ホンダの250ccスクーターと言えば「フォルツァ」シリーズの存在感が大きい。その「フォルツァ」よりもコンパクト設計でスポーティーな要素を強めたマシンが2009年7月に登場。それが、MF11型「FAZE」である。
車体は、「フォルツァ」をベースにシートレールをスリム形状に変更したバックボーン型フレームを採用。パワートレインには、フューエルインジェクション仕様のOHC4バルブ水冷4ストローク単気筒ユニットを搭載。ボア・ストロークが68.0mm×68.5mmの248ccエンジンで、最高出力は7,500回転23馬力というスペック。
「フォルツァ」と同系エンジンながらもフリクション低減や排ガス抵抗の低減を実現するための仕様変更を加えることで、本モデルが1馬力ハイパワーな仕様。重量に関しては「フォルツァZ」より21kgも軽い180kgに収まっている。走行性能を重視するなら「FAZE」で決まりとなる。
足回りは、フロントにテレスコピックフォークを装備して13インチホイールとシングルディスクブレーキを組合せる。リアはユニットスイング式にフロントと同じく13インチタイヤにディスクブレーキという仕様。制動力が前後に配分されるコンビブレーキを装備している。ABSに関してはタイプ別設定となり、非搭載モデルよりも5万円高で展開した。
デザイン面では「Compact＆Dominate」をコンセプトとして掲げており、コンパクトなスタイリングの中にも存在感を放つ仕上がりに設計されている。フロント周りとリア周りはショートなボディラインとしながらも、各部にエッジを効かせてダイナミックさも表現。ヘッドライトとテールランプはそれぞれ1灯式を採用したシンプルな構造だ。
実用装備面では、シート下の収納スペースに50L容量を確保している。開口部が960mmと広いのでちょっとした長尺物でも対応可能だ。
デビュー後の「FAZE」は、同年11月にSマチックを装備した「FAZE Type S」を追加。専用ボディーカラーやシートデザインも異なりスポーティテイスト溢れる仕様。
その後はカラーチェンジを繰り返しながら2012年モデルまで展開された。

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解説記事更新日：2022年07月23日

新登場となった2009年モデルのフェイズ
最高出力は7,500回転で23馬力を発揮。車両重量180kgと同クラスのビッグスクーターとしては軽量であった。
カラーバリエーションはグリントウェーブブルーメタリック、パールサンビームホワイト、グラファイトブラックの3色のバリエーションとしている。
同時にABS搭載モデルも発売されており、標準モデルの新車販売価格は55万円（税抜）だった。

解説記事更新日：2021年10月05日

2009年11月に追加発売されたフェイズ タイプS。
べシックモデルのフェイズにSマチック Evoが搭載された上位グレードである。
カラーバリエーションはフェイズ TYPE-S専用カラーとしてコルチナホワイトを採用、ツートーンシートやゴールドのフロントブレーキキャリパー、グレーの前・後ホイールなど、標準モデルと上手く差別化を図ったデザインになっている。
新車販売価格は60.5万円で標準モデルより5.5万円高かった。

解説記事更新日：2021年10月05日

新登場となった2009年モデルのフェイズで併売されていたABS装備モデル。
ABSタイプは、パールサンビームホワイト1色の設定としている。
ABSを装備したことで、標準グレードよりも3kg重い183kgの車両車重となっている。
また本ABS搭載モデルの新車販売価格は60万円で標準モデルより5万円高かった。

解説記事更新日：2021年10月05日

2011年モデルでの変更点はカラーチェンジで、外装部品のロアカウルとサイドカバーのカラーをボディと同色とし、ホイールとマフラープロテクターのカラーをグレーメタリックへ変更した。
新車販売価格は55万円で先代モデルから据え置きだ。

解説記事更新日：2021年10月05日

2011年モデルでの変更点はカラーチェンジで、フェイズシリーズ全体でロアカウルとサイドカバーのカラーをボディと同色とし、ホイールとマフラープロテクターのカラーはグレーメタリックになった。ABSモデルのみの変更点として、新たにフロントブレーキキャリパーのカラーを新たにゴールドに変更、カラーバロにはパールサンビームホワイト1色に設定した。
ABS搭載モデルの新車販売価格は先代モデルから据え置きで60万円だった。

解説記事更新日：2021年10月05日

2011年モデルでの変更点はカラーチェンジで、ロアカウルとサイドカバーのカラーをボディと同色とし、ホイールとマフラープロテクターのカラーをグレーメタリックへ変更するとともにカラーバリエーションは新たにヴィクトリーレッドとグラファイトブラックの2色を設定した。
新車販売価格は60.5万円で先代モデルから据え置きだ。

解説記事更新日：2021年10月05日

最終モデルとなった2012年モデルでの変更点はカラーチェンジで、新色としてヴィクトリーレッドを新たに追加、既存のパールサンビームホワイトと合わせて計2色のカラーバリエーションとなった。
新車販売価格は55万円で先代モデルから据え置きだった。なお、翌年の2013年からはフォルツァSiが後継モデルとして発売されている。

解説記事更新日：2021年10月05日

2012年モデルでの変更点はカラーチェンジで、新色として新たにパールサンビームホワイトを新色として追加、既存のグラファイトブラックと合わせて計2色のカラーバリエーションとなった。
新車販売価格は60.5万円で先代モデルから据え置きだ。なお、翌年の2013年からはフォルツァSiが後継モデルとして発売されている。

解説記事更新日：2021年10月05日

最終モデルとなった2012年モデルでの変更点はカラーチェンジで、新色としてグラファイトブラックを設定した。
ABS搭載モデルの新車販売価格は先代モデルから据え置きで60万円だった。なお、翌年の2013年からはフォルツァSiが後継モデルとして発売されている。

解説記事更新日：2021年10月05日

2009年11月に発売されたフェイズ タイプS。
同年7月に先んじて登場していたフェイズに電子制御7速“Honda Sマチック Evo”を搭載した上位モデルだ。
タイプSに採用されたHonda Sマチック Evoのライディングモードはスポーティなライディングに対応したS7モード、坂道などで便利なAモード、街乗りなど使う用途の多い無段変速のDモードの3種類で構成されている。
カラーバリエーションはフェイズ TYPE-S専用カラーとしてコルチナホワイトを採用、ツートーンシートやゴールドのフロントブレーキキャリパー、グレーの前・後ホイールなど、標準モデルと上手く差別化を図ったデザインになっている。

解説記事更新日：2021年10月05日