NUDA 900【2012~13年】毎週更新の買取査定相場
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NUDA 900【2012~13年】 に関するこのページの内容
NUDA 900【2012~13年】 買取査定に役立つ車両解説

オフロードバイク市場における圧倒的な完成度と戦闘力の高さにより、世界中のオフロード愛好家たちに熱狂的な支持を得ているハスクバーナですが、同社がBMW傘下の末期に生み出し、当時の本拠地であったイタリアを中心に反響を呼んだのが、名門・ドゥカティのストリートファイター848シリーズの好敵手となった本機『NUDA900(ヌーダ900)』シリーズ。個性的なルックスに加え、BMW製マシンのパワーユニットをアレンジしたハイパフォーマンスエンジンにより、好戦的な性格を持つ異色のストリートファイターです。
このNUDA900がリリースされた2012年当時、ハスクバーナは北イタリアのヴァレーゼに本拠を構えるBMW傘下ブランドのひとつとなっていましたが、オフロードマシンとして数々の名機を輩出していた優れた技術力により、専用設計の鋼管製トレリスフレームにBMW F800シリーズのものを流用・拡張し独自のチューニングを施した専用エンジンを搭載。後のKTM傘下入りとなった際に送り出されたヴィットピレン/スヴァルトピレンシリーズにも継承された極めてショートなボディサイズなど、多くの見所を持った超個性派というのが本機 ヌーダ900のおおまかな特徴。
全長2,190×全幅893×全高1,220mmと、オーバー750ccクラスの大排気量車としては小振りな車体サイズですが、その中身は精密さと極限まで無駄を排したものだと言っても過言ではなく、ハスクバーナが得意とする鋼管製トレリスフレームを本機専用設計として開発し、エンジンをフレーム補強材とすることで秀逸なねじれ剛性と許容度の高い見事な骨格を実現化。その骨格にSachs(ザックス)製アジャスタブル機構付きの正立式フロントフォークとリアサスペンション、並びに前後17インチタイヤとをマッチングさせることにより、素晴らしく高い路面追従性とコントロール性とを両立しオンロードバイクとしての優れた運動性能を体現してみせました。大排気量車としては1,495mmという短いホイールベースに870mmというシート高に不安を抱かされるものの、前後サスの適度なコシと沈み具合のよさでバイクとの一体感の高さが乗り手の安心感を生むことにも繋がっており、スポーツバイクとしての構成の確かさと車体の優秀さに驚かされること請け合いの逸品だと言えるでしょう。逆三角形のヘッドランプにショートバイザー、ハスクバーナらしい前後セパレートでマウント位置の異なるフロントフェンダーなど、個性の塊と言えるほどの刺激的なルックスの持ち主ながらも信頼性は極めて高く、欧州市場でドゥカティ・ストリートファイター848シリーズとシェアを競い合った実力者であることに疑いの余地なしだと言えます。
搭載されるのは2012年当時にBMWの主力モデルのひとつであったF800の水冷4ストパラツインをベースにしたもので、ボア×ストロークを84×81mmにまで拡大したことで排気量を898ccにまでスープアップ。さらに圧縮比を13.0:1を高めると同時にハスクバーナ独自のチューニングを施し、最高出力105PS/8,500rpmを発揮する好戦的なエンジン特性へと生まれ変わらせました。同時期のBMW F800に倣い、車体左側へ出したスラッシュ形状サイレンサーと車体右側に配置されたスプロケットという見た目のインパクトと相まり、一見しただけで忘れられなくなるほど個性的。決して奇抜さだけをクローズアップした仕様ではなく、低回転域では排気量を活かした図太いトルク、中速域では鋭いパンチ力を瞬時に発揮できる瞬発力、高回転域では伸びやかな加速力を思うがままに発揮できる自在性の高さを持った出力特性が本機最大の武器。変幻自在の加速力に加え、ブレンボ製の4ピストンブレーキキャリパーによる確かな制動力も操縦性のよさに拍車をかけており、ホイールセンサーによる後輪の挙動を的確に把握できる点など、スポーティさに関してはライバル以上の実力を有していたと言っても過言ではないほど。
同時デビューとなった『NUDA 900R(ヌーダ900R)』は本機をベースに専用装備の数々が付与された上位グレードにあたる存在で、ザックス製倒立フォークにフロントブレーキがブレンボ製モノブロック キャリパーへアップグレードされており、専用マフラーとレッド&ブラックの特別ツートーンカラー、ドライブスプロケットの変更を伴う二次減速比の変更といったメーカー公式チューニングモデルとも言うべき内容で世界中のバイク好きの関心を一身に集めました。標準モデルである本機は廉価版といった形での提供ではあったたものの、新車販売価格は124万9000円と上位グレード比で20万円以上の割安設定となり、ハスク製ストリートファイターの完成度の高さを広く知らしめる立役者となったことは語るまでもありません。
余談ながら、このヌーダ900は2012年当時、経営母体であったBMWによるプレスリリースではストリート志向のネイキッドとしての大々的なアピールが行われた、という事実があり、オフ車のイメージがあるハスク車であるだけにモタードだと思われがちではあるものの、実は歴としたストリートファイター。メーカーによる公式のカテゴライズがあったにも関わらず、日本市場でモタードにカテゴライズされたのは海外の有名バイク誌である『MOTORRAD(モトラッド)』誌の2012年スーパーモト/エンデューロ部門にノミネートされたこと、そして読者賞を獲得したということに負う部分が大きく、ストリートファイターであると同時にスーパーモタードでもあるという面白いエピソードの持ち主だと言えるでしょう。
このようにスポーツ志向のストリートファイターとしては稀有な性能の持ち主のヌーダ900でしたが、2013年にハスクバーナがBMW傘下を離れKTM傘下となったことにより、心臓部の流用が不可能になったことにより生産終了。以後、2014年にKTMの主力モデルであるデュークシリーズのエンジンを流用した後継モデル・ヴィットピレン401の登場により、ハスクバーナブランドのストリートファイターとしてのバトンを託すこととなり現在に至ります。
現在の中古バイク市場においては、上位グレードのNUDA900Rよりも安かったことで比較的玉数は多く、ヌーダ900シリーズにおける多数派となっております。とは言え、現役期間が極端に短かったことによる影響は大きく、年間で20万台にもおよぶ中古バイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである「業者間オークション」でも2023年から2025年時点を対象とした集計では実動車4件の取引記録が確認できる程度で、絶対的な玉数は少なめだと言えるでしょう。生産終了から10年以上の歳月が経過していること、車両状態によって基本評価額による差が大きななりやすい傾向にあり、直近での平均取引価格はおおよそ60万円台後半といったところ。特別仕様車的な側面もあった上位グレードのNUDA900Rよりも高めの水準ではあるものの、最大の特徴とも言える個性的な外観状態の良し悪しやエンジンコンディションなどで大きく評価額が変わってくるため、その他バイクへの乗り換え・買い替え、あるいは高額での売却を希望されるオーナー様は「百聞は一見にしかず」の精神で買取査定を受けてみた上で検討材料を増やすことを強くおすすめいたします。
BMW傘下時代に生み出され、当時アンダー1000cc以下では最高レベルの戦闘力を誇った超個性派ストリートファイターのハスクバーナ NUDA900Rで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、ハスクならではのフレームを初めとする独創的な車体構成に関する正しい知識と理解はもとより、BMW F800シリーズをベースとした専用エンジンの特色と仕様に関する専門的知識、日本市場ではマニアックなものとなっている海外メーカー製ストリートファイターという市場のニーズと最新の相場事情への精通ぶり、車体各部位の状態を見極め正当な評価内容をオーナーへ説明できる誠実さなど、外車特有の要点を押さえつつ業者間オークションなどへの転売だけではなく自社店舗による直販体制などを駆使した様々な販路によって利益が出せる業者であることがもっとも肝要だとされており、販売力の差が買取価格に直結するもっとも大きなファクターとまで言われております。弊社バイクパッションはそのどちらをも満たしており、特にKTM製オフロードモデルなど、海外メーカー製バイクに関しても単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
ハスクバーナ NUDA900(ヌーダ900)シリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は海外モデルの価値にも精通しているバイクパッションに!

車名/型式/年式 | Husqvarna NUDA900(ハスクバーナ ヌーダ900)/A700(または0H0)型/2012年モデル(※画像・スペック共) |
---|---|
発売年月 | 2012年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,190×全幅893×全高1,220mm・乾燥重量175kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高870mm・最低地上高195mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒・105PS/8,500rpm・25.64km/L(公称値) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・13リットル |
新車販売価格 | 124.9万円(※2012年当時・税込) |
ジャンル | モタード | ストリートファイター |

【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 NUDA 900【2012~13年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】



【2024年間 vs 2025年】



【2022年間 vs 2025年】
取引台数

過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2025年06月20日

【状態別の取引額】 NUDA 900【2012~13年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
86.0万円
72.0万円
2台

平均
最低
取引
68.7万円
60.5万円
4台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

不動
平均
最低
取引
39.5万円
35.2万円
2台

※データ更新:2025年06月20日

【走行距離別の取引額】 NUDA 900【2012~13年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
0.5〜1万km | 最高 | 100.0万円 | 4台 |
平均 | 74.1万円 | ||
最低 | 60.5万円 | ||
![]() |
|||
1〜2万km | 最高 | 80.5万円 | 2台 |
平均 | 75.3万円 | ||
最低 | 70.0万円 | ||
![]() |
※データ更新:2025年06月20日

【カラー別の取引額】 NUDA 900【2012~13年】
- ■ ■
- ■ ■
- ■




買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 70.8 万円 | 4台 | ![]() |
||
■ / ■ | 63.8 万円 | 1台 | ![]() |
||
■ | 100.0 万円 | 1台 | ![]() |
※データ更新:2025年06月20日

【実働車の取引価格帯】 NUDA 900【2012~13年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】






※データ更新:2025年06月20日

買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

NUDA 900【2012~13年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年06月20日)



落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | NUDA 900【2012~13年】 | 100.2万円 | 5.7点 | A700AXCV | 5,523km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | NUDA 900【2012~13年】 | 80.7万円 | 5.3点 | A700AXCV | 9,811km | ■ / ■ |
3 | NUDA 900【2012~13年】 | 72.2万円 | 5.8点 | A700AXCV | 5,288km | ■ / ■ |
4 | NUDA 900【2012~13年】 | 70.2万円 | 4.8点 | 0H01BXDV | 18,325km | ■ / ■ |
5 | NUDA 900【2012~13年】 | 64.0万円 | 4.7点 | 0H01B0DV | 9,731km | ■ / ■ |
6 | NUDA 900【2012~13年】 | 60.6万円 | 5.3点 | 0H01B1DV | 7,383km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
