WR250X
438,000円
DG20200 走行 4,544km
目立つキズサビなし
WR250R
450,000円
DG15J-010 走行 3,813km
エンジン状態良好
WR250X不動車
280,000円
DG15J-007 走行 8,097km
走行中エンスト以降不動
孤高のストリートバイク「ヤマハWR250X」
WR250Xとは
WR250X は、ベースモデルとなったWR250R とともに2007年にヤマハから発売されたトレール(オフロード)バイクです。
排ガス規制に対応するために電子制御燃料噴射装置を装着。
トレールモデル公道仕様としては初のアルミフレームを採用するなど、これまでにないメカニズムを搭載しています。
開発経緯
ヤマハ内で競技用であるWR250Fの公道仕様を作る計画が立ちあがりました。
もっとも簡単なのはWR250Fに保安部品を取り付けて公道仕様にすることですが、競技用と公道用ではエンジン特性が異なるため、乗りにくいバイクになってしまいます。
そこでコストアップを覚悟のうえ、エンジンやフレームなどを新設計することが決定しました。
デザインは、1955年にヤマハ第1号機となったYA-1をはじめ、これまで数多くヤマハのバイク・スノーモービルなどを手掛けたGKダイナミックスが担当。
「エルゴノミクス」「センターマス」「ミニマム」「ニュームーブメント」の4つのコンセプトから、これまでのトレールモデルにはない、流れるような革新的デザインとなっています。
WR250RとWR250Xの違い
スペックは同じですが、WR250Rがダートを走るトレールであるのに対し、WR250Xは舗装路を主としたモタード仕様になっています。
タイヤはWR250Rはダート用ブロックパターン、WR250Xは前後17インチのホイールにオンロードタイヤを装着しています。
ホイール径が異なるため、フロントブレーキディスクの大きさ、ブレーキのキャリパー形状、ブレーキピストンの大きさも異なります。
■WR250Xスペック
認定型式/原動機打刻型式 | JBK-DG15J/G363E |
全長/全幅/全高 | 2,125mm/810mm/1,190mm |
シート高 | 870mm |
軸間距離 | 1,435mm |
最低地上高 | 260mm |
車両重量 | 134kg |
舗装平坦路燃費 | 34.0km/L(60km/h) |
原動機種類 | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ |
気筒数配列 | 単気筒 |
総排気量 | 249cm3 |
内径×行程 | 77.0mm×53.6mm |
圧縮比 | 11.8:1 |
最高出力 | 23kW(31PS)/10,000r/min |
最大トルク | 24N・m(2.4kgf・m)/8,000r/min |
始動方式 | セルフ式 |
潤滑方式 | ウェットサンプ |
エンジンオイル容量 | 1.50リットル |
燃料タンク容量 | 7.6 リットル (「無鉛プレミアムガソリン」指定) |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) |
バッテリー容量/型式 | 12V, 6.0Ah(10HR)/YTZ7S |
1次減速比/2次減速比 | 3.120/3.230 |
クラッチ形式 | 湿式, 多板 |
変速装置/変速方法 | 常時噛合式6速/リターン式 |
変速比 | 1速:2.642 2速:1.812 3速:1.318 |
4速:1.040 5速:0.888 6速:0.785 | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
キャスター/トレール | 26°00′/81mm |
タイヤサイズ(前/後) | 110/70R17M/C 54H(チューブタイプ)/ |
140/70R17M/C 66H(チューブタイプ) | |
制動装置形式 (前/後) | 油圧式シングルディスクブレーキ/ |
油圧式シングルディスクブレーキ | |
懸架方式(前/後) | テレスコピック/スイングアーム(リンク式) |
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ | ハロゲンバルブ/12V, 60/55W×1 |
乗車定員 | 2名 |
WR250Xインプレッション
初めて見た時は非常識なバイクだと思いましたね。
なんて言っても250ccクラスのトレールバイクが新車価格70万円ですからね。
WR250XのライバルはカワサキD-トラッカーXと、ホンダCRF250Mですが、どちらも50万円前後なのでWR250Xは突出して高価です。
しかもハイオク仕様なので、買う前も買ってからもお金がかかります。
でも内容を聞いて納得。
D-トラッカーXやCRF250Mがタイで生産しているのに対してWR250Xは日本製。
ニューモデルと言いながらも以前のモデルのパーツを使いまわすことが多い中で、すべてが新設計。
70万円は妥当。
むしろ「安い」と言う人もいます。
・足つき
ダートバイクで気になるのが足つき。
シート高は870mmなので160cm以下のライダーは苦労すると思いますが、車体が軽いので何とか支えることができます。
170cm前後であれば片足で支えることができます。
・始動
フューエルインジェクションを採用。
季節に関係なくスムーズに始動します。
水冷・4ストローク単気筒エンジンらしいドコドコとした鼓動は、ライダーを刺激せずにはいられません。
ギアをローに入れ、ひとつずつシフトアップ。
軽快に回るエンジンに俊敏性を感じました。
・走り
31ps/10000rpmは国産トレール最高のパワー。
ダートでは使いこなすのが難しいですが、WR250Xのステージはロードなので、ちょうどいいパワーです。
大型バイクの重いものを転がしている重量感もいいですが、軽量なバイクがヒラヒラとロードを舞う感覚も最高。
走り出したら止まりたくない衝動に駆られます。
<総合評価>
WR250Xのメインステージはおそらく街乗りでしょう。
車高が高いので歩道などの段差も軽々昇降できますし、ステップに立てばどこまで渋滞しているかも見渡せます。
また、ブロックタイヤに比べてタイヤが長持ちするのもメリットです。
バイクを生活の中の一部として利用したいライダーには最適です。
試乗の機会がありましたら、ぜひその魅力に触れてみてください。
WR250は売ろうと考え時が一番高く売れます