FXDWGワイドグライド買取査定事例|多量のエンジンオイル漏れありの2012年式
2012年式ハーレー ・ダイナFXDWGワイドグライド買取価格事例をご案内。
ブレーキホースから滴り落ちるほど大量のオイル漏れがエンジン底部からありハーレー全体の買取相場が下落している環境も重なって査定価格が今一つ伸び悩んだワイドグライド
お客様には「ローンも一括返済して清算できる算段も付いたし、ディーラーの査定より高い100万円以上が付いたので満足できた」とは仰って頂けましたが、店頭販売用の購入であれば10万円以上は上乗せできていたFXDWGでした。
バイク買取業界の全社が指標にしているハーレー・ダイナFXDWGワイドグライドの査定相場も詳しくご紹介しています。
最高の接客と価格で、お客様からお褒めの言葉を頂戴することも多い、
バイク買取無料査定をお気軽にお試しくださいませ。
ワイドグライドの買取。お客様のご期待にお応えいたします!
ダイナFXDWGワイドグライド買取価格実例
事故不動
新車
総合評点:5点
エンジン 4 車体フレーム 6 外装 6 電装保安部品 5 フロント周り 6 リア周り 6
【評価点の目安】
8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車
5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪
1点:事故不動
- バイク名
- ダイナFXDWGワイドグライド
- 買取価格
- 1,020,000円
- 年式
- 2012年モデル
- 走行距離
- 6,110km
- 車台番号
- 5HD1GP4E1C
- エンジンの状態
- 腰下からの大量のオイル漏れ
- エンジンの種類
- TwinCam96エンジン(1584cc)
- 外観の状態
- 綺麗
- 損傷や事故転倒歴
- 目立つ外傷はなし
- カスタムや改造
- カスタム車両
- 買取年月
- 2014年11月
- 買取エリア
-
幸区小向町の買取事例
- ジャンル
-
改造 カスタムバイク
|
ハーレー ダイナ
【フルカスタム車両に近いローン中の】 ダイナFXDWGワイドグライド買取査定内容
査定時間は5分程度で終了したツインカム96エンジン搭載ダイナFXDWGワイドグライド
アウターチューブに2cm程の削れ傷がある以外は目に付くような外傷や劣化はなく、 全体的に劣化や外傷などを見て、振動するハーレー独特のエンジンを始動させ、灯火類や保安部品など一通り動作確認を行いましたが、細部を細かく点検する必要がないほど良い状態を維持していたため 連動して査定時間も非常に短く済んだワイドグライドでした。
今回の査定の中では唯一最も大きなマイナスとなったのは、エンジン底部からの大量のオイル漏れでした。
査定当日の朝にお客様がガレージからワイドグライド出して道路脇に置いてご準備してくださっていたのですが、その間駐車していた数時間で路上にオイル落下の跡が付いていました。
ハーレーのオイル漏れは持病ともいえるほど良くある現象ですので珍しいことではありませんが、 エンジン底部に走っていたブレーキホースを触るとオイルでぐっしょりと絞れるほど濡れていて指にべっとりとオイルが付着する量でしたので、走行距離とオイル漏れの量を考えると、エンジンの中を開けて 詳しく見てみる必要がありそうです。
大量のオイル漏れがなければ、査定金額がちがっていたFXDWGです。
■下落基調が止まらない中古ハーレーの相場
実は、業界の裏話で、ハーレー全体の中古相場がここ数か月下落の一途を辿っているという事実があります。
その理由として、ハーレーの中古車を業者間の市場で購入していた主な買い手が減っていることが影響しているのではとの声があり、 本部からハーレー正規ディーラーに対して改装指示が通達されて、改装を完了させる余裕のないディーラーが取り扱いの休止または廃業していることが影響しているという噂があります。(実態は定かではありませんが)
実際に、以前の相場であれば、今回買取させて頂いたハーレーFXDWGももオイル漏れがなければ120万円以上の査定金額を付けることが出来た車両ですが、 最近は、以前の相場を前提に買取したハーレーが以前の相場では落札されず、買取金額を下回る落札額となり、大きく赤字を出すケースが頻発しているため、 下落基調が強い相場に連動して買取価格も落ちている状況です。
一般の方には馴染みがない業者間市場という言葉ですが、
実は買取業者によって買取されたバイクの殆ど全てに近い数が、業者間市場を通じて売却されています。
業者間市場の出品者である売り手はバイクを買取している業者で、落札している買い手は中古バイクを販売している販売店です。
先述のハーレーの相場が下がっているのは、先述の理由で中古ハーレーを取扱い販売店の参加が減っているからという理屈になっています。
具体的に、ここ1年間でツインカム96エンジン搭載のワイドグライドが業者間市場でどのような価格帯で落札されていたかを見てみると
