スズキの250ccオフロードマシンの名車として知られた「DJEBEL(ジェベル)」がラインナップ落ちして以来、250ccオフロードの部門では穴開き状態が続き、ライバル他社との競争から脱落した状況が続いておりました。
しかし、その状況を打破すべく、昨年10月のインターモト2017で発表された「スズキ V-Strom250(Vストローム250)」が話題を集め、その状況が大きく変わろうとしています。
折りしも大排気量車が当たり前であったアドベンチャーというジャンルが、普通二輪免許で乗れる排気量での展開が熱望されている時期だけに、市場的にも注目度が高くなっています。
今回は3月18日に開催された「大阪モーターサイクルショー」で国内初見参となった「スズキ Vストローム250」2017年式のインプレをお届けさせて頂きます。
(乗車モデル 2017年式)
全長2,150mm×全幅790mm×全高1,305mmとアドベンチャーモデルらしい車格があり、鋭い嘴状のフロントノーズにジェベルを彷彿とさせる大径ヘッドライトが配置されたVストローム250。
シート高は780mmと意外に低めで、日本人の標準的な体格の方であれば足つき性は十分と言えるものでした。
ベースエンジンがGSX-R250と共通らしく、両者には色々と共通・類似点が多々ありましたが、踵が浮く程度のGSX-R250と比べ、Vストローム250は片足ならばベタ足可能なほどでした。
シートの厚みもなかなかで、座ってみるとその柔らかさと適度な弾力でフィット感もよく、ツアラーと言っても通用するだけの座り心地のよさを体感できました。
車体重量192kgとかなり重めな公表値となっていただけに、取り回しの感覚はそれなりの重さが感じられました。
前後17インチのタイヤを採用していることにより、重心の高さは程よくまとめられている印象を受けましたが、250ccクラスとしては前例のないフルパニアケース装着を既定路線として考えられているためか、かなりどっしりとした印象があります。
軽快とまでは言い切れませんが、それでも250ccの純粋なオンロードバイクと比べるとハンドリングは軽く、標準以上の体格の方向けというのが正直な感想です。
その一方で足つき性のよさで車体の出し入れは意外によく、シートに腰を降ろしていれば全ての動作が労せず行えるだけの器用さもあり、決して取り回しに難があるという仕様ではありません。
最高出力24ps/8,000rpmとマイルドなパワーのため、試乗前は非力なイメージを持っていたのですが、最大トルクが6,500rpmと低回転で発生するため、重い車体を苦にせず低速からよく粘る走りが印象的でした。
Vストローム650のような地に足の着いた安定感とまではいきませんが、路面追従性も良好で、エンジンパワーを余すところなく路面に伝えることで十分な加速力を生み出すことに成功しています。
時速80kmまでは元気のよい出足を見せ、その後はフラットに伸びるという感じで、この点では在りし日のジェベルのような安心感がありました。
スズキの公表燃費値は32.5kmとあり、250ccクラスとしては少々悪い部類に入りますが、車体重量を考えると健闘している方であり、この走行性能と合わせ考慮すると十分と言えます。
市街地・オフロード・高速道路など、シーンを選ばず扱いやすい中速仕様のセッティングであることを考えると、バイクとしての基本性能の高さも十分なものがあります。
フロントに37mm径の正立式フォーク、リアに7段階調整式のプリロードサスを採用しているだけあり、自分に合った適切な硬さに即座に変更して乗れるVストローム250の操縦性は万能感がありました。
3,000回転以下では若干重く感じたハンドリングも、回転数が上がると芯の太い頼もしさを感じさせ、スポーツライディングの基本であるニーグリップさえしっかり行っていれば車重を感じさせないほどのレベルで楽しむことが可能です。
直進安定性が高い分、コーナリング時はある程度思い切りよく倒し込む必要がありますが、路面追従性の高さで安定度は高め。
フルパニア装備を念頭に置いて作られたためでしょうか、この重厚な安定感はミドルクラス並みで、旅を楽しみたいライダーにとって満足度は十分以上のものがあります。
ボッシュ製ABSを標準装備ということとマイルドな中速重視という仕様もあり、ブレーキング性能は今年デビューの250ccオフロードマシンの中でもかなりハイレベル。
車重のため、狙った位置でビタ止まりできるとまではいきませんが、それでも6,000回転までのスロットルの開け具合であれば殆ど誤差なしで停車することが可能です。
タッチフィーリングはあくまでも優しく、握りのクセを把握すればコーナリングの際にも神経質になる必要は皆無で、初心者の方にも扱いやすい見事なバランスが保たれています。
シートエンドに設けられたリアキャリアは耐荷重8.5kmと低めの数値ですが、シート両サイドに設置されたパニアケースホルダーの穴は、積載性能の高さを物語る大きな存在です。
今回の試乗車はケースなしの車両でしたが、スズキとしてはパニアケースを低価格で提供することを前提としている様子で、車両価格と合わせて60万円まででの販売価格が見込まれます。
これだけのお手頃価格でフルパニア装備というのも魅力的ですが、ベーシックな状態でもパニアケースホルダーの作りはしっかりしており、ロープ掛けがしやすい作りでなかなかの積載力がありそうです。
今回の出展車両のパニアケースは現時点で試作品との断りがありましたが、1つあたり14リットルはあるサイズで、実用化されればフル装備で約50リットル程度の積載力はあると見てよいでしょう。
さらにメーター横には12Vの電源ソケットが標準装備されているため、利便性の面でも同クラスのビッグスクーター並みの高さと言えます。
ブース担当者の方によれば、販売価格はGSX-R250と同程度の価格帯に収まる可能性が高いとのことで、これだけの積載力を持った250ccオフローダーであることを考えるとかなりお買い得と言えそうです。
メーカーであるスズキ自身がオプション装備であるフルパニア化に非常に意欲的であることや、GSX-R250とほぼ同一のエンジンを搭載されている点から判断すると、Vストローム250は国内販売解禁と同時にかなりのカスタムパーツが展開されることが十分予想できます。
メーカーのブース担当者の方の言を信じるならば、車両価格のリーズナブルさで純正パーツの価格も抑えられる可能性は非常に高く、修理時に驚くほどの見積もり額となる可能性は薄いと言えます。
走行性能にこだわるか、ツアラー色を強化したアドベンチャーに仕上げるかで好みが大きく分かれそうですが、低予算でも十分カスタマイズできる可能性は高いと言えそうです。
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