BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】 に関するこのページの内容
BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】 買取査定に役立つ豆知識

1994年に世界初の市販電動バイク「CUV-ES」を発売し、電動モビリティ分野に先鞭をつけたのがHondaである。その後も「EV-neo」(2009年)や「PCX ELECTRIC」(2018年)といった電動バイクを、主に事業者向けに限定リースという形で展開してきた。そしてついに、一般ユーザーにも向けた電動ビジネスバイクの販売が開始されることとなった。それが「ベンリィ e: II」を含む新たなビジネスバイクシリーズである。
このシリーズの最大の特長は、Honda独自の「モバイルパワーパック」を採用しながらも、従来に比べて航続距離が大幅に向上し、実用性が飛躍的に高まっている点である。たとえば、2009年に業務用として登場した「EV-neo」の航続距離は約34km(30km/h定地走行テスト値)であったが、「ベンリィ e: II」では同じ条件下でその倍以上の距離を実現している。
更に「PCX ELECTRIC」ではEF01M型であった原動機はEF07M型となり、同じ【50.4V/20.8Ah×2】のリチウムバッテリーを搭載していながら、車重が19kg軽いことも手伝って満充電での走行距離(60km/H)が2km伸び43kmとなっている。
電動バイクにおいて航続距離を延ばすには、バッテリー容量の増加が不可欠であり、それは車体重量やレイアウトとのトレードオフとなる。しかし、「ベンリィ e: II」を含めたベンリィ eシリーズはそれらの要素を絶妙にバランスさせることで、バッテリー技術の進化と相まって高い実用性と性能を両立しているのである。
「ベンリィ e: II」は、「ベンリィ e:」シリーズの原付二種モデルとして、原付一種モデルの「e: I」と並ぶビジネスユースの新しい選択肢となっている。特に都市部の郵便業務やデリバリーといった、より高い性能が求められる業務に対応するために設計されたモデルで、配達員が正社員中心の日本郵便において多くの台数が導入されている。
「ベンリィ e: II」と「e: I」の性能面での違いはモーターパワーで、「e: I」(3.8馬力・13N・m)に対し、「e: II」では最高出力5.7馬力・最大トルク15N・mと、初期トルクの面での違いは少ないものの、中速〜高速域での伸びに大きく違いがあり、全体的にパワーを感じるセッティングとなっている。
なお、国産の125ccクラスのガソリンバイクはおおむね10〜12馬力前後の出力を持つモデルが多く、「e: II」はそれらに比べて数値上の最高出力こそ控えめだが、モーターならではのレスポンスの良さと発進・加速性能に優れているのが特徴だ。例えばホンダPCX125(12.5馬力・12N・m)と比較しても、「e: II」の最大トルクは15N・mと約25%高く、特に荷物を積載した状態での立ち上がり加速や登坂力で優位性がある。
また、「ベンリィ e: I」同様に「e: II」も業務特化型の「プロ」仕様が用意されており、補助金も適用となる。両モデルは共通の車体構成を採用しており、開発費を抑えることで、新車販売価格も「e: I」と同じ69万円に設定されており、コストパフォーマンスにも優れる。
こうした業務用電動バイクの流れに続くかたちで、2023年にはHondaから一般ユーザー向けの電動スクーター「EM1 e:」が発売された。これは同社として初めての一般市販モデルとなる電動バイクで、電動モビリティがより身近で実用的な選択肢になりつつあることを示している。すでにベンリィ eシリーズで培われたノウハウが「EM1 e:」にも活かされており、Hondaの電動化戦略の裾野が徐々に広がっている印象だ。
ベンリィ e: IIは、ガソリンエンジン搭載の「ベンリィ110」や「スーパーカブ110」といった長年業務用の定番として活躍してきたモデルの後継としても位置づけられている。積載性、取り回しの良さ、メンテナンス性といった業務バイクに求められる要素を継承しつつ、電動モーターならではの力強いトルク特性を活かすことで、ガソリン車以上の走行性能や快適性を実現しているのが特徴である。
一方で、同クラスの電動バイクとしては、カワサキの「Ninja e-1」やBMWの「CE 02」といった個性的かつスポーティなモデルも登場している。これらが趣味性やスタイルを重視するモデルであるのに対し、「ベンリィ e: II」は明確に業務用途に特化したアプローチを取っている。日々の使用に耐える堅実な設計と、現場での実用性を突き詰めた作り込みによって、プロフェッショナルからの信頼を獲得していることは、その導入実績が何よりの証拠である。
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車名/型式/年式 | ベンリィ e: Ⅱ/ZAD-EF10/2020年〜現行 |
---|---|
発売年月 | 2020年4月 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)1820 (幅)710 (高さ)1025 (重さ)125 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)710 (最低地上高)115 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 交流同期電動機・5.7馬力(3900rpm)・一充電走行距離:43km(定地走行テスト値) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | キー・電動・バッテリ容量50.4V/20.8Ah×2 |
新車販売価格 | (税込)69万円 |
ジャンル | HONDA ベンリイ | 電動バイク |

【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】



【2024年間 vs 2025年】



【2022年間 vs 2025年】
取引台数

過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2025年06月13日

【状態別の取引額】 BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
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取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
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20.2万円
20.2万円
1台

平均
最低
取引
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0.0万円
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平均
最低
取引
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0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
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平均
最低
取引
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0.0万円
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不動
平均
最低
取引
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0台

※データ更新:2025年06月13日

【走行距離別の取引額】 BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
0〜4999km | 最高 | 20.2万円 | 1台 |
平均 | 20.2万円 | ||
最低 | 20.2万円 | ||
![]() |
※データ更新:2025年06月13日

【カラー別の取引額】 BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】
- ■




買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 20.2 万円 | 1台 | ![]() |
※データ更新:2025年06月13日

【実働車の取引価格帯】 BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯
2025年6月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】






※データ更新:2025年06月13日

買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年06月13日)



落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | BENLY e2 (ベンリィe2)【2020~現行】 | 20.4万円 | 6.3点 | EF10-100 | 1km | ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
