HP4 RACE【2018年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
HP4 RACE【2018年】 に関するこのページの内容
HP4 RACE【2018年】 買取査定に役立つ豆知識
BMWモトラッドは度々、ハイスペックの特別マシンとして「HP(ハイパフォーマンス)」モデルを展開していた。例えば、2005年には「HP2 エンデューロ」、その翌年には「HP2 メガモト」、さらにその後2007年には「HP2 スポーツ」と異なるマシンカテゴリでシリーズをラインアップしてきた。そして2012年には4気筒スーパースポーツ「HP4」を発売。公道からサーキットまで走行可能な高級ハイパフォーマンスSSだった。そのデビューから5年が経過した2017年4月のこと、「HP4」をベースにサーキット専用モデルとしてさらにポテンシャルを高めた限定マシンが登場。それが本機「HP4 RACE」だった。日本国内仕様は、同年11月に以下のカラーリングと価格で導入された。
・「ライトホワイト×レーシングブルーメット×レーシングレッド」 1,000万円(税込)
生産台数は、僅か世界限定750台というスペシャルな希少モデルだ。
車体のメインフレームは量産市販車としては世界初となるカーボンファイバーを採用。モノコック構造で、一つのカーボン素材から成形する方法で軽量かつ必要な強度を確保している。もちろんスイングアームやステアリングヘッド、エンジンハンバーといったパーツを接続する必要があるわけだが、それらの部分はアルミ製インサートが挿入されて機能していた。リアフレームもカーボン仕様という徹底した軽量化が追求されている。
そこにマウントされるパワーユニットは、既存モデルのスーパースポーツ「S1000RR」が搭載する999㏄の水冷DOHC4気筒エンジンをベースにする。そこに「HP Racing」による専用チューニングを施すことで、最高出力は13,900回転215馬力というスペックを実現。最大トルクは10,000回転で120Nmを発生する。ベースとなっていた「S1000RR」より16馬力・7Nmアップとなっていた。
マシンの主要部分にカーボンファイバーを採用することで乾燥重量は僅か146kgという驚異的な軽さを誇る。パワーウェイトレシオは0.8を切るという正真正銘のハイパフォーマンス(HP)マシンだった。
駆動系統は専用レシオの6速クロスギヤボックス仕様で、シフトアップ&ダウンに対応するクイックシフター「HPシフト・アシスタント・プロ」も標準装備。
足回りはオーリンズ製のサスペンションキットで、フロントがWSBKでも採用されている「FGR300」倒立フォークを装備して、17インチのスリックタイヤを履く。ブレーキは320mmのブレンボ製レーシングダブルディスクとチタン製4ピストン仕様のモノブロック「WSBK GP4-PR」キャリパーを組み合わせる。リヤはアルミ製のスイングアームに「TTX36GP」モノショックをセットして、17インチの200mmワイドタイヤを装着。ブレーキは同じくブレンボ製キットで220mmディスクとチタン製4ピストンキャリパーという構造。もちろん前後ホイールもカーボン製で、タイヤはピレリの「ディアブロ スーパースリック SC2」が採用されていた。この足回りにはレースABSや電子制御プログラムも実装されており、これらも「HP4 RACE」専用のセッティングとなる。
比較対象としては後発マシンだが、2019年モデルにドゥカティが展開した「パニガーレ V4R」を候補にできるだろう。エンジンはWSBK参戦のために排気量を998㏄に仕上げたL型4気筒ユニット「デスモセディチストラダーレR」を搭載。最高出力は15,250回転で221馬力を発生する。最大トルクは11,500回転112Nmというスペック。乾燥重量は本機より約25kg重い172kgで、車両重量は193kgとなる。パワーウェイトレシオは「HP4 RACE」が断然格上だった。
なお世界限定750台のみの生産というスペシャルなハイパフォーマンスSS「HP4 レース」だが、2024年11月には(買取業者の転売先であり販売業者の仕入れ先となっている)国内業者間オークションにおいて初取引が記録されており、未使用に近い個体が670万円で落札されていた。
因みに2024年(11月末時点まで)に業者間で高額落札されたベスト10は下記のようになっていた。
第1~2位と4~5位 NR750の1,592万円、1,104万円、1,000万円、966万円
第3位と7~8位 未使用に近いRC30型VFR750Rの1,054万円、936万円、902万円
第6位 未使用に近いスーパーレッジェーラV4の962万円
第9位 EL1000ナックルヘッドが850万円
第10位 Z2が800万円
8位までは80~90年代レーサーレプリカと超軽量スーパースポーツが占めており、9~10位はビンテージの旧車がランクインする結果となっていた。
因みに本機HP4レースの落札額は17位となっている。円安の影響でコレクターが世界に跨る限定機の相場は勢い良く上昇中であり、本機HP4 RACEの買取相場もその流れに乗って更なる上昇を魅せる可能性が高い。
買替や売る際の買取査定は、HP4 レースの中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | HP4 RACE /2018年モデル |
---|---|
発売年月 | 2017年11月 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長 2,070mm 全幅 777mm 全高 1,193mm 重量 171.4kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高 831mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4サイクル並列4気筒・215PS/13,900rpm |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17.5L |
新車販売価格 | 1,000万円(税込) |
ジャンル | オンロードレーサー競技用 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 HP4 RACE【2018年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【状態別の取引額】 HP4 RACE【2018年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
670.2万円
670.2万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
【走行距離別の取引額】 HP4 RACE【2018年】
【走行距離別買取額の目安】
不明 メーター改 |
最高 | 670.2万円 | 1台 |
平均 | 670.2万円 | ||
最低 | 670.2万円 | ||
【カラー別の取引額】 HP4 RACE【2018年】
- ■ ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 670.2 万円 | 1台 |
【実働車の取引価格帯】 HP4 RACE【2018年】
【取引価格帯と構成比】
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
HP4 RACE【2018年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年11月29日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | HP4 RACE【2018年】 | 670.4万円 | 6.2点 | 0E3108JZ | 3km | ■ / ■ |
---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています