世界的なスーパースポーツそして流通しているYZF-R1
2019年モデルの新車価格は237.6万円、上級モデルのYZF-R1Mは307.8万円!
価格も性能もワールドクラスのR1ですが、高年式のR1/Mを保有されているオーナー様には、1998年に発売が開始されたことをご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
1998年の発売以来、数々のフルモデルチェンジ・マイナーチェンジが実施され、2019年時点での現行車は7代目となっています。その間の進化と革新によって新車価格は、発売開始から現行モデルでは2倍以上の開きとなっています。
当然、中古の買取相場も年式モデルによって大きく異なります。
また、2009~2014年に発売された海外仕様では6代目に位置する145馬力の国内仕様も買取相場が異なります。
はたまた、R1に比べて新車価格が80万円高く設定された上級モデルも買取相場が異なります。
YZF-R1/YZF-R1Mのオーナー様が売却時に気になることは「いくらで売れるのか?」「適正価格はいくらなのか?」「購入時の選択で迷ったが査定額は見合うのか?」といったところに集約されるかと存じます。
その疑問に余すところなくお応えすべく、YZF-R1/R1-Mの買取相場を以下の内容でご紹介差し上げます。
【海外仕様】YZF-R1の変遷|モデルチェンジと新車価格
YZF-R1 海外仕様の変遷|モデルチェンジと新車価格 |
年式モデル |
仕様変更 |
車台番号 |
新車価格 |
最高出力 |
1998年 |
新登場 |
RN01 |
|
150ps |
1999年 |
カラー |
RN01 |
|
150ps |
2000年 |
2代目 |
RN04 |
|
150ps |
2001年 |
カラー |
RN04 |
|
150ps |
2002年 |
3代目 |
RN09/10 |
|
152ps |
2003年 |
カラー |
RN09/10 |
|
152ps |
2004年 |
4代目 |
RN12/13 |
|
172ps |
2005年 |
カラー |
RN12/13 |
|
172ps |
2006年 |
マイナーチェンジ |
RN15 |
|
175ps |
2007年 |
5代目 |
RN19/20 |
138.6万円 |
180ps |
2008年 |
カラー |
RN19/20 |
138.6万円 |
180ps |
2009年 |
6代目 |
RN22/23 |
156.4万円 |
182ps |
2010年 |
カラー |
RN23 |
156.4万円 |
182ps |
2011年 |
カラー |
RN23 |
156.4万円 |
182ps |
2012年 |
カラー |
RN23 |
157.5万円 |
182ps |
2013年 |
カラー |
RN23 |
157.5万円 |
182ps |
2014年 |
カラー |
RN23 |
162.0万円 |
182ps |
2015年 |
7代目 |
RN39 |
237.6万円 |
200ps |
2016年 |
カラー |
RN39 |
237.6万円~ |
200ps |
2017年 |
カラー |
RN39/49 |
226.8万円 |
200ps |
2018年 |
マイナーチェンジ |
RN39/49 |
226.8万円 |
200ps |
2019年 |
カラー |
RN39/49 |
226.8万円 |
200ps |
(新車価格は、逆輸入車販売店の参考小売価格、百円単位は切捨て)
多数のフルモデルが実施されている海外仕様
1998年に新登場して以来、毎年のように新モデルが投入されてきたYZF-R1。
販売当時、150馬力であった最高出力、は7代目に当たる2015年モデルからは200馬力に。5代目に当たる2007年モデルの当時の新車価格は138.6万円でしたが、現行の2019年モデルでは222.6万円と84万円も高く。
発売当時の新車価格の変遷が物語っていますが、多数のフルモデルチェンジやマイナーチェンジを経て、大きく進化してきたYZF-R1。1998年当時のR1と最新モデルのR1は別物と表現しても言い過ぎではないでしょう。
オートバイの買取相場は、フルモデルチェンジが実施された前後で大きく動きます。YZF-R1は発売開始から実に8回ものフルモデルチェンジが実施されています。
フルモデルチェンジ前後で買取相場はどの程度違うのか?オーナー様の年式のR1はいくらで売れるのか?
