【成田市】バイク買取査定は評判のパッション

CB1300SFの転倒事故車をご売却頂いたお客様の感想

最初にパッションさんの名前を聞いたのは、ロードサービスの搬送先となったバイク屋さんのスタッフからでした。
そもそも修理工場にCBが入っていた理由は、スマホの操作に気を取られ...派手に転倒したからです。 事故後もバイク自体はエンジンがかかったのですが、足が痛くて乗って帰れそうになかったので、任意保険のロードサービスを利用して私はタクシーで病院に向かいました。幸い怪我は大したことなかったのですが。

中古で買って4年間、故障知らずで来たCB1300SF。バイク屋との付き合いも無いので、急遽ネットで自宅近くのバイク屋を調べ、何件か連絡を取りOKが取れたところに搬送してもらうことに。
修理費用は安いだろうと思っていたのですが、想像以上に高い見積りが出て。
修理費用で悩んでいると雑談の中で「以前お客さんが、内では費用を貰って処分するような全損車両を結構な値段で買っていった業者があるよ」と、その時パッションさんの名前を聞きました。
その時は売ると言う選択肢はなく、ネットで安い中古品を探せばもっと安く直せるだろうと、ロードサービスで自宅に再搬送してもらうことに。

最初は簡単に中古品を探せると高を括っていたのですが、同じ型式や色の部品がなかなかないことに気付き...出てくるのを待っているうちに..忘れてしまい。1年ほど経つとエンジンもかからなくなっていました。。
バイクの無い生活にも慣れ、事故の怖さも味わったこともあり、汚くなっていくCBを見るのにも心が痛み...暫くバイクから離れようと決意しました。

バイクに乗っている友人たちに購入しないかと声を掛けたのですが、状態が状態だけに色よい返事が無く。友人から断りついで「それだったら良い業者があるよ」と勧められたのがパッションさんでした。
1度ならず2度も意図せずバイクに詳しい人間から勧められたとあって、ネットで調べると横浜本店は日本で一番バイクを売っているお店とのこと。評判も良く信頼できそうだと無料査定を試してみることに。

当日電話してから1時間ほどで成田まで来てくれる対応の早さに驚きましたが、査定のスタッフも対応が非常に良く。事故しているしエンジンがかからないから売値は安くなるかなと不安もありましたが、 持参してくれたブースターでエンジンを始動させてくれるあたりに優しさを感じました。 損傷個所の査定も修理工場の見積りをブレークダウンしてくれる内容で、とても分かり易く納得できる内容でした。
査定の頃にはバイクから気持ちが離れていましたが、査定の間中バイクに丁寧に接してくれ、事故する以前にCBと楽しく過ごした時間を思い出させてくれました。
結果、自分で思っていた3倍以上高い買取額で、思わぬ現金収入となりましたが、それ以上に良い人に売れたとの思いが強くありました。
修理して再販できるとのことで、次の良いライダーさんに乗ってもらいたいと思います。

3年ローンを終えていたのですが、車検証の所有者欄が購入したバイク店となっているため、廃車や名変の前に所有権を解除する必要があることを知りませんでしたが、一連の廃車手続きも全て無料でやってくれて助かりました。

お伺いした査定員より一言

無料査定にお伺いしましたのは駅前のショッピングセンターから近いオーナー様のご自宅です。 午前中に、佐倉市と富里市で査定を終えて、午後に成田市内で3件の予定が入っていましたが、空いているスポット時間に組み込むことが出来、お電話いただいてから1時間ほどでのお伺いとなりました。

オーナー様の愛車はCB1300スーパーフォアの2004年モデルです。
59年のCB92スーパースポーツを皮切りに60年以上続くCBシリーズはHONDAのバイクを象徴するブランドです。69年のCB750FOUR、74年のCB400FOURなど現在では超プレミアム価値が付くレジェンドを輩出してきましたが、 1992年登場のCB400SF（2022年に生産終了を発表）、98年登場のCB1300SFのスーパーフォアシリーズは2022年現在で30年続くCBシリーズ最長のロングセラー機です。

ロングセラーの現行フラッグシップであるCB1300SF。 登場1998年モデルのメーカー希望小売価格が94万円（以下いずれも税抜）であったのが、現行21年モデルでは142万円と50％近く値上がりしているのは登場以来、随時メーカーの意匠が注がれ頻繁なアップデートを受けていることによります （エンジンの基本設計が旧いため現在の環境規制に対応するコストが高い点も挙げれます）。

