買取させていただきましたのは、2010年モデル・メタリックアイランドブルーのNINJA250R。
3か月前(買取したのは2013年5月)の2013年2月に車種名からRが抜けた2代目NINJA250がリリースされたのは記憶に新しいところ。
フレーム・エンジン・デザインが刷新されるフルモデルチェンジが実施されましたが、買取業者の転売先である業者間市場では2代目NINJA250の流通は皆無に近く、
買取相場はフルモデルチェンジによる仕様落ちの影響は未だ見られず、実働者の平均的な買取相場は20万円台後半となっています。
査定させていただきましたニンジャ250Rの状態ですが、
立ちゴケによるブレーキレバーの曲がりや傷を除くと目立った傷はありません。
ブレーキレバーは弊社整備工場のストックパーツと交換できますのでマイナス査定は微々たる金額にとどまります。
外装や各パーツの劣化具合ですが、
前後のタイヤやホイール、ブレーキなど足回りの小傷や錆びの出始めがやや目に付きます。
その他、スイングアームや、メーターカバー、ミラーやウィンカーケース、カウルに目立たない擦り傷が散見されます。
外装や保安部品など外観の見た目は3年前のモデルとしては年式相応となる5点の査定評価判定に。
エンジン機能は異音や吹け不良も殆どなく状態は良好。エンジンのさびや傷、ラジエーターの凹みなどが軽い減点となりこちらも年式並みの5点の査定評価点に。
カスタム箇所は、
社外マフラー(スリップオン)
社外フロントブレーキ(取り付けナットに錆び目立つ)
フェンダーレス(リアフェンダー欠品)
ノーマルマフラーをお持ちでしたので、弊社整備工場でノーマル戻しにできる点がプラス査定に繋がりました。
3年前の2010年モデルとしては年式平均並みの査定評価点となったNinja250R。
昨年にZX-6Rを買取させて頂いたお客様から、今回はリピートでNinja250Rをご売却いただきました。
買取相場的には27万円程度となるところでしたが、リピーターであるお客様に対してできる限りカスタム内容を評価させていただきまして29万円の査定額で買取させていただきました。
【2019年3月追記】の買取相場情報
上記内容は2013年5月時点の買取事例です。
2013年5月時点の相場情報に基づいて算出された査定金額です。
はたして買取時点から6年が経過した2019年時点ではNinja250R(2008~2012年モデル)の買取査定相場はどのように変化しているのでしょうか?
2013年時点では29万円の査定額がついた上記事例のNINJA250Rは2019年時点ではいくらの査定額となるのか?
買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引データを使用して、Ninja250Rの買取相場をご案内差し上げます。
業者間オークション市場での取引額とは、買取業者の転売額であり、また販売業者の仕入れ値です。つまり国内の中古バイクの相場は市場の取引額がベースとなっています。
買取価格を決定する最も重要な要素である『状態』
買取業界では、総合的な車両の状態を評価する点数があり、訳10年前のニンジャ250Rの場合は下記のような点数で状態を示すことができます。
- ▼状態を表す評価点の目安|Ninja250R
- 評価点6 極上車
- 評価点5 良好車
- 評価点4 年式並み・やや状態が良く綺麗
- 評価点3 年式並み未満で難有り
- 評価点2 実働車だが劣悪
- 評価点1 事故車や不動車
それでは、踏まえまして状態によって買取相場に差はあるのか?
