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スカラベオ400ie【2006~11年】

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スカラベオ400ie【2006~11年】毎週更新の買取査定相場

スカラベオ400ie【2006~11年】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】スカラベオ400ie【2006~11年】
スカラベオ400ie【2006~11年】
スカラベオ400ie【2006~11年】
スカラベオ400ie【2006~11年】
スカラベオ400ie【2006~11年】

アプリリア スカラベオ 400ieは、1993年に誕生したスカラベオシリーズの中級モデルとして2006年に登場した。スカラベオとはイタリア語で「スカラベ(フンコロガシ)」を意味し、エジプト文化に由来する名称である。アプリリアが1990年代初頭に「シティバイク研究」として開始したプロジェクトから生まれたこのシリーズは、スクーターとは一線を画す「大径ホイールスクーター」という新ジャンルを確立した。400というクラスは、欧州市場において500ccと250ccの中間を埋める戦略的モデルとして企画され、特にイタリア国内では保険料の優遇措置を受けられる排気量として注目された。ピアジオグループ傘下となったアプリリアが、グループ内で共有される「マスターエンジン」を活用することで、コストパフォーマンスと信頼性を両立させた意欲作である。
スカラベオ400ieは、本国イタリアにおいて「スクーター」とは別カテゴリーとして扱われるほどの独自性を確立していた。16インチの大径フロントホイールと14インチのリアホイールという組み合わせは、小径ホイールが主流だった当時のスクーター市場において革新的であった。2007年型からのモデルチェンジでは、前後16インチから前16/後14インチへと変更され、よりスポーティな走行特性を獲得した。また、ピアジオグループのエンジン供給体制により、同クラスで最軽量の189kgという車重を実現し、400ccクラスでありながら軽快な取り回しを可能にした点は、競合他社に大きな影響を与えた。2005年にスカラベオシリーズ全体で25万台の登録を達成したことは、このコンセプトが市場に受け入れられた証左である。

スカラベオ400ieに搭載されるのは、ピアジオが開発した最新世代の「マスター」エンジンである。水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ、399ccの排気量から25kW(34PS)の最高出力と37Nmの最大トルクを発生する。この数値は決して派手ではないが、中速域に厚みを持たせたトルク特性により、市街地での実用性に優れている。燃料供給はフューエルインジェクション(イタリア語でie)を採用し、Euro-3環境基準に適合。CVT(無段変速機)との組み合わせにより、滑らかで途切れることのない加速感を実現している。最高速度は155km/hと、500ccクラスと遜色ないパフォーマンスを発揮する。エンジンサウンドは単気筒特有の鼓動感を残しつつも、洗練された静粛性を兼ね備えており、長距離ツーリングでも疲労を軽減する。
車体構造は高張力鋼管を用いたダブルクレードルフレームを採用し、軽量でありながら高い剛性を確保している。ホイールベースは1,535mmと比較的短く、これが機敏なハンドリングに貢献している。フロントサスペンションはテレスコピック式、リアはデュアルショックを装備し、大径ホイールとの相乗効果により、路面からの衝撃を効果的に吸収する。特筆すべきは前後の大径ホイール(前110/70-16、後150/70-14)による安定性で、小径ホイールのスクーターでは得られない直進安定性と旋回時のグリップ感を実現している。ブレーキシステムはフロントにダブルディスク、リアにシングルディスクを配置し、189kgという軽量な車体と相まって優れた制動性能を発揮する。乗り手が感じるのは、スクーターの手軽さとモーターサイクル的な確かなハンドリングの融合である。

スカラベオ400ieの最大のライバルは、スズキ・バーグマン400である。バーグマン400が最高出力34PS、最大トルク35.5Nmを発生させるのに対し、スカラベオ400ieは同等の34PS、やや上回る37Nmを発生する。しかし両者の決定的な違いは車重にある。バーグマン400の乾燥重量が約210kgであるのに対し、スカラベオ400ieは189kgと20kg以上軽量である。この差はパワーウェイトレシオに如実に表れ、発進加速や峠道での機敏な動きにおいて、スカラベオ400は数値以上のアドバンテージを持つ。バーグマン400が快適性と収納力を重視したツーリング志向であるのに対し、スカラベオ400ieは大径ホイールによる走行安定性とスポーティな走りを優先した設計思想が際立つ。
また、同じピアジオグループ内のピアジオ・ビバリー400(BV400)も比較対象となる。ビバリー400は同じ399ccマスターエンジンを搭載し、より洗練されたスタイリングと最新の電子装備を備える。しかしスカラベオ400ieは、そのクラシカルな大径ホイールデザインと軽量なシャシーにより、よりダイレクトな操縦感覚を提供する。価格面では、スカラベオ400ieの方がやや抑えられており、コストパフォーマンスに優れる。一方で、アプリリア・アトランティック500(460cc、39PS)という兄弟車と比較すると、スカラベオ400は排気量とパワーで劣るものの、軽量性と取り回しの良さで勝り、より日常的な使い勝手に優れている。市街地での機動性を重視するライダーにとって、スカラベオ400ieは500ccの豪華さよりも、実用的な軽快さを選択できる魅力的な選択肢であった。

