バンディット400Vを売却｜バイク買取査定の体験談

盗難に遭ってしまい、先日手元に戻ってきたのですが、ハンドルの向きがおかしくなっていて、鍵穴も壊れて鍵が入らないようになっていました。
お気に入りのバイクだったののですが、以前とは全く違うくたびれた状態で、盗人に長らく乗られて放置されていたと考えると不気味さもあって、修理する気力も湧かず、売却先を探していました。
実はそれよりも、発見されたアパートの管理者から早く撤去するように要請されていたのですが、鍵が無い上にブレーキが引っ掛かって？車両を動かすこともできない状態でしたので、 早く引き取ってくれる業者を探していました。
そういう事情もあって、正直金額には期待していなかったので、せめて廃車料金がかからなければ良いな、という考えでした。

近場で売却する店舗を探していて、その際に無料出張の査定を行っているバイクパッションを発見したのがきっかけでした。
電話で話した時に、損傷が激しくても完品であれば値段は付けてくれる、とのことだったので期待が強まって連絡しました。

鍵穴やハンドルが壊れていて押しても動かない車両ですので、無料で引き取ってもらえればいい、と考えていたので金額がついたことに驚きました。
査定金額で差し引かれた部分の大半は長らく放置されていたことによる劣化がメインで、キーシリンダーやハンドルの損傷はマイナス幅が少なく、想像よりもはるかに良い結果になりました。
状態によっては、パーツ取りではなく販売車両としてレストアする可能性もあるとのこと。
お気に入りのバイクだったので、廃車にならずに済んだこと、また、直ぐに引き取ってもらう事が目的だったので、買取の金額が付いたことは嬉しい誤算でした。
担当者の物腰も低く丁寧で、色々な情報を開示してくれて、透明性が高くてとても納得しやすい査定でした。

「直ぐに引き取ってほしい」ということでしたので、お電話いただいた当日の午後に、お客様と待ち合わせをして発見されたアパートの駐輪場で査定をさせて頂きました。
「バイクを盗まれて悪戯されている為、所々壊されている」とお電話でお伺いしていたので、バイク自体の損傷を想定していたのですが、 実際に拝見させて頂くと、鍵穴やハンドルの損傷以上に、長らく放置されていたことによる車両の劣化が損傷以上に目に付きました。
全体に目立つ錆びや腐食、苔が生えていているクランクケース、ブレーキの固着、パンク、ゴムのひび割れ等に加えて、色やけして変色しているカウルやタンクなど、 車両全体に漂う疲労感が、キーシリンダーやハンドルの損傷以上に大きな減点となりました。

査定で大きな要素を占めるエンジンの状態は、鍵穴が壊れている為確認できませんでしたが、 盗まれてから発見まで3年近く経過している点や車両の劣化状況から、エンジン始動にはキャブレターのオーバーホールやバッテリー・プラグの交換が必要になりそうですので、キャブのO/H工賃のマイナスに。
実際に販売車両としてレストアできそうかは、イタズラされている可能性もあるエンジンの状態にもよりますので、エンジンの状態は悪いを前提とした査定価格とさせて頂きました。

とは言っても、パーツ取り用途の買取とても値段が付けられる2型＝GK7AAのBANDIT400Vでしたので、 パーツ取り＋アルファの価格提示で、買取させて頂くことが出来ました。