エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
バイク故障・バイク整備修理やトラブルに関することに
パッション横浜本店の整備士が簡単にお答えしています
走行中に突然エンジンの回転数が上がらなくなりました。
試しにアクセルを一度戻してからフルスロットルにしてみましたが、吹けが悪くほとんど加速せずにスピードが出なくなってしまいました。
ゆっくりアクセルを開けていけばある程度のスピードには達するが途中から回転数が頭打ちしてしまいスピードも出ません。
何が原因でどう対処すれば良いのか知りたいです、また修理を依頼した際にはどれ位の費用がかかるかも教えてください。
エンジンは掛かるがアクセルを開けても回転数が上がらない、吹け上がらない!
そんなエンジントラブルにはいくつかの原因が考えられます、最初からトラブル箇所を特定するのは非常に困難な場合もあります。 まずは簡単にチェックできる箇所から調べていきましょう。
チョークとは基本的にキャブレター周辺についている調整弁で、つまみを引いたり回して締める事により強制的に空気の通り道を塞ぎ空気量を減らしガソリンの割合を高くしエンジン始動をしやすくする役割があります。
ですので引きっぱなしと言うことは常にガソリンが濃い状態で走り続けている事になりますので吹け上がりが悪かったり回転数が上がらない、吹けが悪くなると言う症状が出ます。
プラグにはススが多く付着してしまう事があるので真鍮ブラシで電極のススを取り除くか新品に交換する事をお勧めします。
長く使用されたプラグは電極にカーボンが付着したり電極部分の角が丸くなってしまいます。
そうなった状態のままだと火花の飛びが悪くなりエンジン不調の原因になってしまいます。点検しそのような状態の場合は新品に交換しましょう。
通常プラグの交換時期は3,000km~5,000km毎の交換を推奨されています。
またプラグの緩みや抜き差しの多いプラグはガスケットが潰れてしまい圧縮抜けの原因になり、似たような症状が発生します。
エアクリーナーに汚れが溜まったり溜まった埃が湿った、雨などに濡れた場合空気の吸い込みが正常に行われず空気量不足になってしまいます。
スポンジタイプのエアクリーナーの場合は劣化によりボソボソになり崩れ、吸気の際に一緒に吸い込まれてしまいます。
放っておくとエアクリーナーが無い状態になってしまい空気量が多くなってしまいます、どちらの場合も混合気が狂ってしまいエンジン不調の原因になってしまいます。
また、吸い込まれたスポンジのクズがキャブレター の穴に詰まってしまうとキャブレターが正常に機能する事が出来ずエンジンの不調の原因になります。
エアクリーナーの点検をし新品に交換しましょう。
エアクリーナーの内部がスポンジタイプの場合、劣化の度合いによってはスポンジのカスを吸い込んでいる事が想定されるためキャブレターの清掃・オーバーホールが必要になります。
異物の混入やカーボン詰まり、消音材の腐食や汚れにより排気効率が悪くなってしまった場合には燃焼効率が低下し加速不良や吹け上がりが悪くなったり回転数が上がらなくなるという症状が発生します。
主に2stのバイクに多く見られますが4stのバイクにも稀に見られる症状です。
専用の溶剤でマフラー内を洗浄するか改善が見られない場合には新品か社外マフラーへの交換をお勧めします。
インテークマニホールドやインシュレーターに亀裂が入っている場合や接合部分のバンドの緩みなどの不具合により余分な空気を吸ってしまっていると適正な混合気にならず、 回転数が上がらない、吹け上りが悪くなるなどの症状が発生することがあります。
余計な吸気を誘発している箇所は無いか点検し確実に接合し必要であれば新品へ交換しましょう。
その他にも負圧ホースの亀裂やキャブレターやエンジンにつながるホース類の確認もしてみましょう。
簡単な確認方法としては接合部分や気になる箇所へパーツクリーナーを吹きかけ回転数に変化が見られるようであればその箇所を疑ってみると良いでしょう。
水冷バイクの場合は水温計や水温ランプで知らせてくれるますが、空冷バイクの場合はそういった装置が付いておらず気付きにくい場合が多いといえます。
特にスクータータイプのバイクの場合、転倒によりクーリングファンを破損し空気を送る事ができず適切な冷却効果が得られずオーバーヒートしてしまう事があります。
その他にもオイル交換を長い間怠っていた場合オイルの潤滑効果が低下し摩擦が大きくなりオーバーヒートしやすくなります。
また、オーバーヒートは夏場の場合には渋滞などにはまりエンジン自体に十分な風を通す事が出来ない場合にも起こり易い現象です。
症状が発生した場合十分にエンジンを冷やしてから走り出し症状が出ない場合にはオーバーヒートの可能性が高いと言えるでしょう。
