デスモセディチRR【2008年】毎週更新の買取査定相場
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- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
デスモセディチRR【2008年】 に関するこのページの内容
デスモセディチRR【2008年】 買取査定に役立つ豆知識

世界中で繰り広げられる数多くの大レースにおいて、日本を本拠とするメーカー勢が圧倒的な実力でタイトルを獲得し続けていた最中、ついにMotoGPでDesmosedici GP 07に跨るケーシー・ストーナーの手によって海外メーカー初の年間タイトル獲得を成し遂げたイタリアバイク界の雄・ドゥカティ。その栄光を記念するレプリカマシンとしてリリースされたのが、翌2008年登場の本機『Desmosedici RR(デスモセディチ RR)』です。
ドゥカティを象徴する「デスモドロミックエンジン」とイタリア語で「16」を意味する単語をミックスして命名された本機デスモセディチRRの根源は2003年のMotoGP選手権参戦モデルDesmosedici GP 03の原型を発表した2001年にまで遡り、当時のMotoGPマシン開発責任者であったフィリッポ・プレツィオージによる独創的なアプローチの数々から生まれたプロトモデルで大きな話題を呼び、世界中のモータースポーツファンの関心を集めた後に2004年のミサノサーキットで開催された「ワールドドゥカティウィーク」にて市販化が決定。そして2006年6月から予約受付を開始し、専用レーンにて1日1台のみの製造という状況下で2008年1月よりデリバリー開始。実に足掛け7年という期間を経ての公道デビューを果たし、2008年12月の最終ロット出荷を以て生産を終えたドゥカティ史上初のレーサーレプリカと言える存在です。
わずか1500台という小台数のみが製造され、ドゥカティスタ垂涎のコレクターズマシンとも言うべき本機・デスモセディチRRは、MotoGPの2006年シーズンで活躍した『ドゥカティ Desmosedici GP 06』をベースにしており、ドゥカティ伝統の”魅せる"ためのトレリスフレームもしっかりと踏襲。ただし、エンジン自体を補強材として使う構成であることに加え、軽量かつ高剛性を両立させるべくトレリス部をコンパクトに抑えたハイブリッドタイプとなっているのが大きなポイント。この基礎骨格にカーボン製のリアフレームを組み合わせることにより、ピュアレーサーらしい強靭さと類稀な限界値を実現しており、決して見栄えだけに留められていないところが名門・ドゥカティらしい特徴。やや長めのスイングアームも非常に独創的で、鍛造/鋳造/プレスとそれぞれ異なるアルミを組み合わせたハイブリッドタイプとなっており、FG353と命名されたオーリンズ製スペシャルフロントサスと低速/高速コンプレッションダンピングに油圧プリロードアジャスト機構付きのモノショックをリアに採用し、マルケジーニ製鍛造ホイールと前後16インチタイヤにてセットアップ。さらにはGP6のウェットレースセットアップと同等品であるブレンボ製モノブロックブレーキキャリパーといった装備の数々など、足回りとブレーキシステム一式だけでも当時の価格で300万円に迫るほどで、まさにMotoGPレプリカマシンと呼ぶに相応しい仕様だと言えるでしょう。
搭載されるのは排気量989ccの水冷4気筒デスモドロミックで、1950年代にまで遡るドゥカティ製多気筒エンジンの歴史をなぞらえたかのようなメカニカルな美しさもさることながら、最高出力200hp/13,800rpmという当時の自然吸気エンジンとしては途方もないハイパワーが自慢の逸品。これにマレリ製インジェクションと専用CPU、4-2-1でシートカウル内に収められた専用エキゾーストシステムとを組み合わせ、多くの面で構成されたカーボン製の専用フェアリングにてラッピング。その佇まいはバイクのことを知らない人でも一目でレーシングマシンだと理解できるものであり、エンジンに火を入れた際に身体を貫くようなエキゾーストサウンドがその場にいる者全てを惹きつけるほど。日本向けには規制の問題で最高出力が61hpへと抑えられたものの、公道走行は不可となりますが付属のレーシングエキゾースト装着とサーキット仕様へのセッティングによって本来のパワーを取り戻すことが可能。ドゥカティ公式のリコール情報によると、本機デスモセディチRRの日本仕様車は84台とのことで、ドゥカティスタならずとも一度は拝んでおきたい至高の一台。ドゥカティ製プレミアムマシンとしては珍しく、グランプリレッドをベースにテール周りをホワイトとした「ROSSO GP」、MotoGPマシンのスタイリングを忠実に再現した「TEAM」の2パターンのカラーリングが用意されたのもこのデスモセディチRRの特徴で、いずれのカラーリングにもMotoGPマシンと同様のスポンサードステッカーが付属品として用意され、オーナーの好みに応じたラッピングを提供していたことも本機がピュアレーサーレプリカと称される所以です。
ドゥカティスタの間のみならず、スポーツバイク愛好家たちの間でも非常に多くの羨望を集めるレジェンドマシンと言える本機デスモセディチRRですが、世界限定1500台・新車販売価格866万2500円(72,500ドル/5.,000ユーロ/40,000ポンド)以上に凄いのはその戦闘力の高さで、0-400mm(クォーターマイルタイム)で9.49秒・時速152.80マイル(245.91km/h)を達成してみせたところ。これは市販量販車として、0-400mm最速タイムをマークしたカワサキ・ZX-14R 2012年モデルの9.47秒・245.96km/hとほぼ遜色のないもので、排気量1,000cc未満の自然吸気エンジンとしては文句なしの歴代1位。これに続くのが、世界初のスーパーチャージドエンジン搭載マシンとして名を馳せたカワサキ・ニンジャH2 2015年モデルの9.62秒・244.64km/hであることを見ると、いかにずば抜けた加速力を有していたから理解できるでしょう。この凄まじいまでの0-400mm記録は、2018年に本機デスモセディチの正統後継モデルとしてデビューした「パニガーレ V4」をもってしても破ることは叶わず、歴代ドゥカティマシンの中でも至高の一台と呼ばれる所以となっています。
まさにイタリアモーターサイクル界の至宝と呼んで差し支えないレジェンドマシンである本機デスモセディチRRにもライバルと呼べる存在はあり、2015年に登場したホンダ・RC213V-SやBimota Tesi H2(ビモータ テージ H2)あたりがその代表格。スポーツ性を除いたドゥカティスタ間ではビモータ・DB1SRあたりが肩を並べる存在として知られ、いずれも負けず劣らずの世界的な名車として好事家たちの憧れの象徴となっているのはここで語るまでもございません。
世界限定1,500台という少数のみが製造販売されたプレミアムマシンであり、中古バイク市場で出回る数は非常に少なく殆どお目にかかれる機会がなくなっておりましたが、年間で20万台にもおよぶ中古バイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである「業者間オークション」の場で2023年晩秋に出品されたことで実に10年ぶりに中古バイクとしての出品が記録されることに。この車両に関しては海外メーカー製絶版車を扱うショップを中心に、多くの業界関係者から熱い視線が注がれましたが、走行距離2,258kmと低走行であったのに対し外装類の劣化具合やエンジンなど各項目のコンディションが優れなかったことが暗い影を落とし、最終落札価格は356万2000円といささか微妙な結果に終わってしまったのが残念なところ。2010年ごろまでは乗り出し価格700万円前後で取引されていたデスモセディッチRRの過去の相場からするとかなり目減りしている印象を受けますが、これは2023年6月になって一気に為替レートが跳ね上がったユーロ円も深く関係しており、当該車両が出品された晩秋には世界限定1500台というプレミアモデルならではの再販化に向けた重整備に要するパーツ類調達の難しさ、2023年初比で15%余りも上昇していた為替による補修パーツ費用の高騰化といった諸事情が絡んだこともあり、かなり厳しい結果になってしまったと言えるでしょう。入札に参加した業者の多数が日本国内のみで再販サイクルを完結させるビジネスモデルであったことも加味すると、プレミアマシンとしてはいささか残念なものとなってしまったのが悔やまれるところ。
上記事例を踏まえると、「もはやデスモセディチRRを高く手放すことは不可能なのか…」とお嘆きになられてしまうかもしれませんが、弊社バイクパッションであれば話は全くの別物。弊社バイクパッションは単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、国内メーカー製バイクとは別にH-D製ビッグツインをはじめとする海外メーカー製バイク特化型店舗を含む展開をしており、サウジアラビアや欧州といった世界の主要マーケットでの独自のパイプラインを持つ強みを活かし、デスモセディチRRのような希少価値の高いマシンを世界規模のネットワークを用いることで同業他社の追随を許さない販売力の高さを反映した高額買取を実現可能。また、日本国内でも業界最高峰の顧客満足度の高さに基づいたバックオーダーシステムにより、自社店舗における「販売仕入れ価格」を適用しての買取価格の上乗せにも期待でき、オーナー様が心から満足できる高額買取を実現するための用意が十全に整っているという自負がございます。同業他社では買取価格の設定だけですら尻込みしてしまうようなプレミアモデルであっても、オーナー様がご満足いただける圧倒的な買取価格にてお応えさせていただく自信アリ。相見積もりであっても大歓迎させていただきますので、まずはお気軽にご相談をお寄せくださいませ。
ドゥカテイ・デスモセディチRRの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は海外メーカー製プレミアマシンの価値にも精通しているバイクパッションに!

