FXDLローライダー買取査定事例｜2011年式の極上車

「今、２社ほど査定してもらいましたが、金額が妥当なのかどうかわかりません。
査定金額を教えてください。よろしくお願い致します。」
という内容でオンライン査定をして頂いたお客様から買取させて頂いた
FXDLローライダーです。
既に査定を行った業者では、
最初に90万円を提示されて「今日は決められないので、また決まったら連絡します」
と断ると、「今日決めてくれたらもう少し値段を上げます」
ということで最終的には118万円まで値段が上がったそうです。
やんわりと何度も売却を断っても、引き上げてくれず、
最初に提示された金額から最終的には30万円近くも上がることにも強い不信感を覚えた。
そうです。
その様な経緯があって、事前に相場を知りたいという事で当社のオンライン査定を
ご利用して頂いたのですが、
業界の指標となっているツインカム96エンジン搭載のダイナローライダーの査定相場を詳しくご案内した上で、
（ツインカム96エンジン搭載のダイナローライダーの査定相場は下段で詳述しています）
保管状態が良く程度が良い場合は、115～130万円
2011年モデル相応の状態である場合には、100～115万円
ということで返信を差し上げました。

その後、返信をご覧になったお客様からお電話を頂き、その日に無料出張査定の
ご依頼を頂いての買取となりました。
経緯説明で、前置きが長くなりましたが、FXDLの状態は

■エンジン周り
エンジン異音（小）錆び（小）、腰下からオイル漏れ（小）

■ハンドル/フロント足回り
アウターチューブ・ホイール錆び（小）

■リア足回り
リアサス・ホイール錆び（小）、スイングアーム傷（小）

■電装保安部品
エキパイ錆び（小）

■外装
タンク・リアフェンダー傷（小）、フロントフェンダー凹み（小）

■フレーム周辺
メインフレーム傷（小）、ダウンチューブ錆び（小）

■カスタム箇所/欠品パーツ
イモビライザーキー、マフラー・グリップ社外品

■全体
上記はカスタム内容を除いて、査定で減点となった箇所の記載ですが、
ご覧いただける通り、減点箇所が非常に少ないローライダーでした。
傷は、近寄って認識できる程度の細かい傷。
錆びについても、コンパウンドで磨いて取り除ける程度の初期のものでした。
腰下からの軽めのオイル漏れや異音はハーレーの宿命のようなものですので、
こちらも軽い減点で、室内保管で大切に扱われていたDXDLとあって
総合的には非常に綺麗で状態の良い1台でした。
従いまして、査定価格も事前にオンライン査定でご案内してあった金額幅の中でも 最も高い金額を付けることが出来ました。 オートバイの査定自体は見るか所も少なく、買取金額のお支払いを含めて10分程度で 買取終了となりました。

2006年に発売されたFXDLローライダーの1584cc 現行モデルは新車本体価格で209万円～となっていますが、

中古相場ではどのような相場になっているのでしょうか？
買取業者の査定相場の指標となっている＝業者間市場での落札価格＝を見てみると
（買取業者に買取されたバイクの9割が業者間市場に出品して売却されています
ので、買取業者は市場での落札価格から引き算で査定価格を決定しています）
以下のようになっています

ご覧いただけますように、落札価格帯(中古販売店の仕入れ値＝買取業者の売却値)の中心は80～110万円台になっていることが見て取れます。
ですので、実際の査定価格の中心は上記から数万円（買取業者の諸経費と儲け）を差し引いた価格として90万円台前半が最も平均的中価格となって、 状態の良し悪しに走行距離や年式などを加味して上下に30～40万円程度の幅がある査定相場になっています。
上限としては、2012年モデルの走行900kmの新車に近い状態の個体が128万円で落札されていますので、
業者間市場に出品して売却する場合は、128万円以上の査定価格には及び腰になるのですが・・・。
今回のFXDLは当社販売店での店頭販売用車両として、通常の査定金額より気持ち高い値段を付けることが出来ました。