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データ最終更新:2020年09月11日

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サトゥルノ350買取価査定例|劣化と外傷目立つ不動車

国内ではほとんど流通していないジレラ サトゥルノ350。
相場データが少ないため、査定の値付けが非常に難しい車種です。
買取のご依頼を頂戴しした車両は、突然エンジンがかからなくなってから長らく放置されていた不動車。
エンジン機能は回復が見込め保安部品の欠品を除いては完品のノーマル車両でしたので、レストアベース車として修復にかかるコストや修復後の価値を見積りながらの査定となりました。
長期放置による色褪せやヘタリがあり全体に漂う使用感、タンクやカウルやエンジンの目立つ外傷、などが主なマイナスポイントとなりましたが、不動車としては非常に競争力のある7万円御査定価格で買取させて頂いた事例です。
以下、GILERA SATURNO 350の相場情報と合わせて査定内容の詳細をご案内させて頂きます。

サトゥルノ350買取価格実例

買取した不動車のジレラ サトゥルノ350
  • 買取した不動車のジレラ サトゥルノ350
  • 錆びや劣化が強めのコックピット周辺
  • 下部に転倒傷のあるエンジンは始動確認できず
  • 錆びやヤレの目立つフロント足回り
  • スクリーンの曇りやカウルの色褪せ
  • 折れ曲がって破損しているミラー
  • ヘタリの強いシート、目立つタンクの傷
  • テールカウルの左右のズレ
  • ステー部分で折れているウィンカー
  • エンジンかからない長期放置のGILERA SATURNO350
  • ロケットカウルの広範囲の擦り傷

総合評点:1点

エンジン 0 車体フレーム 0 外装 0 電装保安部品 0 フロント周り 0 リア周り 0

【評価点の目安】
8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車
5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪
1点:事故不動
  • バイク名
  • サトゥルノ350
  • 買取価格
  • 70,000円
  • 年式
  • (1990年式)
  • 走行距離
  • 11,057km
  • 車台番号
  • NH01-004
  • エンジンの状態
  • エンジンかからなくなってから長期放置。経年による腐食あり・始動確認できず
  • 外観の状態
  • 錆びや腐食に色褪が目立つ
  • 損傷や事故転倒歴
  • カウルやエンジンに転倒傷、ウィンカー折れ等
  • カスタムや改造
  • ノーマル車両
  • 買取年月
  • 2017年12月

【大掛かりなレストアが想定される不動車】ジレラ サトゥルノ350買取査定内容

日本人デザイナー・萩原直起氏のデザインによるスタイリング、350cc単気筒という珍しい仕様のジレラ・サトゥルノ350。
日本国内での販売台数は少なく中古市場にも殆どで回らないレア車。それゆえ状態に応じた買取査定の相場も定まっていない車種です。サトゥルノ 今回拝見させていただいたジレラ・サトゥルノ350は、オリジナルの原型が残ったフルノーマル車ですが、長期放置と環境による経年劣化が激しく、買取価格を査定するのがかなりが難しい一台でした。サトゥルノ 以下、今回拝見させていただいたジレラ・サトゥルノ350の車両詳細となります。サトゥルノ

足回り

フェレーサー風のデザインと軽量俊足ぶりで80年代末期のシングルレース界の頂点に立ったマシンであるサトゥルノ350。
レースでの活躍を見込んで作られたマシンらしく、長期放置車両ながら前後サスにはそれなりのコシが感じられ、足回りのサスペンション機能に関しては放置による目立ったヤレは感じられません。
その反面、ディスクローター・ホイール・タイヤは重度のサビとキズが目立ち、かなり入念なメンテナンスを要する状態。
チェーンも油っ気を失ってガチガチと軋み、押し引きに影響を及ぼすようになっておりました。
長期放置によって後輪ブレーキパットもローターに固着したのか、引きずったような感触があり、これらの点が買取価格にマイナスの影響を与えました。
錆びやヤレの目立つフロント足回り
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外装

シンプルすぎるほどシンプルなスタイリングを持つジレラ・サトゥルノ350。
レースを前提とした作りであるため、外装についてはかなり傷み具合がわかりやすい車種とも言えます。
今回の車両の場合、使用感と傷みが強いシートをはじめ、放置による色褪せや日焼けがあり、外装全体にくたびれ感が漂っています。 外傷についても、細かいキズの入ったフロントフェンダー、ベルトバックルによるものと思われるタンクのキズと塗装ハゲなどやや目立つ損傷が確認できました。
また、テールカウルは左右でズレている他、転倒によるものでは無さ気なのですが、右側のロケットカウル・シートカウル上部に下地が見えるほどのキズが広範囲にあり、こちらで評価を大きく落としてしまいました。
サビ自体はそれほど目立つレベルではなかったものの、要所要所で腐食が進んでおり、再販化にあたっては大掛かりな整備やクリーニングが必要です。
外装については放置による影響があり、綺麗にリカバーするには入念な作業が必要であり、平均より劣る査定評価となりました。
ロケットカウルの広範囲の擦り傷
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エンジン周り

「突然エンジンがかからなくなって、プラグを変えたんですがそれでも初爆はするんだけど始動しなくくて。そのうちバッテリーも上がって放ったらかしに・・・」とはオーナー様のお言葉。
現在では長期放置によってキャブ詰まりとガソリン腐りを起こし、エンジンは見事な不動状態。
それでもキックレバーを踏み込むと、かなりいい感じの圧縮が確認でき、再生の見込み大と判断することができました。
(おそらく、吸気口にパーツクリーナーなど可燃性のガスを吹き付けて始動を試せば放置する前の当時も始動したと思われます・・・)
今回のジレラ・サトゥルノ350のように、日本ではあまりメジャーな車種ではない場合は、このエンジン再生の見込みが買取査定の上での重要チェックポイントとなります。
ジレラ特有のエキパイ奥に見えるエンジン外観から、経年相応のサビ・腐食が見えますが、幸いなことに重症化してはおらず、不動判定ながらも気持ち高めの評価とさせて頂きました。
ジェネレーターカバー側面から下部に、立ちごけによる削れ傷があり、横アングルからも目に付くため、査定の評価を少し下げました。
下部に転倒傷のあるエンジンは始動確認できず
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フレーム回り

エンジン右下にガリキズありながら、視認できるメインフレームフレームへのダメージは皆無でした。
フレーム接合部やネック部分に衝撃を吸収した兆候は見られず、フレームの剛性は保持されている点は買取査定の上で好材料となり、他の部位の劣化状況に反し、大きな強みとなりました。
スイングアームとの接続部・エンジン前部分にはそれなりのサビ・キズがありましたが、いずれもそこまで深刻なものはなく、この時点でレストアベース車両の価値あり、と判断させて頂きました。
日本ではマニアックなマシンであるだけに、マシンの土台である骨格フレームの強度は国産車に比しても重要度が高いとも言えます。
錆びや劣化が強めのコックピット周辺
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電装/保安部品

アッパーカウルに目立つ左右の擦り傷と同様に、左右ウインカーが根元から見事に折れておりました。
配線類への影響はない様子ですが、バッテリー上がりで電装系の正確なチェックができないため、こちらがマイナスポイントに。
その他、テールの左右ウィンカーと、左ミラーが欠品状態で、残った右ミラーは通常の変動域を超えてグニャリと曲がっておりました。
日本では少数販売車であったためリビルト(再生)パーツへの代換えパーツの調達も難しく、消耗品であってもパーツの欠品は、買取に置いてその車両価値を大きく下げてしまいました。
評価にはやや辛口のものとなっております。
ステー部分で折れているウィンカー
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その他、カスタムなど

非常にくたびれた状態のジレラ・サトゥルノ350でしたが、保安部品の欠品を除けばほぼフルノーマルの状態を保っており、レストア車としての価値は十分にあります。
経年劣化による色褪せ、転倒等による外傷等の問題は目立ちましたが、海外メーカー製バイクはノーマルパーツの有無で評価が大きく分かれる傾向もあり、これは大きなプラス材料だと言えます。
ヘタリの強いシート、目立つタンクの傷
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不動車としての総合評価と買取価格

以上が今回のジレラ・350サトゥルノの査定チェックポイントですが、不動車としてもその買取価値を下げたポイントとしては
  • ある程度リカバーできるサビ・腐食と異なり、如何ともし難い外装の色褪せや退色、車両全体に漂う疲労感
  • タンクの広範囲の傷と塗装ハゲ、ロケットカウルの広範囲の擦り傷、エンジン下部の削れ傷、ウィンカー折れなどの外傷
  • ガソリン腐りにともなう、タンクからキャブまでの燃料ラインのO/Hの必要性
と評価的には今ひとつ伸びに欠ける内容となってしまいました。
オーナー様もこうした難点は重々承知の上でご相談をお寄せいただいたのですが、ご希望金額をお伺いしたところ「7万円で持って行ってくれませんか?」とのこと。
流通数が極端に少なく相場データの裏付けがないため、値付けが難しいのですが、何とか利益は確保できそうなギリギリなラインでしたがご希望金額である7万円の査定額で買取させて頂きました。

お客様のご感想と買取後記

「お話が早くて助かりました。ありがとうございます。7万円は希望というか咄嗟に出た適当な数字だったので、本当に7万円で引き取ってくれるとは思わなかった。」と笑ってお話されるオーナー様。
かなり際どいご希望金額で買取させて頂いたジレラ・350サトゥルノ。
毎週多数のバイクが出品される業者間取引(業者オークション)の場でも2年間で数台しか取引がなく、外車やレア車に弱い業者では値付けが難しく(絶対に損しない業者にとって有利な金額が提示されやすい)バイクのひとつです。
弊社では直営販売店を保有しているため他社より買取価格の損益分岐点が高いというメリットもあるのですが、 オーナー様の希望金額と現在の車両状態とを瞬時に判断し、即断即決で買取金額をご提示できる弊社パッションの査定力が現れた事例のひとつだと自負しております。

GILERA SATURNO 350 の査定相場の比較

レーサーレプリカブームであった1980年代末期、その卓抜した技術力と、イタリアメーカー特有のレーシーさで独特の仕様でシングルスポーツ界を席巻したジレラ・350サトゥルノ。
日本ではのちに発表されたスズキ・グース350がそれに近い作りではありますが、絶版車となった今日もこのジレラ・350サトゥルノは評価が非常に難しい状態です。
日本では伊藤忠商事からレッドバロンへ販売権が移りはしたもののモデル自体が非常に短命に終わり、それほど販売台数は伸びませんでした。
そうした事情があるため、業者間取引の場でも直近24ヶ月内で実働車はわずか3台しか取引がありませんでした。
では実際に車両の状態を表す評価点別の取引額を一覧表で見てみましょう。
  • ▼状態を表す評価点の目安|GILERA SATURNO 350
  • 評価点4 状態が良く綺麗
  • 評価点3 年式並み または若干の難有り
  • 評価点2 実働車だが劣悪
  • 評価点1 事故車や不動車
サトゥルノ350|評価点別の査定相場比較
状態/
落札価格帯
評価点
4
評価点
3
評価点
1
10万円台 2台 1台 3台
0~9万円 0台 0台 2台
総落札台数 2台 1台 5台
(2017年12月時点で、業者間市場の落札データを過去12か月間間遡った数字)
(業者間市場とは全国で買取されたバイクの9割以上が出品される市場で、販売店と買取店の会員企業間で取引されるの業者間のオークション市場。そこで落札された金額が買取業者の査定価格の基準値となっています)
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実動車を意味する評価点2以上の車両の取引では3台と傾向値としては弱いのですが、最高取引価格17.8万円・最低取引価格12万円、平均価格14.5万円と価格差はそれほど大きくありません。
これは少数販売車に見られる傾向ですが、希少モデルであるためデータ不足で、少ない前例に引っ張られて一定水準の取引額に収まっているようにも思われます。
このことは、程度の良い美車であっても取引額の高騰が望みにくく、売却を考えているオーナー様にとっては、経年劣化が進む前に手放すことが有効だといえるかもしれません。
査定現場での実際の買取額は、業者間市場での平均取引額が14.5万円であることから逆算する(買取業者の儲けと出品手数料や運送費などの経費を差引く)と10万円強が平均的な適正価格と言えます。

続いて、不動車・事故車を意味する評価点1の車両の取引に目を移してみると。
こちらは全5台と定例オークションよりも多くなりましたが、最高価格14.6万円を付けた車両は再生見込み大の高ポテンシャル車両であったのに対し、 同じくレストアベースですが低ポテンシャルの車両は5.7万円となり、修復にかかるコストと修復後の車両価値(現状のポテンシャル)が取引価格に寄与していることが窺えます。
以上の相場データを振り返ってみても今回の不動車の買取額がいかに競争力があるかお分かり頂けると存じます。
弊社パッションでは、ハーレーの買取台数は全国で1・2位を争う強さがあり、ジレラ・350サトゥルノをはじめとする海外メーカー製バイクも多数取り扱っております。
多数の経験と見識に基づき一人一人の査定スタッフが車両状態を的確に評価できること、お客様目線での丁寧で誠実な対応が強みのひとつです。
どんなことでもお気軽にご相談いただければ幸いです。

ジレラ サトゥルノ350豆知識

1909年の創業以来、今日現在まで息の長いセールスを展開し、開発・販売を続けているイタリアの名門ブランド・ジレラ。
本機・サトゥルノ(Saturno)は、1939年に発表されたモデルの末裔にあたり、ロードレース界での捲土重来を期した意欲作でもあります。
残念ながら89年以降はマン島TTを完走することはできませんでしたが、88年のプロダクションCクラスにてコースレコード樹立など素晴らしい活躍を見せ、 80年代カフェレーサーを語る上での代表車に挙げる声もあります。

ジレラ サトゥルノ350の買取相場

ジレラ サトゥルノ350

【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近24ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 3台
  • 平均価格: 145,000円
  • 最高価格: 178,000円
  • 最低価格: 120,000円

【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近24ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 3台
  • 平均価格: 110,400円
  • 最高価格: 146,000円
  • 最低価格: 57,000円
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相場情報:2017年12月31日時点

最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。

上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。

ジレラ サトゥルノ350は売ろうと考え時が一番高く売れます

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