買取させて頂きましたのは、2011年発売モデルのCB400スーパーボルドール VTEC Revoで、700台限定のスペシャルエディション(Special Edition)です。
今回買取査定の依頼を受けた2012年式CB400スーパーボルドールVTEC Revoは、6年落ちながらも5,000km台という低走行・綺麗な外装を維持している車両でしたが、外装全体の細かい磨き傷やクランクケースなどに目立つ転倒傷も。
オーナー様からは「売却を検討していてなるべく高く買い取ってもらいたい」と査定のご依頼を頂きました。
6年落ちとなると評価が低めになりがちですが、弊社販売店での仕入れも視野に入れつつ、相場平均以上の査定金額で買取させて頂いたCB400SB HYPER VTEC Revo Special Editionの買取事例をお確かめください!
ページ下段では現行NC42型の年式別の買取相場の比較表を紹介しています。
最新の相場情報は、10秒で査定額が出る個人情報不要の自動査定でチェックして頂けます。
買取させて頂きましたのは、2011年発売モデルのCB400スーパーボルドール VTEC Revoで、700台限定のスペシャルエディション(Special Edition)です。
(参考記事:
CB400SB【限定モデルは高く売れるのか?】相場の比較)
2014年と2017年に実施された仕様変更によって、仕様的には2世代前となることから、 他社では低年式と判定されてしまうこともある2007年~2012年発売モデルのCB400スーパーボルドール VTEC Revoですが、弊社では他社との差別化の一環として、年式だけにこだわらない質の高い査定力をモットーに拝見させて頂いております。
実車を拝見させて頂いたところ、走行距離5,558kmと慣らし運転が終わって間もない程度の低走行車であり、外装全体の細かい磨き傷や、クランクケースなどの目立つ転倒傷を除けば、程度としてはかなり綺麗で良好な状態を維持されていました。
シートや足回りなど汚れが目立ちますが洗車で落ちるレベルで査定には影響がありません。
劣化については、エキパイの変色焼けや錆び、リアショックの腐食や塗装ハゲなど軽めの劣化が細かい部分で見受けられますが、 プロの磨きで充分にリカバー可能なレベルで査定に与える影響は軽微なマイナスに留まりました。
外装については劣化が少なく綺麗なのですが、タンクやメーターパネル、スクリーンやカウル等、雑巾で磨いた際に細かい砂でも混じっていたのか、 特に黒い外装は見る角度によっては細かい傷が非常に多く見られます。
磨き傷は目立たないものの修復の難易度は高く、その分全体の細かい磨き傷が買取にやや暗い影を残す査定評価となりました。
外傷については、一番目立ったのが立ちごけによるクランクケースのガリ傷で、黒い塗装が削れて下地の鉄の露出が目立ちます。今回のCB400SB VTEC Revoの査定に置いては一番大きなマイナスとなりました。
その他の外傷はミラーやサイレンサーの凹みや擦り傷で、転倒ではなく車庫からの出し入れの際に物にぶつかって発生したとのこと。
機関系の状態につきましては 寒い冬場でも煙草を買いにいく際の足として走らせていたとのことで、エンジンの吹け上がりも良好な状態をしっかりキープ。
HYPER-VTECならではの高回転域でのレスポンスも良く、走行距離も低く高価買取に繋がる6点の評価点が付きました。
また、完全なノーマル車であったことも査定の上では大きな評価ポイントで、タイヤも汚れてはいますが8分以上の山が残っていることもあり、 簡単な整備とクリーニングだけで現状販売が可能なほど良い状態と評価させて頂きました。
これらの状態を詳しくチェックさせて頂き、弊社がご提示させて頂いた買取金額は436,000円。 2012年モデル HYPER VTECの仕入れ価格(販売店が業者間市場を通じて落札する価格)は新車に近いような極上車でも50万円程度、走行距離が数千キロの状態の良い車両であれば車体カラーを選り好みしながら40万円台半ばで買い付ける事ができます。
今回のCB400SスーパーボルドールVTEC Revoは外装全体の磨き傷、クランクケースなどの転倒傷を考慮すると40万円台前半~半ばでの仕入れ価格=業者間市場で落札価格=となりそうです。
弊社販売店での販売も視野に入れながら、店頭在庫がだぶつきなこともあり業者間市場での売却でもぎりぎり利益が出る40万円の査定価格を提示させて頂きました。
お客様には相場データや落札車両の詳細をお見せしながら43.6万円の査定価格をご説明させて頂きました。 『納得できたし対応も非常に良かった。売ります』というお言葉を頂戴することができました。
査定額の根拠となったNC42型のCB400SBの買取相場
最下段の相場情報でご案内していますが、直近3ヶ月内でも業者間取引台数が52台に及ぶ(ABSモデルを含まない)CB400SBの最高落札価格584,000円は2018年モデルの低走行車両で、 それを含めての平均相場価格は30万円台後半といったところで落ち着きを見せています。
