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bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】

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bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】毎週更新の買取査定相場

bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】
bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】

昭和・平成・令和と時代が移り進んだ今でこそ海外メーカーによる排気量400cc以下のバイクは珍しい存在ではなくなりましたが、80年代から2000年までにかけては文字通りの「高嶺の花」でした。そんな当時のバイク文化の中において、ある意味では日本バイク市場もっともセンセーショナルな存在だと言えるのが、兄貴分譲りのハブセンターステアリングを採用したビモータ謹製の『Bimota Tesi 1D J(ビモータ テージ1D J)』、当時の自動二輪車 中型限定免許対応の通称・中免テージです。

このテージ 1D jはデビュー当時の1992年、カロッツェリアジャパンや今はなき福田モーター商会といった日本市場での輸入販売元から得られたフィードバックを元に、世界的にも閉鎖的であった日本特有の免許事情とマーケットとしての魅力を天秤にかけたビモータによって特別に用意されたモデルで、総生産台数はわずか50台というレア中のレア車。当時はすでに世界中を席巻した「ジャパンマネー」の源であったバブル経済が崩壊していましたが、新車販売価格386万円というプライスタグでも大きな反響を呼んだモデルのひとつです。

最大の特徴はなんと言ってもその独特の仕様にあり、1990年に市販化にこぎつけた量販車としては唯一無二の「センターハブステアリング」を採用した兄貴分『Bimota Tesi 1DE(ビモータ テージ 1D)』の車体をそっくりそのまま継承した車体。その土台となっているのはドゥカティ・851シリーズのエンジンを搭載した初年度のテージ 1D 851ではなく、フロントをマルゾッキ製、リアをオーリンズ製としたサスペンション構造が特徴のいわゆるテージ 1D 906SR。それだけに初年度モデルで問題視されたハブセンターステアリング特有の「ブレーキング時の車体の挙動が非常にわかりにくい」というウィークポイントの改善に加え、乗り手自身がバンク角と操舵角を意識して操ることで恐ろしく速く良く曲がるという操縦性を獲得することに成功。これにはホイールベースの若干の見直しといった様々な要素が絡んでのことではあるものの、乾燥重量170kgという軽さとの相乗効果でテージシリーズ中随一のコーナリング性能を有するマシンだと言えるでしょう。

搭載されるのは当時のドゥカティが日本市場向けに製造していた中免対応モデルの『ドゥカティ 400SS』で、空冷4ストSOHC4バルブ2気筒の空冷デスモ。さすがに水冷という圧倒的なアドバンテージのある兄貴分ほどのパワー感はないものの、最高出力45PS/11,000rpmと空冷2気筒エンジンとしては手頃かつ十分なパワーを発揮できる仕様であることに加え、湿式クラッチ採用によるシフト操作性のイージーさが備わったオートバイ初心者にとってもとっつきやすい嬉しい仕様。当時隆盛を極めた400ccレプリカの主流であった59PSというパワーには及ばないものの、限界ギリギリまでエンジンを回しても圧倒的に高い限界値を誇る優れたコーナリング性能を誇り、スポーツバイクとしてのバランスはまさしく当代無双。「ビモータ」というブランドネーム効果も含め、当時の峠族やストリートレーサーたちにとっては憧れの象徴であったと言えます。出力特性は全体的にフラット傾向の万能型に近いものの、マレリ製インジェクションとビモータ独自のチューニングにより、ベースモデル比で3PSのパワーアップを果たしているのもセールスポイントで、特に低速域ではまるで別物のように粘り強いトルクを発揮。高回転型としていない分だけゼロスタート時の加速力も必要十分と言ってよく、何から何まで当時のレーサーレプリカとは一線を画す存在であったことは言うまでもありません。

センターハブステアリングという特殊な構造上、メンテナンスに際しては標準的なオートバイより手間暇のかかる作業を要するのも本機テージ 1D J400の特色のひとつですが、兄貴分のテージ 1Dとは異なりグレーのアクセントカラーと「400」の文字が印象的なカーボンファイバー製カウルを取り外すと、そこに見えるのはブーメランを逆さまにしたかのようなアルミ合金製プレートフレームに深紅のパイプが織り成す魅惑的な基本骨格の全容。エンジンの側面にアプローチし左右から包み込むプレートフレームに、ボルトで固定された前後スイングアームとサブフレームとが織り成すメカニカルな魅力は、メカ好きならば誰もが一目で心を奪われてしまうほど。リンケージシステムは非常に複雑ですが、ステアリング角を30度へと見直したことによるフロント部の動きの良さなど、意味もなくストリップ状態にしてみたくなるのは400ccマシンとしては特筆に値する魅力だと言えるでしょう。