大きなフルモデルチェンジで区分されて、初代から現行の7代目までが存在するYZF-R1。初代から現行7代目までモデルチェンジ区分の買取相場は下段でご紹介差し上げます。
(早くご覧になりたい方は、
【初代~7代目】年式モデル別の買取相場を比較!をご覧ください)
その前に、YZF-R1の主な仕様変更の変遷を振り返ってみましょう。
- ▼フルモデルチェンジ
- 2000年:フレームやエンジンなどには150ヵ所にわたる変更。ヘッドライトの形状変更、外装の刷新、クロスミッション化、サイレンサーをチタン製に変更
- 2002年:インジェクション化、スイングアーム変更、エンジン位置変更
- 2004年:デルタボックスVフレームを新設計、新ユニットのエンジンで172馬力化、マフラー変更
- 2007年:5バルブエンジンを4バルブにした新設計エンジンで180馬力化。可変式エアファンネルの装備
- 2009年:車体デザインとフレーム構造を刷新、エンジン改良で182馬力化、フロントフォーク改良、マグネシウム製リアフレーム・3モードマップ切り替え機能「YAMAHA D-MODE」の採用
- 2015年:サーキット走行を追求した新設計のエンジンで200馬力化、フレーム・車体デザインの刷新、マグネシウム鋳造ホイール・アルミ製燃料タンク・TFT液晶表示のデジタルメーターを採用、6軸の「IMU」(Inertial Measurement Unit)と5種の制御システム
- ▼マイナーチェンジ
- 2006年 スイングアームの伸長に伴うホイールベースの延長
(R1専用のオーリンズ製サスと、マルケジーニ製ホイールを装着した限定モデルも登場)
- 2018年:クラッチ操作なしでギアチェンジを可能にするクイック・シフト・システム(QSS)を採用
【国内仕様】YZF-R1の変遷|モデルチェンジと新車価格
1998年に海外モデルとして新登場したYZF-R1。遅れること11年、2009年には国内仕様のYZF-R1の販売が開始されました。 2014年モデルを以って国内仕様の生産販売は終了しています。 以下に国内仕様の変遷を纏めてみました。
YZF-R1 国内仕様の変遷|モデルチェンジと新車価格 |
発売年 |
仕様変更 |
車台番号 |
新車価格 |
2009年 |
新登場 |
RN24J |
141.7万円 |
2011年 |
カラー |
RN24J |
141.7万円 |
2012年 |
マイナーチェンジ |
RN24J |
141.7万円 |
2013年 |
カラー |
RN24J |
141.7万円 |
2014年 |
カラー |
RN24J |
141.7万円 |
国内生産であるYZF-R1。海外仕様の仕向け地は北米・ヨーロッパ・南アフリカなどとなっていますが、逆輸入車として販売されていた2009年モデルの参考価格は156.4万円、最高出力は182馬力。
対して、国内仕様はECUと排気系の変更により国内の環境規制に対応させるためにエンジンの最高出力は145馬力となっていて、メーカー希望小売価格は141.7万円となっていました。
2012年には、エンジン改良・TCS採用・ECU/インジェクションの設定変更などを伴うマイナーチェンジが実施されましたが、最終の2014年モデルまで国内仕様の新車価格はずっと変わらず維持されました。
国内仕様のYZF-R1については、期間中に大きな仕様変更も新車価格の変更もなく、生産モデルも5年と短かったことから、年式モデルによる買取相場に差異は殆どありません。
(2012年限定のWGP50th Aniversary Edition=アニバーサリーエディション=は気持ち高い買取相場を形成していますが)
さて、最高馬力こそ大きく異なりますが、装備品や骨格など基本的には海外仕様も国内仕様も共通となっています。
新車価格と最高出力が異なる海外仕様と国内仕様。はたして買取相場は異なるのか?どちらが高く売れるのか?