車名/型式/年式 | Desmosedici RR(デスモセディチ RR)/2008年モデル |
---|---|
発売年月 | 2007年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,100×全幅--×全高1,100mm・乾燥重量171kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高830mm・最低地上高--mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク4バルブV型4気筒(デスモドロミック)・200hp/13,800rpm(※欧州仕様車)・--km/L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・15リットル |
新車販売価格 | 866万2500円(※日本仕様車・税込) |
ジャンル | WGP/MotoGPレプリカ | レーサーレプリカ |

【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 デスモセディチRR【2008年】


買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2025年4月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】



【2024年 vs 2025年】



【2022年 vs 2025年】
取引台数

過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2025年04月18日

【状態別の取引額】 デスモセディチRR【2008年】


買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年4月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
356.0万円
356.0万円
1台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

不動
平均
最低
取引
248.0万円
248.0万円
1台

※データ更新:2025年04月18日

【走行距離別の取引額】 デスモセディチRR【2008年】


買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格
2025年4月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
0〜4999km | 最高 | 356.0万円 | 1台 |
平均 | 356.0万円 | ||
最低 | 356.0万円 | ||
![]() |
※データ更新:2025年04月18日

【カラー別の取引額】 デスモセディチRR【2008年】
- ■ ■



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年4月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 356.0 万円 | 1台 | ![]() |
※データ更新:2025年04月18日

【実働車の取引価格帯】 デスモセディチRR【2008年】


買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯
2025年4月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】






※データ更新:2025年04月18日

買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

デスモセディチRR【2008年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年04月18日)


落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | デスモセディチRR【2008年】 | 356.2万円 | 4.7点 | D100AA8B | 2,258km | ■ / ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
