XS650スペシャルを売却｜バイク買取査定の体験談

バイクの持ち主は長男なのですが、本人がもう乗らなくなってしまったため、一昨年前に廃車にしたていたのですが、息子の海外赴任を機に手放す事に決めました。
持ち主が手続きを行うのが一番いいのでしょうけれどもなかなか時間が取れず、家族が代理として査定をお願いする事に。

バイクの所有者でなくても中古業者と売り買いが出来るかどうかも分からない状態でしたので、インターネットで検索して、丁寧な説明があるところという基準で選びました。
特に参考になったのは「バイク買取査定前の予備知識」というページです。
さて、いざ売ろうと廃車証明書を探したのですが見つかりませんでした。そこで書類が無くても買取りして頂けるのかをお電話でたずねたところ、知識のない私にもわかりやすいように説明してくれてましたので、実際に見て査定して頂くことにしました。

電話では、「廃車証明書の再発行も可能で、車種の価値が高いので、状態にもよってはよい値段が付きますし、ボロボロでも最低値段は付きます」とは言われましたが 廃車にした書類が紛失している上にバイク自体何年も放ったらかしであまりよい状態に思えませんでしたので値段が付いても気持ち程度にになるのかと思っていましたが、提示された金額は想定以上。
保管状態が良ければ、もっと高い金額が付いていたと言っていただきました。それを息子に伝えたところ、いまさらながらに未練がましい口を利くのです。
これ以上自宅に保管していても、誰も見向きもしなかっただろうあのバイクにとっては、こうしてパッションさんに引き取っていただけたことは幸運以外の何物でもないでしょう。
ましてやそれほど高価な品であるならば、手入れもしない息子の元に置いておくのはもったいない事です。
ナンバープレートの番号などを覚えていたことが幸いして廃車証の再発行までパッションさんでしてくださるようで、何年も放ったら菓子のバイクにでまさかこんな値段が付くとは思いませんでした。
「廃車証が無ければ査定額は凄く安くなります」と一言で片づけて安く買取することも出来たはずなのに、そうはせぜうに、丁寧にご説明して頂き、書類の再取得などまでして頂いて、 良い価格を付けてくれたことに誠実な姿勢を感じました。感謝しています。

登録書類が無い場合、ナンバーを登録した際の所有者の住所と、 氏名が必要になります。
所有者（登録書類に記載されている）名義人と住所が分かれば、パッションで登録書類を再発行する手続きを取りますので、買取と買取価格に支障はございません。
（登録書類の再発行は業務の一環として無料で行っております） 廃車証が無い場合・・・要件を満たせば完成車として買取できます 廃車証明書が無い場合は、フレームナンバーに基づく車両の名義を変更することが出来ないため、車両の流通（売買）できません。
したがって買取価値は、フレームから降ろしたパーツの買取価値になっていまします。

しかし
廃車証明書（自動車検査証返納証明書/軽自動車届出済証返納証明書）を紛失している場合も以下の2つの要件を満たせば、 400cc以上の場合は、陸運局にて廃車証明書に準じる「検査記録事項等証明書」を取得することが出来、 126～250ccの場合は廃車証明書を再取得することが出来ます。
-----
１）廃車にしてからの年数が浅い＝約5年以内（陸運局に所有者であったデータは残っている）
２）廃車時の所有者情報＝ナンバープレート情報・ご名義・ご住所・原付の場合は廃車年月日＝を覚えている
-----
「検査記録事項等証明書」が取得（「廃車証」が再取得）できたら、新しく車検を通すことも（再登録して名義変更をすることも）可能になりますので、フレームも含めた完成車として買取することが出来ます。
そのことで 以下の2つの条件を満たしている車種は買取価格が上がります。
-----
１）車種
車種自体の価値があり中古で最低でも10万円程度以上の車両価格で販売されている車種であること
２）状態
廃車済みの車両は何かしらの問題があって廃車にされているケースが多いので、車検を通すまでに修理回復する費用がかかります。その費用をかけて車検を通しても、それより中古での販売価格が高くなる状態であること ですので、廃車証明書を紛失していても、「検査記録事項等証明書」の取得が可能で、車種の価値が高く、修復費用がそれ程かからない車両は高価で買取が出来ます。
逆に「検査記録事項等証明書」の取得が可能でも、車種の価値が低く、状態が劣悪な場合には値段が付かないこともございます。
-----
「検査記録事項等証明書」「廃車証」の再取得は代理申請が可能ですので、 バイクパッションでは、お客様から頂いた情報をもとに、買取させて頂いたバイクの「検査記録事項等証明書」を無料で取得代行いたしております。

さて、廃車証紛失の場合の買取フローのご案内が長くなってしまいましたが・・・
今回買取りさせて頂いたXS650スペシャルは、お客様（息子さん）がナンバープレート情報や大体の廃車年月日まで覚えておいででしたので、「検査記録事項等証明書」が取得できる前提で買取させて頂きました。

車両の状態も、2年前に廃車済みとお聞きしていたので、かなり状態は悪いことを想定しておりましたが、比較的軽い修理で車両状態を回復できる状態でした。
エンジンこそバッテリーをジャンプしても始動しませんでしたが、何年も放置されていた車両特有の傷みは少なく、各所に目立つ錆びはありましたが磨いて落とせる程度の表層の錆びで比較的良い状態に仕上がりそうな ポテンシャルを保持していました。
車種自体もヤマハの旧車として人気があり、業者間市場での取引価格は実働車であれば30万円程度平均で流通していて、販売店の店頭価格では40～50万円台が主流の価格帯になっていて、年式こそ古いですが価値のある車種です。
上記のように車種の価値があり、車検を通す（店頭販売できる）状態に仕上げるまでの修復費用もそれ程高くなく、検査記録事項等証明書を取得できる車両でしたので、 廃車証紛失でも転売できる完成車帯として非常に良い値段を付けることが出来ました。

お客様のご希望もございまして、当社にて検査記録事項等証明書を陸運局で代理取得いたします。
買取時点では、実際に検査記録事項等証明書を取得できるか不確定でしたので（取得できない場合にはフレーム以外のパーツ価値になってしまうため）、 買取金額の半金を現金でお支払いしまして、お客様から頂いた情報をもとに、検査記録事項等証明書を取得できた段階で、残額をお客様のお口座にお振込みする形式でのお支払いとなりました。
今回はバイクパッションをお選びいただき、ありがとうございました。
もしまた機会がありましたら、ぜひバイクパッションにご用命下さい。スタッフ一同お待ちしております。