エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
バイク故障・バイク整備修理やトラブルに関することに
パッション横浜本店の整備士が簡単にお答えしています
暖気運転や信号待ちなどでアイドリングが安定せずエンストしてしまう事があったが、なんとなく誤魔化しながら乗っていた。
しかし、最近になり走行中にエンストする事も増えてきたので安心してバイクに乗れなくなってしまった。
アイドリングが不安定だといつ止まってしまうのかという不安を抱えながらバイクに乗らなければなりません、ましてや走行中にエンストしてしまうとなると危険を伴う事もあります。
安全な運転のためにも原因をしっかりと追及し、しっかりとした対処をする必要があります。
アイドリングが不安定になる9つの主な原因と対処法を紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。
バイクの点検・整備は簡単に行える個所から!
以下点検が行いやすい順にご紹介させて頂きます。
ガソリンが古く劣化しているとしっかりとした爆発や燃焼を行えないためアイドリングが不安定になったりノッキング(異音や異常燃焼)を起こしたり、エンジンのポテンシャルの発揮が出来なくなる事があります。
タンク内、キャブレター内、キャブレターやインジェクターまでのホース内のガソリンを新しいものに変えてみましょう。
エアクリーナーエレメントにゴミや埃が詰まり必要な量の空気が送り込まれなくなってしまっていることでアイドリングが不安定になることがあります。
その場合は、エアクリーナーエレメントの清掃または交換をしましょう。
清掃をする場合は乾式、湿式により清掃方法が変わります、しっかりと確認した上で確実な作業をしましょう。
プラグが劣化している場合、失火や火花が弱い等の原因によりアイドリングが不安定になる事もあります。
プラグの電極が減っていたり黒くなっている場合は真鍮ブラシで磨くか交換をしましょう。
イリジウムプラグの場合は電極が非常にデリケートな為、磨く事が出来ませんので必ず交換をしましょう。
マニーホールド(エキパイの分岐/集合部分)にヒビが入ったり割れている状態だとそこからエアーを吸い込んでしまい空気量が多くなりアイドリングが不安定になる事があります。
その場合マニーホールドの交換が必要になります。
またマニホールドとキャブレターを締めているバンドの不具合やマニホールドとエンジンの間に入っているパッキンが切れたり、硬化している場合も二次エアーの原因になりますので、そちらも合わせて確認してみましょう。
簡単な確認方法はエンジンが掛かっている状態でマニホールド付近へパーツクリーナーを軽く噴射し、回転数に変化がある場合は二次エアーを吸い込んでいる可能性が高いと言えるでしょう。
ガスが濃い状態でも薄い状態でもエンジンの回転数が安定しない症状が出る事があります。その場合は主にエアスクリュー、パイロットスクリュー(開け締めして混合器の比率を調整するネジ)で調整が可能です。
ガスが薄い場合はプラグの電極部分が白くなり、アクセルを開けた時に『モオー』というこもったような感じでエンストしてしまう事があります。
逆にガスが濃い場合は排気ガスがガソリン臭かったり、顔を近づけると目にしみる、プラグが湿っていたり黒くなっている事があります。
エンジンの症状やプラグの状態でどちらか判断できるかと思います、確認出来たらエアスクリュー、パイロットスクリューで調整してみましょう。
エアスクリューとパイロットスクリューの違いは?
エアスクリューもパイロットスクリューも役割は変わりません、どちらも空気とガソリンの混合の割合を調整する役割を担っています。
なので簡単にスロットルバルブやバキュームピストンよりエアクリーナー側に付いている場合はエアスクリュー、エンジン側に付いている場合はパイロットスクリューと覚えておきましょう。
調整方法は?
エアスクリュー:時計回りに締め込むと混合気は濃くなり、緩めると薄くなります。
パイロットスクリュー:時計回りに締め込むと混合気は薄くなり、緩めると濃くなります。
エンジンの調子、プラグの状態を確認しながら調整してみましょう。
キャブレター内部の経路の詰まりやジェット類に詰まりがあると必要なガソリン量を送る事ができずアイドリングが不安定になる事があります。
その場合の対処法として、キャブレターを取り外し洗浄を行い詰まりを解消する必要があります。キャブレターやジェット類には非常に小さな穴が存在しますしっかり確認しながら確実な作業をするよう心がけましょう。
パッキンやOリング等、劣化している要交換パーツは必ず交換するようにしましょう。
リードバルブ(キャブとシリンダーの間にある混合気の開閉弁)がヘタっていたり、塵等を吸ってしまいバルブが開いたままの状態になっていると、アイドリング不調の原因になります。
リードバルブがちゃんと閉まらないと1次圧縮がインテークがに吹き返してしまいます。
その結果エアクリーナーが燃料まみれになってしまい適正な空気量が送られなかったり、プラグがかぶってしまいアイドリングが不安定になる事があります。
多気筒の場合それが原因で片肺(全気筒のうち何気筒かが不発の状態)になってしまいアイドリングが不安定になる事もあります。
この場合リードバルブの交換が必要になります、作業的にはそこまで難しい作業ではありませんが、絶版車などはすでに部品の製造が終了しているケースが多く部品の入手が困難な車両もあります。
ピストンやバルブに溜まったカーボンが剥がれ、バルブの開閉次に挟まる現象をカーボン噛みと言います。
この現象が起きた場合、燃焼室に正常な圧縮が生まれなくなってしまいアイドリング不調やエンスト、パワーダウン、エンジン不始動といった症状が起こる場合があります。
カーボン噛みが発生した場合、エンジン上部を分解しピストンとバルブのカーボンを除去・清掃、場合によっては部品交換をする必要があります。
その際にかかる費用はエンジン腰上のオーバーホールとほぼ変わらず部品代が少し減る程度で同額近い費用が掛かってしまいます。
しかし症状がまだ軽い場合はエンジンコンディショナー等のケミカルの使用で症状を改善できる場合もあります。
エンジンコンディショナー等のケミカルグッズは、商品にあった正しい使用方法でより効果を発揮しますので使用方法をよくご確認の上ご使用ください。
電装系部品の故障によりアイドリング不調になる事もあります。しかしながら判断がとても難しく、すぐに電装系の部品の故障にたどり着く事はないでしょう。
先にご紹介した症状と対処方法を確認し、それでも改善が見られなかった場合に疑うべき場所となってきます。
ジェネレーターの簡単な故障診断は、ジェネレーターから繋がるカプラーのそれぞれの線同士の導通を確認し1箇所でも導通がない所がある場合は故障していますので、ジェネレーターの交換が必要です。
CDI、イグナイターに関しては故障診断する事が非常に難しく、新品部品や動作確認済みの部品と交換する事が一番手軽な診断方法になります。
しかし、どちらのパーツも高価な部品になりますのですぐに購入する事はあまりお勧めしません、部品在庫が豊富なバイク屋さん等へ診断・修理をお願いする事をお勧めします。
アイドリング不調として、よくある因果関係として9つの原因と対処法をご紹介させて頂きました。
他にも車両の状態によっては他の原因があったり、複数の原因が重複していたりする場合もあります。
安心、安全により楽しくバイクを走行する為にもしっかりとした診断、修理をしましょう。
この記事の執筆監修
バイクパッション整備責任者
2級整備士
玉井 克幸
バイク整備の知識量と技術力は誰にも負けません。
修理や整備も常に冷静沈着。若手メンバーのお手本として活躍中。
販売整備部門の責任者でもあるので、何か欲しいバイクがありましたら是非玉井までご一報ください。
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