エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
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バイクのパーツをネットで購入しようとしたところ車台番号によって適合が違うようなので確認しようと思ったところ車台番号の位置がわかりません・・・
その場は登録証を見て確認しましたがやはり自分の目で実際に車台番号を確認しないと不安が残ってしまいます。
今後愛車を乗っていく上で車台番号の位置を知っていても損はないと思うので車台番号の位置を教えて欲しいのですが車台番号は車種によって場所が違うものなのでしょうか?車台番号の場所と確認方法と合わせ車台番号の意味も教えてもらえると助かります。
スクータータイプを除く車両においては大半がフロントフォークと車台をジョイントするフレームのネック部分に刻印されています。
スクータータイプはフレーム下部やシート内部などに刻印されているケースの方が多いでしょう。
フレームナンバー(車台番号)は車体固有の番号で2つと同じ番号はありません。
車両と登録車や税金を関連付けさせる唯一固有の情報であるばかりでなく、車体の特徴を網羅した情報の宝庫でもあります。
例えばハーレーの場合
1HD1AEK23Eといったフレーム番号から下記のことが判別できます。
『北米以外での製造された(1桁目は製造国を示す)、1340ccのショベルヘッドエンジンを搭載した(7桁目はエンジン種別を示す)、1994年モデル(10桁目は年式を示す)』
適合パーツ検索や、リコールの対象確認に留まらず買取査定の際に憶えておくと便利でしょう。
それでは更に詳しく見ていきましょう。
車台番号=フレームナンバーとは車両が製造された時に国土交通省から一台ずつの車両に付与される個別の識別番号で車両一台につき必ず一つで、同じ番号が別の車両に割り当てられる事がない例えるならバイクの戸籍のようなものです。 所有者や使用者、登録地が変わっても車台番号が変更されることはありません。
よく間違えられる「車両番号」とはナンバープレートのことを指し、こちらは所有者や使用地の変更の際に別のナンバーに変わる住民票のようなものです。
また「車体番号」と書かれている場合がありますが正しくは「車台番号」と書きます。
国産車の車台番号の場合「○○○○-○○○○○○」と表記されここからはバイクの車種や排気量、製造年等を調べる事が事が可能です。
例えば
「EX 250L-○○○○○○」はKAWASAKI NINJA 250、「GR7BA-○○○○○○」はSUZUKI GSR750、「VH02J-○○○○○○」はYAMAHA DS400、「SC54-○○○○○○」はHONDA CB1300というように車台番号の-(ハイフン)前からは 車種や排気量が分かるようになっています。-(ハイフン)以降の数字からは製造何号機と読み取れるようになっています。
また海外のバイクや逆輸入車の場合は-(ハイフン)はなくアルファベットと数字の組み合わせにより車種や排気量、製造年等が調べる事ができます。
例えば
「5HD4CN2119K○○○○○○」はHarley Davidson XL883-I 「JKBZXNC11AA○○○○○○」はKAWASAKI ZXー14、「LC6GJ55D○○○○○○○○」はSUZUKI GSR 250F 普段バイクに乗るだけならばそこまで意識したことのない車台番号ですが多くの目的や情報があることを覚えておきましょう。
車台番号は税金の管理や保険の加入、登録や車検といった事からリコールの対象確認、部品の品番やパーツの適合確認等の様々な局面で必要になります。
また、オートオークションを通った際に車台番号をもとに走行距離や修復歴を記録し車両の経歴を登録することでメーターの改ざんを防ぐ他にも盗難車両の特定などの犯罪捜査の為に活用される事もあります。
まれに個人により車台番号を削られたり打刻を打ち直された車両がありますが犯罪に絡んだ可能性が非常に高く登録や継続車検を通す事ができません、人気車両や価値のある車種等が格安で売られていたりした場合は細心の注意を払う必要があります。
フレーム番号が故意に削られているようなケースは、犯罪に絡んでいる可能性が高く必要書類も無いことから下段で紹介する職権打刻を適応できないケースが多いといえます。
買取においても廃車手続きが完了できないため、フレーム自体を再流通させることが出来ず、フレームから降ろした部品価値まで査定額が減額される可能性があります。
例外によって車台番号がが変更されるケースもあります。
それは錆びてしまったり削れて薄くなり確認できなくなってしまった場合、交通事故の修理の際に読めなくなってしまったりフレームを交換した時、個人が海外より並行輸入した場合等に、 個々に打刻をしてもらう必要がありこれを「職権打刻」と言います。
職権打刻をしてもらう際には登録地の陸運支局へ行き申請する必要があり、125cc以下のバイクに関しては陸運支局の管轄外になりますのでフレームを購入した販売店を通しメーカにて打刻を打ってもらう必要があります。
それでは車台番号の役割や必要性をお伝えした所で車体番号の位置について紹介したいと思います。
車台番号は基本的にはメインフレームに打刻されているかメインフレームに打刻されたプレートが溶接、リベットされている事が普通です。
