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FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】

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FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】毎週更新の買取査定相場

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FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】
FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】

ハーレーダビッドソン FLHXXX ストリートグライド トライクという一台の三輪車を前にしたとき、多くの人はその独特の存在感に息をのむでしょう。このモデルが持つ真の価値は、単なるスペックや見た目の美しさだけでは語り尽くせません。その核心は、わずか2年間(2010年~2011年)しか生産されなかったという極めて高い希少性、後付けの改造キットとは一線を画すメーカー純正設計の専用シャシー(車体を支える骨格部分)、そしてツーリングファミリーの王道であるストリートグライドの流麗なスタイルと、当時としては大排気量であったTwin Cam 103エンジンの力強い心臓を融合させた「ファクトリーホットロッド」(メーカー自身の手によって高性能化された市販車)という唯一無二のコンセプトにあります。これは、二輪の自由な魂と三輪の揺るぎない安定感を両立させたいと願うライダーにとって、まさに理想を具現化した一台と言えるでしょう。市場におけるこのモデルの立ち位置は、単なる中古車ではなく、その希少性ゆえに価値が安定したコレクターズアイテムに近い存在です。特に、細かな改良が施された2011年モデルは、この短い歴史の中でも完成形と呼ぶにふさわしく、その価値はさらに高いものと評価されています。

ハーレーダビッドソンが三輪モデルの世界に本格的に回帰したのは、歴史的名車「サービカー」(1932年~1973年)の生産終了から実に36年後の2009年のことでした。主に業務用車両として警察や自動車ディーラーなどで重宝されたサービカーの歴史に幕が下りてから、ハーレーのラインナップには長らくファクトリーメイドの三輪車が存在しなかったのです。その沈黙を破って登場したのが、豪華装備を誇る「トライグライド ウルトラクラシック」でした。安定性と快適性を求めるベテランライダーたちから大きな注目を集めましたが、ハーレーダビッドソンはその翌年、まったく異なるアプローチで市場に新たな一台を送り込みます。それが、このFLHXXX ストリートグライド トライクです。開発の狙いは明確でした。トライグライド ウルトラの豪華絢爛な装備を大胆に削ぎ落とし、二輪モデルで絶大な人気を誇ったFLHX ストリートグライドの持つ、低く構えた「バガースタイル」の美学を三輪の世界に持ち込むことでした。このモデルの最も重要な点は、その成り立ちにあります。巷に溢れる二輪車をベースにした改造トライクとは根本的に異なり、そのフレームは開発当初から三輪専用として設計されています。これは「ホイールズ・アップ」戦略と呼ばれ、三輪車特有の車重やコーナリング時にかかる複雑な負荷を完璧に受け止めるために、一本の太いバックボーンフレームと強固なスイングアーム(後輪を支える部品)で構成される専用シャシーが与えられました。このメーカー純正設計という事実は、単なる安心感に留まらず、走行安定性、耐久性、そして整備性といったあらゆる面で、後付けキットとは比較にならないほどの優位性をもたらします。それは、このバイクが単なる移動手段ではなく、ハーレーダビッドソンというメーカーがその技術と哲学を注ぎ込んだ、正真正銘の「作品」であることの証明なのです。

その屈強なフレームの中心に搭載されているのが、空冷Vツインエンジンの「Twin Cam 103」です。排気量は103キュービックインチ、つまり1690cc。この数字がもたらすのは、スペックシート上の飾りではありません。3500回転という低いエンジン回転数で、137Nmという強大なトルク(エンジンがタイヤを回そうとする力)を発生させます。この特性が、500kgを超える巨体をまるで重さを感じさせないかのように、軽々と前へと押し出すのです。信号が青に変わる瞬間、スロットルを少し開けるだけで、背中を力強く押されるような加速感が全身を包みます。これは、高回転まで回してパワーを絞り出すタイプのエンジンでは決して味わえない、ハーレーダビッドソンならではの「鼓動感」と「余裕」に満ちた走りです。当時のツーリングファミリーの多くが標準としていた96キュービックインチ(1584cc)エンジンではなく、CVO(カスタム・ビークル・オペレーション)モデルなどの特別仕様車に搭載されることが多かったパワフルな103エンジンを標準採用したこと自体が、このトライクが単なる安定性重視のモデルではなく、走りそのものを楽しむための「ホットロッド」として生み出されたことの力強いメッセージと言えるでしょう。

そして、このモデルの価値を語る上で絶対に避けて通れないのが、2010年モデルと2011年モデルの間に存在する、決定的かつ重要な違いです。それは、最終減速比、具体的にはトランスミッションの出力側にあるフロントプーリー(エンジンからの力をベルトに伝える歯車)の歯数変更です。2010年モデルでは、このフロントプーリーの歯数が32T(32歯)に設定されていました。これに対し、わずか1年で改良が加えられた2011年モデルでは、歯数が30Tへと変更されています。これは、自転車のギアを軽い方に切り替えるのと同じ原理です。歯数が少なくなることで、エンジンが生み出すトルクがより効率的に後輪へと伝達されるようになり、特に発進時や市街地での低速走行時における加速性能が格段に向上しました。実際に2010年モデルのオーナーからは、32Tプーリーでは高速道路で時速120km程度まで速度を上げないと6速ギアが活かせず、街中では「豚のように重ったるい」と感じるという声も聞かれました。このフィードバックに応える形で、2011年モデルでは30Tプーリーが採用され、より俊敏でライダーの意思に即座に反応する、生き生きとした乗り味を獲得したのです。この変更は、メーカーがわずか1年の間にユーザーからのフィードバックや走行データを分析し、導き出した「最適解」でした。つまり、2011年モデルは、このFLHXXXという短い歴史における、メーカー自身の手による完成形なのです。この事実は、買取査定においても非常に重要な評価ポイントとなります。

完璧なバイクというものは存在せず、このモデルも例外ではありません。その特性を正直に理解しておくことは、その価値を正しく評価する上で重要です。Twin Cam 103エンジンは、その構造上、特に厳しい排出ガス規制に対応するために燃料の供給量が絞られたノーマル状態では、熱を持ちやすいという特性があります。これは、環境性能をクリアするために、メーカーが出荷時に燃料と空気の混合比を意図的に「リーン(薄い)」状態に設定しているためで、結果としてエンジン温度が上昇しやすくなるのです。夏の渋滞路などでは、ライダーの足元にかなりの熱気を感じることがあるでしょう。これはエンジンの故障ではありませんが、長時間のアイドリングは避けるべきです。また、この時代のTwin Camエンジンに共通するメンテナンス上の注意点として、カムチェーンテンショナー(カムシャフトを駆動するチェーンの張りを調整する部品)の摩耗が挙げられます。この部品は消耗品であり、定期的な点検を怠ると、最悪の場合、破損した部品がエンジン内部に深刻なダメージを与える可能性があります。いわゆる「TC103 故障」として語られる事例の多くは、このテンショナーのメンテナンス不足に起因するものです。しかし、これらの点はハーレーの世界では広く知られたウィークポイントであり、適切なメンテナンスや、燃調(燃料と空気の混合比率を調整すること)を最適化するチューニング、あるいは対策部品への交換といった有効な対策が存在します。例えば、エンジンオイルクーラーの増設や、シリンダーヘッドに直接風を送る冷却ファンの装着は、熱対策として非常に効果的です。もしあなたの愛車がこれらの対策を施されているのであれば、それは単なる弱点を克服しただけでなく、次期オーナーへの大きな安心材料となり、車両価値を高める強力なアピールポイントに変わります。

新車販売時の価格(北米市場)は、2010年モデルが26,999(当時の参考為替レートで約243万円)、2011年モデルが28,499(同、約256万円)でした。現在の日本国内の中古車市場において、FLHXXXの流通台数は極めて少なく、正確な相場データを出すのは困難です。しかし、兄弟車であり、同じTC103エンジンを搭載する「トライグライド ウルトラ」(2009年~2016年)の業者間オークションでの取引価格が、おおよそ180万円から250万円の範囲で推移していることを一つの指標とすることができます。FLHXXXは、トライグライド ウルトラよりも生産台数が圧倒的に少なく、そのスタイリングから指名買いするファンも存在するため、同程度のコンディションであれば、この価格帯の上限、あるいはそれを上回る評価を受けても不思議ではありません。当時の三輪市場には、カナダのBRP社が製造するCan-Am Spyderという強力なライバルも存在しました。しかし、前輪が二輪、後輪が一輪というSpyderのレイアウトは、ATV(四輪バギー)に近い独特の操縦感覚をもたらします。一方で、前輪一輪、後輪二輪の伝統的なレイアウトを持つFLHXXXは、あくまで二輪のハーレーダビッドソンが持つ乗り味の延長線上にあり、多くのハーレーファンにとって自然で受け入れやすいものでした。この「ハーレーらしさ」こそが、今なおこのモデルが支持される理由の一つです。特に、前述の通り加速性能が向上している2011年モデルは、2010年モデルに対して明確な付加価値があり、査定額にもそれが反映されるべきです。このバイクの「FLHXXX 買取相場」は、走行距離や車両の状態はもちろんのこと、その歴史的背景と希少性、そして年式による明確な性能差を理解している専門家でなければ、正しく評価することは難しいでしょう。

2010年から2011年にかけて生産されたFLHXXX ストリートグライド トライクは、単なる三輪のハーレーではありません。それは、メーカーが威信をかけて専用設計したシャシーに、パワフルなTC103エンジンを搭載し、時代を象徴するバガースタイルをまとった、極めて希少な「作品」です。その価値は、時間が経っても色褪せることなく、むしろその存在を知る人が増えるほどに高まっていく可能性を秘めています。二輪車のようなフィーリングと、三輪車ならではの安心感を両立させたこの一台は、多くのライダーが抱く夢を見事に形にしています。特に、メーカーによる改良が加えられ、走りの完成度を高めた2011年モデルは、このモデルを探しているファンにとってまさに垂涎の的(誰もが手に入れたいと熱望するほど魅力的なもの)と言えるでしょう。この特別な一台の真価を、私たちは誰よりも深く理解しています。あなたの愛車に込められた情熱と歴史を正しく評価し、次のオーナーへと繋ぐお手伝いなら、ぜひバイクパッションにお任せください。

解説記事更新日:2025年09月14日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 FLHXXX ストリートグライド トライク / - / 2010-2011年式
発売年月 不明 (発表: 2009年7月)。日本国内では2009年8月25日より発売
車両サイズ(mm)・重量(kg) 全長2,687mm 全幅1,379mm 全高1,344mm・約503kg (装備)
シート高・最低地上高(mm) 681mm (無負荷時 721mm) ・119mm
エンジン機構・最高出力・燃費 空冷4ストロークOHV2バルブV型2気筒 Twin Cam 103・137 Nm @ 3,500 rpm・市街地 33mpg / 高速道路 48mpg (約14km/L / 約20.4km/L、米国EPAテスト値)
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セルスターター式・ESPFI (電子シーケンシャルポート燃料噴射)・22.7L
新車販売価格 $26,999 (2010年) / $28,499 (2011年)
ジャンル ハーレー トライクストリートグライドトライク 3輪バイク
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】

【平均買取相場の変動】

対前年比
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【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
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【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
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【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
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過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年01月16日

【状態別の買取相場】 FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】

最高額
平均落札額
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【評価点】
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【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年1月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

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新車
最高
平均
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取引
0.0万円
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0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
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極上
最高
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取引
0.0万円
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良好
最高
平均
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取引
0.0万円
0.0万円
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軽い難
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
3
難有
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
2
劣悪
最高
平均
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取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
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取引
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0.0万円
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※データ更新:2026年01月16日

【走行距離別の買取相場】 FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】

最高額
平均落札額
最低額
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【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年1月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

※データ更新:2026年01月16日

【カラー別の買取相場】 FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】

【カラー別 平均買取額の目安】

※データ更新:2026年01月16日

実働車の取引価格帯】 FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】

【取引価格帯と構成比】

※データ更新:2026年01月16日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

FLHXXX ストリートグライド トライク【2010~11年|TC103】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年01月16日)

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落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
No Data

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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