■FXDWGワイドグライドの査定相場
▼業者=買取店と販売店の=間のオークション市場での落札価格▼
(買取業者は上記の業者間市場に殆ど全てのバイクを出品して売却しているため、上記市場での落札価格が査定価格の基準になっています)
▼過去1年間に15台のFXDWGが以下のような価格帯で落札されていています。
落札価格から見る中古ハーレーFXDWGワイドグライドの査定相場 |
落札価格帯 |
FXDWGワイドグライド |
平均落札価格 |
1,068,133円 |
120万円台 |
2台 |
110万円台 |
7台 |
100万円台 |
3台 |
90万円台 |
1台 |
80万円台 |
0台 |
70万円台 |
2台 |
※業者間市場の過去6ヶ月間の落札データ/2014年11月10日時点
(買取業者は買取りしたバイクの殆ど全てを業者間市場に出品して売却しているため、上記市場での落札価格を基準にして査定価格を提示しています)
(査定現場での実際の買い取り額は、上記市場の落札価格から、業者の儲けや出品手数料などの諸経費を差し引いた提示金額になっています)
上記のように過去1年間では110万円台が最も厚い落札ゾーンになっていますので、実際の査定価格の中心も110万円前後を起点に状態に応じて上は20万円弱、下は40万円程度の幅がある相場になっています。
買取させて頂いたワイドグライドは大量のエンジンオイル漏れがあるものの状態はかなり良好でしたので、110万円を上回る査定金額が付いていましたが、ここ最近の相場では 110万円で購入した場合の赤字リスクは80%近い状況ですので、102万円という数字を出さざるを得ない状況でした。
お売りくださいましたお客様は、車ディーラーの方で、カスタムしてご購入されたハーレーディーラーでの査定額が100万円に届かなかったため、当社に査定をご依頼くださいました。
購入後最初の1年は乗っていたけれど、それ以降は殆ど乗車していないという事で、「持っていてもしょうがないという事と、残っているローンを清算したかった」ということがご売却の主な理由とのことでした。
実は、ハーレーの中古相場の下落は来年の4月ごろがピークとなりその後も下落基調が続きそうという読みが多く、ローン完済手続きと所有権解除の手続きを完了させて転売可能になる時期には 更に相場が下がっている気配も高いことも強気の買取価格を提示できなかった理由になりました。
ローンの残債は50万円程でしたので、ローンを完済できる買取金額の半金を、買取時に現金でお支払いいたしました。
その後の流れとしては
先ず、お客様がローンを一括返済して取得して頂いた完済証明書を当社に郵送して頂きます。
次に、現在の所有者となっているバイク店に連絡を取り、当社で所有権の解除手続きを行います(無料代行)。
そして最後に、廃車の登録抹消手続きを当社で無料代行して、車両の転売が可能な状態となります。
(お客様の元には廃車完了後に廃車証のコピーを郵送しております)
と、転売可能になる時期は早くても翌月以降になりそうなことも、現状のハーレー相場を考えると査定価格が伸びなかった理由になりました。
当社は常時店内在庫数300台を超える超巨大な中古バイク販売店を有する買取販売店ですので、
業者間市場の相場に影響されず、自社の店頭販売価格で買取を行える強みがあるのですが、今月は既に3台のワイドグライドを買取しており、 店内のFXDWGの販売在庫がだぶついていたため、業者間市場で売らざるえ終えないタイミングだった不運もありました。。
(仮にですが自社店頭販売価格をベースとした買取であれば115~120万円程度の査定価格になっていました)
お客様にはローンも一括返済して清算できる算段も付いたし、ディーラーより高い100万円以上が付いたので満足とは仰って頂けましたが、 ここ最近のハーレー相場を見ると翌月以降の売却だと赤字になる可能性も排除できないところです。
そのころには店内のワイドグライドの在庫が売れて、店頭販売用車両となれば理想的なのですが。
【ツインカム96エンジン搭載】FXDWGの買取相場
FXDWG【2007~2016年モデルのTwinCam 96】
【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 15台
- 平均価格: 1,068,133円
- 最高価格: 1,298,000円
- 最低価格: 744,000円
【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 0台
- 平均価格: No Data
- 最高価格: No Data
- 最低価格: No Data
相場情報:2014年11月10日時点
最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。
上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。
ダイナFXDWGワイドグライドは売ろうと考え時が一番高く売れます