CRF230F毎週更新の買取査定相場
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- 上位20台の取引額
CRF230F の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白/赤/黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は25.0万円が平均です。
CRF230F 買取査定に役立つ車両解説
ホンダCRF230Fは、高性能な競技用オフロードモデルが華々しい技術競争を繰り広げる裏で、約20年近くにわたりその基本構造をほとんど変えることなく、世界中のトレイルライダーの信頼を一身に集めた稀有な存在です。このバイクの核心的な価値は、最新のスペック表を飾る数字の大きさではなく、設計の「不変性」そのものにあります。2002年11月のデビューから2019年に北米市場での生産を終了するまで、CRF230Fはシリンダー、ピストン、クラッチ、CDIといった心臓部の主要コンポーネントを固定し続けました。この設計の静的さが、初心者にとって最も重要な要素である「圧倒的な故障の少なさ」と「容易なメンテナンス性」を保証しました。結果として、このモデルの市場における評価は年式による価値の陳腐化が極めて緩やかであり、走行距離と整備状態こそが価値を決定づける要因となっています。シンプルさの中に隠された高い信頼性こそが、生産終了後も安定した需要を支え、極めて高い再販価値を維持する最大の理由だと断言できます。
CRF230Fが誕生した背景には、ホンダの歴史的なオフロードバイク、XRシリーズの存在が不可欠です。特にXR200Rは、その耐久性とシンプルな空冷エンジンで世界中の山や砂漠を走破してきました。2000年代初頭、モトクロス界が複雑な水冷4ストロークエンジン、すなわちCRF-Rシリーズへと移行する中で、ホンダはあえて趣味用のトレイル市場のために、このXRの哲学を継承しました。CRF230Fの動力源である223cc空冷単気筒エンジンは、XR200Rのエンジンをベースにボア・ストロークを拡大して開発されました。排気量拡大に伴うトルクの強化に加え、XR時代にはなかったセルスターターを装備したことは、このバイクのターゲット層を明確に示しています。キックスタートのわずらわしさから解放され、女性や体力に自信のない初心者層でも気軽にエンジンを始動できるようになったことで、CRF230Fは「誰もが楽しめるファミリーバイク」としての地位を確立しました。この設計思想の根底にあるのは、「複雑な冷却システムや高性能なバルブ機構よりも、泥や水に強く、メンテナンスの心配が少ないエンジン」という、耐久性と整備性を最優先した哲学です。
CRF230Fに搭載された空冷単気筒SOHCエンジンは、内径65.5mmに対し行程が66.2mmという、わずかにロングストローク寄りの設計です。これは、高回転での爆発的な加速よりも、低回転域での粘りとトルクを重視した特性を生み出します。圧縮比も9:1と控えめに設定されており、高オクタン価ガソリンを必要としないタフネスさを持ち合わせています。公称最高出力は8,000回転で19hp(約14kW)ですが、このエンジンの真価はパワーの数値ではなく、地面をしっかりと掴むような太く穏やかなトルクが湧き出す特性にあります。スロットルを開けたときに急激な出力変動がなく、滑りやすい路面や木の根が張り巡らされたテクニカルなセクションでも、ライダーは容易に駆動力を地面に伝える力をコントロールできます。組み合わされる6速トランスミッションも、トレイル走行に特化しており、1速は極低速での粘りを発揮し、6速は林道での快適な巡航速度を維持するために使われます。車体は頑丈なスチールフレームを土台とし、サスペンションには37mmのShowa製フロントフォークと、スプリングプリロード調整のみが可能なPro-Link®式リアショックが採用されています。
モデルライフを通じた年式ごとの変遷は、走行性能に直結するエンジン内部やサスペンションの核となる部品ではほとんどなく、主に利便性と快適性に関する微細な調整が中心です。例えば、初期モデル(2003年–2007年式)のシート高は34.3インチ(約87.1cm)でしたが、2008年式以降は34.6インチ(約87.9cm)へとわずかに上昇しています。また、燃料タンク容量も初期モデルの2.17ガロン(約8.2L)から、2008年式以降は1.85ガロン(約7L)に縮小されました。装備重量は初期モデルの250.2 lbs(約113.5kg)から2008年式以降は248.5lbs(約112.7kg)へとわずかに軽量化された後、2015年式以降は249lbs(約112.9kg)へと再び微増しています。その他、2006年にブレーキペダル、2008年にワイヤーハーネスやバッテリーケーブルなど、周辺部品の小変更が行われましたが、CRF230Fの信頼性の象徴であるCDI、ピストン、シリンダー、クラッチ、フォーク本体は一貫して不変でした。
CRF230Fは、製造時の排出ガス・騒音規制をクリアするために、本来の性能を意図的に抑え込まれた状態にあることが特徴です。特にキャブレターの設定が非常に薄く、吸排気が制限されていました。そのため、CRF230Fを売却する際、単なるノーマル車として扱うべきではない、重要な付加価値が存在します。多くのオーナーが愛着を持って最初に行うのが「パワーアップキット」と呼ばれる改造です。これは、吸排気系の詰まりを取り除き、キャブレターのジェッティング(キャブレター内部の燃料噴出ノズルを交換すること)を適正化することを含みます。適正化を行うことで、ノーマルを大きく上回るトルクと出力を発揮できるようになり、乗り味が劇的に改善します。もし所有するCRF230Fが適切な調整を行っているならば、それは単なる中古車ではなく、次のオーナーがすぐに楽しめる状態であることの証明となり、大きな付加価値として評価されるでしょう。
