年々強化される「排出ガス規制」の影響を受け、国産2ストオフローダーが絶滅していく中、2000年に新設計の4スト短気筒エンジンを引っさげて登場したのが「スズキ DR-Z400S」です。
エンデューロレース専用車両「DR-Z400」の車体と、同一エンジンをデチューンして採用され、限りなくワークスマシンに近いハイスペックマシンとして高い評価を得ています。
特に峠の下りや荒れた路面状況では無類の強さを見せつけ、国産車最強クラスの実力の持ち主でもあります。
今回はそんな下りの鬼・DR-Z400Sのモタード仕様である「スズキ DR-Z400SM」の魅力をご紹介させて頂きたいと思います。
(乗車モデル 2000年式)
シート高870mmという高さと「三角木馬」の異名を持つDR-Z400SMは、間近で見ると尻込みしてしまいそうになる車格がありますが、気後れせずに跨ってみると意外に足つき性が高いことに驚かされます。
オフロードバイクは全般的にシートサイドを絞るのが定番ですが、乗りづらさを感じさせないギリギリのバランスでスリム化され、それが股関節の接着面積を最小限に抑えています。
この恩恵は大きく、165cmの筆者でも車体バランスを損なうことなく停止することが可能となっています。
座り心地は競技車両の「DR-Z400」ベースらしく、少々薄手すぎる印象を受けましたが、短時間走行では文句なしのフィット感。
気になる方はリアスプリング調整&バイク用ゲル座布団などで調整すれば、ネイキッド並の乗り心地にすることも可能です。
2008年モデルでも装備重量145kgということもあり、押し引きは非常に軽快。
前後17インチというタイヤサイズも丁度日本人向けのサイズであるため、腕の力だけでも軽々と動けるのはエンデューロ車ならではと言えるでしょう。
ホイールベースも1,460mmと、400ccバイクとしては比較的コンパクトにまとめられているため、街中での駐車スペース以外では困ることはまずありません。
ただし、全幅は850mmと一般的なオフ車相応のワイドさであるため、すり抜けを多用される方は十分な注意が必要となります。
最高速度を求めるタイプのマシンではありませんが、398ccのDOHC4バルブ短気筒エンジンは元気な加速力があり、時速100kmまであっという間に到達するため、街乗りレベルでは必要十分。
最高出力は40ps/7,000rpmまでセーブされているものの、マシンパワーがあまり関係なくなる状況では、怒涛の鬼足を見せてリッタースポーツを煽れるだけの加速力を有しています。
最大トルクが6,500rpmと、低めにセッティングされていることもあり、低速から粘り強さを見せ、渋滞時の徐行でも非常に車体の挙動は安定そのもの。
フロントと車体剛性がハードなため、やや路面状況を察しにくい面もありますが、ウェットコンディションでもなければ心配するレベルではなく、パンチ力のある力強さがあると言えるでしょう。
ベースマシンが競技専用車両だけあり、DR-Z400SMのハンドリングは軽く、乗り手の意思を即座に汲み取って機敏な反応を返してくれます。
現行ネイキッドのようなハンドリングとはまた違った軽快さがあり、コーナリング時は頼もしさを覚えるほど。
フレーム剛性が高く、高速での挙動はやや慣れが必要ですが、80km程度でバタつくようなことはなく、重心の高さを活かした鋭いコーナリングが可能です。
ラインディングポジション的には体格による差が出てしまうため、何とも言えない部分はありますが、日本人の標準的な体格の方であればさほど疲労感はなく、初心者でも持て余すこともありません。
フルノーマルのDR-Z400SMの最高速度は160km前後といったところで、シングルディスク仕様ながらも車体重量の軽さと合わせ、制動性能は必要十分。
攻める走りに重きを置く場合はディスクの歪みが心配になりますが、チェーン交換時にセットで交換するくらいの意識であれば、ブレーキによるトラブルは気にしなくてもいいでしょう。
どちらかと言えば、エンジンブレーキの方がマイルド過ぎる印象のため、標準的な250ccオフロードの感覚では最初のうちは少々危なっかしく感じてしまうかも知れません。
この辺りは個人の感覚にもよりますが、総じてブレーキ制動力は高く、比較的メンテナンス性も良いので維持の面でも高評価です。
