NSF250R【2012年~】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
NSF250R【2012年~】 に関するこのページの内容
NSF250R【2012年~】 買取査定に役立つ豆知識
2011年にFIMロードレース世界選手権のレギュレーション改定がアナウンスされ、2ストローク125ccクラスの代わりに設定されることとなった4ストローク250ccを対象として新設されたMoto3クラス。そのレギュレーションを満たす競技専用モデルとして、2スト時代のRS125Rをベースに進化継承したのが本機NSF250Rで、2005年から販売されているNSF100とは遠縁の親戚といった形となります。
2011年6月のホンダプレスリリースにおいて、かつての名レーサー・NSRを連想させる「Next Racing Standard」というコンセプトと共に発表された本機は、ピュアレーサーのRS125Rで培われた技術をフィードバックし、従来のアルミ製ツインチューブの各部を見直しエンジンマウント方式を含めた改良を実施。単気筒エンジン最大のメリットと言えるコンパクトな作りを最大限に活かすべく、車体の後方よりに15度傾けた配置とし、高速走行時により高い出力を発揮するためのRAMエアインテークシステム全般を含む吸気系統をスペースを確保。これにより、もっとも効率的に吸気が行える車体前方に理想的サイズの空間を設け、競技専用モデルとは言えど250ccの4ストローク単気筒エンジンとしては稀有な35.5KW(48.25PS相当)/13,000rpmの最高出力を実現しました。一般的な公道走行可能なモデルと比べ、非常に細かいレギュレーションが設けられるMoto3クラスの車両開発はハードルが高く、2012年のMoto3開幕段階ではかつて2ストローク車両で鎬を削り合ったヤマハ・スズキ・アプリリアといった競合メーカーが軒並み参戦を見送ったほどで、2023年シーズンにおいてもコンストラクター(メーカー)はホンダ・KTM&ハスクバーナ・CFMoto・GASGAS(ガスガス)のみ。まさしく日本代表として作り込まれた意欲作だと言えるでしょう。
本機NSF250Rを語る上でもっとも重要なポイントはその車体で、マス集中化を徹底的に追求したコンパクトかつ軽量なエンジンとS字レイアウトの専用エキゾースト、柔軟性と高剛性を兼ね備えたアルミ製フレームと新型スイングアーム、11リットル容量のアルミ製ガソリンタンクにすっきりした構造化に欠かせないプロリンク式リアサスペンションと、徹底的な軽量化によって乾燥重量84kgを実現していること。これはスーパーカブ50と比較すると実に12kgも軽い数値で、これほどの軽量ボディに最高出力48PS超えのエンジンを搭載しているわけですから速くないわけがありません。2011年末のデビュー当初は税込み新車販売価格174万9,510円という価格設定でしたが、その値段に見合うだけのスペシャルマシンであったことは異論を待たないところ。ちなみに本機の価格は欧州市場へは2万3,600ユーロとされており、当時の1ユーロ=100.71円に換算するとその価格は約276万円で、事実上100万円以上の割引が実施されたバーゲンプライス。その後も数度に渡り、諸元はそのままに販売価格の改定を実施。2024年時点では完成状態で149万500円と、物価高騰・円安などで値上げが進むその他市販モデルとは真逆に20%近い値下げが行われ、故障やレース中の深刻なトラブル対応のために単品設定されたエンジンも税込み73万7000円と割安設定であることを鑑みると、日本の若手ライダーの活躍を期待するホンダならではの粋な計らいに脱帽の思いを抱かされるばかり。
このため、日本国内におけるMoto3への登竜門的位置付けの全日本ロードレース選手権J-GP3クラスはNSF250Rによる事実上のワンメイクレースになっているほどで、惜しまれつつ引退してしまった上原大輝選手に続く新星の登場が期待されるところ。余談ではありますが、2012年の公式デビューイヤーはFTRモト製の車体に本機NSF250Rのエンジンを搭載したマシンで現MotoGPレーサーのマーベリック・ビニャーレス選手が5勝を記録し、2024年3月10日に開催されたロードレース世界選手権の開幕戦であるカタールGP決勝では、Honda Team Asia所属の古里太陽選手が不利な18番グリッドから本機のワークスマシンであるNSF250RWを駆って見事に優勝。さらなる飛躍が期待される一年の幕開けとなったのは記憶に新しいところ。
競技専用モデルであるため、ヘッドライト・ウインカーといった保安部品の装備を前提には作られておらず、カラーリングも自由なデザインが施されるピュアホワイトのみの極めてシンプルなデザイン。2012年モデルから諸元変更がないため、年式による優位性は皆無と考えてよいでしょう。現在の中古バイク市場ではこれらの傾向が色濃く現れており、2024年初時点における業者間オークションの平均取引記録は70万7000円。Moto3におけるライバルであるKTM・RC250Rは新車販売価格650万円という高額設定で事実上のワークスマシンを販売しているため、現役唯一の250ccピュアレーサーとしては少々安い印象を受けますが、千差万別のセッティングと車両状態で独自色の強いカラーリングが施された個体だらけであることを踏まえると、十分に納得のいく価格帯での取引であることがお分かりいただけるかと思います。
日本メーカーを代表するMoto3レースモデルとして活躍するホンダ・NSF250Rで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、市販モデルとは異なるレギュレーションによる車両構成や特異性などに関する造詣の深さ、スポーツバイクとしてのコンディションを的確に見抜ける確かな経験に裏打ちされた査定力、最新の相場事情に照らし合わせた買取価格が明示できる誠実さ、再販売による利益が出せる販売力など、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
ホンダ・NSF250Rの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はカワサキ全モデルの価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | NSF250R/MR03型/2015年モデル |
---|---|
発売年月 | 2011年12月~ |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長1,809×全幅560×全高1,037mm・乾燥重量84kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高729mm・最低地上高107mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒・35.5KW(48.25PS相当)/13,000rpm・--km/1L(NA・競技専用モデル) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | 押しがけ専用・インジェクション・11リットル |
新車販売価格 | 174.951万円(2011年当時・税込み) |
ジャンル | オンロードレーサー競技用 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 NSF250R【2012年~】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【状態別の取引額】 NSF250R【2012年~】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
70.5万円
66.6万円
2台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
70.2万円
70.2万円
1台
【走行距離別の取引額】 NSF250R【2012年~】
【走行距離別買取額の目安】
不明 メーター改 |
最高 | 74.4万円 | 2台 |
平均 | 70.5万円 | ||
最低 | 66.6万円 | ||
【カラー別の取引額】 NSF250R【2012年~】
- ■
- ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 66.6 万円 | 1台 | |||
■ | 74.4 万円 | 1台 |
【実働車の取引価格帯】 NSF250R【2012年~】
【取引価格帯と構成比】
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
NSF250R【2012年~】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年12月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | NSF250R【2012年~】 | 74.6万円 | 3.8点 | MR03C6CK | 0km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | NSF250R【2012年~】 | 66.8万円 | 4.0点 | MR03C0CK | 0km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています