FZ400買取査定事例｜傷は少なく各所に錆びの1997年式

1997年式と17年落ちのFZ400 カウル等の樹脂パーツは目立つ傷もなく綺麗な状態を維持していますが、
メッキや金属パーツの一部に目立つ錆びや腐食があり、少し査定の足を引っ張りました

■エンジン周り
17年落ちの車両としては機能的に特に目立つ不調もなく比較的良好
腰上から軽い異音、セル音不良、エンジンカバー傷（小）
エンジン錆び（中）、ラジエーター錆び（中）曲り（小）

■ハンドル/フロント足回り
アウターチューブ錆び腐食（大）インナーチューブ点錆び（多）
トップブリッジ・ホイール傷錆び、ハンドル錆び・曲り（小）
スイッチ類変色（小）、ブレーキディスク錆び（中）

■リア足回り
リアショック錆び（中）、スイングアーム傷・錆び（小）

■電装保安部品
エキパイ錆び（大）、マフラー錆び傷、ミラーやウィンカーカバー小傷（多）

■外装
アッパー＆サイド＆テールカウル・前後フェンダー・タンク小傷
タンクエクボ（小）

■フレーム周辺
メインフレーム各所傷錆び、ハンドルストッパー凹み、シートレール曲り（小）
ステップ・スタンド周辺錆び傷（多）

■カスタム箇所
フルノーマル車両/タンデムバー装着

■全体
退色や日焼けもほとんど見られず艶を保持している外装パーツ
回転も滑らで年式の割に良好なエンジン機能などの良い部分と、
錆びや腐食が目立ったエンジンやアウターチューブ・エキパイなどの
悪い部分が混同していたFZ400
特に、エキパイン～フロント部分のエンジンは変色や錆びが広範囲で
錆び取りの他に、耐熱塗料での再塗装による補修が必要になりそうで、
減点となった査定項目では一番大きなものとなりました。
その他セルモーターの不調やリアサスの抜け、タンクの小さなくぼみ、各所の傷錆び
など小さめの減点も散見されましたが、
上記の大きな減点を除けば、非常に状態の良かったFZ400でしたので、
相場でも上位に位置ずる20万円台後半の値段が付いていました。

■相場の参考情報
過去1年間のFZ400の相場情報は下段に記していますが、
少し詳述すると
査定の相場情報とは
買取店が出品して、販売店が仕入れの為に落札する、業者間のオークション市場
（買取されたバイクの9割超は業者間市場に出品して売却されています）
の落札価格を指していますが、
過去1年間に71台のFZ400が上記市場で落札されていますが、
特徴的なのは、非常に多走行車両が多いという点です。
71台のうち、走行3万キロ以上の車両は35台。5万キロ以上の車両が19台と。
400ccとしては群を抜いて多走行車の割合が多くなっています。
因みに、走行距離で比較した落札価格は以下のようになっています。
走行距離は、査定価格の1つの大きな要素ですが、
走行距離が膨らんでいても、車両の状態が良ければ、低走行車両より
落落札金額が高くなることは頻繁にあります。