R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】毎週更新の買取査定相場
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R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングはベージュ、最も高く売れる年式は2004年式となっています。
R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 買取査定に役立つ車両解説

- ナイトブラック/イエロー 2000年式
- 当時の新車価格
- 税抜 190万円 (税込199.5万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
50.5万円
- 現在の平均買取相場指標
-
39.3万円
- 上限参考買取率
- 26.6%
- 平均参考買取率
- 20.7%

- アイボリー/モカブラウンメタリック 2001年式
- 当時の新車価格
- 税抜 190万円 (税込199.5万円)
- 現在の上限買取相場指標
- ー
- 現在の平均買取相場指標
- ー
- 上限参考買取率
- ー
- 平均参考買取率
- ー

- キャニオンレッド/チタンシルバー 2004年式
- 当時の新車価格
- 税抜 190万円 (税込199.5万円)
- 現在の上限買取相場指標
- ー
- 現在の平均買取相場指標
- ー
- 上限参考買取率
- ー
- 平均参考買取率
- ー
ドイツの質実剛健なモーターサイクルブランドであるBMW Motorradが、その長い歴史の中で唯一、本格的なアメリカンクルーザー市場への参入を果たすべく送り出したのが「R1200C」シリーズである。1997年に基本モデルである「R1200Cクラシック」が登場し、BMWならではの水平対向2気筒(ボクサー)エンジンをロー&ロングの車体に収めるという前代未聞の試みが世界に大きな衝撃を与えた。この新機軸クルーザーファミリーのさらなる個性派バリエーションとして、2000年に投入された派生モデルが「R1200Cインディペンデント」である。ベースモデルが確立した「ボクサー・クルーザー」という前衛的なポジショニングを、より独創的かつ贅沢な方向へとシフトさせ、ガレージビルドのカスタムマシンのような孤高のプレゼンスを放つプレミアム仕様として、2000年から2004年まで生産された。
このマシンの特徴を際立たせる車体構成には、BMWの独創的な技術が惜しみなく投入されている。エンジンは、最高出力61馬力、最大トルク98Nmを発揮する排気量1,170ccの空・油冷4ストローク水平対向2気筒を採用している。この心臓部は低回転域(3,000rpm)で最大トルクに達するよう調律されており、クルーザーに求められる大らかな鼓動感と粘り強い低速トルクを高い次元で両立している。
最大の特徴は、従来のテレスコピック式とは一線を画すフロントサスペンションシステム「テレレバー」の採用である。これは操舵と衝撃吸収の機能を分離させることで、ブレーキング時のノーズダイブを極限まで抑制し、極めてフラットで安定したコーナリング性能を実現する。リアには片持ち式のスイングアームである「モノレバー」を採用し、シャフトドライブ方式と組み合わせることでメンテナンスフリー化を追求している。さらに、安全性の要として当時のクルーザーとしては極めて先進的だったABSを組み合わせ、高い制動安全性を確保している。
インディペンデントの特徴として最も視覚に訴えるのは、フロントホイールに奢られた専用の2ピース構造キャストアルミホイールである。クラシックが装備していた伝統的なクロススポークに対し、スタイリッシュなデザインの3本スポークホイールを採用したことで、足元の印象を一気に現代的へと変貌させた。加えて、ヘッドライト左右に取り付けられた小ぶりな補助灯(フォグランプ)、フロントのコンパクトなメーターバイザー、そして専用デザインの細身なハンドルバーが採用され、より鋭角でアクティブなプロファイルを作り出している。タンデム側にはベース車よりも大型化され、パッセンジャーの快適性を大幅に向上させた「ラージピリオンシート」を国内仕様に標準装備し、ロングツーリングへの対応力を強化したのもR1200Cからの見逃せない変更点である。
2000年に市場へ投入されてから2004年にその幕を閉じるまでのモデルライフにおいて、R1200Cインディペンデントは細かな変更を受けながら熟成されていった。
2000年から2003年までの初期・中期モデルは、発売時の価格が税抜き190万円(ABS+CAT装備車)に設定され、BMW最高峰のプレミアムクルーザーとして富裕層やベテランライダーに迎え入れられた。この期間におけるカラーリングは、特徴的なイエローとブラック、あるいはメタリックカラーの美しいツートーン塗装が施され、各所に配されたクロームメッキパーツとのコントラストが美しく引き立てられていた。
大きな転換期となったのは最終型である2004年モデルである。この年式から、1気筒あたり2本の点火プラグを持つ「ツインスパーク仕様」へとボクサーエンジンが改良された。燃焼効率の向上によって排ガスのクリーン化と全域でのスムーズなスロットルレスポンスを実現したのである。同時に、ブレーキシステムにも大がかりなアップデートが施され、ブレーキレバーを引くだけで前後が連動して最適な制動力を配分する「フル・インテグラルABS」が採用された。これにより初期モデル以上の絶対的な安心感を乗り手に提供することに成功している。さらに、寒冷時の快適性を高めるグリップヒーターや12V電源ソケットといったロングツアラーに嬉しい機能もこの段階で標準装備となり、最終型にふさわしい贅沢極まりないスペックへと昇華された。
当時、R1200Cインディペンデントの直接的なライバルとして立ちはだかったのは、ハーレーダビッドソンの「スポーツスター1200(XL1200S等)」や、イタリアの老舗ブランドであるモト・グッツィが放った「カリフォルニア1100(カリフォルニア・スペシャルなど)」である。
ハーレーのスポーツスター1200は、120万〜140万円前後という比較的現実的なプライスレンジでありながら、荒々しく情熱的なVツインエンジンのビート感と、無限に近いカスタムパーツの選択肢を提供していた。これに対しインディペンデントは190万〜200万円を超える超高価格帯であり、手軽さや伝統的なクルーザーらしさという面ではハーレーに分があったと言わざるを得ない。
もう一方のモト・グッツィ・カリフォルニアは、縦置きV型2気筒エンジンにシャフトドライブを組み合わせるという、BMWに非常に近いレイアウトを持つ欧州製クルーザーの宿敵であった。カリフォルニアはイタリアンらしい官能的な加速フィールと、高いスポーツ走行性能を備えた傑作であった。
