クリーブランド FX110毎週更新の買取査定相場

かつてはモンキーにゴリラ、ジャズやBW'Sといった個性的なモデルが多く存在した原付一種&二種クラスでしたが、昨今はめっきりと減った印象の小排気量クラス。そんな中、乾燥重量83kgという超軽量を全面的に押し出し、扱いやすい特性のエンジン搭載で取り回しやすさが特徴の異端児がクリーブランド FX110。
前後21インチホイールの組み合わせに、スーパーカブに近い操縦性を持つノークラッチタイプ4速リターンミッションを採用。バイクというよりも自転車的な印象を与えるルックスが最大の特徴で、見た目的にもかなりの個性派となっております。タイヤサイズが80/100-21と細身の都合上、オフロードでの衝撃吸収力と安定性は今ひとつながら、最大出力7ps足らずという控え目なパワーが逆にマシンコントロール性に一役買っており、乗り手側は車体の動きだけに専念できるという点に妙味あり。125ccクラスではCRF125Fといったパワフルなマシンも存在する中、こうした味付けのマシンは実に面白いと言えるでしょう。サスストロークは本格的なオフ車と比べてかなり少なく、段差や悪路ではギャップに弱いものの、エンスト知らず仕様な自動遠心式クラッチ採用エンジンと圧倒的な軽さがそれをカバー。万が一の時はその軽さを活かし、人力で何とかしてしまうことすら可能であるため、ホビーバイクとしては非常に楽しいマシンのひとつです。
現在の中古バイク市場においては、2年弱と短かった生産販売期間の影響もあり、直近24ヶ月内での取引台数はわずか1台。それも7万8000円とさほど高額ではありませんが、これはあくまでもコロナ流行前。新型コロナウイルスの流行により、シティコミューターとしてのバイクの利便性が見直され、同時に輸入関連の問題で海外生産モデルの大半が日本への到着を激減させたことを追い風に、このクリーブランドFX110も車両評価を伸ばしている注目株のひとつとなっています。オフロード版ボバースタイルとも言うべき車体は遊び心が強く、スリムで取り回しやすいことからセカンドユースにも適していることから、状態次第では10万円台での高額買取も決して不可能ではありません。
弊社バイクパッションにおきましては、オフロードマシンをこよなく愛する査定スタッフがFX110を担当。その他のライバルとなる125ccオフ車との違いをしっかりと理解して査定に臨むことにより、FX110ならではの車両コンディションを的確に見抜いた上で最大限の査定評価をすることを可能としております。もちろん、ノーマル車に限らずガッツリとイジったカスタム車も大歓迎！まずは気軽なご相談をお待ちしております。

解説記事更新日：2021年12月15日