CTX200毎週更新の買取査定相場
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- 上位20台の取引額
CTX200 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは赤となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は10.0万円が平均です。
CTX200 買取査定に役立つ車両解説
Honda CTX200 Bushlanderは、オーストラリアやニュージーランドの広大な牧場で羊や牛を追う「農業用バイク」として2002年に登場した特殊なモデルです。一般的な未舗装路走行車とは設計思想が根本的に異なり、「走破性」よりも「作業性」を、「スピード」よりも「低速トルク」を徹底的に追求しました。その核心は、世界的名機XR200Rのエンジンとフレームをベースに、ブラジル工場で農業現場専用の装備を加えた設計にあります。競合のYAMAHA AG200が「二輪のトラクター」として極低速に特化するのに対し、CTX200はディスクブレーキやXR譲りのサスペンションにより、広大な放牧地の移動と作業の両立を図りました。
1960年代から80年代にかけて、スーパーカブ派生のCT90やCT110(ハンターカブ)が農場の定番でした。自動遠心クラッチを備え、クラッチ操作不要で片手運転が可能な点が評価されましたが、小径ホイールとサスペンションストロークの不足により走破性に限界がありました。1990年代のCT200(Auto-Ag)は遠心クラッチを組み合わせましたが、構造が複雑で重量増を招き、急勾配でのエンジンブレーキ制御において手動クラッチほどの直接的な操作感が得られませんでした。2000年代初頭、Hondaは老朽化したCT200の専用設計を捨て、エンデューロモデル「XR200R」の基盤を農業用に転用しました。これが2002年に登場した「CTX200 Bushlander」であり、ブラジルのマナウス工場で生産されました。遠心クラッチを廃止してクラッチロック機構付きの5速手動変速機を採用し、ライダーが急坂での駆動力やエンジンブレーキを完全に制御できるようになりました。
CTX200の心臓部は、ブラジル製XR200R直系の空冷4ストローク単気筒OHCエンジン(197cc、ボア63.5mm×ストローク62.2mm)です。最大出力は10.6kW(約14.5PS)を7,000rpm、最大トルクは15.2Nmを6,000rpmで発生します。7,000rpmという比較的低い回転数で最高出力を発生させることでエンジンの寿命を延ばし、6,000rpmという実用域で最大トルクを発揮する設定は、車両重量と同等の荷物を積載しても発進できる粘り強さを実現しています。これは、急な坂道でも重い荷物を背負ったまま軽いギアでゆっくり確実に登れる電動アシスト付き自転車のような、力強い踏み心地に相当します。圧縮比は9.0:1と低めで、オクタン価の低い燃料でもノッキングを起こしにくい設計です。燃料供給は生産終了までピストンバルブ式気化器(Keihin PD型 22mm)を採用しました。負圧式ではなく強制開閉式を採用することで、スロットルレスポンスの良さと整備性の高さを両立し、電装系が故障してもキックスターターで確実に始動できる信頼性を重視しています。
変速機は5速リターン式で、1速は極低速ギアに設定され、アイドリング状態で人が歩く速度で前進できます。これは家畜を追い立てる際にクラッチ操作なしで微速前進するために不可欠な機能です。車体はXR200R譲りのセミダブルクレードルフレームを採用しますが、サスペンションは劇的に変更されています。フロントは37mm径テレスコピックフォークでストローク量158mm、リアはプロリンク式モノショックでストローク量150mmです。これは一般的な未舗装路走行車(250mm以上)に比べて大幅に短く、シート高を823mmに抑えています。不整地で両足がべったりつく足つき性は、重い荷物を積んだ状態や斜面での停車時にライダーの安心感を保証します。制動装置では、フロントに油圧式シングルディスク(240mmローター)を採用しました。競合のYAMAHA AG200が前後ドラムブレーキを守り続けているのに対し、Hondaがディスク化に踏み切ったのは、制動力の安定性と整備頻度の低減を狙ったものです。
CTX200を「農業機械」へと変貌させているのは、専用装備群です。最も特徴的なのが左右両側サイドスタンドで、牧場の斜面でどのような状況でも即座に停車できます。左ハンドルのクラッチレバーには、レバーを握った状態で固定できるクラッチロック機構が付いています。ゲート(牧場の門)を開ける際、1速に入れたままクラッチロックをかけて降車し、再び乗車してロックを解除すれば即発進できます。リアには巨大な鉄製キャリア(最大積載量20kg)を装備しています。
CTX200には2つの派生型が存在します。CTX200 Agモデル(A$3990, 約37万円)は公道走行不可の私有地専用モデルで保安部品が省略されています。CTX200A ADRモデル(A$5190, 約48万円)はオーストラリアデザインルールに適合し公道走行が可能です。
最大のライバルはYAMAHA AG200です。AG200は極低速に特化しており、ブレーキは前後ドラム、チェーンケースはフルカバードです。YAMAHAの密閉チェーンケースは泥の侵入を防ぎ、チェーン寿命を延ばす点で強力な利点です。一方CTX200は前ディスク・後ドラムの制動構成で、急坂での制動力ではHondaが圧倒します。移動距離が長いならCTX200、平坦な泥地での作業ならAG200が有利でしょう。もう一つのライバルがSUZUKI Trojan(DR200SEベース)です。舗装路と未舗装路の両用モデルであるデュアルパーパス車に農業装備を追加したモデルで、オイルクーラーを装備しており熱による性能低下に強いですが、ギア比が高めで極低速での粘りがCTX200に劣ります。