これら強力なライバルたちに対するR1200Cインディペンデントの決定的な差異は、その「圧倒的なシャーシの先進性と安全性」にあった。長距離をどこまでも快適に、かつ安全に走り抜けるというグランドツーリングの性能において、インディペンデントはライバルを遥かに凌駕する知的なラグジュアリースポーツへと仕上がっていた。
BMW R1200Cインディペンデントは、2000年代初頭という時代の徒花であったのかもしれない。アメリカンクルーザーという極めて保守的なカテゴリーに、テレレバーやボクサーエンジンという「理詰めのハイテク」を注ぎ込んだこのモデルは、万人受けする王道にはなれなかった。しかし、その独創的なフォルム、一切の妥協を排したドイツ製クルーザーとしてのビルドクオリティは、いまなお色褪せることはない。ハーレーの真似事ではない「BMWが本気で創り上げたオルタナティブ・クルーザー」として、このインディペンデントが放った独自の美学と孤高のスピリットは、モーターサイクル史における輝かしい一幕として、これからも語り継がれていくに違いない。
買替や売る際の買取査定は2000〜2004年式 BMW R1200Cインディペンデントの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW R1200Cインディペンデント/0405型/2000〜2004年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2000年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2340mm 幅960mm 高さ1200mm 装備重量256kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高740mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストローク水平対抗2気筒8バルブ1170cc・61馬力(5000回転)・20.8km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)199.5万円 |
| ジャンル | クルーザー アメリカン |
【2000年式】R1200Cインデペンデント毎週更新の買取査定相場
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【2000年式】R1200Cインデペンデント の買取査定相場
【2000年式】R1200Cインデペンデント 買取査定に役立つ車両解説
BMWが1990年代後半から2000年代前半にかけて展開した唯一無二のクルーザー、それがR1200Cシリーズである。その系譜の中で、2000年に新たにラインナップへと加わったのが「R1200Cインディペンデント」だ。BMW Motorradにとって、R1200Cは伝統的な水平対向2気筒エンジンを用いてアメリカン・クルーザー市場へ真っ向から挑戦するために生み出された戦略的モデルであった。1997年に映画『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』の劇中車として華々しく世界デビューを飾った初代「R1200Cクラシック」を始祖とし、BMWは堅実なツアラーという従来のパブリックイメージから脱却し、エモーショナルで前衛的なスタイリングを纏ったライフスタイル・バイクとしてのポジションを確立しようと試みた。先代や初期モデルが宿していた端正なクルーザースタイルに対し、インディペンデントはより「個性的で高級感のあるストリートクルーザー」としてのプレミアムな魅力を上乗せしたアップグレード版として登場したのである。
このマシンの最大の特徴であり、基本骨格ともなっているのが、BMWならではの独自の車体構成である。一般的なテレスコピック式フロントフォークとは一線を画し、ブレーキング時のノーズダイブを徹底的に抑制して極上の乗り心地を提供する「テレレバー」サスペンションをフロントに採用している。リアには、無骨ながら美しいドライブシャフト内蔵の片持ち式スイングアーム「モノレバー」を組み合わせることで、チェーンメンテナンスからライダーを解放しつつ、洗練された足回りのデザインを構築している。さらに、一般的なクルーザーがプラスチック外装を多用するのに対し、フロントフェンダーやリアフェンダー、ガソリンタンク、サイドパネルに至るまで徹底して鉄製部品を使用し、クロムメッキ仕上げのパーツをふんだんに奢ることで、極めて高い金属質感と所有欲を満たす重厚な造り込みがなされている。
2000年式モデルとしてのインディペンデントのR1200Cとの相違点および固有スペックを詳細に紐解くと、その外観の変貌ぶりが際立っている。従来のスポークホイール(クロススポーク)に代わり、足元にはインディペンデント専用設計となる美しい2ピース構造のアロイキャストホイールを標準採用した。さらに、ヘッドライト上部には走行時の風圧を和らげるコンパクトなスピードスター・ウィンドシールドを装着し、その脇には夜間視認性と表情の力強さを引き立てる独立したフォグランプを追加している。ミラーはクロムメッキ仕上げのスタイリッシュなオーバル型へと変更され、ボディペイントには印象的なツートーンカラーを配してクラシックモデルとの決定的な差別化を図った。日本仕様においては、快適なタンデムライディングを約束するラージピリオンシートが最初から標準装備されていた点も見逃せない。エンジンは1,170ccの空油冷4ストローク水平対向2気筒ボクサーエンジンを搭載し、最高出力61馬力を5,000回転で、最大トルク98Nmをわずか3,000回転という実用低回転域で発生させる特性に調律されている。これは同時期のスポーツ系ロードスター(R1150Rなど)のような高回転・高出力志向ではなく、重いフライホイールを活かしたトルクフルで粘り強いクランクの回転フィールを重視したものであり、クルーザーとして極めて扱いやすい味付けとなっていた。
この2000年式インディペンデントは、R1200Cのモデルライフ中において「デザインの洗練度が頂点に達した完成型」としての立ち位置を占めている。1997年のクラシック、1999年のアバンギャルドに続き、満を持して投入されたプレミアム仕様であるインディペンデントは、その確固たるデザインアイデンティティを保ったまま生産を継続した。その後、2004年モデルにおいて点火プラグをシリンダーあたり2本にする「ツインスパーク仕様」へのエンジン改良や、前後連動型の「フル・インテグラルABS」への進化といったメカニカルアップデートを享受し、同年のシリーズ生産終了までBMWクルーザーの華としてラインナップを牽引し続けたのである。
