新車で購入したは良かったものの、慣らし運転中に街中で見かけたカワサキ・ Z400FXに一目惚れしてしまい、どうしても欲しくなって売ることを決意されたというホンダ・CB400 SUPER BOLD'OR。
車両は、パールコスミックブラック×キャンディーアルカディアンレッドの限定カラーで、CB400 Super Fourと合計500台の限定数で 売り出された2016年限定モデルののCB400スーパーボルドール ABSのSpecial Edition
低走行でフルノーマル、細部に至るまでキズ・サビといったマイナス要素がなく、非常に良好な車両状態でした。
以下、今回拝見させていただいたホンダ・CB400スパーボルドールの車両詳細となります。
足回り
法定速度をしっかりと守り、無茶な急制動といったこともせず、じっくり丹念に慣らし運転が行われていたCB400SB。
新車特有のピンとしたフロントのコシ、クイックなハンドリングが確認でき、非の打ち所がない状態でした。
屋内で大切に保管されており、土埃などによる細かいキズもなく、タイヤ・ブレーキともに良好。
よく見るとタイヤもほとんど剥けきっておらず、消耗品も皆無でした。
これだけの状態であれば、中古バイクとしては最上の査定評価点をつけさせて頂くことができました。
外装
法定速度を守って安全運転を実践されており、高速走行時につきやすいスクリーンキズ等もなし。
一部土埃による汚れこそありましたが、カウリング・タンク・テールカウルに至るまで目立つキズはなく、考えられる限り最高のコンディションのCB400SBだと言えます。
実走行で100kmを超えれば飛び石や日常の乗り降りなどで多少の傷や使用感は出るものなのですが、そのような兆候も非常に少なく丁寧な乗り降りと走行をしていた事が伝わってきます。
オーナー様はしきりにテール部の指紋等を気にされておりましたが、明らかに払拭可能な汚れなのでかえってこちらの方が恐縮してしまいました。
足回り同様、こちらも文句無しの最高クラスの買取評価点をつけさせて頂くことに。
エンジン周り
おろしたての新車特有の始動性が確認でき、アイドリングも非常に良好。
丁寧な慣らしをされておられたのでしょう、スロットルを開閉すると「フォンッ!フォンッ!」と歯切れの良いエキゾーストが鳴り響き、エンジンも絶好調でした。
フルノーマル状態のため、個人カスタムでありがちなエキパイ部のガスケット交換忘れによる排気漏れ等もなく、こちらも文句無し。
エンジン外観も細部に至るまで本当に綺麗な状態を保っており、新車同然の輝きを維持しており、こちらについても最高クラスの評価。
フレーム回り
オーナー様によれば立ちゴケすらなしとのことでしたが、そのお言葉通りフレームにもダメージは一切なく綺麗なCB400スーパーボルドール。
走行時の飛び石等でキズつきやすい腹下部のキズもなく、塗装剥離等も全くありませんでした。
近くで覗き込むと査定スタッフの顔が映りこむほど状態は良く、ケチの付けどころがない極上状態。査定の評価点も実走行の中古車としては最上クラス。
電装/保安部品
CB400スパーボルドールの車検証記載の日付から逆算してみたところ、車検取得から38日しか経過しておらず、バッテリー等のヘタリもなし。
当然ながら保安部品も問題なく動作し、納車直後のコンディションを確認することができました。
こちらもフルノーマルであり、唯一装着されていたものはスマホホルダー&USBコネクタ程度。
念のため配線類をチェックさせて頂きましたが、ワンタッチ式の簡易なもので配線類への影響はないと判断。 引き続きこちらも最上クラスの査定評価点となりました。
その他
新車当時の状態の良さをしっかりキープし、実走行距離のある中古車としては極上状態。詳しく検証や見積もりする箇所が殆どなく査定はものの数分で完了したCB400スーパーボルドール。 思わず全ポイントをもう一度確認してしまったほどでした。 エキパイ部に多少の排気焼けはありましたが、手脂等の付着による醜い焼け跡もなく、業者間取引(業者オークション)の場でも滅多にお目にかかれない極上車両でした。 ここまで低走行で状態が良いのであれば弊社販売店でも即座に売り出せるということを加味し、買取専門業者の限界を超えた査定価格をご提示させて頂くことに。
総合評価と買取価格