そのため、買取相場は年式によって大きく異なります。
例えば、初期1998年モデルの平均買取額が30万円台半ばであるのに対し、最新21年モデルのそれは150万円台前半となっています。
えっ！？21年モデルの買取額って新車の税抜車体価格より高いじゃん？と思われた方！正解です。
コロナ禍以降、新車供給が細った事を受けて中古バイク全体の相場が上がりましたが、品薄感が高い現行のCB1300スーパーフォアは特に相場が上がっています。
22年にCB400SFの生産終了が発表されたこともありスーパーフォアシリーズ唯一となったCB1300全体の相場が大きく上がっています。

2004年型CB1300SFの買取相場の変動

オーナー様の愛機と同じ2004年モデルにフォーカスすると、2019年頃までは30万円台半ばであった平均買取額が、2022年現在では70万円弱まで高騰しています。
上記は実働車の数字ですが、実働状態にない不動車や事故車の相場も同様に高上昇しています。

査定現場で拝見させて頂きましたオーナー様の2004年モデルCB1300SF。
お電話でお聞きしていたように、パット見て外傷が確認できる状態でした。主だったところを列記いたしますと、

タンクにテニスボール大の凹み

テニスボール大のタンクの凹み、シートカウルの広範囲の割れ欠け、エンジン下部ジェネレーターカバーの広範囲の削れ、剥がれているマフラーのエンブレムプレート、ズレているヘッドライト、広範囲の擦り傷があるスクリーン等です。
シートカウルにつきましては2万円ほどの中古を購入する必要があり買取価値の減額に繋がってしまいしましたが。
タンクについては弊社修理工場に同色・同型式のストックが有りますので、市価よりも大幅に安価に交換可能です。
またスクリーンやフレームスライダーについてはオプション品なので取り外すことでデフォルトとなるためマイナス査定は発生いたしません。
ジェネレーターカバーやヘッドライト一式も要交換判定ですが、こちらはタマ数が比較的安価な中古品と交換することが可能ですので、それ程大きな減額には至りません。
社外マフラーのOVERエンブレムプレートが剥がされて見た目を大きく損ねていますが、こちらもプレートのみ中古で入手可能ですので、査定の減額幅は取付工賃含めても軽微に留まりました。
踏まえると一見派手に見える転倒事故の外傷ですが、買取額への減額は10万円程度で済んでいます。

削れているジェネレーターカバー

お電話で1年ほど動かしておらずエンジンが始動しないとお聞きしていましたが、インジェクション機構を採用していますのでガソリンが腐っていなければブースターやジャンプ始動で査定現場で始動が確認できると見込んでいました。
ジェネレーターカバーに大きな外傷が入っており、使用感もやや強めですので、エンジンが始動しないとなると推定するエンジン評価もやや辛口になるのは避けられないところで、買取価値に影響を及ぼします。
そのため査定現場でブースターを繋いでエンジン始動を確認できたのはプラス評価に繋がりました。
始動直後こそ久しぶりの始動でアイドルの回転数は高く、安定しませんでしたが、慣らしていくと安定してきて、異音や白煙吹きなど不調を示す兆候が無いことを確認できました。
走行距離も1万キロ台と浅く、エンジン機能の評価は2004年モデルとしては平均以上となりました。

白錆びや腐食の目立つアウターチューブ

見た目に関しましては、外装やエンジン回りは比較的綺麗で大切に扱われてきたことが伝わってきますが、手の入りにくい箇所を中心に錆びや腐食の劣化が出ています。
しかしながら細かい箇所の劣化は目につきにくい箇所でもあり査定の減額も軽微です。弊社工場で研磨してリカバーが可能であり、外装の色褪せが少ない分磨いて光るポテンシャルも評価対象となりました。

パット見て外傷が目立ち当初はエンジンが始動しない転倒事故車ではありましたが、詳しく査定していくと多くのマイナスか所は安価にリカバーが回復可能で、基本的な状態は良いことが分かりました。
踏まえて転倒事故車としては思い切った査定額をお付けさせて頂くことが出来ました。
オーナー様にもご満足いただけたようで、こちらも大変うれしくなりました。
所有権解除手続きと廃車手続きはクーリングオフ期間が終了してからとなりますので、廃車証のコピーが届くまで今しばらくお待ちくださいませ。
オーナー様に譲っていただきましたスーパーフォア、入念に整備してしっかりと次の乗り手にお繋ぎさせて頂きます。