耐久性を持つCTX200ですが、いくつかの弱点が報告されています。最も代表的なのがカムチェーンテンショナーのへたりです。これはXR系エンジンの持病で、走行距離が伸びるとエンジンから「カチカチ」という異音が発生します。サイドスタンドスイッチのトラブルも頻発します。泥や水分の侵入によりスイッチが固着・誤作動し、スタンドを上げても点火カットが解除されずエンジンがかからないトラブルです。多くの所有者は配線を加工してこのスイッチを無効化しています。チェーンはOリングシールチェーンを採用しますが、チェーンケースはオープンタイプ(チェーンガードのみ)です。これは泥詰まりの際の清掃性を優先したためですが、YAMAHA AG200のフルカバードタイプと比較すると、泥や水分の侵入によるチェーン摩耗の進行が早いです。
CTX200は2002年の発売から2017年頃まで約15年間にわたって販売されました。生産期間中、グラフィック以外の大きなメカニズム変更がほぼ行われませんでした。部品供給の安定性を保ち、農家が使い慣れた操作性を変えないため、あえて大きなモデルチェンジを行わずにロングセラーとなりました。現在は電子制御燃料噴射化されたXR190AGがその役割を引き継いでいますが、気化器式のCTX200を惜しむ声も根強く残っています。オーストラリアの中古相場では、実動良品でA$2,800〜3,500前後(約28万円〜35万円)で取引されています。日本市場では正規輸入されていないため極めて希少で、国内中古車店での販売実績として38万円から50万円程度で取引されています。なお、これらの価格や買取相場は2025年執筆時点のデータに基づいた参考値です。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。
Honda CTX200 Bushlanderは、XR200Rという信頼性の高い基盤車両に農家のための実用装備を徹底的に付加することで、「走破性と作業性のバランス」を実現しました。もしCTX200の売却をお考えなら、農業用バイクの特殊性を理解しているバイクパッションにぜひご相談ください。
| 車名/型式/年式 | Honda CTX200 Bushlander / - / 2002年-2016年頃 |
|---|---|
| 発売年月 | 2002年(海外) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,196mm 全幅938mm 全高1,152mm・127kg(装備) |
| シート高・最低地上高(mm) | 823mm・238mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHC単気筒(2バルブ)・10.6kW(14.5PS)@ 7,000rpm・不明 |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キック併用式・キャブレター(Keihin 22mm)・8.5L |
| 新車販売価格 | CTX200(Ag仕様, 2004年頃参考):A$3,990(約37万円)/ CTX200A(公道仕様, 2004年頃参考):A$5,190(約48万円)/ 日本国内価格:約38万円〜50万円(中古・逆輸入車参考価格) |
| ジャンル | ビジネス 商用 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 CTX200
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年03月13日
【状態別の買取相場】 CTX200
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
19.8万円
19.8万円
1台
平均
最低
取引
23.9万円
22.4万円
2台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
10.0万円
10.0万円
1台
※データ更新:2026年03月13日
【走行距離別の買取相場】 CTX200
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 25.4万円 | 2台 |
| 平均 | 22.6万円 | ||
| 最低 | 19.8万円 | ||
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| 1〜2万km | 最高 | 22.4万円 | 1台 |
| 平均 | 22.4万円 | ||
| 最低 | 22.4万円 | ||
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※データ更新:2026年03月13日
【カラー別の買取相場】 CTX200
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 23.9 万円 | 2台 | ![]() |
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| ■ / ■ | 19.8 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年03月13日
【実働車の取引価格帯】 CTX200
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年03月13日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
CTX200 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月13日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | CTX200 | 25.6万円 | 4.3点 | MD35U06R | 6,553km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | CTX200 | 22.6万円 | 3.8点 | MD35U07R | 15,735km | ■ |
| 3 | CTX200 | 20.0万円 | 4.7点 | MD35U03R | 8,957km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





03月14日〜03月20日