エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
バイク故障・バイク整備修理やトラブルに関することに
パッション横浜本店の整備士が簡単にお答えしています
頻繁に変えるエンジンオイルですが、バイク屋さんでやっているところを見た限り自分でも出来そうに思えます。
オイル自体は量販店で売っているし、自分でやってみても大丈夫でしょうか?
何か気を付ける点があれば教えてください。
バイクを正常にかつ、性能を維持する上で欠かせないオイル交換や補充、交換の頻度などはバイクに乗る方は知っておくべき事です。
エンジンオイルの交換は、整備としては比較的簡単に手を出せるメンテナンス入門編と言えます。
ただ、バイク屋さんでやっているところを見ると、何でも簡単に見えてしまう事もあります。
ご自身の整備に対する知識と手持ちの工具を良く確認し、考えてからの作業をお勧めします。
とはいえ何事もやってみないことには何も始まりません、以下の手順が参考になれば幸いです。
そもそも何故エンジンオイルは交換する必要がるのでしょうか?
2ストロークエンジンの場合は、エンジンオイルを燃焼させるので交換ではなく補充となりますが、4ストロークエンジンの場合は燃焼されないため交換しない限り同じ内容物をずっと使用することになります。
ずっと同じエンジンオイルを使用していると、オイルの劣化や不純物の混入などで、エンジンを守るエンジンオイル本来の役割を果たせなくなり、最悪の場合はエンジン焼き付きなど重篤な故障を誘発しかねません。
エンジンを守るためにエンジンオイルの交換が必要となってきます。
バイクのオイル交換の頻度は一般的には「3,000km~5,000km」と言われています、しかし車種や乗り方によっても変わってきます。
購入したバイクの取扱説明書が手元にある場合は確認し、記載の頻度を参考にバイクの状態を考慮し交換時期を考える事も良いと言えるでしょう。
例えば50ccの原付バイクと1,000ccクラスのリッターバイクだったり、街乗りのようにストップ&ゴーな乗り方と、ほとんどが高速道路で安定した速度でしか走らない場合ではオイルの交換頻度は変わってきます。
ご自身でエンジンに負担のかける乗り方をされていると感じるのであれば早めの交換を心がけ、普段から丁寧な運転をされているのであれば緩めの交換頻度で良いでしょう。
では全く乗っていなかったらずっと交換しなくても良いのか?というとそれは間違いです。
一度空気に触れたオイルは放っておいても劣化が進みます、乗る頻度が極端に少ないとしても半年に一回は最低でも必ず交換するようにしましょう。
バイクのオイル交換の手順とその方法を知っておくと無駄な費用をかけずにオイル交換ができます。
オイル交換に必要な道具をまずは用意します。
オイル(ご自身のバイクにあった粘度、グレードのもの)
交換に必要な量、表記されている量より少量だけ多く用意しておくと良いでしょう。
オイルフィルター
オイルフィルターは、エンジンオイルに混ざった不純物を貯めるフィルターです。不純物が溜まるとろ過機能が発揮できなくなるため交換が必要となります。
ただし125ccやビッグスクーターなど、クランクのメインベアリングの種類によっては、オイルフィルターがそもそも存在していません。
ご自身のオートバイはオイルフィルターが付いているか、付いている場合は必ず適合を調べてからご用意ください。
ネットで「車種+オイルフィルター」で検索するとご自身のバイクにオイルフィルターが付いているか?適合するフィルターがどれか?調べることが出来ます。
ドレンボルトワッシャー
オイルの排出口のワッシャーです。系を調べてオイル交換時はなるべく交換するようにしましょう。
廃油処理用タンクやパック
各自治体により廃油の処理方法が異なります。必ず適切な処理をしましょう。
ソケットレンチorメガネレンチ
オイルを排出するためのドレンボルトを外すための道具です。
サイズは12~17mmで車種により異なり、輸入車の場合や稀にそれ以上のサイズの場合もあります。
フィルターレンチ
オイルフィルターを外す為の専用工具です。必要となる車種もあります。
その他には
大きめの段ボールや新聞紙(バイクの下に敷いたり体の下に敷く)、ジョッキ(オイルを注ぐ容器)、ウェスや雑巾、ゴム手袋。