スカラベオ400ieは2006年から2011年頃まで生産された。
初期モデルは2006-2007年型で、前述の通り前16インチ/後14インチというホイール構成を採用し、フロントダブルディスク、リア150/70-14タイヤを標準装備とした。
2007年型では外装に細かな変更が施され、より洗練されたデザインとなった。エンジンは基本的に変更されず、信頼性の高いピアジオ製マスターブロックを継続採用している。
2008年以降のモデルでは、Euro-3環境基準への対応が継続され、触媒システムの最適化が図られた。全体としては大きなモデルチェンジはなく、基本設計の完成度の高さを物語っている。
最も注目すべきは2007年型である。このモデルで、ホイール構成が前後16インチから前16/後14インチへと変更され、リアタイヤも140/70-16から150/70-14へと幅広化された。この変更により、直進安定性を保ちながらも、コーナリング時のグリップ力が向上し、よりスポーティな走行特性を獲得した。また、フロントダブルディスクブレーキは250ccモデルとの差別化ポイントであり、400ならではの装備として評価が高い。2006年初期モデルも希少性があり、オリジナルのスペックを求めるコレクターには価値がある。生産終了が近づいた2010-2011年型は、製造数が少なく、完成度の高い最終仕様として人気がある。

市場動向と中古車としての価値
スカラベオ400ieは日本国内での正規導入台数が限られており、中古車市場においても希少な存在である。アプリリア製品全般に言えることだが、部品供給体制がスズキやホンダなどの日本メーカーに比べて不安定であることが、中古車価格を抑制する要因となっている。一方で、ピアジオグループ傘下となったことで、エンジン部品については比較的入手しやすくなっている。

高値がつく個体の条件は、まず整備記録が完備されていることである。特にオイル交換やベルト交換などの消耗品メンテナンスが適切に行われている個体は評価が高い。外装についてはフルノーマル状態が好まれ、特にフロントカウルやサイドパネルの傷や割れがない個体は希少である。カラーリングでは、ブラックやシルバーといったベーシックカラーよりも、イタリアンレッドやブルーメタリックなどの個性的なカラーが人気を集める傾向にある。走行距離は2万km以下が理想的だが、適切にメンテナンスされていれば3万km超でも問題なく使用できる。最も重視されるのは、電装系トラブルの有無である。アプリリア製品は電装系の不具合が報告されることがあり、この点がクリアされている個体は安心して購入できる。

スカラベオ400ieは、デザインと走りの質にこだわりを持ち、他人とは違う個性的な乗り物を求めるライダーに最適である。大径ホイールによる安定した走行性能は、高速道路を含む長距離移動を快適にこなせるため、週末ツーリングを楽しみたいライダーにも向いている。一方で、軽量で取り回しが良いため、日々の通勤や街乗りでも扱いやすい。アプリリアというブランドに魅力を感じ、イタリアンバイクの持つ独特の雰囲気を楽しめるライダーであれば、部品供給の不安も含めて受け入れられるだろう。メカニカルな面倒見の良さと、個性を重視する姿勢があれば、スカラベオ400ieは唯一無二のパートナーとなる。現代においては、電動化や規制強化により失われつつある「内燃機関×大径ホイールスクーター」という貴重な存在を所有する意義は大きい。

解説記事更新日:2026年02月13日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 アプリリア スカラベオ400ie/VRA00型/2006~2011年式
発売年月 2006~2011年
車両サイズ(mm)・重量(kg) (長さ)2263 (幅)765 (高さ)1435 (重さ)190(乾燥)
シート高・最低地上高(mm) (シート高)790 (最低地上高)145
エンジン機構・最高出力・燃費 水冷単気筒SOHC4バルブ・34PS(7,500rpm)・約22.0km/L
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セル・インジェクション・13リットル
新車販売価格 新車価格 658,000円(税込)
ジャンル スクーター
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車【型式・年式別】平均買取相場 スカラベオ400ie【2006~11年】