Ninja250R|評価点別の取引相場 |
状態/ 落札価格帯 |
評価点 5 |
評価点 4 |
評価点 3 |
評価点 1 |
25~29万円台 |
3台 |
2台 |
0台 |
0台 |
20~24万円台 |
5台 |
16台 |
0台 |
0台 |
15~19万円台 |
0台 |
44台 |
1台 |
0台 |
10~14万円台 |
0台 |
48台 |
9台 |
0台 |
5~9万円台 |
0台 |
7台 |
7台 |
12台 |
0~4万円台 |
0台 |
0台 |
0台 |
16台 |
(2019年3月時点で過去2か月間。買取業者の転売先である業者間オークション市場の落札データを遡った数字)
(NINJA250Rスペシャルエディションを含めた数字)
(業者間市場とは全国で買取されたバイクの9割以上が出品される市場で、販売店と買取店の会員企業間で取引されるの業者間のオークション市場。そこで落札された金額が買取業者の査定価格の基準値となっています)
■買取査定額の平均は10万円台前半
上記は、買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引金額をまとめた表です。
NINJA250R(2008~2012年発売モデル)に絞って、状態別の取引額の分布を比較しています。
2019年3月時点で、直近2か月間を遡ると142台の実働車が取引されていたNinja250R。取引の最高額は29.9万円、最低額は6.0万円、平均は15.4万円となっています。
評価点別の台数を見ると、5点の車良好が8台、年式並み4点の良好車が117台、難有りの3点の車両が17台と、年式並みの個体が8割強の比率を占め圧倒的に多いことが分かります。
状態別の取引金額のボリュームゾーンを比較すると、良好車が20万円台、年式並が10万円台、難有車が5~14万円台に集中していて、状態に応じて取引金額が分かれていることが読み取れます。
また、全142台のうち7割強に相当する102台は10万円台で取引されている点も見逃せません。
このことは業者に買取されたニンジャ250Rの7割は業者間市場において10万円台で取引される確率を意味しています。
発売と同時に大ヒットとなった2008年モデルのニンジャ250Rの当時の新車価格は49.8万円であったことを考えると、
10年以上が経過した2019年時点では中古の業者間流通価格の中心が10万円台まで下落しているのはフルカウルスポーツバイクの大ヒット車種としては寂しい金額といえます。
(参考記事:
取引相場の推移【2014年 ⇒ 2019年】Ninja250R)
2013年と2018年の2回のフルモデルチェンジによって、初代NINJA250Rの型落ち感が強まったことが相場下落の背景となっていますが、
現行のEX250P型ニンジャ250の平均取引額が48万円台であることを考えると、初代NINJA250Rの平均取引額が15万円台であることは衝撃的とも言えます。
(参考記事:
【初代ニンジャ250R vs 2代目EX250L型ニンジャ250 vs 3代目EX250P型ニンジャ250】の買取相場比較)
ロングセラーの現行車種は繰り返されるモデルチェンジによって仕様落ちとなった旧モデルの相場が下落していくのは宿命とも言える現象です。
Ninja250Rの相場は下げ止まりの様相も見せていますが、2018年以降の現行モデルが中古市場で旺盛に取引される2020年前後のタイミングで更にもう一段下落していくことも予想されます。
ニンジャ250Rの売却をご検討されているオーナー様にとっては2020年前に売ることが高額査定の秘訣といえるでしょう
さて、上記表の金額はいずれも買取業者の転売先である業者間オークション市場での取引金額です。
買取業者の転売金額である市場での取引額から、業者の経費(出品手数料や運送費など)と儲けを差し引いた額となり、正味の査定額は以下のようになります。
- ▼査定額のボリュームゾーン|NINJA250R
- 良好車:18~28万円台
- 年式並:8~20万円台
- 難有車:4~12万円台
- 不動車:2~8万円台
- 事故車:~5万円台
上記はNinja250R全体の一般的な買取相場のボリュームゾーンを示唆しています。
査定額が2万円ほど高くなるSpecial Editionの他、カスタム内容や低走行の個体など査定額が伸びるニンジャ250Rも多く存在します。
(参考記事:
Ninja250R【スペシャルエディション】は高く売れるのか?)
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弊社バイクパッションの直営販売店で売れ筋のNinja250R!
業者間市場への転売金額を前提とした買取額ではなく、販売店での仕入れ価格で買取できる可能性が大!
販売店仕入れ価格となった場合、最大で15%程度査定額を上澄みすることが出来ます。
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上記の相場情報は2019年3月時点の内容です。
Ninja250Rは近年の中古市場で最も流通数が多いフルカウルの250ccスポーツバイクですが、人気モデルの宿命として新型が次々にリリーされていきます・・・型落ち感が強まるに従って相場は下落していく傾向にあります。
ご売却をご検討中のオーナー様は、最新の相場動向が気になるところでしょう。
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