今回査定のお申し込みを頂いた村越様より、当日は他のバイク買取業者にもアポを取っているので…と前置きがあり、その後の午後2時という時間指定がありました。
時間を見計らい、2時3分前に到着となりました。
ところが、先に訪問していた様子の買取業者と何かいさかいがあったのか、村越様と思わしき男性と軽トラックの運転手らしき男性が話し合っていました。
念の為、村越様の携帯電話をコールしてみると、やはり一方は村越様。
「申し訳ない。ちょっと立て込んでいるけど、よかったらそのまま査定始めてもらいたい。」と前置きなしで門扉正面に停められたアプリリア SRV850の査定を促されました。
突発的な相見積もり査定。玉数少なめのアプリリア SRV850の査定結果は…
査定依頼を頂いた際の村越様のお話では、当日は査定のみでお願いしたい、とのお話でした。
どうやら先に来ていたバイク買取業者のスタッフの方が即決交渉を持ちかけている様子。
あまり数は多くありませんが、近年こうした他社と競合する査定ケースも増えてきております。
まずは村越様のご希望通り、SRV850の査定を行った上でご相談させて頂く事にします。
やるべき事を第一にやるのが弊社の理念です。
全体的な評価から入りますが、非常にコンディションは良好。
使用感がなく、目立つ傷や劣化が殆どありません。
SRV850自体が玉数の多いバイクではありませんが、それでもかなり上の部類と言えます。
強いて挙げるとすれば、フロントフェンダー部分の小さな擦り傷。
とは言っても何かにぶつかったようなものでもなく、軽微です。
この程度ならリペアは容易なので、大きなマイナスとはなりません
コクピット周りも非常に良好で、走行距離はわずか2,271km。 村越様が大事に乗られてきたのがよく分かります。 葉山の海沿い、というロケーションのせいか、白いSRV850が眩しく感じました。
通常のビッグスクーターなら傷が多くなりがちなマフラーもこの通り。
フルノーマル状態であり、塗装剥離などもなく高評価です。
ビッグスクーターで一番ヘタりが目立ちやすいのがシート。
特にSRV850はシートが大きく、絞りと凹凸の起伏がはっきりしているため分かりやすいのですが、このように良好。
画像ではリア側に少し型がついていますが、積載から降ろした直後によるものなので問題外です。
タイヤの残り具合は十分なのですが、一年のうち秋以外は乗っていなかったとの事で、やや劣化気味。
ブレーキパッドの減りが早い傾向にあるSRV850のため、こちらは安全性を考えた上で要交換となりそうです。
リアキャリア部は多少使用感あり。
浅めですが大きめの擦り傷がいくつかついているため、こちらはリペア対象となります。
会話の邪魔になってはいけないので、最後にエンジン確認。
結果としてはエンジンの始動性も文句なしでした。
どうやら乗らない期間でもアイドリングは定期的に行っていた様子で、非常に安定したエキゾースト音とエンジン音が確認できました。
ややフットスペースには傷が目立ちましたが、ビッグスクーターの宿命的なものですので、大幅なマイナスにはなりません。
当日は天候にも恵まれ、査定のしやすい場所に既にSRV850が移動されていたこと、車両状態が良かったことでスムーズに査定が終了しました。
難点が殆ど見つからなかった、村越様ご所有のアプリリア SRV850の最終査定金額は、650,000円に決定。
玉数も少なくレーサー志向のアプリリアは、若干査定の難しいメーカーでもあります。
それでも傷は少なく、少々のマイナスポイントはあるものの弊社査定ランクは10段階評価の「5」とさせて頂きました。
他社比較の査定価格ご提示で村越様も大満足。ご納得の上で即決成約に!
まだ会話中の村越様へお伺いを立て、査定終了のお知らせとともに最終査定価格をご提示。
開け口一番「おぉ、これならいいです。全然OK!」と二つ返事で売買契約成立となりました。
その言葉を聞いて、他社の査定スタッフが軽トラックで去ったのを見計らって村越様に詳細をご説明させて頂きます。
マイナスポイントは他社と同一のものだったようですが、村越様いわく「一本以上違うと話が全然変わってくるよ!」との事。
アプリリアは玉数が少なく、ハイスペックなマシンを多く輩出しているメーカーですが、同時にユーザー数が限られてくるメーカーでもあります。
そうした事情により、売れ残りのリスクがどうしても高くなってしまう関係上査定が難しいのですが、弊社の査定にご満足頂けて何よりの結果となりました。
村越様は現在50代も半ばを過ぎ、購入したはいいものの、このSRV850の加速力が手に余って売却を決意されたとの事。
書類をお預かりしている最中、「いい出物はありますか?」とお尋ね頂いたので、「弊社横浜店のwebでぜひご確認ください!」とお伝えすると満足そうにうんうん、と頷いて頂けました。
そして先日、横浜店へ村越様が足を運んで下さり、シルバーウイングが気に入り現在商談中となっております。
マイルドな出力特性のシルバーウイングなら、村越様のご希望にも合うので満足して頂けることでしょう。
aprilia SRV850
非常にレーシーなモデルを多数輩出し、腕自慢のライダーに人気のアプリリア。
しかし、残念ながらバイクが趣味性の強い乗り物である以上、どうしても好みの絶対数という問題が発生してしまいます。
高性能なのは疑う余地がないところですが、前述の理由などで買取価格の設定が難しく、オーナー様が思うほど査定価格が伸びない傾向も。
今回の村越様のケースでは少々差が大きくなったような印象がありますが、実は決して珍しいケースでもありません。
アプリリアというメーカー自体が稀少化していること、SRV850というモデルの玉数が少ないことで、査定が確立していないためです。
相場の集計にはスリップによる転倒で外装に大規模な傷の走った車両などが含まれるため、最低価格はやや低めになっています。
高価な外国車、という面ではレアなケースではありますが、以下の査定相場情報をご参考にして頂ければ幸いです。 ◆定例(状態の良いオートバイの)業者間オークションにおける直近12ヶ月間の取引価格は
【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 8台
- 平均価格: 522,000円
- 最高価格: 770,000円
- 最低価格: 418,000円
【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 0台
- 平均価格: no data
- 最高価格: no data
- 最低価格: no data
相場情報:2016年10月時点
最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。
上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。
判断の難しいアプリリア SRV850ですが、全体的には極端な低価格となることはなく一定水準での査定価格が設けられている相場推移となっています。
他社で満足のいく結果が得られなかったアプリリア車オーナー様も、まずは弊社の安心査定をお試しください。
他社対抗特別ではなく、外国車の取引実績に自信のある弊社ならではの査定で、オーナー様のご希望を全力で実現させて頂きます。