エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
バイク故障・バイク整備修理やトラブルに関することに
パッション横浜本店の整備士が簡単にお答えしています
最近ブレーキをかけるとキーキーと異音を立てて鳴くようになってしまいました。
交差点などで停止しようとした時は少し恥ずかしいので修理をしたいのですが原因を教えてください。
ブレーキの鳴きの原因には走行には特に支障がないケースから事故に繋がるようなケースまで様々で鳴きの音の種類(キーキー、シャーシャー、ガーガー)でも大きく変わってきます。
例えば、ブレーキパッドの接地面に線傷が入っている場合は「ブキーキー」、パッドが完全に摩耗している場合は「ガーガー」「ゴリゴリ」、 ディスクローターに傷が入っている場合は「キーキー」、ディスクローターに歪みがある場合は「シュッシュッ」や「シャーシャー」といった異音が発生します。 またキャリパーやマスターシリンダーのピストンの作動不良が起きている場合はブレーキが利きっぱなしの状態になり事故やべーパーロック現象を誘発させる可能性もあります。
多くの場合が何らかの異常がおき始めている又はすでにおきている事を知らせるサインだと思いましょう。
ブレーキの鳴きを発生させている個所を特定する手順としては、先ず制動力を発生させる摩擦箇所であるブレーキパッドとディスクローターから疑い、 次いでブレーキレバー側の開閉動作を司るマスターシリンダー内のピストンと、ブレーキキャリパー側の開閉動作を司るキャリパー内のピストンを疑うと良いでしょう。
以下に、ブレーキ鳴きの代表的な6つの原因にフォーカスして対処方法と修理費用をご紹介します。
ブレーキパッドを新品に交換し馴染んでなく接地面が均等に当たっていない場合や面取りがされていない場合、 またパッドの接地面に線傷が入ってしまうとブキーキーといった異音を発生させるレーキの鳴きの原因になります。
対処方法はパッドの角をヤスリで落とす(面取り)と接地面をペーパーで斜めに交差させるように研磨し接地面を均等にする事で解消できます。
もし手元にあるようであればパッドグリースという鳴きを抑止するグリースをキャリパーピストンとパッドの接地部分に塗ってあげるとより良いでしょう。
バイク屋さんへパッド交換を依頼した場合は交換作業に含まれている内容と思いますが別にお願いした場合の工賃は3,000円前後~6,000円前後でしょう。
ブレーキパッドはブレーキを使うたびに磨耗していきます。その時に出る磨耗粉がディスクローターとパッドの間で焼き付いてしまうと鳴きの原因になります。
対処法としてはパッドの接地面をペーパーで斜めに交差させるように研磨し整え、焼付きを除く事により接地面を均等にする事で解消できます。
また、スリット入りのパッドには磨耗粉の排除と鳴きを防止する役割があると言われています。交換時期のタイミングでスリット入りのパッドに交換してみるのもいいかもしれません。
ブレーキパッドは消耗品です!車(四輪)の場合はブレーキパッドが減り交換時期になるとパッドウェアインジケーターというパッドに付属している金属部分が ディスクローターに擦れキーキー音がし知らせてくれるようになっています。
しかし、バイク用のパッドに使用されているものはほぼありませんので定期的に残量のチェックをしなければなりません。
残量がなくなっているのに交換せずに使い続けているとブレーキパッドのベースプレート(金属部分)にまで到達してしまいブレーキ使用時や走行時に 「ガーガー」「ゴリゴリ」という音が出たり金属同士が当たっている感触を感じるようになります。
そんな時はディスクローターに大きなダメージを与えてしまい場合によってはディスクローターの交換が必要になってしまいます。
ディスクローターに傷や歪みが生じてしまっているとブレーキの鳴きの原因になります。
ディスクローターに傷が入ってしまうと摩擦が均等にならず「キーキー」とブレーキの鳴きがすることがあります。
また歪みがあるとブレーキパッドとの接地にムラが出てしまい走行中に「シュッシュッ」や「シャーシャー」という音が出ることがあります。
対処法は軽い歪みであれば修正が可能である場合もあるが大体のケースがローターの交換が必要となります。
交換にはディスクローター自体の値段が5,000円前後~29,000円前後、ダブルディスクの場合には左右必要となる場合もあるので減り具合も考慮し検討すると良いでしょう。
バイク屋さんへ交換を依頼した際の工賃は6,000円前後~10,000円前後程でしょう。
キャリパーのピストンの汚れや錆、オイル・ダストシールの劣化や変形、フルードの劣化により発生するカスがシールの溝に溜まってしまうことがあります。
そうなるとピストンの戻りが悪くなりブレーキパッドが常にディスクに押し付けられている状態になってしまいブレーキの鳴きの原因になります。
また、ブレーキの鳴きだけではなく引きずりの原因になる他にもベーパーロック現象を起こしてしまう可能性もあり大変危険です。
押し引きの時に抵抗や重く感じる、タイヤを浮かして回した時に重い、回転に抵抗がかかりすぐに止まってしまう、 このような症状はキャリパーピストンが正常に戻らなくなったことを示しており修理が必要です。
対処方法はキャリパーの状態を確認し、シールやピストン、キャリパーの清掃または交換により修理が可能です。
(参考記事:固着したブレーキキャリパーの清掃手順と修理工賃)
マスターシリンダー内のピストン部分のシールの劣化や変形、フルードの劣化により発生したカスが原因で戻りが悪かったり、 戻り切らない場合もブレーキパッドが常にディスクに押し付けられている状態になってしまいブレーキの鳴きだけではなく引きずりの原因になる 他にもペーパーロック現象を起こしてしまう可能性があり大変危険です。
ブレーキレバーを握りパッと離した直後にマスターシリンダーのピストンが確実に戻っているかを確認し戻っていないようであれば修理が必要となります。
対処方法はマスターシリンダー内とピストン部分の清掃、ピストン部分のシールに劣化やヘタリがある場合には交換により修理が可能です。
(参考記事:マスターシリンダー内のピストン部分の清掃手順と修理工賃)
ブレーキの鳴き(異音)の多くはブレーキ関係の異常であることがほとんどです。本来であれば定期点検やメンテナンスで気づきたいところですが ブレーキが鳴き始めたら最終警告と思っても良いでしょう。
また、ブレーキ鳴きを放ったらかしにしていると故障だけではなく大きな事故に繋がる可能性も多々あります。
ブレーキ鳴きだけではなくブレーキの効きやレバー・ペダルに違和感を感じた時などにも早めの点検・修理を行うようにしましょう。
この記事の執筆監修
バイクパッション整備責任者
2級整備士
玉井 克幸
バイク整備の知識量と技術力は誰にも負けません。
修理や整備も常に冷静沈着。若手メンバーのお手本として活躍中。
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