触媒の使用やエンジンのデチューンに伴い、DR-Z400SMのエキゾースト音は低速では大人しい印象を受けます。
しかし、5,000回転を超えると「バババババッ!」とけたたましいエキゾースト音に変化し、走るバイク特有のオーラを醸し出します。
中速よりのエンジンセッティングであるため、これは致し方ない部分がありますが、深夜の住宅街などで所有するにはそれなりの注意と自制が必要です。
短気筒エンジン特有のもったりとした感じは皆無なので、その元気さには本当に感心させられます。
やはり短気筒ならではの難点があり、プラグの寿命が近づくとくぐもったエキゾースト音に変わっていきますので、異音を感じたらまずはプラグの点検をされることをおすすめいたします。
国産きってのバトルマシンとしてマニア人気があり、ゲイルスピードなどのブランドから一通りのカスタムパーツが販売されているため、お好みのカスタムを楽しむには十分です。
カムシャフトなども競技車両「DR-Z400」と同一のものが比較的容易に入手できるため、その気になればエンジンまで手を入れることも可能です。
純正パーツも流通状況は悪くなく、リビルト品も通販サイト・ヤフオクなどの個人売買でそこそこ出回っていますので、低予算でも安心して修理に出してよいでしょう。
シンプルな構造の短気筒エンジンであり、外装を含めて車体剛性は非常に高く、故障の心配も殆どありません。
車体・エンジン共に非常に頑強に作られているDR-Z400SMは、非常にタフで不具合知らずのバイクでもあります。
ただし、それほどタフな車体であっても電装系は一般的なバイクと変わらないため、中古車として購入する際は注意が必要です。
現在は電装一式がまだ入手可能であり、故障時の修理で困る可能性は低めですが、日本仕様車の販売は絶えているため、修理時はパーツの入荷で待たされることも。
それでも2016年現在、海外仕様車がオーストラリア・オセアニアで販売継続中のため、新品パーツでも時間さえかければ入手可能となっておりますので、心配する必要は殆どありません。
【リピーターやご紹介のお客様が非常に多い】
のは、お客様の立場に立った誠実な査定と相場以上での高額査定が評価されてのことだと自負しております。
事実、パッションのバイク買取査定はお客様満足度95%超!
弊社パッションは最高の接客と特別な買取価格で常にお客様満足度No1を追求しています。
【当社の査定員はみんな査定資格とマナー講習を修了】
お客様が気持ちよく満足してオートバイを売るできる事がとても大切だと考えています。
買取提示価格がお客様のご希望金額に届かない等、御満足頂けない 場合は買取不成立となりますが、その場合もパッションの査定はモチロン無料です!
査定は全て、最初から最後まで無料。安心してお気軽に最高の無料査定をお試しして頂けます。
ご希望の日時に車両の保管場所にお伺いして査定させて頂きます。
ご到着~査定~お支払い~お手続き~車両の引上げまでトータルの所要時間は平均して約20分です
査定金額にご納得いただけた場合は、現金で満額をお支払いいたします。
買取証明書を発行して、クーリングオフや廃車手続きなどについてご案内させて頂きます
査定金額にご満足いただけない場合は買取不成立となります。
その場合も査定は完全無料です。無駄に交渉を重ねることは一切なく、速やかに辞去させて頂きます
買取後に車両を引き上げさせて頂きます。廃車手続きは弊社で無償代行致します。
廃車証のコピーは10日~2週間程でお客様のお手元に届きます
【即日対応!資格を持った査定士がお伺いいたします】
全国の支店からご希望日時に出張査定にお伺いしています。弊社の査定員は全員。査定士の資格を取得し、マナー講習を修了しております。
リピーターやご紹介のお客様が非常に多いのには理由がございます。
最高の査定額と最上のご対応でお客様のご期待にお応えいたします。
▼下記のいずれか1つ
・125cc以下:標識交付証明書
・126cc以上250cc以下:軽自動車届出済証
・251cc以上:自動車検査証
※登録書類が無くても、ご登録名義と住所が分かれば買取に支障はございません
査定にお立会い頂くご本人様の身分証をご提示ください。コピーなどは必要ございません。
(オートバイの名義人と売却される方が同一である必要はございません)
買取成立となった場合、お客様のサインを頂戴しております。