CLICK110 (クリック110)【2006年~】毎週更新の買取査定相場
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CLICK110 (クリック110)【2006年~】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングはガンメタとなっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて0.1~5.5万円です。
CLICK110 (クリック110)【2006年~】 買取査定に役立つ車両解説
Honda クリック 110は、2006年にタイ市場で発売された水冷4ストローク単気筒108ccエンジンを搭載するオートマチックスクーターです。この車両の最大の特徴は、110ccクラスとしては異例の「ビルドイン液冷システム」を採用し、11.0:1という高圧縮比を実現した点にあります。キャブレター仕様のANC110型として始まり、2008年にはタイ初のPGM-FI搭載AT車「Click-i」(ACB110型)へと進化を遂げました。この技術革新は後のホンダ製スクーター群に直系し、現在のPCXやLead 125のeSPエンジンの礎となった車両です。
2000年代中盤のタイ市場では、Yamaha Mio115という空冷AT車が若年層を中心に爆発的な人気を博していました。Hondaはこのシェアを奪還するため、通常の110ccクラスでは考えられない高コストな技術を投入する戦略を採りました。それが「ビルドイン液冷システム」です。従来のスクーターは、ラジエーターをフロントカウル内に配置するのが一般的でしたが、Click 110は、エンジンの右側面、通常ならファンカバーが取り付けられる位置に小型ラジエーターを直付けする独自のレイアウトを採用しました。この設計により、冷却水配管を大幅に短縮でき、軽量化とマスの集中化を実現しています。さらに重要なのは、バンコクのような激しい渋滞下でも熱ダレを起こさない安定した冷却性能を確保できた点です。この安定冷却が11.0:1という高圧縮比を可能にし、108ccという排気量ながらクラスを超えた鋭い加速性能を生み出しました。
2006年2月、初代Click 110が登場しました。型式はANC110で、108cc水冷4ストロークSOHC単気筒エンジンにKEIHIN製CVキャブレター(VK22型)を組み合わせた仕様です。前後14インチホイール(前:70/90-14、後:80/90-14)を装着し、燃料タンク容量は3.8リットルを確保しました。この初期型の段階で既にビルドイン液冷システムは採用されており、最高出力6.7kW(9.1PS)を7,500rpmで発生させました。
2008年7月、大幅な技術革新を遂げて「Click-i」に生まれ変わりました。型式はACB110に変更され、タイのAT車として初めてPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)を採用した記念すべきモデルとなりました。キャブレター車と比較して燃費を約16%向上させ(ECE40モード測定)、環境性能と実用性を両立させています。最大トルクは9.2N.mを5,500rpmで発生し、街中での扱いやすさが向上しました。燃料タンク容量は電動燃料ポンプ内蔵のため3.6リットルに若干減少しましたが、燃費向上により実質的な航続距離は延びています。全長1,897mm、全幅682mm、全高1,083mmというコンパクトな車体に、乾燥重量95kg、装備重量100kgという軽量な車体を実現しました。シート高758mm、最低地上高133mmと、タイの道路事情に最適化された設計となっています。
Click-iには2つのグレードが設定されました。「Tune-up」バージョンは47,400バーツ(約21万円)で、スポークホイールを装着したスポーティな仕様です。一方、「Forward」バージョンは51,000バーツ(約23万円)で、キャストホイールに加えてCBS(コンビ・ブレーキ・システム)を標準装備しました。このCBSは、左ブレーキレバーを握ると前後輪に適切に制動力が配分される機構で、雨天時や急制動時の安定性を大幅に向上させています。自転車で前ブレーキだけを強く握ると前転しそうになりますが、CBSはそれを自動的に防ぐような仕組みです。
Click 110の直接的なライバルはYamaha Mio(空冷115cc)でした。Mioが空冷エンジンによるシンプルさと低価格を武器にしたのに対し、Click 110は水冷エンジンという高コスト技術で「質の差」を打ち出しました。価格帯ではClick-i Forwardの51,000バーツ(約23万円)に対し、Mioは40,000バーツ台(約18万円台)と約5万円の差がありましたが、ホンダは冷却性能と耐久性で差別化を図っています。同じホンダ車では、後に登場するWave 110i(空冷AT)が実用車として併売されましたが、こちらは約35,000バーツ(約16万円)からとさらに安価な設定でした。
水冷システムの利点は大きいですが、同時に整備上の注意点も存在します。冷却水の定期交換(推奨2年ごと)を怠ると、ラジエーター内部に錆や堆積物が発生し、冷却効率が低下します。特にエンジン直付けという構造上、ラジエーターへの作業はやや困難で、整備には専門知識が必要となります。また、タイ製造車両であるため、日本国内では外装パーツ(特にカウル類)の入手が極めて困難です。エンジン関連部品は専用設計のものが多いですが、タイ本国では潤沢に流通しています。ただし日本国内での調達には時間を要するため、転倒などでカウルを破損した場合の修理は難航します。このため、カウルに割れやひび割れのない個体は市場で高く評価される傾向にあります。
日本国内では、エンデュランスなどの輸入業者が販売していた車両であり、現在は「希少な水冷110cc」として一定の評価を得ています。業者間オークションでは、状態の良好な個体が138,000円で落札された実績があります。これは同時期の空冷110ccスクーターと比較して明らかに高い水準です。ただし、インド製の「CLIQ 110」(JF76型)とは完全に別物であることに注意が必要でしょう。CLIQは2017年以降の空冷エンジン搭載車で、相場は数万円程度と大きく異なります。Click 110はあくまで「プレミアムスクーター」の枠組みで評価される車両です。新車時の日本国内価格はオープンプライスでしたが、輸入実勢価格は約20万円前後でした。現在の中古車相場は車両状態と外装パーツの状態に大きく左右されます。なお、これらの価格や買取相場は執筆時点のデータに基づいた参考値です。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。
2012年1月、後継機「Click 125i」がeSPエンジンを搭載して登場し、110cc水冷エンジンは役割を終えました。しかし、Click 110で培われた小排気量水冷エンジンの技術は、その後のホンダ製スクーター群に確実に受け継がれています。現行のPCXやLead 125に搭載されるeSPエンジンは、Click 110で蓄積された水冷技術の知見の上に成り立っているのです。