標準的なCRF230Fはリアがドラムブレーキですが、ヨーロッパの一部の市場では、ホンダとMontesa(モンテッサ)が共同で販売していた「HM CRF230 Easy Enduro」という特殊仕様が存在しました。このエンデューロ仕様は、標準モデルが持たないリアディスクブレーキを装備していました。このHM仕様のパーツを流用したカスタム車は、リアブレーキの制動力と耐フェード性(連続使用による性能低下)が向上するため、性能を重視するライダーから非常に人気があります。もし所有するCRF230Fがリアディスクブレーキを備えている場合、それは単なるノーマル車とは一線を画す、稀少な逆輸入車パーツを組み込んだ高付加価値なカスタム車である可能性が高いと言えます。
CRF230Fの市場における最大のライバルは、ヤマハのTTR230です。両車は223ccの空冷単気筒SOHCエンジン、6速ミッション、ほぼ同じシート高とホイールベースを持つなど、スペック上は非常によく似ています。しかし、その乗り味には明確な個性があります。CRF230Fは、TTR230と比較して「機敏で反応が良い」「軽く感じる」と評価される傾向があります。これは、サスペンションのセッティングがTTRよりも僅かに硬めに設定されていることに起因し、よりシャープなハンドリングは、テクニカルな障害物をアグレッシブに乗り越える際の操作のしやすさに繋がります。一方、TTR230は柔らかく快適なサスペンションを備えており、長時間ゆったりとトレイルを楽しむライダーに好まれます。CRF230Fは、エンデューロレースなど過酷な耐久競技にも投入され、実績を残しているため、エンジン内部のチューニングからサスペンションをより本格的に強化するための専用パーツまで、市場には豊富なカスタムノウハウが存在します。これは、初心者からステップアップし、よりハードな走行を目指すライダーにとって、CRF230Fが「拡張性の高いプラットフォーム」であることを示しています。
CRF230Fの信頼性は疑う余地がありませんが、そのシンプルな設計ゆえに注意すべき弱点もいくつか存在します。これらの弱点を把握し、適切にメンテナンスを行っていることは、売却時の評価を決定づける要素となります。特に、長期間乗らないとキャブレターの燃料経路が詰まりやすく、始動性やアイドリングが不安定になりやすいのは、キャブレター式バイクの宿命です。また、リアのドラムブレーキは、整備が容易な反面、水や泥に濡れた際の制動力がディスクブレーキに劣ります。そして、このモデルのサスペンションは伸び側・圧側の減衰力調整機能を持たず、リアショックもプリロード調整のみであるため、体重の重いライダーや、スピードレンジの高い走行をする場合、サスペンションの底付きを感じやすく、社外品の強化スプリングやリンケージへの交換が検討されることが多い弱点です。CRF230F特有の構造として、一般的な交換式のオイルフィルターを持たず、遠心力を使ってオイル内の不純物を分離する機構を採用しています。この機構の特性上、不純物はフィルター内部に溜まり続けるため、推奨される600マイル(約960 km)ごとのオイル交換を徹底しなければ、エンジン内部に不純物が蓄積し、深刻なダメージに繋がります。定期的にオイル交換を行っていた記録(日付、走行距離、使用したオイルの種類など)は、このバイクの心臓部の健全性を証明する何よりの証拠となり、高い買取相場を維持するための決定的な根拠となるのです。
このモデルは、日本国内向けの正規仕様は存在せず、すべて海外、特に北米市場向けの車両です。このため、日本の公道でCRF230Fを見かける場合、それは逆輸入車として手間とコストをかけて登録された稀少な車両であることを意味します。海外仕様の特性として、公道走行に必要な保安部品が装備されていない状態で販売されていました。そのため、日本で公道走行を可能にするためには、追加の保安部品の取り付けと登録が必要となりますが、その手間とコストに見合うだけの高い評価と価値が市場では与えられています。
CRF230Fの買取相場は、その不変性と信頼性により、中古市場で非常に高い安定性を誇ります。新車販売が終了して数年が経過した現在も、特定の年式やモデルで価格が暴落することなく、安定した水準で取引されています。このバイクの再販価値は、高性能なレーサーモデルが毎年行われるモデルチェンジによって旧モデルの価値を大きく落とすのに対し、コア部品が変わらないため、最終的な価値は車両の状態とメンテナンス履歴に集約されます。新車時価格は、最終年式である2019年モデルで$4,349(約68万円)でした。中古市場では、走行距離が極端に少なく、錆や外装のダメージがないExcellent(極めて良好な状態)の車両の場合, この新車価格に近い、あるいは場合によってはそれを上回るConcours(博物館級の完璧な状態)の価格水準で取引されることもあります。特に、適切に「吸排気系の調整」が施され、すぐにトレイルを楽しめる状態にある車両は、次のオーナーにとって手間いらずの即戦力となるため、付加価値が明確に高まります。最も価値が高まるのは、オーナーが手放すことを検討している現在、つまり、状態の良さを維持し、その信頼性の証となるメンテナンス記録を明確にした状態であると言えるでしょう。
CRF230Fは、最新の技術トレンドを追いかけることなく、オフロードバイクの根源的な楽しさと信頼性を追求した結果、長く愛される名車となりました。長期間にわたるモデルライフの中で、核となる設計を変えなかったという事実は、このバイクの耐久性に対するホンダの自信の表れであり、市場が「壊れないバイク」として評価し続ける最大の根拠です。あなたの愛車が持つ価値は、単なる走行距離や年式ではなく、徹底したオイル交換の記録や、性能を最大限に引き出すためのジェッティング調整といった、オーナーによる愛情と整備の歴史にこそ宿っています。その普遍的な価値と、中古市場での確かな需要を正当に評価し、適正な買取相場をご提示するのがバイクパッションです。
| 車名/型式/年式 | HONDA CRF230F / 不明確 / 2003年–2007年(初期)2008年–2014年(中期)2015年–2019年(後期) |
