スヴァルトピレン801【2024～現行】毎週更新の買取査定相場

2018年のシリーズ展開以降、異なる排気量クラスでラインアップされてきた「スヴァルトピレン」は、日本向けモデルは2023年時点で「125」、「250」、「401」の3機が導入されている。かつては「701」も展開されていたが、2020年式を最後にラインアップから外れていた。そのフラッグシップだった「701」の後継モデルというポジションのニューマシンが2024年に登場。それが、本機「スヴァルトピレン 801」である。日本国内仕様は、同年8月に発売された。

車体は軽量高剛性のクロモリ鋼管製チューブラーフレームを採用。そこに搭載されるエンジンは、ボア・ストロークが、88mm×65.7mmのDOHC4バルブ水冷パラレルツイン799ccユニットとなる。これまでの「スヴァルトピレン」は、全機種で水冷シングルが採用されてきたが、ここにきてパラレルツインが搭載された。ちなみにこのパワーユニットは、ハスクバーナの親会社であるKTMの「790 DUKE」から受け継がれている。
最高出力は、9,250回転で105馬力を発生する。最大トルクは8,000回転87Nmというスペックでデビュー。ライディングモードは、「ストリート」、「レイン」、「スポーツ」に加えて、オプションで「ダイナミック」も用意される。
駆動系統には、アップ&ダウンの双方向に対応するクイックシフトを標準装備。

足回りは、フロントにWP製アジャスタブルAPEX倒立フォークをセットして、17インチのアルミキャストホイールを装着。リヤはスイングアームにWP製で150mmのトラベル量を確保したモノショックを採用する。タイヤはピレリの「MT60 RS」で、優れたグリップ性能と路面追従性を発揮する。

スタイリングは、ひと目で「スヴァルトピレン」と分かるダークテイストなトーンで全体をまとめLEDヘッドライトやアルミ製のハンドルバーが質感の高いオーラを放つ。
マシンの電子制御システム面では、コーナリングトラクションコントロール、コーナリングABS、アンチウィリー機能など最新テクロノロジーを採用。さらに5インチのTFT液晶メーターディスプレイはスマホとの連携機能も備わっている。

ライバルモデルとしては、ヤマハのネオレトロスポーツ「XSR900」が比較対象になるだろう。エンジンは、888㏄のDOHC4バルブ水冷トリプルを搭載。最高出力は10,000回転で120馬力を発生し、最大トルクは7,000回転93Nmというスペック。格上排気量ということでハイパワーだが、マシン重量は「スヴァルトピレン 801」より12kg重い193kgとなる。

なおデビューモデルとなった2024年式の「スヴァルトピレン 801」は、ブラックを基調とした1カラーを設定して138.9万円(税込)で発売となった。

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解説記事更新日：2024年06月20日