5)【国内仕様 vs 海外仕様】高く売れるのは?同年式の買取相場で比較
YZF-R1Mの変遷|モデルチェンジと新車価格
YZF-Rシリーズの最高峰として2015年に新登場したYZF-R1M。
エンジンの最高出力こそYZF-R1と同一の200馬力ながら、最新モデルの新車価格はR1が226.8万円であるのに対しR1Mは307.8万円。まさにYZF-R1の上級モデルといえる価格設定となっています。
実に80万円も高い設定となっているのは、専用の豪華装備が配備されているため。
YZF-R1Mの変遷|モデルチェンジと新車価格 |
発売年 |
仕様変更 |
車台番号 |
新車価格 |
2015年 |
新登場 |
RN40 |
318.6万円 |
2016年 |
カラー |
RN40 |
318.6万円 |
2017年 |
カラー |
RN40 |
318.6万円 |
2018年 |
マイナーチェンジ |
RN40 |
307.8万円 |
2019年 |
カラー |
RN40 |
307.8万円 |
(新車価格は、逆輸入車販売店の参考小売価格、百円単位は切捨て)
エンジンの最高出力こそYZF-R1と同一の200馬力ながら、最新モデルの新車価格はR1が226.8万円であるのに対しR1Mは307.8万円。まさにYZF-R1の上級モデルといえる価格設定となっています。
実に80万円も高い設定となっているのは、専用の豪華パーツが配備されているため。
R1Mの主な専用パーツや違いとは、YZF-R1M専用のオーリンズ製の電子サスペンション、レース走行をより意識したカウリング、CCUとGPSを組み合わせて走行状態を記録確認できるY-Trackなど。
特にオーリンズ製の電子サスペンションが価格差の大きな理由となっています。
YZF-R1M専用の装備品を除くとベーシックモデルのR1と共通仕様であるため、2015~2019年現在に至るまで仕様変更もR1と同様でフルモデルチェンジは実施されていません。
期間中の主な仕様変更としては、2018年にR1-M専用のOHLINS製電子制御サスペンションが第2世代にバージョンアップされたことでしょうか。同年に装備されたクイック・シフト・システム(QSS)はYZF-R1とR1M共通の仕様変更です。
さて、上級モデルであるYZF-R1MとベーシックモデルのYZF-R1。同じ年式で比較すると買取相場はどの程度違うのでしょうか?
80万円の新車価格差に相応しい値段で高く売れるのか?
【YZF-R1M vs YZF-R1】上級モデルはどれ位高く売れるのか?
【YZF-R1M vs YZF-R1】上級モデルはどれ位高く売れるのか?
【初代~7代目】年式モデル別の買取相場!
仕様変更を伴わないカラーリングのみの変更では年式モデルによって買取相場は動かないのですが、メーカー希望小売価格の値上げを伴うモデルチェンジ!その前後で中古バイクの買取相場も変動します!
1998年の発売から2019年現在に至るまで多数のフルモデルチェンジが実施されてきたYZF-R1。
大胆なフルモデルチェンジで区切られて、初代~7代目に区分されています。
フルモデルチェンジによってどの程度買取相場が変化しているのか?
年式モデル(フルモデルチェンジで区切られる世代)によってYZF-R1の査定金額はどの程度異なるのでしょうか?。
買取相場の前提指標である買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引データを使用して【年式・世代別】の買取相場比較したのが下記表です。
年式モデル別の取引相場|YZF-R1実働車 |
年式モデル |
平均落札額 |
最高額 |
最高額 |
取引台数 |
初代/1998年~ |
23.1万円 |
34.4万円 |
16.4万円 |
32台 |
2代目/2000年~ |
22.6万円 |
42.4万円 |
12.0万円 |
32台 |
3代目/2002年~ |
29.3万円 |
61.4万円 |
19.0万円 |
33台 |
4代目/2004年~ |
41.2万円 |
66.4万円 |
28.2万円 |
78台 |
5代目/2007年~ |
51.1万円 |
85.8万円 |
29.8万円 |
60台 |
6代目/2009年~ |
81.0万円 |
129.2万円 |
42.4万円 |
60台 |
7代目/2015年~ |
150.5万円 |
180.0万円 |
93.6万円 |
33台 |
事故車・不動車 |
初代/1998年~ |
12.2万円 |
21.0万円 |
3.3万円 |
13台 |
2代目/2000年~ |
16.0万円 |
19.9万円 |
13.3万円 |
3台 |
3代目/2002年~ |
14.4万円 |
17.4万円 |
10.6万円 |
6台 |
4代目/2004年~ |
21.2万円 |
35.3万円 |
8.3万円 |
12台 |
5代目/2007年~ |
26.5万円 |
39.0万円 |
12.3万円 |
15台 |
6代目/2009年~ |
46.6万円 |
56.0万円 |
27.6万円 |
20台 |
7代目/2015年~ |
76.3万円 |
92.1万円 |
56.1万円 |
4台 |
(2019年2月時点で、買取業者の転売先である業者間オークション市場の落札データを過去1年間遡った数字)
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2009年モデルから高く、2015年モデルは桁違いの買取相場
