エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
バイク故障・バイク整備修理やトラブルに関することに
パッション横浜本店の整備士が簡単にお答えしています
最近2速からギアが抜けにくくなっていたのですが、ついに2速から完全に抜けなくなってしまいました。
今は2速に入ったままエンジンも始動できずタイヤも回りません。
どうしたら直るでしょうか?
2速からギアが抜けにくい症状が続いていると思ったら、ついに完全に抜けなくなってしまった。
2速に入ったままで戻すことができない。
こうなるとエンジンが動かないばかりか、タイヤも回りません。
今回はこのような時の対処法についてご紹介します。
ギアが入ったまま抜けなくなってしまう場合は、オイルの問題やクラッチ不良が考えられます。
例えばエンジンオイルの圧が高すぎてクラッチのかみ合わせが悪くなってしまった場合や、シャフトなどが曲がって戻らなくなっているかもしれません。
エンジンの回転数が上がればそれだけ熱が出るため熱で膨張して隙間が無くなり、ギアがかみ合ったまま戻らなくなってしまうケースもあります。
この場合はエンジンのメンテナンスと修理が必要で、内部で異常が無いかも調べる必要があります。
一度治してからオイル交換が必要になることもあるため早めに修理をすることがおすすめです。
似たような症状でクラッチワイヤーの伸びが原因のこともありますが、クラッチワイヤーが原因の場合はタイヤも動くのが一般的です。
ギアが完全に抜けない状態になっている場合は、内部に損傷が出ている可能性も高く、部品交換をしなければならない確率が上がってしまいます。
自分でメンテナンスをするにも原因を特定し、必要な部品の注文をしなければなりません。
エンジン自体の分解が必要になるケースもあり、手間も時間もかかってしまう場合も出てきます。
専用の工具が必要になるなど出費の面でもかなりの痛手となってしまうことも珍しくないのが特徴です。
費用対効果を考えると修理に出してしまった方がいいこともありますが、エンジン内部の調整が必要になり金額も高額になることが多くなります。
ギアが抜けない状態であれば修理に費用が掛かるケースが想定されてしまうため、修理自体が難しくなる可能性もあります。
場合によっては新車を買った方が得になるケースもあるため、買取査定に出して確認を行うということも念頭に入れておきましょう。
例え直っても別のパーツにダメージが及んでいる可能性や、走行距離的に寿命を疑わなければならないケースもあります。
特に走行距離がかなり長いのであれば、乗り換えた方が安全面でもプラスになることがあります。
修理と整備を繰り返しながら乗り続ける際のリスクも考えると、買い替えの方が現実的になる場合も多いのです。
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