一度そろえてしまえば何度も使える工具や安価な使い捨て用品ばかりですので、何回も自分でオイル交換をするのであれば、すぐにオイル交換工賃の元が取れます。
1>暖気をしエンジンを温めておく
あらかじめ暖気運転をしエンジンを温めておきます、そうすることによりオイルも温まりオイルが柔らかくなり排出がスムーズに行えるようになります。
中長距離走行後や必要以上に暖気をした後ですとオイルの温度が高くなり火傷の危険も出てきますので注意しましょう。
2>オイルを抜く
まず用意した新聞を車両の下に敷きます、万が一垂れたり飛び散ったりしても汚れないようにしておくと後片付けも楽になります。
新聞の上に廃油処理パック、廃オイルの桶をセットしドレンボルトを緩め古いオイルを抜きます。
この時、ドレンボルトをなめないようにメガネレンチorソケットレンチを使いサイズが合っているかの確認をしてから作業をしましょう。
ドレンボルトが抜けると勢い良くオイルが出てきますので火傷や飛び散らないように注意しましょう。
少し抜け始めたらオイルキャップを少し開け、車両を直立にすると排出がスムーズになります。
(フィルター交換も合わせて行う場合はこの時点でフィルターを取り外します、フィルター内にもオイルが残っていますので火傷やこぼさないように十分注意してください。 また、取り外しにフィルターレンチが必要な場合は必ずサイズのあったフィルターレンチを使用して外しましょう。フィルターがねじ切れたりしてしまうと外す事が困難、もしくは取外しが出来なくなることもあります。)
3>ドレンボルトを締める
オイルが抜け切れたらドレンワッシャーを新品に交換しドレンボルトを締めます。
ドレンワッシャーの使い回しをするとオイル漏れの原因になります、必ず交換しましょう。
ドレンボルトを締める際は締めすぎに十分注意しましょう、締めすぎるとエンジン側のネジ山が舐めてしまい膨大な修理費用が掛かることになります!
(フィルター交換の際はこの時点でフィルターの取り付けを行います。フィルター交換にはOリングが付属する場合もありますので合わせて交換しましょう。
取り付けには取扱、取付方法を必ず確認し、理解してから作業を行うようにしましょう)
4>オイルを入れる
ドレンボルトを確実に締めたらオイルを入れていきます、規定量を用意していると思いますがまずは規定量より少し少なめに入れフィラーキャップのゲージやゲージ窓より一度確認をします。
少ない場合は足しましょう、入れ終わったら10分程度暖気を行い、暖気終了後オイルが落ちるのを待ちもう一度オイル量を確認しましょう、オイルが回ると最初よりも少なくなる事があります。
少ない場合は足りない分だけゆっくりと足していきゲージのLOWとHIの間に入るようにします。
オイル量は少なすぎても多すぎてもエンジントラブルの原因になる事があります、オイル量には十分注意しましょう。
(オイルフィルター交換時はオイル量がオイル交換のみの場合より多くなりますので注意してください)
最後にドレンボルトに緩みがないか念の為もう一度確認することも忘れずに。
5>片付け
廃オイルの処分方法は各自治体に確認の上、必ず正しい処分方法で始末しましょう。
使った工具はオイルでヌルヌルしていたり汚れたりしています、工具箱内に汚れがうつらない為、次に使うときに気持ちよく使える為にも綺麗に拭き取ってからしまうようにしましょう。
整理整頓や道具を大切に使う事が良い作業の基本です、常に心がけましょう。
ちょっとオイル交換を自分でやるのは面倒だし危険だなんて思っている方も多いですよね。
その際に気になるのが業者に頼んだ時の値段です。
バイクの大きさやオイルのグレードにもよりますがオイルが1L 1,000円~3,000円。工賃が1,500円から2,000円程度で行えますが、お店により価格の違いがありますので先に問い合わせておくと良いでしょう。
バイクを長く乗り続けたいとなればオイル交換の方法を覚えておくことも良いでしょう。
オイル交換ついでに他におかしいところはないかなどのメンテナンスの目も養えるはずです、そんな方はバイクの交換時期や交換方法を参考にして実施して見てください。
この記事の執筆監修
バイクパッション整備責任者
2級整備士
玉井 克幸
バイク整備の知識量と技術力は誰にも負けません。
修理や整備も常に冷静沈着。若手メンバーのお手本として活躍中。
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