ローン残債がある2017年モデル REBEL500の買取事例。
走行距離は浅く基幹機能は極上の評価でしたが、足回りや細部に使用感が現れており総合的には50万円台前半の査定額が損益分岐点でしたが、直営販売店の強みを生かして買取率83%に相当する驚異の60万円の査定額で買取致しました事例のご紹介です。
総合評点:6点
エンジン 6 車体フレーム 6 外装 6 電装保安部品 6 フロント周り 5 リア周り 5
機能は良好
若干の使用感が出ている見た目
付属品のカスタムはプラス査定に
販売店仕入れで相場平均を上回る買取額に
2017年に大衆向けのクルーザーモデルとして登場したレブル500
同時発売でヒット車種となったレブル250に流通数では及ばないものの、500ccとしては好調なセールスを記録。
2019年には価格据え置きでカラーリング変更が実施され、グラファイトブラックが新色として追加、ヴィクトリーレッドがカタログ落ちし、マットアーマードシルバーメタリックは継続販売となっています。
2020年モデルではマイナーチェンジが入り、全ライトLED化、アシストスリッパークラッチの採用、クラッチレバーの形状変更、前後サスペンションの仕様変更が成され、価格が1.4万円値上がりしました。
レブル500 年式別の買取相場 | ||||
---|---|---|---|---|
モデル | 平均取引額 | 最高額 | 最低額 | 取引台数 |
2017年式 | 56万円 | 69万円 | 39万円 | 42台 |
2019年式 | 61万円 | 66万円 | 55万円 | 9台 |
2020年式 | 57万円 | 64万円 | 42万円 | 3台 |
2017年4月登場のレブル500。登場から4年が経過した21年3月現在、中古市場では54台が上記の金額で取引されています。
最も着目したい点は、仕様変更が実施された20年モデルを挟んで買取査定額の指標となる取引額に変化があるか否かですが。 20年モデルの取引数が3台と少ないうえに、1台はフロントフォークのインナーチューブが曲がってい準事故車のため、サンプルが貧弱で検証できませんでした。
17年モデルと19年モデの仕様差異は価格据え置きのカラーリング変更のみながら、19年モデルの平均取引額が5万円高い理由は?
19年に新登場したブラックと、17年からの継続色であるシルバーで比較してみると、取引額に有意な差は見られません。それ故、発売から日が浅い19年モデルには状態が良く走行の浅い極上車が集中していたのが価格差の理由です。
踏まえると、高額査定の基本線は、状態が良く綺麗で低走行の極上車。
ただしカスタムベースを想定して開発された車両だけに、カスタムによって市場での取引額(買取業者の転売額)が伸びる傾向があります。
取引された全54台の中で、2番目の高額取引となった車両は走行距離はやや多めながら、下記のカスタム内容で極上ノーマルを押しのける取引額が付いています。
シート・灯火類・マフラー・フロントフォーク・リヤショック・グリップ・レバーに社外品が入っており、オールペンで車体色は変更されています。
まとめると、仕様変更のあった20年モデルの付加価値は現時点では不明(転倒での再販価値を知り尽くしている弊社パッションでは査定額にプラスいたします)。
高年式車両の方が相場は高いが状態依存であるため、低走行の極上車が高額査定の基本線。またカスタムによって伸びしろが大に期待できるのがレブル500の相場概観と言えるでしょう。
REBEL250とREBEL500の違い【仕様を徹底比較】
REBELシリーズの違い | ||||
---|---|---|---|---|
REBEL | 250 | 500 | 1100 | |
車体サイズ (長さx幅x高/m) |
2.19 x 0.82 x 1.09 | 2.24x0.85x1.11 | ||
シート高 | 0.69 | 0.7 | ||
重量 | 168kg | 190kg | 223kg | |
タンク容量 | 11L | 13L | ||
最高出力 | 26ps | 46ps | 87ps | |
燃費(km/L) | 46.5 | 40.2 | 31.5 | |
発売年 | 2017年 (1985年) |
2017年 | 2021年 | |
新車価格 | 53.7万円 | 78.5万円 | 110万円 |
クルーザーモデルとして再登場
REBELの始祖は1985年発売のMC13型のアメリカンタイプ
当時は250ccのみのラインナップであったため『REBEL』のみの表記で1996年モデルまでラインナップされていました。
初代MC13型レブルの生産終了から20年超の時を経て、2017年に登場したのがクルーザーモデルのREBEL250とREBEL500。
250と500ほぼは共通仕様
2017年4月17日に同時にリリースされたレブル250とレブル500。 フレームをはじめ、サスやタイヤなどの足回りからタンクなどの外装まで車体の大部分は共通仕様となっており、車体サイズも同一となっています。
カラーリングと販売価格を除いた主な違いはエンジン。最高出力はREBEL500の方が77%ほど高く、その分車重が約20km重く、燃費は約15%劣ります。
1100は特別仕様
レブル1100の車格は全長で5cm幅で3cm高さで2.5cm大きくなっているが、レブル250/500とそれほど変わらず、遠目で識別できるほどの差異はない。 しかしながら一見同じようにも見える各パーツは細部で異なっている部分が多い。
例えばタンク容量は2L増え形状も微妙に異なる他、フレームやフロントフォークの径は太くなり、サイレンサーの排気口も異なっている。
エンジンはレブル500より最高出力で89%ほど高く、レブル250よりも235%ほど高出力となっている。
レブル250 vs レブル500 高く売れるのは?【買取相場比較】
REBELシリーズの買取相場比較 | ||||
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平均取引額 | 最高額 | 最低額 | 取引台数 | |
REBEL250 | 44万円 | 64.2万円 | 23.6万円 | 98台 |
REBEL250 |
44.7万円 | 65万円 | 30.6万円 | 80台 |
REBEL500 | 56万円 | 68.6万円 | 39万円 | 42台 |
REBEL1100 | 万円 | - | - | 0台 |
レブル250の驚異の買取率
上記、業者間市場での取引額は税抜きなので、リセールバリューの母数であるメーカー希望小売価格も税抜きで統一して買取率を比較してみましょう。
21年3月発売のレブル1100は中古市場でデータがないため、レブル250と500に絞って。
『中古の平均取引額÷税抜き新車価格』でリセールバリュー(買取率)を比較すると。
上記は17年モデルのレブル250とレブル500の買取率を税抜き価格で統一して比較した数字です。
2021年現在では4年落ちに相当する17年モデルの中古車が、平均で新車価格の88%の値段で取引される驚愕の数字です。
リセールバリューはレブル250に軍配が上がったものの、決してレブル500の77%が低い訳ではなく(むしろ高いです!)、レブル250の再販価値が規格外に高いのです。
ところで、買取率を計算した分子の数字は業者間市場の取引額(買取業者の転売額)です。
査定現場での買取額は、上記取引額から買取業者の儲け+経費(運送料や出品手数料)を差引いた額となり、実際の買取率は上記よりも少し低くなります。
ただし弊社直営販売店での仕入れとなった場合には、業者間市場を経由する経費が不要となる他に、消費税を加味した1段上の査定額での買取が可能となります。
というのも、販売業者が業者間市場を通じて中古バイクを仕入れる場合、取引金額に消費税と落札手数料を加えた総額を支払う必要があるためです。
例として、業者間市場で50万円で取引が成立した場合、50万円は買取業者の転売額に相当します。そのため査定額で48万円程度が儲け無しで経費を差し引いた損益分岐点となります。
対して、販売業者の仕入れ額は、取引落札額の50万円に消費税+諸経費が上乗せされ総額で56万円程度となります。
このことから、弊社販売店での仕入れとなる場合には転売額目安の48万円ではなく、仕入れ額ベースの56万円が査定額の上限目安となります。
レブル250とレブル500はクルーザータイプでは久々のヒット車種として。弊社販売店でも売りやすい(在庫リスクが低い)車両です。
なおかつコロナ禍で新車供給が細っている中で売り易さが増しています。
レブル500/250の買取査定は、直営は売店を有する弊社バイクパッション是非にお任せください。
【PC60型】REBEL500
【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
相場情報:2021年3月15日時点
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