エンジンオイルの点検、交換と空冷スクーターの場合はクーリングファンのフィンの破損等がないかを点検しましょう。
キャブレター内にあるジェット類の詰まりやキャブレター本体の詰まりにより適正な量の燃料が供給できずに吹け上がりが悪く回転数が上がらなくなる場合もあります。
特にメインジェットと呼ばれるジェットは主にスロットル開度中~全開までを補っているため高回転に大きく影響が出ます。
先に説明したスポンジタイプのエアクリーナーの吸い込みによる詰まりや、ガソリンタンク内の錆、放置によるガソリンの劣化が主な原因になります。
キャブレターの洗浄又はオーバーホール作業により解決が見込めます。
(参考記事:キャブレターのオーバーホール(洗浄)費用)
特に過走行車に多く見られるケースですが、キャブ内のジェットニードルという針のような部品とジェットニードルの受けになるニードルジェットの摩耗が原因で 本来より多くのガソリンが送り込まれる事により発進時のもたつきやアクセルを戻し再加速時に吹け上がりが悪く思ったように回転数が上がらないという症状が出ます。
ジェットニードルとニードルジェットはエンジンが動いている間は常に擦れ合っているため長い間使用しているバイクの場合は意外に摩耗が進んでいるケースがあります。
新品に交換する事により対処が可能です、交換する際はキャブ内の部品の摩耗や劣化具合を確認し交換が必要な部品は同時に交換しておくことをお勧めします。
キャブレター内のジェット類には番手というものがありそれぞれ番数により穴の大きさが変わり送り込まれるガソリンの量を変える事によりフィーリングを自分好みに変更する事が可能です。
マフラー交換の際にはこのジェット類を変更する事でより良いフィーリングに変える事も可能です。が番手が合っていない場合には回転がボコついたり頭打ちが早かったり等のエンジン不調が起きる事があります。
また、ジェット類の変更以外にもキャブレター清掃時にジェットの穴を広げてしまいガソリン量が多くなってしまい清掃後にもかかわらず調子が悪いというケースもあります。
ジェットついは真鍮製の物が多くとても柔らかい材質になります、清掃の際は最新の注意を払って作業をしましょう。
電装部品(CDI、イグナイター、ジェネレーター、ピックアップコイル等)の故障により点火不足や点火タイミングが適切に行われず吹け上がりが悪く回転数が上がらない症状やパワー不足になる事があります。
電装部品が故障箇所の場合には整備書や検電テスターを使用し検査しますが予備の部品がある場合には付け替え症状の改善を見ます。
判断が非常に難しくユーザーでの修理や故障箇所の判断は難しいと言えるでしょう。
近くの専門店や普段から利用しているバイク屋さんがある場合には相談してみる事をお勧めします。
エンジンの圧縮不足が原因で高回転時の不調が起こり吹け上がりが悪かったり回転数が上がらない、出力不足等の不具合が生じます。
主にこのような症トラブルが発生すると燃焼室の圧縮力が不足しエンジン本来のパワーが出ねくなります。
修理には腰上のオーバーホール作業が必要になる内容も多くなります主に過走行車に多く見られるケースが多いため思い入れがある車両や希少価値のある車両でない限りは 修理費用と車両の買い替え費用を照らし合わせ車両の買い替えも考慮した方が良い場合もあります。
(参考記事:エンジンの焼き付きと修理費用)
回転数が上がらなかったり吹け上がらないという症状には簡単な原因から複雑な原因のものまであります。
ご自身で修理や原因追及を行う場合には簡単なものから点検していく事をお勧めします。
また、他の箇所の作業後に不具合が生じた場合にはまず手の触れた箇所が間違いなく戻せているかを確認する事を忘れないようにしましょう。
点検・作業手順や見落としがあると思わぬ落とし穴にハマってしまい無駄な労力を使ってしまう場合もあります。
その他にも感覚も踏まえ凄く細かな判断が改善の鍵を握る場合もあります。そのような感覚や判断は長年の経験でしか感じ取れない部分もあります。
ご自身の整備では手に負えないと判断した場合には早めに専門店に依頼する事もお勧めします。 多くの場所に手を加えてしまうとかえってその後の作業が大変になってしまう事もありますのでその辺も頭に入れておくとより早い改善に繋がる事でしょう。
電装部品の不良の場合は部品代が高く、エンジンの焼き付きやガスケット抜け等は部品代はそこまで高くはありませんが工賃が高額になってしまいます。 無料出張査定等を利用しまずはバイクの現在の価値を知り修理をするべきかどうかも考えてみると良いでしょう。
■この記事の執筆監修
バイクパッション整備責任者
2級整備士
玉井 克幸
バイク整備の知識量と技術力は誰にも負けません。
修理や整備も常に冷静沈着。若手メンバーのお手本として活躍中。
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