NSR150SP【1997~98年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
- 買取実例
NSR150SP【1997~98年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは緑/オレンジとなっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて10.0~33.6万円です。
NSR150SP【1997~98年】 買取査定に役立つ車両解説
Honda NSR150SPは、小排気量スポーツバイクの枠には収まらない、Hondaのレーシングスピリットが凝縮された一台です。1990年代後半、WGP(世界グランプリ)で圧倒的な速さを誇ったワークスマシン「NSR500」の系譜を受け継ぎ、Thai Honda(AP Honda)によって生産されたこのモデルは、東南アジア市場におけるフラッグシップとして君臨しました。150ccという排気量ながら、片持ち式スイングアーム「プロアーム」や鮮烈なレプソルカラーを身にまとったその姿は、まさに「リトルNSR500」、あるいは「ポケットサイズのMotoGPトリビュート」と呼ぶにふさわしいでしょう。現在、日本国内の中古車市場においては、2ストロークエンジンの絶滅とともにその希少性が高まり、マニア垂涎のコレクターズアイテムとしての地位を確立しています。当時の熱狂を知るライダーだけでなく、本物のメカニズムを求める層からも熱い視線が注がれている存在です。
NSR150SPの誕生は、1990年代のアジアにおける二輪車市場の急成長と、レース人気の高まりが背景にあります。そのルーツは、台湾の光陽工業(Kymco)との提携により生まれた初期のNSR150にまで遡りますが、Hondaが本腰を入れて開発した「NSR150R」、そしてデュアルヘッドライトを備えた「NSR150RR」を経て、1997年、シリーズの集大成となる「SP(モデルコード:KW6)」が登場。その開発は単なるモデルチェンジの枠を超え、イタリアの洗練されたスタイリングと日本のエンジン技術、そしてタイの生産拠点を融合させた国際的なプロジェクトとして結実しました。開発の狙いは明確であり、競合他社がひしめく150ccクラスにおいて、Hondaの技術的優位性を決定づけることにありました。NSR150SPは一般的な日本国内向けバイクのような年次改良を行わず、生産終了まで単一の仕様として販売され続けた点が特徴です。WGP王者ミック・ドゥーハンの活躍とリンクさせたプロモーションは、当時の若者たちを熱狂させ、環境規制の波が押し寄せる直前の「2ストローク黄金時代」の最後を飾る記念碑的なモデルとなりました。
NSR150SPの最大の特徴は、量産150ccクラスでは異例となる「プロアーム(片持ち式リアサスペンション)」の採用です。耐久レースでの迅速なタイヤ交換を目的に開発されたこの技術は、公道においてもリア周りのメンテナンス性を高めると同時に、高剛性による優れた旋回性能と、右側からホイール全体が見える美しいルックスをライダーに提供します。エンジンは水冷2ストローク単気筒149cm3(ボア59.0mm×ストローク54.5mm)を搭載しています。最高出力は約39hp(29kW)/10,500rpmを発揮し、乾燥重量122.4kg(装備重量131.4kg)という軽量な車体を強烈に加速させます。この高出力を支えるのが、Honda独自の排気デバイス「RCバルブ」と、シリンダー内壁の摩擦を低減し冷却効率を高める「ニカシルコーティング」です。RCバルブはエンジン回転数に応じて排気タイミングを制御し、低回転域の扱いやすさと高回転域での爆発的な加速を両立させます。また、点火方式には「DC-CDI」を採用し、鋭いレスポンスを実現しています。タイヤサイズはフロント90/80-17、リア120/80-17を採用し、Pro-Link®式リアサスペンションと相まって高い路面追従性を確保しています。シート高780mmという数値は、多くのライダーにとって足つき性の良さと軽快な取り回しを保証するものです。
1990年代後半の150ccクラスは、各メーカーが威信をかけたモデルを投入する激戦区でした。NSR150SPの主なライバルとしては、「YAMAHA TZM150」や「Kawasaki KRR150ZX(Ninja 150RR)」が挙げられます。YAMAHA TZM150は最高出力36馬力を発揮し、剛性の高いデルタボックスフレームを採用していましたが、NSR150SPの約39hpという数値には一歩及びませんでした。また、NSR150SPがプロアームという独自の武器を持っていたのに対し、ライバル勢は一般的なスイングアームであり、装備面での差別化は明白でした。Kawasaki KRR150ZXはクランクケースリードバルブによる荒々しい加速が魅力でしたが、NSR150SPはトータルバランスと洗練されたデザインで差別化を図りました。WGPマシンの直系を感じさせるスタイリングとスペックは、他の追随を許さない圧倒的な存在感を放っており、確固たる王者としての地位を築いていたのです。
発売当時のNSR150SPは、その高性能とプレミアムな装備から「憧れの存在」として高い評価を受けましたが、アジア通貨危機の影響もあり、販売台数は限定的でした。しかし、その希少性が現在の中古車市場における価値を押し上げています。海外のオークションサイトでは、2025年4月に1989年式として出品された個体(実際はSPモデルのため90年代後半モデルの可能性あり)が$8,667(約130万円)で落札されるなど、世界的な再評価が進んでいます。日本国内の買取市場においては、状態が良好な車両であれば約25.0万円〜約48.0万円という高値での取引が期待できます。特に純正のレプソルカラーのカウルやプロアームの状態が良い個体は、コレクターズアイテムとして非常に高い評価を得ています。
なお、これらの価格や買取相場は2026年執筆時点のデータに基づいた参考値です。価格の換算は当時の相場、税率です。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。
Honda NSR150SPは、Hondaが2ストロークエンジンの可能性を極限まで追求し、情熱を注ぎ込んだ歴史的な一台です。オーナーであるあなたがこのバイクを所有してきたことは、ただの移動手段を持っていたのではなく、一つの「時代」と「技術遺産」を守り続けてきたことに他なりません。その誇りは今、市場において確かな資産価値として認められています。純正部品の供給が難しくなりつつある今だからこそ、あなたの愛車の価値を最大限に評価できるタイミングかもしれません。もし売却をご検討であれば、その希少性と価値を正しく理解するバイクパッションへぜひご相談ください。あなたの愛車が次なるオーナーのもとで輝き続けるための架け橋となることをお約束いたします。