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【万円】

業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)

2026年3月時点から 5 間遡った数字

【年式別】平均買取額の目安

平均
10.2万円
平均
N/A万円
平均
6.2万円
平均
7.2万円
スカラベオ400ie【2006~11年】において。直近60カ月間で、最も高く売れる年式は2009年式となっています。年式よりも距離・コンディション・カラー・カスタムなどの要素が査定額に大きく影響することが示唆されています。

※データ更新:2026年03月27日

実働車|過去10間の買取相場の推移】 スカラベオ400ie【2006~11年】

最高額
平均落札額
最低額
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業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移

2026年3月時点から 10 間遡った数字

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
%

【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
-
%

【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
-
%

【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
2

過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年03月27日

実働車【型式・年式別|買取相場の推移】 スカラベオ400ie【2006~11年】


  • 2009年式

  • 2008年式

  • 2007年式

  • 2006年式
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)の推移

2026年3月時点から 10 間遡った数字

【平均買取相場の変動】

対前年比 対10年前比 10年間の取引台数
2009年式 -100 -100 5台
2008年式 - - 3台
2007年式 - -100 9台
2006年式 - -100 4台

※データ更新:2026年03月27日

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【状態別の買取相場】 スカラベオ400ie【2006~11年】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
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【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 5 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
11.2万円
7.7万円
4.8万円
5台
3
難有
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
3.9万円
3.3万円
2.6万円
3台
スカラベオ400ie【2006~11年】において。直近60カ月間で、最も平均買取相場が高いのは4点(軽い難)のコンディションとなっています。 4点は、ルーティンの整備に加えて軽整備で再販に回せる比較的コンディションの車両です。最高額が突出して高い場合はカスタム車に大きな査定額の伸びしろがある事を示唆しています。

※データ更新:2026年03月27日

【走行距離別の買取相場】 スカラベオ400ie【2006~11年】

最高額
平均落札額
最低額
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【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 5 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

0〜4999km 最高 9.2万円 1台
平均 9.2万円
最低 9.2万円
1〜2万km 最高 11.2万円 2台
平均 9.2万円
最低 7.2万円
2〜3万km 最高 4.8万円 1台
平均 4.8万円
最低 4.8万円
不明
メーター改
最高 6.2万円 1台
平均 6.2万円
最低 6.2万円
スカラベオ400ie【2006~11年】において。直近60カ月間で最も平均買取相場が高いのは0〜4999kmと1〜2万kmの走行距離区分となっています。

※データ更新:2026年03月27日

【カラー別の買取相場】 スカラベオ400ie【2006~11年】

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【万円】

業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)

2026年3月時点から 5 間遡った数字

【カラー別 平均買取額の目安】

7.0 万円 2台
7.2 万円 1台
6.2 万円 1台
11.2 万円 1台
スカラベオ400ie【2006~11年】において。直近60カ月間で、中古市場で最も多く取引されているカラーは紺系です。最も平均買取相場が高いのは赤系、次いでガンメタ系となっています。

※データ更新:2026年03月27日

実働車の取引価格帯】 スカラベオ400ie【2006~11年】

単位【万円】
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業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)

2026年3月時点から 5 間遡った数字

【取引価格帯と構成比】

最高
11 ~ 12
万円
%
20
構成比
最多
11 ~ 12
万円
%
20
構成比
最低
4 ~ 5
万円
%
20
構成比
スカラベオ400ie【2006~11年】において。業者間取引額(買取業者の転売額)のボリュームゾーンは上は11 ~ 12万円、下は4 ~ 5万円で複数の価格帯が20%の構成比で並んでいます。

※データ更新:2026年03月27日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

スカラベオ400ie【2006~11年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月27日)

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落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 スカラベオ400ie【2006~11年】 11.4万円 4.0点 VRA0009S 13,152km
2 スカラベオ400ie【2006~11年】 9.4万円 4.0点 VRA0009S 1,685km
3 スカラベオ400ie【2006~11年】 7.4万円 3.8点 VRA0006S 12,088km
4 スカラベオ400ie【2006~11年】 6.4万円 3.7点 VRA00X7S 11,010km
5 スカラベオ400ie【2006~11年】 5.0万円 4.0点 VR0019S0 24,125km
No Data
スカラベオ400ie【2006~11年】において。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近60カ月間に最高値を付けたのは11.4万円で赤系・走行距離13,152km・評価4.0点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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