市場におけるライバルとして筆頭に挙げられるのは、やはり同じ大排気量かつ独自のV型2気筒エンジンを搭載したハーレーダビッドソンの「スポーツスター1200」シリーズ(例えばXL1200Cなど)や、日本車ではホンダ「シャドウ1100」といったプレミアム・クルーザーたちであった。しかし、これらのライバルが伝統的なアメリカンスタイルを踏襲し、ドコドコとした強烈な排気パルスやリジッドライクな荒々しさを売りにしていたのに対し、R1200Cインディペンデントのアプローチは対極に位置していた。テレレバーサスペンションによる異次元の路面追従性とピッチングの少なさ、ドライブシャフト駆動による静粛かつ滑らかな加速感、そして何よりもボクサーエンジン特有の低重心がもたらす卓越したコーナリング性能は、単なる直線番長的なクルーザーではなく「ワインディングも俊敏にこなせるスポーツ・クルーザー」という唯一無二の動的価値をライバルたちに突きつけた。
BMW R1200Cインディペンデントは、BMWが「自らのアイデンティティを崩さずにクルーザーを作るとどうなるか」という問いに対して導き出した、極めて贅沢で知的な回答である。その独自のパッケージングと、クロームとキャストホイールが織りなす美しい佇まいは、生産終了から年月を経た今なお、他では決して味わうことのできない不世出の名車として、モーターサイクル史にその足跡を深く刻みつけている。
買替や売る際の買取査定は2000年式 BMW R1200Cインディペンデントの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW R1200Cインディペンデント/0405型/2000年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2000年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2340mm 幅960mm 高さ1200mm 装備重量256kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高740mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストローク水平対抗2気筒8バルブ1170cc・61馬力(5000回転)・20.8km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)199.5万円 |
【2001年式】R1200Cインデペンデント毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2001年式】R1200Cインデペンデント の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングはベージュとなっています。
【2001年式】R1200Cインデペンデント 買取査定に役立つ車両解説

- ナイトブラック/イエロー
- 当時の新車価格
- 税抜 190万円 (税込199.5万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
50.5万円
- 現在の平均買取相場指標
-
50.5万円
- 上限参考買取率
- 26.6%
- 平均参考買取率
- 26.6%
1997年、BMWモトラッドがアメリカン・クルーザー市場への本格参入を表明し、世に送り出した歴史的モデルが「R1200C」である。それまでツアラーやスポーツモデルを中心に強固なブランドを築いていた同社にとって、この独創的なクルーザーは極めて異色でありながら、大いなる挑戦に満ちたマイルストーンであった。映画「007」シリーズでの華々しいスクリーンデビューも手伝い、世界中で独自のポジションを確立したこの基本プラットフォームから、さらなるプレミアム性と個性を追求したバリエーションモデルとして2000年に登場したのが「R1200Cインディペンデント」である。先代や標準仕様のR1200Cと車体の主要構成を共有しつつも、インディペンデントは細部に至るまでクロームパーツや専用装備を奢り、所有欲を満たす高級クルーザーへと明確なアップグレードを果たしていた。
車体構成における最大の特徴は、BMWのアイデンティティである空油冷4ストローク水平対向2気筒(ボクサー)エンジンである。排気量1,170cc、最高出力61馬力(5,000rpm)、最大トルク9.8kg・m(3,000rpm)というスペックは、クルーザーとして極めて扱いやすい低中速重視のトルク特性に特化している。足回りには、路面追従性に優れる独自の「テレレバー」フロントサスペンションと、片持ち式の「モノレバー」リアスイングアームを採用しており、シャフトドライブ駆動と組み合わされることで、一般的なアメリカンとは一線を画す高いロードホールディング性と極めてスムーズな乗り心地を実現している。外観上、インディペンデントを定義づける変更点は多く、ツートーンカラーを基調とした上質なペイント、小ぶりながら防風効果と精悍さを高めるスピードスター・ウィンドシールド、ヘッドライト脇に備えられたフォグランプ、そしてクローム仕上げのオーバルミラーやブレーキおよびクラッチマスターシリンダーカバーが挙げられる。さらに、足元には標準モデルのクロススポークホイールに代わり、洗練されたデザインの2ピース構造アルミキャストホイールを装備しており、その質感の高さは圧倒的である。
2001年式モデルは、インディペンデントが市場に浸透していく中での完成期にあたる。前年式からのメカニカルな変更点として特筆すべきは、制御システムおよび安全装備の最適化である。エンジンマネジメントシステムは「Bosch Motronic MA2.4」が継続採用されているが、燃料噴射のアルゴリズムや排ガス対策システム(三元触媒)のファインチューニングが進み、実用域でのスロットルレスポンスやドライバビリティが向上している。足回りやフレーム構造は、実績のある3ピース荷重分担式スチール製およびアルミキャスト製フロントフレームをそのまま継承。前輪100/90-18、後輪170/80-15のタイヤサイズ、そしてラージピリオンシート(日本仕様に標準装備)などのユーティリティ装備もブラッシュアップされ、長距離巡航における快適性を盤石のものとしている。
この2001年式という立ち位置は、R1200Cファミリーのモデルライフにおいて、最も純粋な初期型ボクサーエンジンの乗り味と、最高峰のディテールが融合した幸福な調和期であると言える。その後、2004年モデルになると、エンジンヘッドは環境性能の向上と燃焼効率向上を狙った「ツインスパーク(1シリンダーあたり2プラグ)仕様」へと変更され、前後のブレーキが完全に連動する「フル・インテグラルABS」が導入されるなど、システムは近代化された。しかしこれは同時に、電子制御介入の複雑化を意味していたため、機械的なダイレクト感とクラシカルな味わいを残す2001年式以前のシングルスパーク仕様は、今なお「もっともボクサーらしい鼓動感を持つモデル」として愛好家の間で高く評価されている。インディペンデントで確立されたプレミアム路線は、その後の超豪華版ツアラーである「R1200CL(2002年〜)」や、ストリートカスタム色の強い「R1200Cモントーク(2003年〜)」へと引き継がれていくことになった。
当時、R1200Cインディペンデントの直接的なライバルと目されたのは、ハーレーダビッドソンの「XL1200Cスポーツスター・カスタム」や、モト・グッツィの「カリフォルニア・1100」などであった。ハーレーのスポーツスターは、伝統のVツインエンジンによる強烈な鼓動感と空冷ならではのシンプルさが魅力であったが、車体の安定性や高速巡航時の快適性、そして何より先進的なブレーキ性能(ABS)やテレレバーサスペンションがもたらす極上の旋回性能という点において、BMWの設計思想はライバルを大きく凌駕していた。モト・グッツィも同じ縦置きVツインという独自の個性を放っていたが、BMWの優れた電子制御インジェクションとシャフトドライブの洗練度は、ツアラーとしての信頼性において頭一つ抜けていたのである。
BMW R1200Cインディペンデントは、伝統的なアメリカン・クルーザーの「様式美」に敬意を払いながらも、中身は一切の妥協を排したBMW伝統のエンジニアリングで貫かれた、唯一無二の存在である。単なる懐古趣味に終始せず、独自のボクサーツインと先進の足回りを融合させたこのマシンは、2001年という熟成の時を経て、今なお色褪せないインダストリアルデザインの傑作として、二輪史にその名を深く刻んでいる。
買替や売る際の買取査定は2001年式 BMW R1200Cの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW R1200Cインディペンデント/0405型/2001年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2001年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし(キャリーオーバー) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2340mm 幅960mm 高さ1200mm 装備重量256kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高740mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストローク水平対抗2気筒8バルブ1170cc・61馬力(5000回転)・20.8km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)199.5万円 |
【2002年式】R1200Cインデペンデント毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2002年式】R1200Cインデペンデント の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黄となっています。
【2002年式】R1200Cインデペンデント 買取査定に役立つ車両解説
1990年代後半、それまで実用性と高い長距離巡航性能を主眼に置いてきたBMW Motorradが、北米市場を中心とするメガクルーザー・セグメントへ本格的に進出を果たすべく、1997年に投入したのが初代「R1200C」である。このマシンはBMWにとって初の本格的クルーザー(アメリカン)であり、映画『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』でのダイナミックなアクションシーンに起用されたことで世界的な注目を浴びた。伝統のフラットツイン(水平対向2気筒)エンジンをクルーザー独自の骨格に落とし込むというアプローチは極めて独創的であり、市場においては「ハーレーダビッドソンなどが構築したクラシックなクルーザー像に対する、バイエルン流のモダンで知的なオルタナティブ(代替選択肢)」という確固たるポジショニングを獲得した。その後、より上質で個性的な派生モデルへのニーズに応える形で、2000年に登場したのが「R1200C インディペンデント」である。これは従来のベーシックな「R1200C クラシック」の上位アップグレード仕様であり、シングルシート風の佇まいを持つ独立したシートレイアウトや、独自のカラーリング、そして足回りの大幅なクオリティアップを施して市場へと投入されたモデルである。
このインディペンデントを特徴づける車体構成の最たるアップグレードは、その贅沢なマテリアル選定と独自の足回り設計にある。クラシックモデルが細身のクロススポークホイールを装着していたのに対し、インディペンデントには専用設計のスタイリッシュな2ピース構造アルミキャストホイールが奢られた。さらに、大型のウィンドシールドを標準装備し、フォグランプ付きのヘッドライトユニットを採用することでフロントマスクの迫力を大幅に強化している。心臓部には排気量1,170ccの空油冷4ストローク水平対向2気筒SOHC4バルブエンジンを搭載し、最高出力61馬力、最大トルク98Nmを発揮する。クルーザーとしては高回転まで軽快に回るこのボクサーエンジンは、低重心化に大きく寄与しており、大柄な車体からは想像もつかないほど軽快なハンドリングを実現している。サスペンションには、路面からの衝撃をいなしつつ制動時のノーズダイブを徹底的に抑制する独自の「テレレバー」をフロントに採用し、リアにはシャフトドライブとスイングアームを一体化させた「モノレバー(パラレバー技術応用)」を組み合わせることで、BMW特有の極めてスタビリティの高い走りをクルーザーセグメントに持ち込むことに成功している。
2002年式モデルについて詳しく解説する。2002年式のR1200Cインディペンデントは、モデルサイクルにおける中期となる年式であるが、実質的には2001年モデルとの仕様上の変更点はない。つまりキャリーオーバーといえる年式となる。
