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ブレーキラインのエア混入・噛み|エア抜き修理をプロが解説

バイクの故障と修理 豆知識

エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない、ブレーキが効かない等
バイク故障・バイク整備修理やトラブルに関することに
パッション横浜本店の整備士が簡単にお答えしています

ブレーキレバーを握ると握りきれてしまう

症状
ブレーキレバーを握ると握りきれてしまいハンドルのグリップと接触してしまっている。
ブレーキの効きもなんとなく悪いような気がします、一度バイク屋さんで点検をしてもらった方が良いのでしょうか?

発生個所を特定して効果的なエア抜きによって解消できます

ディスクブレーキのブレーキレバーが握りきれてしまう不具合には様々な原因が考えられますが、そのほとんどがエアの混入の場合が多いと言えるでしょう。
ブレーキライン(ブレーキレバーからブレーキキャリパーまでブレーキフルードが流通する導線)にエアが混入(エア噛み)すると、 圧が確実に掛からずブレーキの握りが甘かったり、ブレーキの効きにも影響してしまいます。
ブレーキラインの道中でエアが混入する主な箇所はバンジョーボルト・ブレーキホースの繋ぎ目・ブレーキキャリパー・マスターシリンダー・ブリーダーの付近となります。
発生個所の特定は簡単で、ブレーキラインを観察してブレーキフルードの滲みや漏れがある個所から特定できます。
エア噛みの不具合は(フルード漏れを併発している場合には漏れの原因となっている劣化パーツを交換すると共に)エア抜きによって修理が可能です。
ではなぜエアが混入してしまうのか・・・?以下に、エア混入の主な6症状と原因、そして修理方法であるエア抜きについて解説いたします。
(参考記事:ブレーキフルード漏れ!5つの原因別の修理方法と工賃


1)バンジョーボルトの緩みや不良

ブレーキのエアラインにはバンジョーボルトと呼ばれる特殊なボルトが使われています。
バンジョーボルトに緩みがあるとブレーキレバーやペダルを戻した際の減圧時にエアを吸ってしまいエアの混入の原因になります。
またバンジョーボルトは空洞になっているため非常にねじ切れやすく強く締めすぎてしまうとボルト自体が捻れたり切れてしまいエア混入の原因になります。
バンジョーボルト付近にフルードの漏れや滲みが見つかった場合はバンジョーボルトの緩みや不良の可能性が高いでしょう。
対処法はバンジョーボルトの増し締め又は交換で修理が可能です、バンジョーボルト自体の価格は200円~500円程度で購入可能です。 バイク屋さんへ依頼した場合の工賃はブレーキフルードの交換・エア抜き込みで4,500円前後~6,500円前後でしょう。 交換の際はワッシャーも忘れずに交換しましょう。

バンジョーボルト
2)ワッシャーの不良

バンジョーボルトに使われているワッシャーの多くは銅やアルミ製の柔らかい物が使われておりボルトを締め付けた際にワッシャーが潰れ密着しオイル漏れを防いでいます。
一度使っていたワッシャーの再利用や傷が入っているワッシャーを使ってしまうとブレーキレバーやペダルを戻した際の減圧時にエアを吸ってしまいエアの混入の原因になります。
バンジョーボルト付近にオイル漏れや滲みがないか確認しバンジョーボルト自体に問題がない場合はワッシャーを疑ってみましょう。
ワッシャーに問題がある場合はワッシャーの交換で修理が可能です。ワッシャー自体の値段は何十円程度なので作業の際は必ず交換するようにしましょう。 バイク屋さんへ依頼した場合の工賃はブレーキフルードの交換・エア抜き込みで4,500円前後~6,500円前後でしょう。

3)ブレーキフルードの不足

通常であればそこまで減ることのないマスターシリンダー内のブレーキフルードですがブレーキパッドの減りやフルード自体の劣化により残量が減ってしまい レバー離した時などにブレーキライン内に空気を巻き込んでしまうことがあります。
また社外のハンドルに交換した際に純正のままのマスターシリンダーを使用するとホース側が上を向いてしまいエアを噛んでしまう場合があります。
フルードの残量、パッドの交換時期を日頃から確認する事を忘れない事、フルードの定期交換をするようにしましょう。

劣化したブレーキフルード
4)ブリーダーの緩み

ブレーキキャリパーにはエア抜きの際に使用する「ブリーダー」と呼ばれるボルトがあり、 しっかりと締まっていると漏れることはありませんが緩めるとフルードが漏れると同時にエアを吸い込んでしまいます。
エア抜き作業後の増し締めの不足、エア抜き時の間違いで緩めてしまった等の原因でエアを吸った場合ブレーキラインへエアが混入してしまいます。 その場合はブリーダーを締めるだけではなくもう一度最初から正しい手順でエア抜き作業をやり直しましょう。

5)マスターシリンダーのピストンカップの劣化

マスターシリンダー内のピストンにはピストンカップと呼ばれるゴム製のシールがあります。
このシールが劣化等により不良を起こすとフルードの漏れや減圧時にエアを吸い込みエア混入の原因になります。
マスターシリンダーのレバー付け根付近からフルード漏れが見つかった場合にはピストンカップの不良の可能性があります。 ダストシールを外し一度拭き取りレバーを数回にぎったり離したりを繰り返し漏れが見つかった場合はマスターシリンダーのオーバーホール又はピストンカップ(インナーキット)の交換をしましょう。
インナーキットの自体の値段は2,000円前後、バイク屋さんへ依頼した際の工賃はフルード、エア抜き込みで5,000円前後~10,000円前後になります。

6)ブレーキキャリパーのピストンシールの劣化や不良

ブレーキキャリパー内のピストンシールの劣化やピストンに発生した錆によりシールに傷が入ってしまうとフルードの漏れや減圧時にエアを吸い込んでしまいエア混入の原因になります。
ブレーキキャリパー周辺からのフルード漏れが見つかった場合はシール不良の可能性があります。 その場合ピストンシールの交換で修理が可能ですがピストンの状況やピストンシールがはまる溝内のカスのたまり具合によっては 清掃やオーバーホールが必要となる場合もありますので適正な判断と作業をしましょう。
ダストシール・ピストンシールのセットでの価格が500円前後~4,000円前後、ピストン自体の値段は2,000円前後~30,000円前後と使われているピストンの数、必要個数により大きく値段が変わってきます。 また、キャリパーアッセンブリーでの販売のみの車種もあります。 バイク屋さんへ交換を依頼した場合にかかる工賃はブレーキフルード交換、キャリパー清掃込みで8,000円前後~12,000円前後になります。

劣化しているキャリパーピストン
ベーパーロック現象

ベーパーロック現象とは下り坂でのブレーキの使いすぎやブレーキパッドに圧がかかったままの状態(引きずり等)で走行を続ける事によりブレーキフルードが沸騰して ブレーキライン内に気泡が生じる事でブレーキレバーを握っても気泡を潰すだけで圧が掛らずブレーキが全く効かなくなってしまう現象の事です。
ブレーキフルードは吸湿性が高く水分を含むと沸点も著しく下がってしまいますのでペーパーロック現象が起きやすくなります。
又、劣化したブレーキフルードは気泡も消えにくくなる為ブレーキライン内の気泡がたまりやすくなってしまいます。 ブレーキのメンテナンスや下り坂の走行に注意する他にも定期的にブレーキフルードの交換をするようにしましょう。

エア抜きの作業手順|ブレーキフルード

ブレーキ関係の修理にはブレーキフルードのエア抜き作業が必須になります。 作業内容自体はそこまで難しい事ではありませんがしっかりとしたエア抜きが出来ていないとトラブルや事故の原因になります。 経験や自信がない場合はバイク屋さんへお願いする事をお勧めしますがご自身で作業を行う場合は手順を紹介しますので参考にしてみて下さい。 ※あくまで手順の紹介になります、ご自身で作業を行う場合は自己責任でお願いします。

  • 1)マスターシリンダーのキャップを外しカップの周りにウェスを巻きブレーキフルードが万が一こぼれても良いようにします。
    その他にも飛び散ったりこぼれたりしてもすぐに拭き取れるようにウェスを何枚か用意しておきましょう。
    また、ブレーキフルードは塗装面を痛めたり剥離を起こす事もあります。タンク等の塗装面に付着した際にすぐに洗い流せる等に水を用意しておくと良いでしょう。
  • 2)マスターシリンダーにブレーキフルードを注ぎブレーキレバーを引いたり戻したりを繰り返します。
    この時ブレーキレバーを細かく素早く引いたり、ゆっくり大きく引いたりを繰り返します。戻す時にはレバーを一気に離し衝撃を与えるようにするとより効率よく空気が抜ける事があります。
    カップの底にある穴から気泡が出ていることとブレーキフルードの量を確認しながらレバーの引き戻しを繰り返しフルードの量が減ってきたら足します。
    カップ底の穴に透明のキャップが嵌っていたりプレートが入っている場合は心配いりませんが、底部にキャップやプレートが無い場合は逆流したフルードが吹き出す事がありますので、ゆっくりレバーを動かし注意して作業をしてください。
    (2)の作業を繰り返していても一向にレバーの感触が重くならない場合はマスターシリンダーのバンジョーボルト部分に気泡が引っかかり溜まっている場合があります。
    そんな時はレバーを握ったままバンジョーボルトを瞬間的に緩めるとブシュッとエアーが抜けます、その後もう一度(2)の作業を繰り返します、ブレーキフルードが飛び散っても良いようにウェスを巻きながら作業をすると良いでしょう。
    この時レバーを戻してしまうとエアーを吸い込んでしまうので注意が必要です。
  • 3)ある程度レバーの感触が重くなり気泡が出なくなってきたら次にキャリパー側からエアを抜きます。
    ニップル(ブレーキフルードの排出口)に適正サイズのメガネレンチをセットし透明のチューブを差し込みます。チューブ逆側はフルードのキャッチタンク(ペットボトルでも可)へ入れ全てのセットが終わりましたらエア抜き作業を開始します。
    ブレーキレバーを数回握り感触が重くなったところで握ったままにしキャリパーのニップルを瞬間的に開けフルードとエアを送り出します。
    この時レバーを戻してしまうとエアを吸い込んでしまうのでレバーを離さないように注意しましょう。
    この作業をニップルを開けた瞬間に送り出されるフルードにエアが混ざっていない事が確認できるまで繰り返します。マスターシリンダー内のフルード残量を確認しながら作業しましょう。
    エアが出てこなくなったらエア抜き作業の完了です。
  • 4)エア抜き作業が完了したらマスターシリンダーのパッキンと蓋を戻し閉め、マスターシリンダー側とキャリパー側のバンジョーボルト、ニップルが確実に締まっているかを確認しましょう。
    この段階で緩みがあると作業を一からやり直す必要が出てきてしまいます。しっかりと確認をしながら作業をしましょう。
  • 5)作業が全て終了したら車両を洗車しましょう。
    ブレーキフルードがタンク等の塗装面やキャリパー、マスターシリンダーに付着していると塗装が剥げたり傷んだりする事がありますので水で洗い流すだけでも良いので忘れずにやりましょう!

因みにバイク屋さんへエア抜きを依頼した場合の工賃は2,000円前後~6,000円前後(フルード代含む)が目安となります。
9)定期メンテナンスと確実な作業を!

バイクを安全に走行するためにはまずはしっかりとブレーキが効くことが一番です。 定期メンテナンスが安心安全にバイクを乗るためにはとても大切ですが作業時の確実性もとても重要です。 作業が長くなると集中力も下がってきてしまったり作業自体が適当になってしまう、慣れた作業内容だからと言って見落とし箇所が出てしまう・・・ そんな小さな不注意から大きな事故に繋がるのがブレーキ関係の作業です、作業に自信がない、知識や工具が少ない場合は迷わずバイク屋さんにお願いする事をお勧めします。


■この記事の執筆監修

バイク整備士 玉井 克幸

バイクパッション整備責任者

2級整備士

玉井 克幸

バイク整備の知識量と技術力は誰にも負けません。
修理や整備も常に冷静沈着。若手メンバーのお手本として活躍中。
販売整備部門の責任者でもあるので、何か欲しいバイクがありましたら是非玉井までご一報ください。

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