他オーナーとの差別化を図ったカスタム車両も多めですが、今回の買取事例では完全フルノーマルであった点とエンジン状態がすこぶる良好であった点を高く評価させて頂き、 NC42型のスーパーボルドール全体の平均相場価格を上回る買取価格につながりました。
弊社パッションでは年式・走行距離だけで画一的に上限価格を設定することはありません。自社販売店で販売する場合の店頭価格をイメージしながらお客様受けする車両の状態を高く評価させて頂きます。
CB400SFやボルドールは中型の売れ筋なため外装が綺麗で状態の良いノーマル車両は、販売店の仕入れベースで値付けをすることもあるので通常の買取価格より1段高い査定金額が提示されるケースもございます。 スタイルの決まっているカスタム車両は更に買取価格の伸びしろがあります。
また故障による不動車でも20万円程度、事故による損壊車両も10万円以上と事故車や不動車ですら一定の価格以上で買取が出来る車種です。
少しでも高く売りたいとお考えのオーナー様は、弊社までお気軽にご一報頂ければ幸いです。
CB400スーパーボルドールその他の買取事例の一覧はこちらから!
年式別のCB400スーパーボルドールの査定相場の比較
2008年のモデルチェンジでに型式がNC42に変更されてから、2017年10月20日に発売された2018年モデルまで10年続いているNC42型のCB400スーパーボルドール
型式は同じNC42ですが、2014年モデル(NC42-16)から後期型に分類されます。
年式別に査定相場は異なるのか比較してみましょう。
※ABSモデルを含んだ数字です
- 2008年(フレ番NC42-10)
- 2009年(フレ番NC42-11)
- 2010年(フレ番NC42-12)
- 2001年(フレ番NC42-13)
- 2012年(フレ番NC42-14)
- 2013年(フレ番NC42-15)
- 2014年(フレ番NC42-16)
- 2015年(フレ番NC42-17)
- 2016年(フレ番NC42-18)
年式別のCB400スーパーボルドールの査定相場の比較 |
相場/ モデル |
平均落札額 |
落札台数 |
2008年 |
33.9万円 |
77台 |
2009年 |
33.4万円 |
71台 |
2010年 |
34.9万円 |
41台 |
2011年 |
38.8万円 |
49台 |
2012年 |
41.6万円 |
29台 |
2013年 |
37.6万円 |
9台 |
2014年 |
52.2万円 |
54台 |
2015年 |
54.2万円 |
7台 |
2016年 |
58.1万円 |
20台 |
(2017年12月時点で、業者間市場の落札データを過去1年間遡った数字)
(業者間市場とは全国で買取されたバイクの9割以上が出品される市場で、販売店と買取店の会員企業間で取引されるの業者間のオークション市場。そこで落札された金額が買取業者の査定価格の基準値となっています)
平均相場がグンと跳ね上がるのは2014年以降のNC42後期型。極上車であれば60万円以上の査定価格を狙えます。2013年以前のモデルでも状態が良ければ60万円近くまで伸びている車体もあります。
新車価格では5万円づつ価格が上がるABS搭載モデル、ABS+Eパッケージモデルですが中古での相場ではベースグレードもABSモデルもEパッケージも中古の買取では相場に差は殆どありません。
発売初期の2008~2010年頃のモデルは買取価格では30万円付近が中心となり、2011~2013年頃のVTECでは30万円台後半が中心に、2014年以降モデルでは50万円台が買取価格帯のボリュームゾーンとなっています。
最新の買取相場をチェック!
上記の買取事例と相場情報は2017年12月時点の内容です。
たびたび繰り返される仕様変更によって、その前後で買取相場が大きく変動しているCB400スーパーボルドール・・・
ご売却をご検討中のオーナー様は、今後の相場動向が気になるところでしょう。
最新の相場情報は、10秒で査定額が出る
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【NC42型】CB400スーパーボルドール(ABSモデルを含まない)
【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近3ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 52台
- 平均価格: 356,231円
- 最高価格: 584,000円
- 最低価格: 240,000円
【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 45台
- 平均価格: 234,356円
- 最高価格: 319,000円
- 最低価格: 102,000円
相場情報:2017年12月1日時点
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上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。