以上が今回のホンダ・CB400 SUPER BOL D'OR ABSのSpecial Editionの査定チェックポイントですが、欠点という欠点が見つからないほど良好な状態を維持しており、あらゆる点で最高評価となりました。
CB400スーパーボルドールは、新車の納車時に社外マフラーへの交換込みで買われることも多いのですが、今回の車両は完全なフルノーマル車。
こうしたフルノーマル状態のバイクは、人気車種・定番車種であればあるほど高評価につながります。
それに加え消耗品交換が発生しないことも高評価の理由の一つで、文句の付けようがない素晴らしい一台でした。
お客様が一目ぼれしたZ400FX。弊社にも2台の在庫がありましたが、2台ともレストア作業中で、お急ぎで探しているお客様の購入条件に合致せず、残念ながら下取り(車両を購入して現保有車の売却)とはなりませんでした。
もし下取りであれば販売での利益を少し買取額に還元できますので61~62万円程度まで買取額が伸びていました。
60万円の買取価格も弊社販売店の仕入れ価格だからこそ可能な査定額です。買取販売店である弊社だからこそと言えます。買取専門店がこの査定額を提示するには赤字覚悟であることを付け加えさせて頂きます。
お客様のご感想と買取後記
「え?60万出してもらえるんですか?即金ですよね?」とオーナー様が思わず二度聞きするほどの高評価となったCB400 SUPER BOL D'OR。
「新車購入ですけど車両価格は71万円だったんです。安いラッキーと思って買ったんですけど、500km以上走ってそれが60万円で売れるんなら文句なしです。」
2018年モデルのメーカー希望小売価格が車両本体で94.7万円~(2016年モデルは83.4万円~)と中型車としては高額車両であるCB400 SUPER BOL D'ORですが、メーカ利益と販売店利益を極限まで削いで最安では70万円を切りそうな値段で売られています。
それを走行500km超の中古車に対して9掛けに近い60万円で買取しているので、その買取価格の競争力にご納得して頂けるかと存じます。
業者間市場での売却を主な販路とする買取専門店に対し、自社販売店を展開する弊社パッションは店頭販売価格から逆算した査定価格で買取することができます。
今回のケースは、余計な中間コストを一切排除できる弊社パッションの底力が大きくものを言った好例だと言えるでしょう。
新車価格でCB400スパーボルドールの店頭価格が70万円を切りそうな競争の激しい時代。売れ筋の車両の価格競争はネットの台頭で新車・中古車とも激しくなっています。
一昔前ののような総額表示の罠もクリアになり、条件が同一の新車は特に価格での選択がしやすい状態となりました。
対して中古車は条件が複雑で値段とのバランスでお得な選択がなかなか難しいことにそれ程変わりはありません。
弊社では今回のCB400スパーボルドールの買取のようにお客様目線での競争価格での買取、競争価格での販売、価格と信頼と丁寧対応でお客様のご期待にお応えしています。
査定額の根拠となったCB400 SUPER BOL D'OR 買取相場の詳細
今回買取させて頂きましたのは、2016年に発売された限定500台のSpecial Ddition(スペシャルエディション)。 2005年のCB400SBの発売開始から2018年現在までに、実に7回もの限定モデル(Specil Edition/20周年記念/限定カラー/特別カラー)が販売されています。 はたして、CB400スーパーボルドールの限定モデルは、通常モデルよりも高く売れるのでしょうか? (参考記事:
CB400SB【限定モデルは高く売れるのか?】相場の比較)
国産400ccネイキッドで一番売れているホンダ・CB400 SUPER FOURシリーズ。
本機CB400SFスーパーボルドールは、スパーフォアにハーフカウルを装着した上位モデル。
その扱いやすさと存在感は、その他の400ccネイキッドを圧倒し、中古バイク市場においてもトップクラスの人気を誇ります。
中古バイクを業者間で売買している業者間市場においても、2014年以降の現行車はCB400 SUPER BOL D'ORシリーズの中でも一段上の金額で取引されています。
新型モデルが発売される度に型落ち機種の相場が下がる傾向にあるCB400SB。
現行型CB400スーパーボルドールを売ろうと考えている方は新型モデルが登場する前の売却が賢明です!