|---|---|
| 発売年月 | 2002年11月 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長 全幅 全高 不明確(共通)・初期:250.2lbs (約113.5kg, 装備) / 中期:248.5lbs (約112.7kg, 装備) / 後期:249lbs (約112.9kg, 装備) |
| シート高・最低地上高(mm) | 初期:34.3インチ (約87.1 cm) / 中,後期:34.6インチ (約87.9 cm) ・不明確(共通) |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒・14kW (19hp) @ 8,000rpm・不明確(全共通) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルスターター式(共通)・キャブレター(共通)初期:2.17ガロン (約8.2 L) / 中,後期:1.85ガロン (約7 L) |
| 新車販売価格 | 2004年:$3,399(約53万円)2005年:$3,599(約56万円)2006年:$3,599(約56万円)2007-9年:$3,649(約57万円)2012年:$4,170(約65万円)2014年:$4,170(約65万円)2015年:$4,199(約66万円)2017年:$4,299(約67万円)2019年:(約68万円) |
| ジャンル | オフロード コンペ競技用 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 CRF230F
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年1月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年01月16日
【状態別の買取相場】 CRF230F
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年1月時点から 5 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
28.7万円
25.2万円
7台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
25.0万円
25.0万円
1台
※データ更新:2026年01月16日
【走行距離別の買取相場】 CRF230F
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年1月時点から 5 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
|
不明 メーター改 |
最高 | 30.8万円 | 7台 |
| 平均 | 28.7万円 | ||
| 最低 | 25.2万円 | ||
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※データ更新:2026年01月16日
【カラー別の買取相場】 CRF230F
- ■ ■ ■
- ■
- ■ ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年1月時点から 5 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ / ■ | 29.2 万円 | 4台 | ![]() |
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| ■ | 27.6 万円 | 2台 | ![]() |
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| ■ / ■ | 28.8 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年01月16日
【実働車の取引価格帯】 CRF230F
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年1月時点から 5 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年01月16日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
CRF230F 上位20台の取引額 (データ更新:2026年01月16日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | CRF230F | 31.0万円 | 3.7点 | ME09U2GR | 1,283km | ■ / ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | CRF230F | 30.4万円 | 3.8点 | ME09U6CR | 0km | ■ / ■ / ■ |
| 3 | CRF230F | 30.2万円 | 3.7点 | ME09U98R | 6,154km | ■ |
| 4 | CRF230F | 29.0万円 | 3.7点 | ME09U74R | 0km | ■ / ■ |
| 5 | CRF230F | 28.2万円 | 3.8点 | ME09244R | 0km | ■ / ■ / ■ |
| 6 | CRF230F | 27.7万円 | 3.7点 | ME09U68R | 0km | ■ / ■ / ■ |
| 7 | CRF230F | 25.3万円 | 3.7点 | ME09UX3R | 0km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





01月23日〜01月29日