TR25Wトロフィー【1688~70年】毎週更新の買取査定相場
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- 上位20台の取引額
TR25Wトロフィー【1688~70年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングはワインとなっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は15.8万円が平均です。
TR25Wトロフィー【1688~70年】 買取査定に役立つ車両解説
トライアンフ TR25W トロフィーは、1960年代後半の英国バイク産業が激動の時代を迎える中で、往年の名車タイガーカブの後継モデルとして1968年に登場しました。その開発の背景には、当時トライアンフと同じ企業グループ(BSA-Triumphグループ)にあったBSAの「B25 スターファイア」をベースにするという戦略的な事情がありました。実質的にはBSA製のマシンにトライアンフのエンブレムを冠したバッジエンジニアリングモデルでありながら、高い位置に配置されたアップマフラーや、スクランブラースタイルの意匠によって、当時のアメリカ市場を意識した「ストリート・スクランブラー」としての強いアイデンティティを確立していました。英国車らしいスリムで美しい造形美を持ちつつ、250ccクラスにおいてトライアンフの灯を絶やさないための「最後の切り札」としての役割を担った、情熱的な小排気量スポーツです。
心臓部には、249ccの水冷4ストローク単気筒OHVエンジンを搭載しており、最高出力は当時の250ccクラスとしては高水準な26馬力を7,250回転で発生させます。このエンジンはBSAのユニットシングルをベースとしており、アマル(Amal)製コンセントリック・キャブレターとの組み合わせにより、高回転域まで一気に吹け上がるピーキーでエキサイティングなフィーリングが特徴です。シャシー面では、剛性に定評のあったスチール製ペリメーターフレームを採用し、フロント19インチ、リア18インチのホイール構成がもたらす軽快なハンドリングが、オフロードからストリートまでをカバーする独自の挙動を生み出しています。また、軽量な車体重量は約131kgに抑えられており、スリムな車体と相まって、ライダーの入力に対して極めて忠実に反応する機敏なスポーツ性能を誇ります。一方で、高性能を追求した結果としてメカニズム面は非常に繊細であり、適切なメンテナンスを欠かすとトラブルを招きやすいという「じゃじゃ馬」的な側面も、このモデルのメカニズムを語る上で欠かせない要素となっています。
最大のライバルであり、同時に双子の兄弟車とも言えるのがBSA B25 スターファイアです。両者はスペック上では最高出力26PS、乾燥重量約131kgと全くの同一であり、乗り味の面でも高回転型の単気筒らしい性格を共有しています。しかし、スタイリングにおいては、トライアンフがアップマフラーを採用してスクランブラー色を強めていたのに対し、BSAはよりオンロード志向の強いロードスターとしての装いを与えられていました。また、ホンダのCB250などの日本製2気筒モデルが最高出力30PS、最大トルク2.1kg-mとスペック上で本機を上回り、圧倒的な信頼性を武器に市場を席巻し始めていた時期でもありました。日本製モデルが重厚な安定感を重視していたのに対し、本機は単気筒ならではの圧倒的な軽量さと、スリムな車体を生かしたコーナーでの切り返しの速さにおいて大きな優位性を持っており、数値以上のスポーツ性を感じさせる存在でした。
1968年に登場した初期型は、美しい曲線を持つグラスファイバー製燃料タンクを特徴としていました。翌1969年には大きな転換期を迎え、英国の安全基準変更に伴い燃料タンクがスチール製へと変更されたほか、フロントブレーキに強力なツインリーディングシュー(TLS)が採用され、制動力が大幅に強化されました。また、この年にはフロントフォークにラバーブーツが追加されるなどの細かな仕様変更も行われています。最終型となる1970年モデルでは、カラーリングの変更や電装系の熟成が進められましたが、BSA-Triumphグループの経営難や2ストローク・日本製バイクの台頭により、わずか3年という短い生産期間でその歴史に幕を閉じました。
TR25W トロフィーは、生産期間が短かったこともあり、現在ではビンテージ・トライアンフの中でも希少な一台としてコレクターの間で高く評価されています。市場での流通量は極めて少なく、フルノーマルの個体や、当時の美しいアップマフラーが残っている車両は非常に高い価値を持ちます。評価の分かれ目は、繊細なOHVエンジンのコンディションと、1969年以前の貴重なパーツの有無にあり、当時の雰囲気を色濃く残す一台は「飾っておくだけでも美しい」とされる芸術的な価値も認められています。
トライアンフ TR25W トロフィーは、英国車が最も美しく、そして最も苦境に立たされていた時代の残り香を色濃く残す名車です。BSAの血を分け合いながらも、トライアンフの名に恥じない気品と、スクランブラーとしての野性味を同居させたその姿は、現代のバイクにはない独自のオーラを放っています。決して扱いやすいだけの優等生ではありませんが、単気筒らしいパルス感を感じながらワインディングを駆け抜ける瞬間、ライダーはこの小さなマシンが本物の「トロフィー」であることを確信するはずです。小排気量だからこそ味わえる濃密なスポーツライディングの真髄が、この一台には凝縮されています。
| 車名/型式/年式 | Triumph TR25W Trophy / 250ccモデル / 1968年〜1970年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1968年〜1970年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2159 (幅)737 (高さ)1050 (重さ)131kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)810 (最低地上高)178 |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストOHV単気筒・26馬力(7,250回転) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | キック・キャブレター・13.5リットル |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 TR25Wトロフィー
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年05月15日
【状態別の買取相場】 TR25Wトロフィー
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
43.3万円
40.0万円
2台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
15.8万円
15.8万円
1台
※データ更新:2026年05月15日
【走行距離別の買取相場】 TR25Wトロフィー
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 40.0万円 | 1台 |
| 平均 | 40.0万円 | ||
| 最低 | 40.0万円 | ||
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| 2〜3万km | 最高 | 46.6万円 | 1台 |
| 平均 | 46.6万円 | ||
| 最低 | 46.6万円 | ||
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※データ更新:2026年05月15日
【カラー別の買取相場】 TR25Wトロフィー
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 43.3 万円 | 2台 | ![]() |
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※データ更新:2026年05月15日
【実働車の取引価格帯】 TR25Wトロフィー
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年05月15日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
TR25Wトロフィー【1688~70年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年05月15日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | TR25Wトロフィー【1688~70年】 | 46.8万円 | 3.2点 | 5154TR25 | 19,753km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | TR25Wトロフィー【1688~70年】 | 40.2万円 | 3.2点 | 1481TR25 | 1,047km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています








05月16日〜05月22日