上段の
海外仕様の新車価格の推移でも触れましたが、 2007年のフルモデルチェンジ時に138.6万円だった海外仕様のYZF-R1の新車価格は、2009年のモデルチェンジで156.4万円に、2015年のフルモデルチェンジで237.6万円に。
世界のスーパースポーツと同様の非常に高価な価格設定となりました。
伴って、中古の取引相場もモデルチェンジ区分で非常に大きく変化しています。
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引額を見ると3代目(1998~2003年モデル)までは20万円台であるのに対して、4代目以降は階段式に高くなり、5代目(2005~2006年)は51.1万円、 6代目(2009~2014年)は81万円、そして現行の7代目(2015~2019年)は150.5万円となっています。
高く売れるのは6代目以降で、現行の7代目が突出していることが分かります。
新車価格で6代目に対して80万円値上がりした現行7代目YZF-R1ですが、中古の取引相場でも70万円の開きがあります。
このことは買取時の査定金額で70万円高く売れるということですので、現行モデルをお持ちのーなー様にとっては朗報といえるでしょう。
対して、型落ちとなったモデルのYZF-R1のオーナー様にとっては残念な結果となっています。
とはいっても2019年時点で10年落ちの2009年モデルでも81万円の取引額が平均となっているのは非常に率が高い数字といえるでしょう。
続いて、査定金額の上限の指標となる最高取引額を見ていくと、やはり5代目以降から高くなっており、5代目が85.8万円、6代目が129.1万円、現行7代目が180万円となっています。
高年式のYZF-R1のご売却をご検討されているオーナー様は、次のフルモデルチェンジが実施される前のご売却が高額査定の秘訣といえそうです。たいして低年式のR1のオーナー様は売り急ぐ必要はないと言えるでしょう。
さて、上記はいずれも買取業者の転売先である業者間オークション市場における取引金額です。査定現場での正味の査定額を逆算するには、買取業者の経費(出品手数料や運送費など)と儲けを差し引く必要があります。
年式モデル別の正味の平均査定額は下記のようになります。
- ▼正味の平均買取額|YZF-R1【海外仕様】
- 1998年~:20万円|上限30万円強
- 2000年~:20万円|上限40万円付近
- 2002年~:26万円|上限60万円弱
- 2004年~:38万円|上限60万円台
- 2007年~:48万円|上限80万円台
- 2009年~:78万円|上限120万円台
- 2015年~:147万円|上限170万円台
事故車や不動車のYZF-R1の取引相場についても触れておくと、他の車種に比べて高く売れます!
たとえ全損事故車であってもオートバイとしても面影を留めている限り売れます。
YZF-R1は故障車や長期放置などによる不動車よりも、攻めて乗るバイク特性から、事故車の割合が圧倒的に多いのですが、フロントフォーク曲がり程度の事故車であれば低年式でも10万円からの査定金額が付きます。
まして現行モデルの高年式であれば60万円を下ることはありません。
故障や放置による不動車であれば、実働化コストを差し引いた実働車に準じた査定額での売却が可能です。
基本的な車体価値が高い高額車両ならではですが、YZF-R1の場合は逆車が中心のリッタークラスのオスーパースポーツとしては突出した流通数が高い相場に影響していることも無視できません。
事故車・不動車・故障車のYZF-R1のオーナー様は「この状態だから売るのは難しいのでは?」ではなく、高値売却をあらかじめ想定されることをお勧めいたします。
【国内仕様 vs 海外仕様】高く売れるのは?
YZF-R1の海外仕様と国内仕様が併売されていた期間は2009~2014年モデル。
買取相場の大きな構成要素である当時の新車価格を比較すると、海外仕様の2009年モデル参考価格は156.4万円、対して国内仕様のメーカー希望小売価格は販売期中は一貫して141.7万円。
国内仕様と海外仕様の最大の差異は最高出力。第6世代(2009~2014年モデル)の海外仕様の最高出力は182馬力に対して国内仕様は145馬力。
さて、国内仕様と海外仕様では、YZF-R1の査定金額はどの程度異なってくるのでしょうか?
買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引データを使用して、【海外仕様 vs 国内仕様】の買取相場を比較してみましょう。
【国内仕様 vs 海外仕様】の取引相場|2009~2014年 YZF-R1実働車 |
|
平均落札額 |
最高額 |
最高額 |
取引台数 |
国内仕様 |
72.5万円 |
110.0万円 |
41.0万円 |
56台 |
海外仕様 |
81.0万円 |
129.2万円 |
42.4万円 |
60台 |
事故車・不動車 |
国内仕様 |
38.2万円 |
53.8万円 |
25.2万円 |
13台 |
海外仕様 |
76.3万円 |
92.1万円 |
56.1万円 |
4台 |
(2019年2月時点で、買取業者の転売先である業者間オークション市場の落札データを過去1年間遡った数字)
最新の相場情報は、10秒で査定額が出る
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査定金額は海外仕様(逆車)の方が10万円近く高い!
YZF-R1の国内仕様と海外仕様が併売されていた期間は2009~2014年モデルの6年間。
年式モデルによって買取相場が大きく異なるのは上段の
【初代~7代目】年式モデル別の買取相場!で触れた通り。
そこで、海外仕様と国内仕様が併売されていた期間に区切って、買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引データを比較したのが上記表です。
その結果、海外仕様の方が平均で10万円ほど高く売れることが見て取れます。
国内と海外の差異は、フルパワーか否か?輸入コストが関係した新車設定価格が主な2点ですが、スーパースポーツの本領であるフルパワー仕様が相場の差異に大きく影響していると見ていでしょう。
屋内仕様のR1を保有されているオーナー様には残念な結果となりましたが、価格差をものともせずフルパワーの海外仕様を敢えて選んだオーナー様には、売却時の買取金額でに報われる相場となっているのではないでしょうか。
YZF-R1の売却は、国内と海外の買取相場が異なることも十分に把握している業者を選択することは最低限必須の条件といえるでしょう。
【R1M vs R1】上級モデルはどれ位高く売れるのか?
2015年に現行世代である7代目YZF-R1がリリースされたタイミングで、R1史上初めて投入された上級モデルのR1M。
2015年モデルの新車価格を比較すると、実に上位モデルは80万円高く設定されていました。
80万円の価格差は豪華な上級モデル専用パーツの存在が大きいのですが、中でも電子制御のオーリンズ製サスペンション(2018年モデルではバージョン2.0に進化)が上級モデルのシンボルとして輝いています。
さて、新車時に80万円もの価格差があったYZF-R1とYZF-R1M。
売る際にはどの程度買取価格に差が出るのでしょうか?売却時に「上級モデルのYZF-R1Mを買って正解だった!」と思えるほど査定金額に差は付くのでしょうか?
買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引データを使用して、【上級モデルのR1M vs ベーシックモデルのR1】の買取相場を比較してみましょう。
【R1M vs R1】取引相場|2015年モデル以降実働車 |
|
平均落札額 |
最高額 |
最高額 |
取引台数 |
R1M |
195.7万円 |
230.2万円 |
144.0万円 |
17台 |
R1 |
150.5万円 |
180.0万円 |
93.6万円 |
33台 |
事故車・不動車 |
R1M |
- |
- |
- |
0台 |
R1 |
76.3万円 |
92.1万円 |
56.1万円 |
4台 |
(2019年2月時点で、買取業者の転売先である業者間オークション市場の落札データを過去1年間遡った数字)
最新の相場情報は、10秒で査定額が出る
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上級モデルR1Mの査定額は、新車価格に準じて高額査定
上級モデルの「YZF-R1Mを買って正解だった!」
それが売却時の査定金額の感想でしょうか?。
2015~2019年モデルの新車時の価格の差は約80万円でしたが、中古で売る際には45万円ほど高く売れるのがR1M。
新車時の価格と、買取業者の転売先である業者間オークションでの平均取引額を率で比較すると下記のようになります。
YZF-R1は、新車価格237.6万円に対して150.5万円で63%
YZF-R1Mは、新車価格307.8万円に対して195.7万円で63%
同様の率で売却が出来ます。
ということは、ベーシックモデル、上級モデルどちらを買っても売却時は同じ減価率で売れるということですので、YZF-R1/R1Mどちらのオーナー様にとってもご購入時の選択に間違いがなかったと言える相場となっています。
最新モデルが非常に高値で売れるYZF-R1/R1Mのご売却時は、その価値を知り尽くしている弊社バイクパッションにお任せください。
最新の買取相場をチェック!
上記の相場情報は2019年2月時点の内容です。
たびたび繰り返される仕様変更によって、その前後で買取相場が大きく変動しているYZF-R1/YZF-R1M・・・
ご売却をご検討中のオーナー様は、最新の相場動向が気になるところでしょう。
最新の相場情報は、10秒で査定額が出る
個人情報不要の自動査定でチェックして頂けます。
YZF-R1は1998年に販売開始され現在も販売されているモデルとなります。
販売当初から話題となり、以降国内の競合各社が同様のモデルが相次いで投入されるなどスーパースポーツマシンブームの火付け役として歴史に名を刻んでいます。
YZF-R1は国内仕様でも海外仕様を思わせるような加速力が特徴で、とことんレースを意識したスーパースポーツとして人気を集めています。
かといって敷居が高いのかというとそんなこともなく、大型初心者でもバイクに乗る楽しさを余すことなく伝えることに成功しています。
フルカウル装備の圧倒的存在感。流麗なデザインに魅了されて購入された方も多いのではないでしょうか。
バイクパッションでは2014年度で5台のYZF-R1買取実績があります。豊富な買取事例と的確なYZF-R1相場情報でYZF-R1査定に自信あり!査定依頼をお待ちしております。
※以下に記載されている相場の価格情報は2015年9月4日時点の情報となっています。
1998年~モデル JYARN01100000~
-
型式
RN01型
-
年式
1998年~
-
-
フレーム番号
JYARN01100000~
美しい車体と驚異のスペックで一般道最速と称され、このYFZ-R1の登場によってその後のスーパースポーツ車の流れが決定付けられました。
1999年~モデル JYARN011000011~
2000年~モデル JYARN04100000~
-
型式
RN01型
-
年式
2000年~
-
-
フレーム番号
JYARN04100000~
カラーリングのみの変更となっています。
2001年~モデル JYARN04100001~
-
型式
RN01型
-
年式
2001年~
-
-
フレーム番号
JYARN04100001~
見た目には外装を少々変更した程度にしか見えませんが実際には全部で250箇所の変更が施されています。
初期モデルという括りから外れたせいか2001年モデルは前年モデルより約9%ほど買取相場価格が下落しています。
2001年式RN01の買取事例と査定相場
2002年~モデル JYARN09100000~
-
型式
RN09型
-
年式
2002年~
-
-
フレーム番号
JYARN09100000~
大きな変更点としてはフュエルインジェクションの採用と各パーツの軽量化が図られました。
このモデルよりチタンマフラーが採用されています。
前モデルから買取相場もアップしまして35%増となっています。
2002年式RN09の買取事例と査定相場
2003年~モデル JYARN09100001~
-
型式
RN09型
-
年式
2003年~
-
-
フレーム番号
JYARN09100001~
特に変更点はありません。
買取相場は前モデルより微減マイナス5%となっています。
2004年~モデル JYARN12~
-
型式
RN12型
-
年式
2004年~
-
-
フレーム番号
JYARN12~
このモデルでブレーキ強化とエンジン強化が図られました。センターアップマフラーが採用されています。
YZF-R1では一番人気のモデルという評価です。その評価を示すかのように買取相場も前モデルから大幅にアップしてプラス48%となっています。
2005年~モデル JYARN13~
-
型式
RN12型
-
年式
2005年~
-
-
フレーム番号
JYARN13~
カラーリングのみの変更となっています。
買取相場はほぼ横ばいの2%減となっています。
2006年~モデル JYARN15~
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型式
RN12型
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年式
2006年~
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フレーム番号
JYARN15~
更なるエンジンの強化が図られ、それに比例して車重もプラスされました。
前モデル比12%増と高い買取相場となっています。
2007年~モデル JYARN19~
↑オールペンによるオリジナルカラー
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型式
RN19型
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年式
2007年~
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フレーム番号
JYARN19~
大きな変更点として5バルブエンジンから4バルブエンジンに変更されました。
買取相場ではプラス8%と高年式になるごとに順調に伸びています。
2007年式RN19の買取事例と査定相場
2008年~モデル JYARN20~
2009年~モデル JYARN22~
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型式
RN24型
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年式
2009年~
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フレーム番号
JYARN22~
さらなる軽量と高出力化、車体デザインとフレーム構造にも大胆な変更を加えました。
騒音規制と排ガス規制に対応したモデルとなっています。
モデルチェンジの影響のため査定評価があがります。前モデル比+18%と大きく評価を上げています。
2009年式RN24の買取事例と査定相場
2010年~モデル JYARN22~
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型式
RN24型
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年式
2010年~
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フレーム番号
JYARN22~
カラーリングのみの変更となっています。
2011年~モデル JYARN23~
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型式
RN24型
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年式
2011年~
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フレーム番号
JYARN23~
カラーリングのみの変更となっています。
買取相場も80万円代半ば辺りの値を付けています。