エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
バイク故障・バイク整備修理やトラブルに関することに
パッション横浜本店の整備士が簡単にお答えしています
走行中にエンジンの回転数だけ異常に上がっているときがあって故障を疑ってしまいます。
調べてみるとクラッチ滑りという症状らしいですが、このまま放置するとどうなりますか?
クラッチ部分
バイクを走らせていると速度は変わっていないのにエンジンの回転数だけが上がってしまう時があります。
これはいわゆるクラッチ滑りの典型的な症状でエンジン内部のクラッチ部分に問題が発生している可能性が高いです。
簡単なクラッチ滑りの確認方法として、リアブレーキを効かせた状態で1速で発進する方法があります。
クラッチが正常であればエンストしてしまいますがクラッチ滑りをおこしている場合はどんどん回転数が上がってしまいます。
クラッチは安全にバイクを運転するうえで重要なパーツです。原因を特定し早めに修理する事が重要です。
バイクのクラッチ滑りの4つの原因と修理方法・費用を紹介します。
クラッチワイヤー
クラッチ自体の修理を疑う前にまずはクラッチワイヤーをしっかりと確認してみましょう。
普段、頻繁に乗っているオートバイで発生することは殆どありませんが、長らく動かしていなかったバイクはクラッチワイヤーのオイル切れや錆や汚れが原因でクラッチワイヤーの動きが悪くなりクラッチレバーを 離していても半クラ状態になっている事があります(クラッチレバーの開閉がクラッチの動きと連動しない)。
また、整備不良や調整不良、ワイヤーの取回しが原因でクラッチの動きが悪くなっている事もあります。
ワイヤーへの注油や調整、交換等で改善できる場合もあるのでまずはクラッチワイヤーが正常に動いているかの確認をしましょう。
クラッチワイヤーの劣化が原因の場合は、専用の工具を使用して浸透潤滑剤などを注入しワイヤーをしばらく動かすことにより軽い汚れや錆ならば改善できる可能性があります。
(参考記事:クラッチが重い!ワイヤー・レバー周りの調整や交換で解決!)
クラッチ板とは?フェーシングという材質が貼り付けられたフリクションプレートとスチールプレートの二種類のプレートを合わせた総称です。
フリクションプレートとスチールプレート、二種類のプレートが交互に並べられ密着し摩擦が発生することによりクラッチが繋がり、離れることによりクラッチが切れた状態になります。
プレートが摩耗したりひずみが発生した場合、プレート同士に摩擦が生まれにくくなり正常に動力を伝える事が出来ず滑ってしまいます。
分解し摩耗やひずみが確認出来た場合は、プレート自体の交換修理が必要となります。分解した際にクラッチハブやハウジングの状態も確認して、摩耗や段差が目立つようであれば合わせて交換しておくと良いでしょう。
プレート交換の際にはオイル、ガスケット、クーラント等の交換も必要となるケースがあります。
また重要な点として、組み付けの際にはオイルに一度通す(やらないと焼きつきの原因になります)必要があります。
クラッチプレートを交換する事前に手順や必要な物を確認してから作業を始めるようにしましょう。
クラッチ板をメインとした交換費用はクラッチ板が12,000円前後~16,000円前後、クラッチハブとハウジングも交換が必要となった場合には部品代に13,000円前後~33,000円前後がプラスになります。
バイク屋さんへ依頼した場合の工賃は16,000円前後~40,000円前後かかってしまう場合もあります。
作業に伴い外さなければならないパーツ点数や車両の状況により価格が変わってきます、まずはバイク屋さんへ問い合わせてみると良いでしょう。
クラッチ板の交換はパーツ代も工賃も高い修理項目です。予想外に高い修理見積となった場合には、車両の現在価値を考えて売却や買い替えも1つの手といえるでしょう。
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クラッチスプリングはクラッチプレートを一定の力で常に抑える役割をしています。
このクラッチスプリングが折損やヘタってしまうとしっかりと抑える事が出来ず、フリクションプレートとスチールプレート間に摩擦が発生せずクラッチが滑った状態になってしまいます。
クラッチスプリングの交換により修理が可能ですが、クラッチ板の状態を確認しプレートが黒く焼けているようだったら合わせて交換をしておいた方がいいでしょう。
修理費用はスプリング代は1,500円前後~2,500円前後ですが交換工賃がクラッチ板交換(16,000円前後~40,000円前後)とそこまで変わらない費用がかかってきてしまいます。
高額な工賃が発生することや、クラッチ板への影響も考え一緒に交換することをお勧めします。
クラッチプレートの焼きつきは、 上記(2)(3)の理由によりクラッチプレートが滑っている状態や、半クラッチの多用のし過ぎにより摩擦熱が発生しクラッチが焼けてしまい完全にクラッチが滑った状態になります。
半クラッチの多用のし過ぎによるクラッチの焼きつきは新車・低走行車、中古車・過走行車関係なく全ての車両に発生する可能性がある事なのでクラッチ操作には注意が必要と言えるでしょう。
クラッチが焼きついてしまった場合は熱による影響が他の部品にも出ていないかを確認の上、修理が必要な箇所を合わせて修理する必要があります。 修理費用は最低限、クラッチ板が12,000円前後~16,000円前後、クラッチハブとハウジングも交換が必要となった場合には部品代に13,000円前後~33,000円前後がプラスに。
バイク屋さんへ依頼した場合の工賃は16,000円前後~40,000円前後かかってしまう場合もあります。
普段から自分でメンテナンスをしている方は工具も揃っており、手順を調べながら作業をすればそこまで難しい修理内容ではありません。
しかし組み間違いや組み忘れ、増し締めの際のトルク不足、過トルクによる損傷等があると大きな故障に繋がり、余計にお金がかかってしまう事も・・・ 少しでも不安がある場合にはバイク屋さんへ依頼する事も視野に入れておきましょう。結果的に安く済む事もある他、確実な作業が必要な箇所でもあることを忘れずに!
この記事の執筆監修
バイクパッション整備責任者
2級整備士
玉井 克幸
バイク整備の知識量と技術力は誰にも負けません。
修理や整備も常に冷静沈着。若手メンバーのお手本として活躍中。
販売整備部門の責任者でもあるので、何か欲しいバイクがありましたら是非玉井までご一報ください。
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