Honda Click 110は、110ccという小排気量クラスに水冷エンジンという高コスト技術を投入した挑戦的な車両でした。ビルドイン液冷システムによる安定した冷却性能と高圧縮比がもたらす力強い加速性能、そして2008年以降のPGM-FI採用による燃費向上と環境性能の両立は、当時の110ccクラスにおいて画期的でした。タイ市場での「打倒Mio」という明確な目的のもとに開発されたこの車両は、その後のHonda製スクーター技術の礎となり、現在も間接的にその遺伝子を受け継ぐモデルが生産され続けています。日本国内では希少車として一定の評価を保ち続けており、水冷エンジンの恩恵を享受できる実用的なクラシックスクーターとして、今後も愛好家の注目を集め続けるでしょう。クリック 110のご売却や買替をお考えでしたら、買取や下取り査定はその中古価値に精通しているバイクパッションにお任せください。
| 車名/型式/年式 | Honda Click 110 / ANC110 / 2006年式 (初期型キャブレターモデル) |
|---|---|
| 発売年月 | 2006年2月(海外) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長1,890mm 全幅680mm 全高1,070mm・95kg(乾燥) |
| シート高・最低地上高(mm) | 750mm・115mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークSOHC単気筒(ビルドイン液冷)・6.7kW (9.1PS) @ 7,500rpm・最大トルク 9.2N.m @ 5,500rpm・不明 |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キック併用・キャブレター(VK22型)・3.8L |
| 新車販売価格 | タイ現地価格:不明 / 日本国内価格:オープンプライス(輸入業者エンデュランス等の並行輸入のみ) |
| ジャンル | スクーター |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 CLICK110 (クリック110)【2006年~】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年1月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年01月16日
【状態別の買取相場】 CLICK110 (クリック110)【2006年~】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年1月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
14.0万円
14.0万円
1台
平均
最低
取引
5.6万円
5.0万円
2台
平均
最低
取引
4.6万円
4.6万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
3.0万円
0.9万円
3台
※データ更新:2026年01月16日
【走行距離別の買取相場】 CLICK110 (クリック110)【2006年~】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年1月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 14.0万円 | 2台 |
| 平均 | 10.1万円 | ||
| 最低 | 6.2万円 | ||
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| 1〜2万km | 最高 | 4.6万円 | 1台 |
| 平均 | 4.6万円 | ||
| 最低 | 4.6万円 | ||
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| 3〜5万km | 最高 | 5.0万円 | 1台 |
| 平均 | 5.0万円 | ||
| 最低 | 5.0万円 | ||
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※データ更新:2026年01月16日
【カラー別の買取相場】 CLICK110 (クリック110)【2006年~】
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年1月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 4.6 万円 | 1台 | ![]() |
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| ■ / ■ | 5.0 万円 | 1台 | ![]() |
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| ■ | 6.2 万円 | 1台 | ![]() |
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| ■ / ■ | 14.0 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年01月16日
【実働車の取引価格帯】 CLICK110 (クリック110)【2006年~】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年1月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年01月16日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
CLICK110 (クリック110)【2006年~】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年01月16日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | CLICK110 (クリック110)【2006年~】 | 14.2万円 | 4.5点 | NC110BC-000 | 33km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | CLICK110 (クリック110)【2006年~】 | 6.4万円 | 3.8点 | NC110BC-002 | 2,567km | ■ |
| 3 | CLICK110 (クリック110)【2006年~】 | 5.2万円 | 3.7点 | NC110BM-013 | 30,763km | ■ / ■ |
| 4 | CLICK110 (クリック110)【2006年~】 | 4.8万円 | 3.5点 | NC110BM-013 | 10,076km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





01月23日〜01月29日