メーカーやバイクの種類により位置は変わります。ここでは大まかにメーカーや車種毎の場所についてご紹介しますのでご自身のバイクと合わせて確認してみると良いでしょう。
KAWASAKI
(スクータータイプの車両が非常に少ないため)大多数の車種がネック部分に車台番号が打刻されています。
例外としては、シート下に刻印されているNinja150RR等が挙げられます。
HONDA
スクータータイプ以外の車両の大半は、フレームのネック部分に車台番号が打刻されています。
以下に、スクータータイプのオートバイの車台番号の位置をご紹介いたします。 探し方としては、フレームのネック部分(フロントフォークとフレームのジョイント部分)が露出しているネイキッドやアメリカン、スポーツ、モトクロスタイプは先ずネック部分を探します。 ネック部分がカバーで覆われているスクータータイプは、下記の画像を参考に探すと良いでしょう。
ネック部分が露出しているネイキッドやアメリカン、スポーツ、モトクロスタイプ。ズーマーXもスクータータイプとしては例外的にネック部分に
DIO、スペイシー、リード、ジョルノ、タクト、ベンリー、ジャイロキャノピー、ジャイロUP等
フォルツァ、フュージョン、フォーサイト、フリーウェイ、シルバーウィング
ズーマー
スマートDIO、スマートDIO Z4、スクーピー、ジョルノクレア
トゥデイ 、ジョルノ、DIO(AF62/68)
ダンク、PCX、リード125(JF 45)、DIO110等
リード110(JF19)、リードEX
カブ、リトルカブ、スーパーカブ
カブ(AA09)、スーパーカブ(JA44)、クロスカブ(JA45)、カブ110(JA07)
カブ110(JA10)、クロスカブ(JA10)
ジャイロX(TD01)
YAMAHA
フレームのネック部分(フロントフォークとフレームのジョイント部分)が露出しているネイキッドやアメリカン、スポーツ、モトクロスタイプは先ずネック部分を探します。
ネック部分がカバーで覆われているスクータータイプは、下記の画像を参考に探すと良いでしょう。
YZF-R25/MT-25、YZF-R3/MT-03は例外的に車台番号がシート下にあります。
ネック部分が露出しているネイキッドやアメリカン、スポーツ、モトクロスタイプ
シグナス、アクシス、VOX、ジョグ系、ビーノ 等
マジェスティ250
グランドマジェスティ
JOG(AY01)
トリシティ、YZF-R3、YZF-R25、MT-25、マジェスティS、マグザム、N-MAX、X-MAX
マジェスティ125(正規品のみ)
グランドアクシス
SUZUKI
フレームのネック部分(フロントフォークとフレームのジョイント部分)が露出しているネイキッドやアメリカン、スポーツ、モトクロスタイプは先ずネック部分を探します。 ネック部分がカバーで覆われているスクータータイプは、下記の画像を参考に探すと良いでしょう。
ネック部分が露出しているネイキッドやアメリカン、スポーツ、モトクロスタイプ
レッツⅡ、レッツ4、レッツ5、V50、ベルデ、ZZ、V125、アドレス110(CF11A)、セピア、Hi、等
ジェンマ50、ジェンマ125
スカイウェイブ
アドレスV100、V100S、アドレス110(CE47A)
ジェンマ250
VESPA
イタリアのスクーター専門ブランドであるベスパについても言及しておきましょう。
メットインが無いタイプの車両、主に50S、100S、ET3等(車台番号VBA1Mnoラージボディは逆側の場合もあり)
GTシリーズ
Harley Davidson、KTM、Ducati、Moto Guzzi、Triumph、BMW、aprilia
ハーレーやドゥカティなどの外車の場合も、ネック部分が露出している車両は、フレームのネック部分に車台番号が打刻されているのが通例です。
スクタータイプは国産車に準じた箇所にある事が多いのも同じです。
普段バイクに乗るだけであればあまり必要な場面が少ない車台番号ですが、現在乗っているバイクもこれから購入予定のバイクであっても何処にあるかを覚えておくといざという時に役立ちます。
車両を購入した際には書類と車体に間違いがないかの確認、保険の加入時、またパーツの購入や修理、リコール対象車種であるかの照合の際も、さっと車台番号が探せると何かと便利です。
乗らなくなってしまった車両の売却で、下取りや買取に出す時など、知らなくても困ることではありませんが、買取の査定価格は車台番号によっても大きく関わってきます。知っているとスムーズに話が進んだり査定金額の交渉が有利になることも考えられます。
マイナーチェンジが実施されている車種の場合、車台番号の前半部分は同一であるにも関わらずマイナーチェンジを境にして、適合パーツが変化したり純正部品番号が変わっている事があります。
いざという時に何かと役に立つ車台番号。是非一度この機会にご自身のバイクの車体番号の場所を確認してみてはいかがでしょうか?
■この記事の執筆監修
バイクパッション整備責任者
2級整備士
玉井 克幸
バイク整備の知識量と技術力は誰にも負けません。
修理や整備も常に冷静沈着。若手メンバーのお手本として活躍中。
販売整備部門の責任者でもあるので、何か欲しいバイクがありましたら是非玉井までご一報ください。
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