| 車名/型式/年式 | Honda NSR150SP / KW6 / 1997-2003年頃 |
|---|---|
| 発売年月 | 1997年(タイ) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長1,972mm 全幅683mm 全高1,062mm・131.4kg(装備) |
| シート高・最低地上高(mm) | 780mm・142mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷2ストローク単気筒 (RCバルブ)・約29kW (39hp) @ 10,500rpm・約18-22km/L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフスターター, キック併用・キャブレター (Keihin PE74A 30mm)・10.5L |
| 新車販売価格 | 不明 |
| ジャンル | NS/NSRシリーズ | レーサーレプリカ |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 NSR150SP【1997~98年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年03月20日
【状態別の買取相場】 NSR150SP【1997~98年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 5 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
32.8万円
21.4万円
6台
平均
最低
取引
26.0万円
26.0万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
22.4万円
12.5万円
7台
※データ更新:2026年03月20日
【走行距離別の買取相場】 NSR150SP【1997~98年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 5 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 50.4万円 | 1台 |
| 平均 | 50.4万円 | ||
| 最低 | 50.4万円 | ||
![]() |
|||
| 0.5〜1万km | 最高 | 31.6万円 | 1台 |
| 平均 | 31.6万円 | ||
| 最低 | 31.6万円 | ||
![]() |
|||
| 1〜2万km | 最高 | 26.2万円 | 2台 |
| 平均 | 23.8万円 | ||
| 最低 | 21.4万円 | ||
![]() |
|||
| 2〜3万km | 最高 | 37.2万円 | 2台 |
| 平均 | 31.6万円 | ||
| 最低 | 26.0万円 | ||
![]() |
|||
|
不明 メーター改 |
最高 | 30.2万円 | 1台 |
| 平均 | 30.2万円 | ||
| 最低 | 30.2万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年03月20日
【カラー別の買取相場】 NSR150SP【1997~98年】
- ■ ■
- ■
- ■ ■ ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年3月時点から 5 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ | 35.1 万円 | 5台 | ![]() |
||
| ■ | 21.4 万円 | 1台 | ![]() |
||
| ■ / ■ / ■ | 26.0 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年03月20日
【実働車の取引価格帯】 NSR150SP【1997~98年】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年3月時点から 5 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年03月20日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
NSR150SP【1997~98年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月20日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | NSR150SP【1997~98年】 | 50.6万円 | 4.2点 | NS150SP-500 | 1,863km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | NSR150SP【1997~98年】 | 37.4万円 | 3.8点 | NS150SP-001 | 21,324km | ■ / ■ |
| 3 | NSR150SP【1997~98年】 | 31.8万円 | 3.8点 | NS150SP-001 | 5,906km | ■ / ■ |
| 4 | NSR150SP【1997~98年】 | 30.4万円 | 3.5点 | NS150SP-500 | 19,881km | ■ / ■ |
| 5 | NSR150SP【1997~98年】 | 26.4万円 | 3.8点 | NS150SP-001 | 11,910km | ■ / ■ |
| 6 | NSR150SP【1997~98年】 | 26.1万円 | 3.2点 | NS150SP-001 | 23,788km | ■ / ■ / ■ |
| 7 | NSR150SP【1997~98年】 | 21.5万円 | 4.0点 | NS150SP-000 | 13,488km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





03月23日〜03月29日