この2002年式は、R1200Cシリーズのモデルライフ全体においても非常に重要な「中興の祖」としての立ち位置を担っている。2000年に登場したインディペンデントは、2002年式に熟成のピークへと達し、翌2003年に追加される極太フロントタイヤ仕様の「R1200C モントーク」や、ラグジュアリーな大型カウルをまとった本格グランドツアラー「R1200CL」(2002年後半発表・2003年モデル)へとダイレクトに引き継がれることになった。その後、R1200Cシリーズは2004年にEVOブレーキやインテグラルABSなどの安全・快適技術のグレードアップに加えて、エンジンをツインスパーク(1気筒あたり2プラグ)化する最終アップデートを受け、2005年をもって一度その歴史に幕を下ろすことになるが、その10年近くに及ぶモデルライフの中で、2002年式は「最も機械的バランスが良く、トラブルも少ない黄金期のモデル」として、現在でも中古車市場やコレクターの間で高く評価され続けている。
では、このマシンのライバルは何であったのか。最大の競合として立ちはだかったのは、やはりクルーザーの絶対王者であるハーレーダビッドソンの「ソフテイル・デュース(FXSTD)」や、ドラッグスタイルを提唱していた「V-ROD」、そして国産勢では圧倒的な排気量とトルクを誇ったホンダの「VTX1800」などである。これらアメリカンVツイン勢は、重厚な鼓動感や直線の加速力、そして1,500ccを超える大排気量によるトルクフルな走りを最大の武器としていた。これに対し、BMW R1200Cインディペンデントの明確な差異は「コーナリング性能」と「比類なき快適性・安全性」にあった。ライバルがステップを接地させながら直線的に巡航するのに対し、R1200Cはテレレバーサスペンションの恩恵により、山岳路のタイトなワインディングであってもロードスポーツモデル顔負けの軽快なフットワークと深いバンク角を発揮した。また、シャフトドライブによるメンテナンスフリー性や、クラス最高峰のABS技術、ボクサーツイン独特の左右に揺れるビート感は、他のどのクルーザーにも真似できない、BMW独自の知的な所有価値をユーザーに提供したのである。
BMW R1200Cインディペンデント(2002年式)は、単なる「ハーレーの追従者」としてのクルーザーでは決してない。それは、バイエルンのエンジニアたちが自らの誇りであるボクサーツインと独自のシャシーテクノロジーを信じ抜き、クルーザーという異ジャンルにおいてBMWとしての正解を真摯に体現した、孤高の傑作である。低く構えた美しいクルーザースタイルと、テレレバーがもたらす極めてインテリジェントなロードホールディング性能の融合は、登場から4半世紀が経過した現代においてもなお色褪せない輝きを放ち、乗る者を独自の悦楽へと誘うのである。
買替や売る際の買取査定は2002年式 BMW R1200Cの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW R1200Cインディペンデント/0405型/2002年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2002年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし(キャリーオーバー) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2340mm 幅960mm 高さ1200mm 装備重量256kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高740mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストローク水平対抗2気筒8バルブ1170cc・61馬力(5000回転)・20.8km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)199.5万円 |
【2003年式】R1200Cインデペンデント毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2003年式】R1200Cインデペンデント の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒/黄となっています。
【2003年式】R1200Cインデペンデント 買取査定に役立つ車両解説

- ナイトブラック/イエロー
- 当時の新車価格
- 税抜 190万円 (税込199.5万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
28.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
28.0万円
- 上限参考買取率
- 14.7%
- 平均参考買取率
- 14.7%
1997年にBMWが初めて送り出した本格的なクルーザー「R1200C」シリーズ。その独創的なラインナップにおいて、一際異彩を放ち、独自の高級感を極めた派生モデルが、2000年に登場した「R1200Cインディペンデント」である。BMWはこのマシンを世に送り出すことで、当時ハーレーダビッドソンなどが支配的であったクルーザー市場において、単なるアメリカンの模倣ではない、ドイツ的な機能美と先進技術を融合させた「オルタナティブ・クルーザー」のポジションを完全に確立した。先代となるスタンダードモデルのR1200Cクラシックから基本骨格を引き継ぎつつも、インディペンデントは、2ピース構造の専用アルミニウム製キャストホイール、各部を彩るクロムメッキパーツ、クラシカルながら高級感のあるスピードメーター、そしてシングルシートをベースとした独創的なソロスタイルなど、所有欲を刺激する特別なプレミアムアップグレードを果たした仕様となっている。
このマシンの最大の特徴である車体構成は、BMW伝統のアイデンティティを近代的に再構築したものである。エンジンには、排気量1,170ccの空油冷4ストローク水平対向2気筒ボクサーエンジンを搭載する。一般的なスポーツツアラー向けフラットツインとは異なり、中低速域での豊かなトルク特性を重視した専用チューニングが施されており、最高出力61馬力/5,000rpm、最大トルク98Nm/3,000rpmという、極めて扱いやすく力強いトルクデリバリーを実現している。フレーム構造は、鋳造アルミニウム製フロントフレームとスチールパイプ製リアフレームからなる3ピース構造を採用し、エンジン自体を強度部材の一部として利用する先進のシャシーを構築している。フロント足回りには、独自のアンチダイブ幾何学を持つ「BMWテレレバー」、リアには「BMWモノレバー」が組み合わされ、クルーザーでありながら急制動時でもフロントの沈み込みが極めて少ない、極上の走行安定性と快適なハンドリング特性の両立を果たした。