2014年以降の現行モデルに特化した状態別の買取相場をご案内差し上げます。
- ▼CB400 SUOPER BOLD'OR 年式とモデルチェンジの変遷
- 2005年 デビュー フレーム番号NC39
- 2007年 フルモデルチェンジ(NC42型前期) フレーム番号NC42-100~
- 2014年 マイナーチェンジ(NC42型後期) フレーム番号NC42-140~
- ▼評価点の目安|CB400スーパーボルドール
- 評価点7 新車に近い車両
- 評価点6 極上車
- 評価点5 年式並み~綺麗で状態の好車両
- 評価点4 若干の難有り
- 評価点3 かなりの難有り
- 評価点2 実働車だが劣悪
- 評価点1 事故車や不動車
2014年以降のCB400SB|評価点別の査定相場比較 |
状態/ 落札価格帯 |
評価点 6以上 |
評価点 5 |
評価点 4 |
評価点 1 |
70万円台 |
1台 |
0台 |
0台 |
0台 |
60万円台 |
6台 |
6台 |
0台 |
0台 |
50万円台 |
8台 |
32台 |
1台 |
1台 |
40万円台 |
1台 |
9台 |
10台 |
2台 |
30万円台 |
0台 |
1台 |
7台 |
8台 |
20万円台 |
0台 |
0台 |
0台 |
1台 |
総落札台数 |
16台 |
48台 |
18台 |
12台 |
(2016年12月時点で、業者間市場の落札データを過去1年間遡った数字)
(ABS搭載モデル、E-Packageモデルを含んだ数字)
(業者間市場とは全国で買取されたバイクの9割以上が出品される市場で、販売店と買取店の会員企業間で取引されるの業者間のオークション市場。そこで落札された金額が買取業者の査定価格の基準値となっています)
2014年のモデルチェンジ以降のCB400スーパーボルドールは業者間市場では過去1年間で83台が取引されています。
評価点6以上の極上車の多くは50~60万円台で取引されていて、評価点5の良好車の多くは40~50万円台で取引されています。
業者間市場で売却して利益を確定する大多数の買取業者は、市場での想定売却額から利益と諸経費(出品手数料や運送料など)を差引いた査定価格で買取を行います。
査定現場での買取価格は評価点6の極上車で50万円台半ば、評価点5の良好車で40万円台後半をベースにして状態に応じて上下するイメージで適正な買取額と言えるでしょう。
今回買取りした車両は限定カラーで、CB400 スーパーフォアと合計500台の限定数で 売り出された2016年式のCB400 SUPER BOL D'OR ABSのSpecial Editionでした。
相場を見ると、限定台数のSpecial Editionにプレミアムは付いている気配はなく、他のスパーボルドールと同様の価格で取引されています。
評価点1の事故車や不動車の取引にも着目すると、30万円台での取引が最も多く、どんなに劣悪なスクラップ車両でも買取価格で20万円程度の値が付くことが分かります。
2014年モデルが発売されるまではスーパーフォアやスーパーボルドールのVTEC Revoが同様の相場を形成していましたが、2014年モデルが流通すると同時に値が1段崩れて今いました。
現行車の高値の相場は、次世代のモデルチェンジ車が流通するまでは続きそうです。
現行のCB400スーパーボルドールを売ろうと考えている方は、次世代モデルが流通する前に売却されるのが賢明と言えそうです。
最新の買取相場をチェック!
上記の買取事例と相場情報は2018年12月時点の内容です。
CB400スーパーボルドールのご売却をご検討中のオーナー様は、今後の相場動向が気になるところでしょう。
最新の相場情報は、10秒で査定額が出る
個人情報不要の自動査定でチェックして頂けます。
【2014年以降/NC42-160以降】CB400 SUPER BOLD'OR
【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近6ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 82台
- 平均価格: 528,293円
- 最高価格: 780,000円
- 最低価格: 360,000円
【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 12台
- 平均価格: 380,000円
- 最高価格: 501,000円
- 最低価格: 252,000円
相場情報:2017年12月25日時点
最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。
上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。