出張の買取査定のご依頼を頂戴しましたのは2016年式のドゥカティ・スクランブラー・シックスティー2。
「まめに磨いていた」とオーナー様が仰る車体はシャイニング・ブラックが綺麗に映える綺麗な車体でした。
ところが、エンジンから大きな異音が・・・はたして査定に与える影響は?
以下査定内容の詳細をご案内差し上げます。
外装
2016年式のスクランブラー・シックスティー2。査定現場に到着しての第一印象は「高年式の車両に相応しく綺麗」でした。
査定をさせて頂くにあたってご挨拶をさせて頂き、車検証を確認させて頂いたうえで、詳しく外装の状態から査定させていただくことに。
ぱっと見綺麗な車体であるため「大切にされていたんですね」とお伺いすると「雨天での走行もありましたが、まめに洗車していたほうだと思います。」とのオーナー様のご返答。
タンクに磨き傷がある点やサイドカバー。オイルクーラーカバーに多少の色褪せが確認できた点は残念でしたが、その他は目立つような劣化や傷もなく年式並みに良い状態で、査定評価点は5点プラスをお付けすることができました。

エンジン
続いてフレームと並んでスクランブラーの価値を左右するエンジンについて査定していきます。 L型2気筒・2バルブ・デスモドロミック・空冷・399ccエンジンの見た目からチェックしていきます。腰上から腰下まで満遍なく見渡しますがオイル漏れの兆候はありませんでした。
空冷フィンの細かな腐食が認められましたが、クランクケースジェネレーターカバーなど左右の腰下は小傷や取付ボルトの錆がある他は綺麗な状態。見た目の評価はまずまずの内容となりました。
続いてセルでスタート。始動は一発で良好。アイドリングではドゥカティ独特のサウンドを奏でて安定しています。続いてアクセルを回すと「アレッSixty2って乾式クラッチだっけ?」というほどの異音が。
念のために調べてみると、アイコンや他の800ccのスクランブラーと同様に湿式クラッチです。
プロでなくても聞き分けられる大きな異音。買取後に弊社販売店の店頭に並べたとしても、ご購入希望者でもエンジンを回した際に気付くような異音ですので、要修理の状態。
大きく買取価値を損ねるマイナス査定となってしましました。

足回り
DUCATIとしては珍しい、まるでSR400のような車格で足付きと取り回し性の良い車体に股らがさせて頂き、前後サスペンションの沈み込みと戻り具合に違和感がないかチェックします。
特に違和感もなく機能的には良い状態を保持しています。オイル漏れもなくオーバーホールの必要も感じられません。
錆が浮きやすいフロントフォークやリアサスペンションですが、劣化も少なくこまめにメンテナンスされていたことが伝わってきました。
細かいところで、ブレーキレバー先端の削れ、前後ブレーキディスクの錆、スプロケの塗装はげ、チェンの錆、スイングアームの小傷や錆などで小さめのマイナス査定が入り、 極上を示す評価点である6点をお付けすることは出来ませんでしたが、5点プラスの評価となりました。

電装系・保安部品
バッテリーは十分再利用できる状態で、配線類も加工はされていらず、電装系については減点は入りませんでした。
保安部品については、最も大きなマイナス査定となったのは、サイレンサーに刻まれている転倒傷、そしてマフラー全体の色褪せを伴う使用感です。
その他、エキパイの軽い錆、ウィンカーレンズやヘッドライトカバーの軽い錆なども細かい減点となりました。
以上を踏まえて総合的な査定評価点は5点マイナスとなりました。

フレーム回り
続いてスチールパイプトレリスフレーム周りを査定させていきます。
今まで見てきたところで、マフラーの削れ傷、ブレーキレバー先端の削れと転倒を示す兆候がありましたので、入念にメインフレームを触りながらチェックしていきます。
ハンドル周りの衝撃を吸収した際に痕跡が残るハンドルストッパーには目立った傷や曲がりはなく、ハンドル周りからの衝撃は大きくなかったことを野茂が経っています。
フレーム接道部やネック周りにも皺寄りや修正歴は確認できず、フレーム自体は高い剛性を保持していることが確認できました。
ただし、右側に転倒した際、マフラーの削れ傷と同じタイミングで刻まれたと思われる、削れ傷がメインフレームにも刻まれています。フレームの剛性を損なうような傷ではありませんが、一見して分かる削れ傷でマイナス査定が入りました。
細かいところで錆が出やすいステップやスタンドの接合部も比較的綺麗でその点では評価を上げました。
以上を踏まえてフレームの査定評価点は5点となりました。

総合評価と買取価格
総合評価と買取価格
走行距離7千キロ。極上とまでは行かないものの年式並みに綺麗な外装。
順調にいけば相場に照らして50万円強の査定額になるかと思われましたが。。
マフラーとフレームの転倒傷によって買取価値が少し下がった他、エンジンからの大きな異音が買取価値を大きく損ね、要修理ということを考慮して40.5万円という査定価格での買取となったスクランブラー・シックスティー2です。
ここまで、2016年式のシックスティー2の買取事例についてご案内させて頂きました。
以下からは、今回の買取額が適正であったのかをご確認いただく意味でも、またオーナー様が保有のSixty2がいくらで売れるのか?具体的にイメージして頂けるように買取相場についてご案内差し上げます。
スクランブラーSixty2はいくらで売れるのか?適正相場
2015年に803ccの4モデルで発売が開始されたドゥカティのスクランブラーシリーズは日本を含む世界各国で好調なセールスを記録しています。
とりわけ2016年に発売されたシックスティー2はメーカー希望小売価格89.9万円という廉価な設定に加えて中型免許で乗れる400ccという要素も絡みスクランブラーシリーズの中でも流通の多いの車種となっています。
2016年と後発ながら、国内の中古市場においてはスクランブラー・シリーズの旗艦モデルであるスクランブラーアイコンと双璧をなすほど流通数を誇っています。
2018年現在では、中古の車両価格が50~80万円台で売られているシックスティー2ですが、売却の際はいくらで売れるのでしょうか?
買取業者の査定価格の指標であり、販売業者の仕入れ値であり、つまり日本の中古バイクの相場を決定している業者間オークション市場の取引データを使用して、 以下の切り口でスクランブラーシリーズの適切な買取相場をご案内差し上げます。
【状態別】の買取相場
まずは、買取の査定金額を最も左右する要素である車両の状態別の買取相場をご案内差し上げます
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