | 4.5点 | 724 | 4,748km | ■ / ■ |
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2 | ビモータ DB1/SR【1985~89年】 | 229.7万円 | 4.0点 | DB1-001 | 7,253km | ■ / ■ |
3 | ビモータ DB1/SR【1985~89年】 | 202.2万円 | 4.0点 | DB1-002 | 14,455km | ■ / ■ / ■ |
4 | ビモータ DB1/SR【1985~89年】 | 191.2万円 | 4.5点 | DB1-003 | 12,354km | ■ |
5 | ビモータ DB1/SR【1985~89年】 | 191.2万円 | 4.5点 | DB1-003 | 12,354km | ■ |
6 | ビモータ DB1/SR【1985~89年】 | 174.2万円 | 4.0点 | 660 | 16,401km | ■ |
7 | ビモータ DB1/SR【1985~89年】 | 130.8万円 | 3.5点 | 233 | 53,481km | ■ / ■ |
【事故 不動 故障車】 ビモータ DB1/SR【1985~89年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ビモータ DB1/SR【1985~89年】 | 69.7万円 | 0点 | 546 | 29,482km | ■ / ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています