買取させて頂いたのは2015年モデルのYZF-R1M
サーキットでご使用されていたということで、車体に酷使されていた痕跡が見られました。
サーキットやレース使用車は査定価格にどのように影響するのでしょうか?
以下査定内容の詳細をご案内差し上げます。
足回り
前後のタイヤの両側面に削れたタイヤの塊が付着しています。
車体を倒してのコーナリングによって両サイドのタイヤが溶けるのは、サーキットやレース使用車の特徴です。
オーナー様にお伺いしたところ「やっぱり分かりますか。週末はもっぱら隔週でサーキットで遊んでます」とのお言葉。
残念ながら前後タイヤは用交換判定となりマイナス査定となりました。
前後のサスペンションは機能性は抜群ながら、リアサスやスイングアーム周辺は溶けたタイヤや路上のごみやオイルを拾って汚れが目立ちます。洗浄によって粗方除去できますが若干の風化は残りそうです。
前後ホイールに飛び石などの小傷がやや目立つほか、ハンドルのバーエンドにも立ちごけと思われる傷があり、こちらも軽めのマイナス査定が入りました。
エンジン
高年式のYZF-R1Mとしては、走行距離5千キロ超は相対的にやや多めの走行距離で、相場的には気持ち程度ですがネガティブに作用する距離となっています。
エンジンは一発では始動しなかったものの、2回目以降はスムーズに始動。レースで酷使されたエンジンとあって入念にチェックいたしましたが、アイドリングから高回転域まで機能的には何ら不調はなく良好な状態を確認できました。
残念だったのは、ラジエーターフィンの凹みとエンジンの軽めの錆、エンジンカバーの小傷などが軽くですが買取価値を損ねていました。
外装
照明の下ではぱっと見は非常にきれいですが、近寄ると若干ですが新車当時の艶色は失われていて、超極上車未満の見た目となっています。
年式並みに綺麗な車体ですが、ガレージ保管で雨走行ナシのYZF-R1Mに比べると少し査定の評価が落ちる状態といえるでしょう。
傷については、タンク下部とアッパーカウルに親指の爪ほどの線傷と塗装はげ、テールカウルに細かい傷が散見されるなど、こちらも細かくマイナス査定が入りました。
電装系・保安部品
レース用に社外のラップタイマーを取り付けて配線加工していますが、配線が剥き出しになっていて、再販に向けてはメンテナンスが必要です。
左側ミラーにはやや目立つ削れ傷があり、再販に当たってはメンテナンスか交換が必要になりそうです。交換の場合は1万円程度の費用となりそうです。
上記が電装系と保安部品でマイナス査定となった項目です
フレーム回り
バーエンドやミラーなどに立ちごけ傷がありましたが、ハンドルストッパーやメインフレームには大きな衝撃を吸収した痕跡はありませんでした。
レース使用車ということで念入りにフレーム回りや、ハンドルの左右の切れ角を確認させていただきましたが高い剛性を保持したよい状態のフレームであることが確認できました。
総合評価と買取価格
高年式の高額車両ということで、中古市場で取引されるYZF-R1Mの多くは極上車となっています。
今回査定させていただいたYZF-R1Mは、レース使用車ということで酷使された要交換のタイヤ、傷が目立つミラー、タンクやカウルなどの小傷など極上車未満の状態でした。
下段の相場情報で詳しくお伝えしていますが、状態が良くてもレースやサーキット使用歴が疑われる車両の買取相場は170万円台となっています。
業界の買取相場的には175万円程度がギリギリの査定価格でしたが、
販売店の仕入れ価格としては10%上乗せできる余地があります。
店頭での持ち込み査定ということで、販売店の仕入れ責任者の回答は192万円までで仕入れOK。
踏まえてお出しさせていただいた査定金額192万円での買取となりました。
お客様のご感想と買取後記
「車体が高価で攻めきれないんだよね」と売却の理由を教えてくださったオーナー様。
「前に売った600RRの時もパッションさんの価格に仲間が驚いてたから。今回もやっぱり高い金額なんでしょ」
「持ち込みだからもう少し高くなんない?」ともう一声をご期待されるオーナー様。
買取業界の10%増しの査定価格であることを丁重にご案内差し上げて、何とか更なる値上げはご勘弁頂いての買取となりました。。 高額車両であればあるほど、販売店仕入れの買取額は有利になります。
業界の王道ルートである、業者間市場を通じて、買取業者が出品した車両を仕入れる場合は、落札金額に8%消費税と落札手数料などが上乗せされます。そのため実質的には落札金額+10%の仕入れ値になります。
買取業者が提示できる査定価格に10%上乗せしても、あかじになることなく仕入れることができるのはそのためです。
YZF-R1Mはいくらで売れるのか?適正相場
2015年と2016年モデルは318.6万円、2017年と2018年モデルが307.8万円と2017年モデルから希望小売価格が10万円下がったとはいえ、メーカー希望小売価格が300万円を超えるYZF-R1M。
2018年現在では、店頭ではメーカー希望小売価格での販売が多いものの、探せば270万円から新車(2015年モデルのUS仕様)を購入することができます。
実走行距離のある中古車の店頭販売価格は240万円台が平均ゾーンとなっているYZF-R1Mですが、いくらで売れるのでしょうか?
買取業者の査定価格の指標であり、販売業者の仕入れ値であり、つまり日本の中古バイクの相場を決定している業者間オークション市場の取引データを使用して、YZF-R1Mの適切な買取相場をご案内差し上げます。
状態別の買取相場
- ▼状態を表す評価点の目安|YZF-R1M
- 評価点8 ほぼ新車
- 評価点7 超極上車
- 評価点6 極上車
- 評価点5 綺麗で状態良好
- 評価点4 若干の難あり
- 評価点3 難あり
- 評価点1 事故車や不動車
YZF-R1M|業者間市場での取引データ |
状態/ 落札価格 |
評価点 |
走行 |
年式 |
230万円 |
6.8 |
0.04万km |
2016 |
220万円 |
5.7 |
0.1万km |
2015 |
209万円 |
6.2 |
0.4万km |
2016 |
208万円 |
6.3 |
0.2万km |
2015 |
208万円 |
5.5 |
0.3万km |
2015 |
204万円 |
6.0 |
0.4万km |
2015 |
204万円 |
5.2 |
0.7万km |
2016 |
203万円 |
6.3 |
0.4万km |
2015 |
201万円 |
5.5 |
0.2万km |
2015 |
190万円 |
6.7 |
0.1万km |
2015 |
183万円 |
5.3 |
0.7万km |
2015 |
178万円 |
5.3 |
0.2万km |
2015 |
(2018年5月時点で、業者間市場の落札データを過去1年間遡った数字)
(業者間市場とは全国で買取されたバイクの9割以上が出品される市場で、販売店と買取店の会員企業間で取引されるの業者間のオークション市場。そこで落札された金額が買取業者の査定価格の基準値となっています)
上記表は、YZF-R1Mの相場表です。直近1年間に取引されたYZF-R1Mの状態の要約です。
(会員企業は1台1台の車両状態を写真付きで詳細に確認できますが、この表に要約が全て記載されています)
買取業者はこの表を見て、YZF-R1Mの状態に応じた査定価格を判断します。
また販売業者はこの表を見て妥当な仕入れ額を判断します。
YZF-R1Mは幾らで売れるのか?
査定額を算出する買取業者の視点でこの相場表を眺めてみましょう。そうすることで適正な買取相場が見えてきます。
超極上車の買取相場は185万円?
まず着目したいのは、最も状態の良い車両の落札額です。
最高値の230万円で取引された1台は、評価点6.8と突出して評価点が高く、走行距離412kmと最も距離が少ない超極上車であることが数字から読み取れます。
走行距離が数百キロで、評価点で7点が付く超極上車であれば、業者間市場において230万円程度で取引される可能性は高いのか?
1台だけのデータでは材料が弱いので、下位で取引されている車両の状態もチェックしてみます。
次点で状態が良い車両は、190万円で落札された個体で、評価点は6.7、走行距離は1,248km。230万円で落札された個体と車両の状態では殆ど差がない超極上車といえます。
もしお客様が査定をする立場であったら、
評価点6.7で走行距離が800キロの超極上のYZF-R1Mをいくらで買い取りますか?
リスク覚悟で230万円で落札された個体を材料にしますか?
それとも堅実に190万円で落札された個体を材料にしますか?
実は、全ての買取業者は190万円で落札された個体をベンチマークとします。
その思考は、
「230万円で取引される可能性もあるけど、190万円で取引される可能性もある。その場合には40万円の赤字を覚悟する必要がある」
「190万円をベースにすれば、赤字となる可能性は低く、場合によっては大きく儲けられる」
となります。
仮に40万円の赤字となった場合には、そのコストを他の買取事例で補填しないと会社は回らなくなってしまします。
したがって、査定現場で提示される買取額は業者の経費(運送費や出品手数料など)と儲けを差し引いた185万円程度となることが通例です。
超極上車の買取相場は210万円台
「買取業者って、何だか、随分小心者で美味しいとこ取りだね」と思われるのもご尤もなご感想だと思います。
YZF-R1Mの相場は、データが少なく適正な買取価格が見えづらい業者泣かせといえる典型例ですが、実は企業努力によってお客様に寄り添った買取相場を算出することもできます。
弊社パッションでは、過去5年分の相場データを独自に保持しています。
R1Mが発売された2015年に遡って、3年分の取引の推移を検証すると、残念ながら相場は3年間で5%下落傾していることが分かります。
価値が漸減する現行モデルの車種では一般的な傾向なので特筆する下落率ではないのですが、過去に遡って取引データを見ると、評価点7の車両は220万円台での取引が多い傾向が見えてきます。
一般的な買取店が見ている単年度の相場データでは、190万円か?230万円か?の択一的な選択を迫られますが、過去3年分の全35台のデータで見ると傾向が鮮明になります。
弊社ではさらに、年間2000台の中古バイクを販売する弊社販売店でも独自に仕入れデータと業界の販売価格データを保持しています。
過去3年の買取相場と、弊社販売店の販売価格データを照らし合わせると、評価点7近いの超極上車は210~230万円台での取引が多く、評価点8近いほぼ新車は230~240万円台での取引が多い傾向が見えてきます。
3年分のデータからは8割強の確率で「評価点6.7で走行距離が800キロの超極上のYZF-R1M」が220万円以上で売れそうなことが読み取れました。
しかし、190万円で落札される可能性も2割弱程度あります。
5対5ではなく、8対2の確率になることで、お客様に提示できる査定価格は随分異なります。
YZF-R1の買取件数が非常に多い弊社ならではの特徴も有利に働きます。
豊富なデータと、R1/R1Mの買取件数が多い弊社の特徴を生かして、220万円弱の査定価格で買取しても、均せば利益が出せることが分かります。
企業努力によって超極上車の査定額を210万円台まで上乗せできる余地もございます。
- ▼走行数百キロの超極上車のR1Mの買取相場まとめ
- 業界セオリーとしては180万円台
- リスクを許容して210万円台
- 販売店仕入れで230万円台
未使用の新車の買取相場は245万円台
未使用の新車に関しては、過去3年をさかのぼっても取引データがりません。
そのような場合には、上述した「探せば税込みで270万円でYZF-R1の新車を購入することができる」がヒントとなります。
弊社販売店ではメーカー仕入れは行っていないので、仕入れは主に弊社買取部門からの直接仕入れか、業者間市場を通じての仕入れとなります。
販売店で新車のR1Mを売ろうとする場合、単一カラーで価格以外に選択肢の少ないR1M新車の競争価格は270万円程度なので、利益を出すには270万円未満で新車を仕入れる必要があります。
弊社買取部門から仕入れる場合には269万円でも些少の利益は出ますが、業者間市場を通じて仕入れる場合には、8%の消費税と落札手数料が上乗せされるため、249万円が辛うじて利益を出せる落札額となります。
販売店の視点では、249万円が取引落札額の上限となります(お客様のご購入予約があればより高い金額での落札もあります)。
上記を鑑みて買取業者としては、249万円から利益と経費を差し引いて、245万円がお客様に提示できる競争力のある査定額となりそうです。
(※2018年5月次店の情報です。相場情報は時系列で変化する点をご考慮くださいませ。)
状態と取引額に関連性が見えにくいYZF-R1M
最上位の230.2万円で取引された超極上車を除外すると、直近1年間で178~220万円のレンジ(32万円の幅)で11台のYZF-R1Mが取引されています。
落札金額では上下で32万円の差がありますが、
・年式は2015~2016年モデル
・走行距離は1,375km~6,706km
・評価点は5.2~6.7
上記のように、取引額の差ほど、状態には個体差がありません。査定の値付けがしづらい業者泣かせの相場です。
このような場合には、表からは見えてこない詳細情報を取得する必要がございます。
例えば、178万円と183万円で落札されているR1Mには、「タイヤ溶け」という記述があります。これはサーキットなどで攻めていたレース使用車である可能性を示唆しています。
車両の評価点は高いですが、激しい使用をされていた点を嫌気されている可能性があります。
190万円以上で落札されているR1Mについては、車両の評価と落札金額に相関関係は見出せませんでした。
状態に勝る車両が低額で取引され、状態で劣る車両がより高額で落札されるケースが散見され、状態と取引金額の関係性は説明不能になっています。
実はこのようなケースは珍しいことではありません。特にR1Mのように年間の取引数が少ない車種でよく起こります。
例えば、YZF-R1は直近1年間で344台が取引されています。月間で30台弱が取引されるので販売店は仕入れたい時に好みの車両を仕入れることができるでしょう。需給は安定していると言えます。
対してYZF-R1Mは、月間に均すと1台しか取引されません。仕入れたいと思う販売店が競ると値段が上がりやすい傾向が顕著です。
ボリュームゾーンの査定額は180万円台
供給が少ないYZF-R1Mは、需要が多いときに買い手が競ることで通常より高値で取引される傾向がある車種といえます。
状態で劣る車両がより高額で落札されているのは需給が原因となっています。
買取業者としては、需給変動によって高値で取引されている事例、状態で劣る車両がより高額で落札されている事例を指標にすることはできません。
状態に勝る車両が低額で取引されている事例をベースの相場として査定金額を判断せざるを得ません。
つまり190万円で落札されている評価点6.7の超極上車、203万円で落札されている極上車を指標とすると、評価点5~6の良好~極上車のYZF-R1Mの査定額は180万円台からにならざるを得ないといえます。
180万円以上の買取額は企業努力によるリスク許容度といえるでしょう。
1とR1Mの買取相場比較
メーカー希望小売価格でYZF-R1に対して80万円ほど高価なYZF-R1M。 買取相場も80万円ほど高額なのか検証してみました。
YZF-R1とYZF-R1Mの年式モデルと新車価格 |
年式/ モデル |
2015 |
2016 |
2017 |
2018 |
R1 |
237.6 |
237.6 |
226.8 |
226.8 |
R1 60th |
- |
243 |
- |
- |
R1M |
318.6 |
318.6 |
307.8 |
307.8 |
(※単位は万円)
年式別の中古取引相場|YZF-R1M VS YZF-R1 |
相場/ 年式モデル |
平均落札額 |
最高額 |
取引台数 |
R1 2016~17年 |
143万円 |
165万円 |
9台 |
R1 2017~18年 |
No Data |
No Data |
0台 |
R1 60周年 |
173万円 |
180万円 |
7台 |
R1M 2016~17年 |
203万円 |
230万円 |
12台 |
R1M 2017~18年 |
No Data |
No Data |
0台 |
(2018年5月時点で、業者間市場の落札データを過去1年間遡った数字)
(業者間市場とは全国で買取されたバイクの9割以上が出品される市場で、販売店と買取店の会員企業間で取引されるの業者間のオークション市場。そこで落札された金額が買取業者の査定価格の基準値となっています)
目を瞠るのが、YZF-R1 60th Anniversaryモデルの取引価格です。
状態が良かった個体が多いという側面はありましたが、メーカー希望小売価格では5万円の差でしたが、限定モデルのプレミアムがついているといえるでしょう。
当初目論んでいたR1対R1Mの買取相場ですが、60周年記念モデルを除くと、平均取引額で60万円ほどの差があり、メーカー希望小売価格に準じた買取相場になっていると言えます。
YZF-R1Mの買取相場まとめ
以上、買取業者が実際に査定価格を算定する際に前提とする指標を元に、買取相場をご案内させていただきました。
取引台数が少ない高額車であり、需給の変動を受けやすく、相場を読むのが非常に難しい車種です。
相場表から、R1Mの査定価格がどのように決められていくのか?
買取業者としては、競りによって高騰した取引データを排除して、何とか確実に利益を出す査定価格を提示したいところです。
あとはどれだけ企業努力によってお客様に寄り添った価格を提示することができるか。
YZF-R1Mの相場は下落傾向にあり、今後はさらに下がっていくことが予想されます。
売却を検討されているオーナー様は、新型(現行のRM40型から変更された型式)やモデルチェンジによる新モデルが発売されて型落ちとなる前にご売却されるのが賢明かと存じます。
YZF-R1とYZF-R1Mの買取査定は実績豊富の買取販売店のバイクパッションにお任せくださいませ。
最新の買取相場をチェック!
上記の相場情報は2018年5月時点の内容です。
たびたび繰り返される仕様変更によって、その前後で買取相場が大きく変動しているYZF-R1/YZF-R1M・・・
ご売却をご検討中のオーナー様は、最新の相場動向が気になるところでしょう。
最新の相場情報は、10秒で査定額が出る
個人情報不要の自動査定でチェックして頂けます。
YZF-R1M
【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 12台
- 平均価格: 2,033,667円
- 最高価格: 2,302,000円
- 最低価格: 1,782,000円
【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 0台
- 平均価格: No Data
- 最高価格: No Data
- 最低価格: No Data
相場情報:2018年5月13日時点
最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。
上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。