FXDF ファットボブ 【2017年式|TC103】
買取査定に役立つ豆知識
【車両解説】FXDF ファットボブ 【2017年式|TC103】
クローム仕上げのデュアルヘッドライトに2-1-2トミーガンマフラー、ドラッグハンドルバーにファットタイヤと、ダイナファミリーの中でも異質のオーラを放つ「FXDF ファットボブ」だが、2017年モデルでパワートレインのリニューアルを受けてハイパワー化が実施されている。
従来モデルまでは、ボア・ストロークが95.3mm×111.1mmの1,584cc空冷Twin Cam 96エンジンを搭載していたが、今回新たにボアアップによって98.4mm×111.1mmの1,690ccへ拡大したTwin Cam 103エンジンを採用。最大トルクは、3,500回転で130Nmを発揮する。ちなみに本国モデルはHigh Output Twin Cam 103を搭載しており、エアクリーナーカーバーの形状が異なっている。
なお、国内向け前年モデルのTwin Cam 96仕様は、3,500回転118Nmというスペックだったのでパワーユニットの刷新で12Nmものモアパワーを手に入れたことになる。
トランスミッションは6速仕様で継続。重量は321kgから変化していない。
足元は、グロスブラックブラックのディッシュデザイン16インチホイールを装着。フロントは130mm、リアは180mmのファットなタイヤを履いている。そこに組み合わせるブレーキは、フロントがダブルディスクで4ピストンキャリパーをセット。リアはシングルディスクに2ピストンキャリパーという仕様。ABSは標準装備となる。
エンジンの他に前年2016年モデルからの変更ポイントとして、バッテリーテンダーハーネスがリニューアルされてメンテナンス性が向上している。
また、カラーチェンジも実施。すべてーモノトーンカラーとなるが、「ビビッドブラック」が、212.8万円(税込)で登場。前年から2.8万円の値上げとなる。
「ブラックデニム」、「レッドアイアンデニム」、「クラッシュドアイスデニム」は、3.5万円高の217万円(税込)に設定された。
また、今回はカスタムカラーの「ラグナオレンジ」も展開。価格は221.1万円(税込)となった。
なお、Twin Cam 103ユニットを搭載するファットボブは、今回の2017年モデルがデビューモデルでもあり最終仕様ともなった。
翌2018年モデルでは、ダイナファミリーがソフテイルファミリーに統合されるという大転換期となり、ファットボブは異なる2タイプ排気量で「FXFB ファットボブ」、「FXFBS ファットボブ」として展開されることになった。
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解説記事更新日:2022年06月23日
【スペック・仕様】
車名/型式/年式 |
FXDF ファットボブ /2017年モデル |
発売年月 |
2016年9月 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) |
全長 2,386mm 全幅 895mm 全高 1,130mm 重量 321kg |
シート高・最低地上高(mm) |
シート高 690mm 最低地上高 125mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 |
Twin Cam 103・130Nm/3,500rp |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 |
セル・インジェクション・18.9L |
新車販売価格 |
217万円(税込) |
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