2003年式のR1200Cインディペンデントは、このモデルライフにおける「完成期」に位置する時期であるが、仕様上は前年式から変更のないいわゆる「キャリーオーバー」モデルとなる。ただ一点言及しておきたいのが、2003年式モデルまでのパワートレインは、シリンダーあたり1本の点火プラグを持つシングルスパーク仕様のモトロニックMA2.4制御であり、これが翌年の最終年式である2004年モデルで採用されるツインスパーク(ダブルスパーク)仕様との最も明確な技術的差異となっている点だ。2003年式では、シングルスパーク特有のクラシカルで明瞭、かつパルス感の強いボクサーツイン独特のビートを濃厚に味わうことができる。外観上の特徴として、フロントには洗練された印象を与えるコンパクトなウインドシールドが設置され、クロムパーツに包まれた風格漂う2トーンカラーや、日本仕様において標準装備とされた快適性の高いラージピリオンシート(パッセンジャーシート)が、2003年式の完成度とプレミアムツアラーとしての資質をより一層際立たせている。
翌2004年には、排出ガス規制へのさらなる適応と燃焼効率向上を目的としたツインスパーク(1気筒2プラグ)エンジンが導入されたが、R1200Cシリーズ自体がこの2004年をもって全モデル生産を終了したため、2003年式はその直前の貴重な成熟期にあたる。生産終了後、BMWはクルーザー市場から一時撤退することとなり、2020年に超大型ボクサーを積んだ「R18」が登場するまでの長きにわたり、R1200CシリーズはBMWが手がけた唯一無二の、かつ極めて個性的な伝説的ヘリテージクルーザーとして、中古車市場でも熱狂的なファンに語り継がれる存在となった。
当時、日本での新車販売価格がABS装備車で190万円(税抜)であった本モデルのライバルを挙げるならば、ハーレーダビッドソンの「FXSTDソフテイル・デュース」や、大排気量の水冷Vツインを搭載したホンダの「VTX1800/VTX1300」などのヘビークルーザー、あるいはイギリス・トライアンフの「ボンネビル・アメリカ」が比較対象として浮かび上がる。しかし、ライバル車たちとの差異は決定的なまでに大きい。一般的なアメリカン・クルーザーが、リジッド風に見せたリアサスペンションや空冷Vツインエンジンによる伝統主義を踏襲していたのに対し、R1200Cインディペンデントは伝統の水平対向レイアウト、フロントのテレレバー構造、片持ち式のモノレバーサスペンション、そしてシャフトドライブ駆動という、極めて論理的かつ独創的な「ドイツ的合理主義」を貫いている。ライバルたちが「古典的なアメリカ」を模倣する中で、BMWは自らのヘリテージをクルーザースタイルに落とし込むことで、絶対的な静粛性、高速巡航時の優れた直進安定性、そして驚異的なコーナリング追従性能という、スポーツ性能すら予感させる独自の走りを確立した。
2003年式BMW R1200Cインディペンデントは、伝統のボクサーレイアウトに、先進のテレレバーシャシー、そしてEVOブレーキシステムといった高次元の機能性が生み出した、知性あふれる至高のクルーザーである。単なるクロムと鉄の塊ではなく、BMW独自のエンジニアリング精神が細部まで宿るこの名車は、時を経た現在でもクルーザー界の伝説として強い光を放ち続けている。
買替や売る際の買取査定は2003年式 BMW R1200Cの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW R1200Cインディペンデント/0405型/2003年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2003年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし(キャリーオーバー) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2340mm 幅960mm 高さ1200mm 装備重量256kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高740mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストローク水平対抗2気筒8バルブ1170cc・61馬力(5000回転)・20.8km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)199.5万円 |
【2004年式】R1200Cインデペンデント毎週更新の買取査定相場
年間に約20万台のオートバイが取引される業者間オークション市場の取引履歴(買取相場の前提データ)を
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- 買取査定に役立つ車両解説
【2004年式】R1200Cインデペンデント の買取査定相場
【2004年式】R1200Cインデペンデント 買取査定に役立つ車両解説
BMWが1997年に送り出した「R1200C」シリーズは、それまで同社が踏み込まなかった本格的なクルーザー(アメリカン)市場への参入を目的に開発された、極めて野心的なマシンである。当時はハーレーダビッドソンを筆頭とするアメリカ製クルーザーが世界的な隆盛を誇っており、BMWは独自の哲学をもってこのセグメントに風穴を開けるべく、ブランド初の本格派クルーザーとしてポジショニングを確立した。このR1200Cファミリーにおいて、より洗練された外観と個性を付与した特別仕様として2000年に登場したのが「R1200Cインディペンデント」である。
インディペンデントは、スタンダードモデル(クラシック)が採用していた古典的なワイヤースポークホイールから、2ピース構造の洗練された専用アルミキャストホイールへと変更され、外観上の近代化と上質感を劇的に向上させた。車体構成のベースはR1100系に搭載されていた伝統の空油冷「R259系」ボクサーエンジンをベースに、ボア×ストロークを101mm×73mmへと大幅にスープアップした1,170ccユニットである。これは当時のボクサーエンジンとして最大の排気量を誇った。最高出力こそ61ps/5,000rpmに抑えられているが、最大トルク98Nm(10.0kg-m)をわずか3,000rpmという極めて低い回転域で発生させる、超トルク重視の味付けが施されていた。
車体フレームには、エンジン自体を強度部材として機能させる3ピース荷重分担式アルミキャストフロントフレームが採用され、BMW独自のフロントサスペンション機構「テレレバー」と組み合わされた。これにより、クルーザーにありがちなコーナリング時や制動時のフロントの過度なノーズダイブを徹底的に抑制し、高次元の直進安定性と正確なロードインフォメーションを両立している。リアサスペンションには、片持ち式の「モノレバー」スイングアームが奢られ、シャフトドライブ駆動に伴う独特のトルクリアクションを効果的にいなし、高い接地感とメンテナンスフリーの利便性をもたらした。
2004年式モデルは、このマシンのモデルライフにおける究極の進化形であり、かつ事実上の最終完成形にあたる。前年式からの最大の変更点は、ボクサーエンジンに「ツインスパーク」仕様が導入されたことである。1シリンダーあたり2本の点火プラグを配置することで燃焼効率を飛躍的に向上させ、パワーデリバリーの滑らかさを高めると同時に、厳格化する排出ガス規制に対応するクリーン化を達成した。さらに安全面の大幅なアップグレードとして、前後のブレーキが高度に連動する「フル・インテグラルABS」を標準装備したことが挙げられる。ブレーキレバー、またはフットペダルのどちらか一方を操作するだけで、状況に応じて前後輪に最適な制動力を配分し、巨体を極めて安全かつ短い制動距離で停止させるシステムである。
快適装備の面でも大きなアップデートが図られた。冬期の快適性を劇的に高める「グリップヒーター」や、ナビゲーションや外部機器への給電を可能にする「12V電源ソケット」が標準装備に追加され、ツアラーとしての実用性が格段に引き上げられた。日本向け仕様においては、本国仕様で特徴的だった跳ね上げ式のフォールディングシートに代わり、同乗者の快適性を考慮した実用的な「ラージピリオンシート」が標準設定とされた点も特筆すべき違いである。2004年式のインディペンデントは、それまでのクルーザースタイルに、BMWが誇る先進の安全技術と長距離巡航における洗練性を余すことなく詰め込んだ、極めて価値の高いアニバーサリーイヤーにふさわしい内容であった。
この2004年式は、R1200Cファミリーの長い歴史に終止符を打つラストイヤーとしての立ち位置にあり、本年をもってR1200Cシリーズ全体の生産が終了した。生産終了の主な要因は、より大排気量かつ多気筒化へとシフトする当時のクルーザー市場のトレンドと、BMW自身が伝統的な「走りのパフォーマンス」にリソースを集中させる戦略に舵を切ったためとされる。BMWの伝統的な水平対向2気筒エンジンを搭載した唯一無二のクルーザーの血統は、ここで一度途絶えることとなる。その後、BMWが本格的な大型クルーザー市場へ再挑戦を果たすのは、2020年に登場する超弩級ボクサー「R18」のリリースを待たねばならず、16年もの空白期間が存在したことからも、R1200Cシリーズがどれほど孤高で希少な存在であったかが窺い知れる。
R1200Cインディペンデントが対峙した当時のライバル車種としては、ハーレーダビッドソンの「XL1200C スポーツスター1200カスタム」や「FXDL ダイナ・ローライダー」、そしてモト・グッツィの「カリフォルニア・スペシャル」が挙げられる。価格面では、インディペンデントが新車時税別190万円(ABS+キャタライザー装備)と、当時の輸入クルーザーの中でもプレミアムな価格帯に属していた。
ライバルとの最大の差異は、その「設計思想」にある。ハーレーがV型2気筒特有の鼓動感や古典的なスタイルを全面に押し出していたのに対し、BMWはどこまでも機能主義的であった。テレレバーサスペンションによる異次元の旋回・制動安定性、シャフトドライブによる極めてスムーズな駆動伝達、そして何よりボクサーツインがもたらす低重心設計は、他社のクルーザーでは絶対に真似のできない「俊敏に曲がれるスポーツ性能」を提供した。アメリカンクルーザーとしてのルックスを纏いながらも、その中身はBMWたる精密なロードスポーツそのものであった。
BMW R1200Cインディペンデントは、クルーザーという異国の様式美に、ドイツの冷徹なまでのエンジニアリングと水平対向エンジンという独自のアイデンティティを融合させた稀有な名車である。特に2004年式の最終型は、ツインスパーク化とフル・インテグラルABSという先進の電子・機械技術を手に入れたことで、その完成度を頂点に引き上げた。それは単なるハーレーの模倣ではなく、BMWが「我々が作ればクルーザーはこうなる」という解答を初めて世界に示した歴史的な一台である。
買替や売る際の買取査定は2004年式 BMW R1200Cの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW R1200Cインディペンデント/0405型/2004年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2004年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | ツインプラグ化、インテグラルABS採用 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2340mm 幅960mm 高さ1200mm 装備重量256kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高740mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストローク水平対抗2気筒8バルブ1170cc・61馬力(5000回転)・20.8km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)199.5万円 |
実働車【型式・年式別】平均買取相場 R1200Cインデペンデント
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【年式別】平均買取額の目安
※データ更新:2026年07月17日
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 R1200Cインデペンデント
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年07月17日
実働車【型式・年式別|買取相場の推移】 R1200Cインデペンデント
-
2004年式 -
2003年式 -
2002年式 -
2001年式 -
2000年式
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)の推移
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
| 対前年比 | 対10年前比 | 10年間の取引台数 | |
| 2004年式 | - % | - % | 0台 |
| 2003年式 | - % | - % | 5台 |
| 2002年式 | - % | - % | 12台 |
| 2001年式 | - % | - % | 11台 |
| 2000年式 | - % | - % | 0台 |
※データ更新:2026年07月17日
【状態別の買取相場】 R1200Cインデペンデント
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
51.9万円
46.4万円
4台
平均
最低
取引
38.0万円