残念ながら生産期間は1年、総生産台数にして50台という少数生産モデルであったことに加え、生みの親であるピエルルイジ・マルコーニ時代がビモータの倒産を以て終焉を迎えて四半世紀余りもの歳月が流れた今となっては現存台数がほとんどないと言われている本機・テージ 1D J。実走可能な車両はコレクターズマシン化しているのが実情ですが、年間で20万台にもおよぶ中古バイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである「業者間オークション」の取引記録に目を向けてみると、2020年から2025年春時点までの間に実動車2台の出品記録あり。その記録を見ると、かなり傷みの目立つ外観状態などによるマイナスこそあるものの、それぞれ92万円台・86万円台となかなかに高いアベレージをキープ中。特に注目に値するのは2024年半ばの出品であった86万円で落札された後者の方で、前後スイングアームに目立つキズや走行距離が5万kmに迫る車両状態であったことを踏まえると、2020年に出品され高値をつけた前者よりも車両に対する基本評価額が上昇していることが理解できます。これには2020年の新型コロナウイルスの世界的流行に伴う全メーカーの新車供給体制の悪化、それによる影響を受けた絶版車ブームが追い風となったこと、さらにカワサキ傘下となって再び復活を遂げた新生ビモータがNinja H2(ニンジャ H2)のスーパーチャージドエンジンを搭載した第4のテージとなる『Tesi H2(テージ H2)』をリリースしたことで注目を集めるに至ったと考えることができ、現在の普通二輪免許で乗ることが可能な絶版車の中でも極めて異彩を放つ仕様が再評価されていることの証左だと言えるでしょう。ただし、あまりにも独創的すぎる仕様であるため正当な評価を以て取り扱うことのできる業者は非常に少ないのもまた事実で、場合によっては再販化にかかるコストが未知数だと言う理由で買取査定そのものを敬遠されることも。もっとも、これは過去に多くのビモータ車を取り扱ってきた弊社バイクパッションにとっては些末事と言えるもので、車両状態の見極め難易度が高く取り扱うためのハードルが高いとされるテージシリーズに関しても、サウジアラビアや欧州といった世界の主要マーケットでの独自のパイプラインを持つ強みを活かし、再販化によって利益が最大限に狙えるものとして業界最高峰の高額買取を可能としております。日本国内での販売が十分見込める車両であれば、業界屈指の顧客満足度の高さに基づいたバックオーダーシステムに基づいた自社店舗における「販売仕入れ価格」を適用しての買取価格の上乗せにも期待大。現有オーナー様が心から満足できる高額買取を実現するための用意が十全に整っているという自負がございます。同業他社では買取価格の設定だけですら臆してしまうような海外メーカー製レアモデルであっても、オーナー様がご満足いただける圧倒的な買取価格にてお応えさせていただく自信アリ。相見積もりであっても大歓迎させていただきますので、まずはお気軽にご相談をお寄せくださいませ。

ビモータ・テージ 1D J400の買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はあらゆるメーカー製のプレミアマシン・レアモデルの価値にも精通しているバイクパッションに!

解説記事更新日:2025年04月19日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 Bimota Tesi 1D J(ビモータ テージ1D Jまたはテージ1D J400)/1992年モデル
発売年月 1992年
車両サイズ(mm)・重量(kg) 全長2,265×全幅770×全高1,120mm・乾燥重量170kg
シート高・最低地上高(mm) シート高--mm・最低地上高--mm(共にNA)
エンジン機構・最高出力・燃費 空冷4ストロークSOHC2バルブV型2気筒(Lツインデスモ)・45PS/11,000rpm・--km/L
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セル・インジェクション・16リットル
新車販売価格 386.0万円(1992年当時・税込)
ジャンル フルカウルスポーツ
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】

【平均買取相場の変動】

対前年比
+85
% up

【2024年間 vs 2025年】

対3年前比
-
%

【2022年間 vs 2025年】

対10年前比
-
%

【2015年間 vs 2025年】

年間平均
取引台数
0

過去10年間の取引台数÷10

bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】の平均買取相場は、対前年比で85%上昇しています。

※データ更新:2025年12月26日

【状態別の買取相場】 bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2025年12月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
158.4万円
112.2万円
85.8万円
3台
3
難有
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台

※データ更新:2025年12月26日

【走行距離別の買取相場】 bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】

最高額
平均落札額
最低額
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2025年12月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

0〜4999km 最高 158.4万円 1台
平均 158.4万円
最低 158.4万円
2〜3万km 最高 92.3万円 1台
平均 92.3万円
最低 92.3万円
3〜5万km 最高 85.8万円 1台
平均 85.8万円
最低 85.8万円
bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】において。直近120カ月間で最も平均買取相場が高いのは0〜4999kmの走行距離区分となっています。

※データ更新:2025年12月26日

【カラー別の買取相場】 bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】

【カラー別 平均買取額の目安】

/ 112.2 万円 3台

※データ更新:2025年12月26日

実働車の取引価格帯】 bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】

【取引価格帯と構成比】

最高
150 ~ 160
万円
%
33
構成比
最多
150 ~ 160
万円
%
33
構成比
最低
80 ~ 90
万円
%
33
構成比
bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】において。業者間取引額(買取業者の転売額)のボリュームゾーンは上は150 ~ 160万円、下は80 ~ 90万円で複数の価格帯が33%の構成比で並んでいます。

※データ更新:2025年12月26日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年12月26日)

バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】 158.6万円 3.5点 4 4,857km
2 bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】 92.5万円 3.8点 16 24,927km
3 bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】 86.0万円 3.8点 27 42,225km
No Data
bimota Tesi 1DJ 400 【1992~93年】において。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近120カ月間に最高値を付けたのは158.6万円で白/赤系・走行距離4,857km・評価3.5点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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