22.6万円
5台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年07月17日
【走行距離別の買取相場】 R1200Cインデペンデント
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 1〜2万km | 最高 | 50.5万円 | 2台 |
| 平均 | 39.3万円 | ||
| 最低 | 28.0万円 | ||
| 2〜3万km | 最高 | 60.0万円 | 1台 |
| 平均 | 60.0万円 | ||
| 最低 | 60.0万円 | ||
| 3〜5万km | 最高 | 56.0万円 | 6台 |
| 平均 | 43.1万円 | ||
| 最低 | 22.6万円 | ||
※データ更新:2026年07月17日
【カラー別の買取相場】 R1200Cインデペンデント
- ■
- ■ ■
- ■
- ■
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 51.8 万円 | 3台 | |||
| ■ / ■ | 39.3 万円 | 2台 | |||
| ■ | 39.3 万円 | 2台 | |||
| ■ | 38.2 万円 | 1台 | |||
| ■ | 46.4 万円 | 1台 | |||
※データ更新:2026年07月17日
【実働車の取引価格帯】 R1200Cインデペンデント
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年07月17日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 | 60.2万円 | 4.2点 | 0405J41Z | 21,194km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 | 56.2万円 | 5.0点 | 0405J12Z | 29,689km | ■ |
| 3 | R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 | 54.7万円 | 4.5点 | 0405J32Z | 34,299km | ■ |
| 4 | R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 | 50.7万円 | 4.8点 | 0405J51Z | 13,331km | ■ / ■ |
| 5 | R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 | 46.6万円 | 4.5点 | 0405J62Z | 31,636km | ■ |
| 6 | R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 | 41.1万円 | 3.8点 | 0405J43Z | 38,688km | ■ |
| 7 | R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 | 38.3万円 | 4.2点 | 0405J22Z | 40,243km | ■ |
| 8 | R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 | 28.1万円 | 3.8点 | 0405JX3Z | 12,827km | ■ / ■ |
| 9 | R1200Cインデペンデント 【2000~04年式】 | 22.7万円 | 3.8点 | 0405J82Z | 37,290km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2000年式】R1200Cインデペンデント 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2001年式】R1200Cインデペンデント 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2001年式】R1200Cインデペンデント | 60.2万円 | 4.2点 | 0405J41Z | 21,194km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2001年式】R1200Cインデペンデント | 50.7万円 | 4.8点 | 0405J51Z | 13,331km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2002年式】R1200Cインデペンデント 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2002年式】R1200Cインデペンデント | 56.2万円 | 5.0点 | 0405J12Z | 29,689km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2002年式】R1200Cインデペンデント | 54.7万円 | 4.5点 | 0405J32Z | 34,299km | ■ |
| 3 | 【2002年式】R1200Cインデペンデント | 46.6万円 | 4.5点 | 0405J62Z | 31,636km | ■ |
| 4 | 【2002年式】R1200Cインデペンデント | 38.4万円 | 4.2点 | 0405J22Z | 39,836km | ■ |
| 5 | 【2002年式】R1200Cインデペンデント | 22.8万円 | 3.8点 | 0405J82Z | 36,914km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2003年式】R1200Cインデペンデント 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2003年式】R1200Cインデペンデント | 41.2万円 | 3.8点 | 0405J43Z | 38,297km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2003年式】R1200Cインデペンデント | 28.2万円 | 3.8点 | 0405JX3Z | 12,698km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2004年式】R1200Cインデペンデント 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています













